CIMG2506 私はセルロースファイバー=CFを使って住宅の断熱化を始めたのは、20年以上前からになります。その頃は、デジカメもない時代です。

←写真はそのごろ新築を施工した写真でバルコニー下のCFの写真ですが、昨年台風の時雨漏りをしたときにその雨漏りを特定するために点検口を設けた事で撮れた写真です。当時は防湿シートが不要なのがCFだと認識しています。現在でも結露を発生する面にCFが密着している場合は5地区よりも暖かいところでは必要ないと私は思っております。 


↑バルコニー下の防湿フィルムのないCF施工です。20年間結露の問題は何もありません。施工当時のままの状態です。

DSC03826 今でもCFには新築でも増改築でもお世話になっています。その確実な施工に感謝しています。時々CFは沈下するでしょと同業種の方に言われますが、リフォーム等の時何度か壁に吹き込んだCFをはがしたこともありますが沈下したのを観たことは一度もありません。

←この写真は耐震+断熱改修を行った現場です。写真はCF断熱施工前の下地の状態でホウ酸による防蟻エコボロンを当社で施工しています。




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 その防蟻工事の後に、当方では山陽木材さんの施工によるCFによる断熱施工を行ってもらいした。

写真は床断熱ですが、床下面と床上面の両面に不織布を貼り、その中にCFをパンパンに張るほど吹き込みます。床断熱の場合外部に通じる床になるため防湿シートは省略することはできます。






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床の防湿フィルムは省略できるのですが、それを省略すると、気密性能を上げることは難しいので防湿フィルムを張っています。防湿フィルムを張るとCFの調湿効果はなくなりますが。最近の私はそのように調湿より気密性重視の設計をしています。

←今回の場合は写真の床も壁も天井も防湿シートは不要ですが、それを施工しています。




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←この現場では、1階の床 壁 天井共防湿シートを施工し、2階の天井はCF吹きこぼしの施工で防止シート無し、2階の壁は既存の袋入りグラスウールのままです。気密性能は0.88で、構造のツーバイフォーが幸いしてそれでも良い気密性能だといえると思います。





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 前述の2階天井内のCF吹きこぼし施工の写真です。小屋裏の換気の為に棟換気(ジェイペックのニューテッペン)を取り付け矢切からの換気と+しました。
矢切のどちらかかが吸気になり、ニーテッペンから排気されるようなイメージです。

 この小屋裏部分の換気は絶対に必要です。冬場は広島のように湿度の高い地域では、僅かな温度差でも結露が生じます。CF天井吹きこぼしで小屋裏が零度を下回ると機械換気か防湿シート施工をされるほうがより安全側になります。太陽光パネルを設置した時は顕著にあらわれます。ただし防湿フィルムを設置した場合窓の結露が増えることもあるともいます。


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←この写真は、すでに小屋裏の換気量を増す工事をして、今年の冬に新たな結露がない事は確認しましたが、その2月の寒い時にはCF施工の小屋裏では、僅かな温度差で野地板が露点温度になることがわかりました。この場合は屋根の南側に太陽光パネルを設置したことで、南側のパネルの下側が夜中に放射冷却を防ぎ北側より温度が高くなることで、冷たい北側の小屋裏の野地板が大幅に結露したのを換気を増やすことで対処しました。


 この例は決して珍しいことではないと思います。小屋裏CF吹きこぼし断熱の場合は、新築時でも防湿フィルムを施工したほうが良いと判断します。また太陽光パネルを設置するときは、前述のような例もありますので、ますます防湿フィルムは必要ということになります。

 木材の結露は単純に露点温度では測れない事を東海大学の土屋先生にご教授いただきました。新築ではたとえ6地区であっても、天井の防湿フィルムは施工することをお勧めいたします。

 外張り断熱 充填断熱 外張り+充填断熱 天井断熱 屋根断熱 付加断熱 と様々な特性の異なる断熱方があります。当方はどの工法も行うことが出来ますが、それぞれの特性にマッチした防湿シートなどの施工法や小屋裏等の観えない場所の換気法は熟知する事が必要でしょう。 

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