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 先週打ち合せに行ったところの団地で見かけたものです。 

 写真の奥には住宅があるようで、その住宅の前に足場用の単管が立体的に組まれ、それにシートやメッシュで囲っているものが劣化してボロボロになっている状態でしょうか?

 あまり規模の大きくない団地にこのようなものがあると、その団地全体の価値もさがります。

 なぜその価値が下がるかと言えば、その団地の建物を売却を考えても、これが近くにあると、購買意欲が失われ、ほとんどの方が価格を考える前に選択肢はなくなってしまいます。

又最近では広島市内の平地の価格は上昇気味で少し高台の団地で土砂災害警戒地域に指定されたところは、販売するも売れないという状況になっています。多少でも山を背負っていたりしても売却は困るような状況にもあります。


 土地や家を購入しそれを維持するには、大きなお金が必要です。マンションでも同じように購入費と維持や管理費は必要です。

 現在は戦後のこれまでの住宅が不足している状況から、既に家余りが増える状況にあります。

 家余りを数値的にご興味のある方には総務省の住民基本台帳人口移動報告 平成28年(2016年)結果を添付しておきます。ただしこれがどれほどの信頼性があるかは、最近の統計調査の疑惑をみると分からなくなります。

 それでもこの統計調査によるように、これまでの時代と異なる家が余る状況になると、これまでの賃貸経営や、今でも資産になりにくい住宅はこれまで以上に資産としてなりたちにくい存在になる可能性も増えるといえます。
 そういう状況下で上の写真のようなものを放置する事は許しがたい事だと思います。広島市でも写真のような空き家に困ったときの相談を受ける空き家相談窓口はあります。相談されても良い案件だとおもいます。


 賃貸も片一方で入居されない部屋が増える一方で新しい賃貸住宅が新築で建設されている状況があり、賃貸の需給のバランスは大きく崩れつつある状況です。私もそういう相談を受けることが増えています。


 とても難しい事ですが、この様な状況下を踏まえながら、高齢者の住む住まを高断熱化をし快適に暮らす家にすることも必要です。そうすれば心筋梗塞・脳梗塞ひいてはお風呂でも溺死をも防ぐ事ができます。一般的には高齢者はどちらかが先に召され一人で暮らすようになり、それから子世代は心配が増えてきます。単純に2世帯考えると、折角暮らしを豊かに家を建てたとしても、それが売却できないという状況がある場所では、子世代のこれから先の生活を不自由にすることも否定できないとおもいます。


 今回の打ち合せの時も上述のような事をお話ししました。家を造りそれを維持していくには本当に大きなお金も必要になります。そのような先を悲観し一生賃貸を選択される方もおられますが、賃貸には毎月居住費が必要になります。それは歳を重ねるほど負担額は大きくなります。月額6万円の家賃でも10年間で単純計算で720万円以上の賃料が必要です。持ち家を持つと劣化する家は10年ごとに200万円ぐらいの修繕費と初期にそれを購入する費用が必要になります。せめて土地の価格は購入した時を維持出来たりアメリカのようにメンテナンスを行いながら住宅の価格が年5%上昇していく確固たる政策が必要なのはこのような背景から考えられて事なのだと感じます。

 日本の高齢者対策には 政策的にも住宅の価格がある程度確保されていることが必要だと思うのは私の勝手な妄想でしょうか? 何にしても写真のような家は早く撤去されて、美観的に人の心を不快に感じさせない団地になる必要はあるのではないでしょうか。


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