CIMG49929月25日日曜日に県北まで足を延ばしました。
太陽光パネルを設置したことが影響して小屋裏の換気不足をまねき、冬場に野地板に結露をおこしていると思われる現場の、その対策として換気量を増やす工事を1ヶ月前に行い、その工事後小屋裏の環境変化の調査のため、おんど取りを設置していたので、それを撤収に行ってきました。

現場の小屋裏は私がいつでも点検が出来るように足場板をビス止めしています。この足場を使って野地板のカビの処理をしました。大工さん苦労してセルロースファイバー天井断熱の上に足場を取り付けてくれました。
CIMG4989
改修後の小屋裏は、写真奥の150Φの給・排気口や今回設置した神清の神谷さんのコンポ換気αと軒の面戸に設置した給排気口設置の効果があって、湿度は一番高い温度の時,絶対湿度で約7g以上落ちていたことを、おんど取りのデーターで確認できました。7g以上の絶対湿度の差はとても大きなものだと思います。野地板も醸造用アルコールで2度処理したことで健康な色に変わりつつあるような状況だと思います。204の屋根だるきに冬に結露した跡がみられます。

結露は暖かい空気が冷たいものに触れた時生じます。この小屋裏は私の検証では、太陽光パネルを設置していない北側の野地板が冬場に外気より5℃以上暖かい小屋裏温度から露点温度を生じ結露したものと思われます。太陽光パネルを設置している南側は、5℃以上の温度差は生じていないので結露の現象を抑えているのだと思います。これは冬場に小屋裏の温度・湿度そして野地板の表面温度を調べてみないとハッキリとした結論は出ないとおもいます。

P6260074

太陽光パネルを設置してある南面の屋根の写真です。太陽光パネルの支配面積はあまり広くはありません。約50%という所でしょうか。一般的には太陽光パネルを設置しているほうの野地板の表面温度が下がると思いますが、この太陽光パネルの支配面積の大きさも影響してパネルを設置している南面のほうの野地板の温度が高くなっている可能性もありそうです。



CIMG5002今回当方が考えた事は、小屋裏の換気量を増やすために切妻屋根の面戸になるところに、小屋裏に空気を取り入れる給気の為の穴を北面と南面に取り付けました。風を受けやすい面戸部分に給気口を設けることは小屋裏の換気量を増やすには有効な手段です。

写真では解りにくいのですが、その穴と外壁モルタルの間に蜂や鳥やムカデなどの小さな生き物が小屋裏に侵入しないようにステンレス網をサンドイッチしています。



DSC03736
空気の出入りを切妻屋根の高い位置で行うように神清の神谷さんに薦めていただいたコンポ換気αを取り付けるために所定の位置に屋根の上から野地板に縦長穴を開けます。

瓦の下に設置するため負圧・正圧と風むきに影響しやすいこのコンポ換気αの取り付け位置は北面・南面両方に取り付けておくことが大切だと思います。




DSC03737

瓦を一列〜二列はがし、その下側に神清さんのコンポ換気αを取り付けます。外から瓦を剥がしただけで換気口が取り付け出来るのが嬉しいです。

これまでの調査や工事の事が解るように以前の記事をリンクしておきます。




DSC03738

次に強風時にたとえ、瓦の間から水が侵入しても小屋裏に漏らないように防水テープにて止水処理をしていきます。

瓦を元に戻せば完了です。屋根全面で8個取り付けしました。このような太陽光パネルを設置したことで小屋裏の温度が下がり換気不足を起こした時などに換気量を増やすにはもっとも良い方法だと思います。神清の神谷さん多くの屋根面の結露対策をされた経験からの商品でしょう。素晴らしい発想だと感じました。


CIMG4994

小屋裏側から観た空気の取り入れ口になる給気口です。60Φの穴を南側4個北側4個ずつ開けました。
この結露対策を考えているときは換気扇での給排気も考えましたが電気を使わない自然換気の方法がコンポ換気αで可能になりました。瓦の下で換気できる方法は素晴らしいアイデアです。





CIMG4995

コンポ換気αを設置したところの、野路裏側の換気のスリット穴です。手を当てると空気が動いているのがわかります。
冒頭にも書きましが、この小屋裏は随所に風が流れていることが感じられるようになり、盛夏から秋には変わりましたが、絶対湿度で7グラムも落ちていました。




CIMG5004
プラットフォーム形式の基礎断熱内部の写真ですが、床を支える万協フロアーは結露もカビもありません。小屋裏換気量を増やし小屋裏の温度がさがることで床下への影響はないとは思いますが、そういう可能性も否定できないので安心しました。


今日は9か所設置していたおんど取りを、撤収してきましたが、事務所に帰ってそのデーターをパソコンで見てとても残念な状況になっていました。私がおんど取りの設定を20分ごとの測定にしていたつもりが20秒ごとの設定にしていたため、データーが上書きされて3日分しか取れていませんでした。野地裏とセルロースファイバーの中に設置したものは、なぜか1時間おきの設定にしていたので1か月間楽に取れていたのですが、今後私の頭の中をセットアップする必要があります(笑) 日経ホームビルダーの荒川さんに、その少し残念なデータをエクセルに変換して送りましたので、今後この太陽光パネル設置→小屋裏の温度低くなる→換気不足→結露を促進すると思われる課題も少しずつ明らかになるとおもいます。
P3020146

新築工事では、写真のように太陽光パネルを乗せる屋根面積を大きくするために、片流れ屋根を採用しても棟の高い位置にわざわざどの方向から風が吹いても通気垂木内又小屋裏が換気される様に棟をつくり換気を確実に出来るようにしていますが、手間もお金もかかる工事になります。今回はその必要性をまた深く感じたところでもあります。



最後まで読まれた記念にポッチトをお願いします。

広島ブログ


 地下熱循環住宅のカオル建設  会社のホームページにもお越ください。