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寒くなりました。お引き渡しをしている新築の現場でも暖房エアコンが使われるようになりました。

 一昨日は2か所の床下エアコンの作動状況の確認に行ってきました。
1件目は朝9時過ぎに訪問しました。室温21.8℃ 相対湿度39%でした。床下エアコンだけでの1階の温度です。

当方の理想している温度ですが、湿度はもう少しあって50%ぐらいが理想だと思います。



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2階の階段を上がったところの温度18.1度 相対湿度47%です。

こちらの住まいでは、1階と2階と空気の繋がるところは、階段しかないので、暖気の回り込みは少し難があります。そのことを想定して、夏用のエアコンを冬にも使って2階の各部屋に行き届くような配置にしました。

こちらのお住まいは、家が大きいこととお客様が暑がりな方ということもあり夏にも1階1台 2階1台の2台のエアコンで冷房をしています。


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リビングきれいに使われているので、訪問してうれしくなりました。私が取り付けた絵画もいい感じでした。

1階南面の窓はフィックス窓と、外開きドアと、引違の3点ですが、どちらからも冷気が感じられることはありませんでした。窓はシャノンさんです。

テレビ上のエアコンは前述の冷房補助用で冬は使われません。



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 床下エアコンの床下からガラリを通して取り出される温度は35.7度もありました。少し高すぎると思いますが、寒がりな方の初年度はある程度しょうがない面もあります。体感温度は年々下がっていく傾向にあります。多分このお住まいの方も来年再来年と室内の生活される温度は低く推移すると思います。






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 FLIRはとても便利に使っています。いろいろな場所の温度を瞬時に計測できますので、特に床下エアコンの動作状況はよくわかります。








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床下エアコンからもっと離れた場所の和室の床の間の下の吹き出し口温度は21.8度でしたほとんど室温の状態で吹き出しています。

真壁和室の柱が熱橋になっているのもわかります。多少の熱橋があっても床面が温かいと冷気は希釈されます。ここも柱の熱橋は床の間の温かさで完全に希釈されていることが温度カメラでわかります。
床の間があたたくなければ冷気が希釈されずに人は寒いと感じます。




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少し大きめな面積の1階ですが、床下にファンを入れることなくダクトレスの暖房は良好に作動していました。

洗面所 トイレ お風呂も全く寒さは感じないとのことで、前述の東南向きのフィックス ドア 引違の窓は太陽の光が入ると、窓は完全に暖房器具となっていました。お客様も晴れた日、日が入ると相当温かくなると話してくれました。日射取得が効果的だということがわかる訪問でした。



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次に夕方に、もう一つの住宅に訪問しました。こちらは防火地域の狭小地に立つ建物であったため、玄関ドアが防火対応でした。断熱性能に問題があることは理解していたので、日が暮れてからしっかり計測をしてみましたが、沓摺の一番温度の低いところで14.3度でした。相当の熱橋はありました。

室内の温度変化は、日が暮れてから行わなければ実際のことはわからないことが多いです。
 玄関には断熱不足から冷気を感じるカ所がありますが、土間床下とつながっているため土間の温度が20.1℃あるので室内への冷気侵入はないようです。


FLIR0184- 写真

実際の玄関の写真ですが、このような感じです。熱画像とはずいぶん異なります。

今回土間を室内側として計画していたことは実際はとてもよかったと思います。冷気が床の温かさで希釈されています。





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南面のフィックス窓のところに設置した床のスリットですが、床下からの暖気は37.4度もありました。お客様に設定温度高すぎますと伝えましたが、以前も電話で1階のリビングに座っていると、冷気を感じるということでした。それから玄関ドアの隙間の有りそうな個所に隙間テープを張ってみたりしましたが、完全はありませんでした。

暖気も十分に上がっているのですが、何か原因があるのでいろいろ調べてみました。


FLIR0186- 写真全体
写真はリビングのスリットの写真ですが、冷気を感じる温度はありませんでした。

冷気を感じる温度は、室温より2〜3℃低い温度があっても感じますがそれは暖気で希釈されている場合問題ありませんが冷気は下にたまるのでどこかに原因があるはずです。





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FLIRの引違部分の写真は夕方の日のある時で、冷気を感じるときには撮りませんでしたが、階段のあたりで少し冷気を感じていたので、それから2階の少し大きめな引違窓が怪しいとわかりました。

その2階の引違窓から、階段を通り冷気を感じる原因であることは間違いないと思います。その解決策は、ハニカムサーモスクリーンを取りけるか、窓を樹脂の2重窓にするか、2階のエアコンを使い冷気を希釈するかの3通りですが、お客様には、とりあえずエアコンを21℃設置で使ってみてとお願いすると、翌日、3℃も室温が上がったと喜ばれた電話がありました。おそらく引違窓からの冷気が希釈されたのだと思います。
しかしあまりに温度が高いと思うので、少し下げてもらうようにお願いしました。


 私はダクトを使う暖房や換気を良いとは思っていません。ダクトはいずれ誇りがたまり、また冷暖房の機会は10年程度で寿命を迎えます。その交換時に多額な費用が掛かるのはいいことではありません。自分でもエアコンが壊れた時に取り換えの費用が多額なのはいやです。

 今回の解決策としてはハニカムサーモスクリーンの取り付けより2重窓にして、日のある間は開けておいて日射をじゅぶん取得して、日が落ちてからは、窓を締めて窓の断熱性能を上げ冷気を防ぐことを薦めます。

今回の1階の居間で冷気を感じるとのことで、引違窓はたったの1か所でその他は滑り出し窓かFIXですが、その一つが原因になるとは、まだ私も未熟だなと感じました。室内の寒い暑いには必ず原因があります。Ua値やQ値だけで判断できません。建てた後にそれを検証するこがいかに大切かを学びました。


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