建築の雑誌や本に健康住宅という言葉がかかれています。書かれているというより反乱しているように感じます。

床材が無垢の板で、壁が漆喰で仕上げられているので、それで健康住宅と言うように書かれている記事を良く観ますが、果たして漆喰と木で家をつくると健康に暮らせる家が出来るのでしょうか?、決して癌が食い止められるとか喘息、脳梗塞、心筋梗塞が予防出来るとかの効果はないと思います。

家を造る上で大切なことは、不健康になる要素を出来るだけなくするようにすることだと思います。シックハウスが規制される前は、カビを防止するために、接着剤などにホルムアルデヒド(ホルマリン)が使ってあり、又塗装にはシンナー(有機溶剤)を含むものが沢山使われていした。

学校の階段室にはゾラコートと言う多色で仕上がる塗料を使い塗装屋さんはシンナーで頭がくらくらしながら施工していたことを思い出します。ゾラコートは上から下へ吹付すると下にシンナーが溜まって倒れるから下から上に施工するのだと職人さんの親方は言っていました。

シンナーを沢山使っている、塗装屋さんが脳梗塞で亡くなったとき、骨を拾った親族の方が弟の骨は、焼けて殆どなくなっていたと話してくれました。シンナーの影響で骨がもろくなっていたのだろうと話してくれました。

最近ではシックハウスの規制からホルマリンやシンナー類は室内ではほとんど使わなくなりました。そんな時代ですが、木と漆喰を使えば健康住宅になるわけではありません、木材でも材種によって人に有害な物質を放出しているものもあるそうです。

近畿大学の宮前篤 教授は高断熱住宅と一般的な断熱仕様の家に暮らす方の健康について、体の変化等を調査研究されています。ご興味のある方はリンクしておきますのでご覧ください 調査の結果 せき・のどの痛み・肌のかゆみ・気管支喘息・アトピー性皮膚炎+鼻炎に改善が見られたそうです。

無垢の床材や・漆喰の壁を塗ったことで健康になるのではなく壁の中での結露の発生が少なく、温度差のきわめて少ない高断熱住宅に住むことによって、体の障害が改善されることになるのだと思います。

又高断熱住宅では、トイレやお風呂での脳梗塞や心筋梗塞を防ぐ効果があるともいわれています。脳梗塞や心筋梗塞はいったん発生すると障害を残しますので、予防は大切だと思います。冬の暖房を、局所的に寒い所だけ暖房する習慣は、日本は世界の中でも稀な国で、ほとんどの先進国では、24時間暖房をしています。ルームエアコンの復旧率は世界一の日本ですがこれからの暖房設備は、果たして何が主流になるのでしょうか?私は広島では、高断熱住宅(せめてQ値は2以下)でエアコンによる24時間暖房がイニシャルコスト ランニングコスト、又壊れた時の修理費、健康面からしても適していると思いますが、選択肢の多い24時間暖房はそれぞれ長所短所がありますので様々な考えがあるところでしょう。

健康に暮らすためには、適度な運動 バランスのとれた食事  ストレスの少ない毎日の暮らし 日ごろの考え方 適度な日射 遮蔽 そしてカビなどを発生させない取組、温度差のきわめて少ない室内環境(高断熱)、又最近では電磁波や放射能への対応等、様々な対策が必要だと思います。

快適に暮らせてその上健康障害が改善される要素は、私は高断熱住宅にあると思います。マンションに住まわれる方では、中部屋等 場所によっては、2重窓を取付け、エアコンを24時間運転をするだけで、カビの発生しにくい高断熱住宅に変化する事もあります。

私は2度の癌を克服していますが、楽しく元気に健康的に生きていけるのは、ストレスの少ない考え方・遣り甲斐のある仕事・冬に寒くなく夏にあまり暑くない暮らしの中にあるとおもいます。もう一つ忘れてはならないものがありますが、それは昔人間の私はあえて申しませんが、もっとも大切なものだと思います。