バリアフリーと言う言葉をよく聞きますが、私はあえて和室は小上がりを提案します。

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1階の和室を、お客様が来られた時に寝室にしたい。その上普段は少し落ち着いて本を読んだりくつろいだりとできる空間として使いたいとの要望を満足させるには、写真のような小上がりの和室は有効的なプランになります。

この和室は約33センチ小上がりしていますが、その部分は椅子のように腰かける事も出来て、ソファーの役目も果たすことが出来ます。




CIMG0090この小上がりの和室の段差をどのように考えるかは、重要なポイントです。

私は、あえてこの小上がりの和室を進める理由は、先に書いたように ここは椅子に座るように座れることが出来、私のように少し膝の悪い人にとっては、この段差が立ち上がるための助けになります。

本当に足腰が悪くなるとこの段差がベットに寝たり下りたりするように介護をされる人にもする人にも補助の役目にもなります。

介護のご経験のある方は、平らなお布団から立ち上がるのは、介護には最も難しく立ち上がるためにもベットが必要になります。この小上がり和室の段差は、ある面ベットの縁のような役目をします。
和室の中央に寝ていてもお布団ごと、小上がりの段差の所に引っ張るのは案外容易にできて、そのあとは、ベットから起きるように介護の助けになります。


現在の新築の建物は、仏間や床の間などない家が増えていますが、1階の一部屋だけ、和室が欲しいと思われる方は多いように感じています。そんな時には、私はこのような小上がりの和室をお勧めしています。
段差があって一般的なバリアフリーの考え方からすれば、少し違うと感じられる方もいるかとおもいますが、実際に生活をしてみてはじめて、この積極的な段差は、介護を含めて暮らしを豊かにしてくれることが理解されます。

子供は、3歳までの幼いうちには少し危ないように感じますが、その時には、危なくないように後ろから、この段差を下ります。危険回避は教えないでも身についているようです。


バリアフリーと言う考え方 私も当然賛成で小さな段差は徹底して造らない。又階段の蹴上は低く踏み面は広く勾配の緩い階段を設計するのは、バリアフリーの考え方の基本だとしていますが、この立ち上がるに役立つ積極的な段差、これもバリアフリーの考え方の延長上に存在している考え方だと思います。