高断熱・高気密をすると、室内はある面風船で包まれたようになります。そういう密閉された空間になるので室内の空気を綺麗にする24時間換気というものが必要になります。又その中で、レンジフードや換気をしていると大なり小なり室内は負圧になります。その負圧を解消する方法が必要になります。
昔ながらの断熱・気密の無い家は、家の中に隙間が沢山あり、そこから空気が入ってくるので、レンジフードを回しても負圧にならず、24時間換気も必要になりませんが、冬は寒くて一部屋に石油ストーブ2台というところも少なくないと思います。
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現在進行中の現場では、オールグラスウール断熱で行っています。
グラスウール断熱の場合、部屋内側に施工する防湿シートや気密テープの処理が重要です。

又包むように断熱材の外側に取り付ける防風層も施工した方がより断熱、遮熱性能がアップします。


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 上棟時の防風層の施行です。屋根をかける前に3mのタイベックシートを桁梁の上に敷き詰めて、その上から束を立てて屋根をかけました。 グラスウール CF等による天井断熱材の場合防風層の設置は義務付けられていませんが、この防風層がとても大切だと考えています。当方が以前防風層の有無で遮熱性能を実験したことがありますが、夏の暑さ対策の一環として、この防風層があるかないかで断熱材の遮熱・断熱性能は大きくことなりました。


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今回壁にアミパネルを設置しましたので、その壁の下地として、防風層を設置しました。下屋(げや)のある建前の時、 桁上、壁の防風層を設置して実に大変な思いをしました。がこの一枚のタイベックが大きく性能を左右するので、何とか気密性も考慮に入れながら設置してもらいました。

写真ではわかりにくいですが、桁上と壁の防風層は連続させてくれています。これは当社の佐々木のアイデアです。






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壁105mmGW断熱 天井200mm屋根断熱、防湿フィルムを設置して、その下にダクトと配管スペースを確保して、天井の下地をくみます。
外壁の防火上の事で天井より上のダクトスペース+断熱材の間にプラスターボードを設置します。火事になった時に、そこから延焼を防ぐためです。


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今回初めてダクトスペースをとる2重天井の方式をとりましたが、少し複雑に入り組みました。大工さんの梶川さんの頭を悩ましたところです。
 




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2階の各部がこのような状況になります。ここまで複雑になると桁上断熱の方が 良かったと思います。

防湿フィルムが下がらないように、木の板で押さえます。グラスウール天井断熱で防湿シートが表しになる場合、この押さえの木が必要です。その必要な理由は、換気などで負圧になりやすく、木材の含水率が上がりやすい夏場には、気密テープがはげる可能性があるので木切れで押さえるという考えです。気密シートの外周と約@450 間隔でその板を設置しました。
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写真は天井断熱の部分に小屋裏に侵入できる点検口を設置した写真です。断熱点検口になりますが今回は自作します。下側の天井の部分は、一般的な点検口を設置します。

北海道の山本亜耕さんと、FBでのやり取りで、北海道でも天井の桁上断熱でもタイベックシートで包むそうです。防風層を設置しなければ、ダウンジャケットに風の通る布で包んでも暖かくなりませんが、風を通さない生地で包んで初めてそのダウンジャケットの防寒の役目を果たすと説明されていました。2011年夏涼しく冬暖かな住まい_page004


私は以前暑さ対策の自社での実験でその一枚のタイベックの有無による性能を調べたとき、大きく差があったので、この防風層を設置しています。 



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→2007年に行った断熱材の遮熱の実験です。様々なパターンの組み合わせを行ってみました。


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2011年夏涼しく冬暖かな住まい_page001今回、1階の下屋部分と2階の天井部分に、点検口を設けてその防風層の効果がどれほどあるかを検証できるようにしています。盛夏に検証してみたいと思います。 


 




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