快適な暮らし応援隊

住まいは暮らしそのものものです。健康に暮らせる住まいに拘り、住宅創りの仕事を通してチャレンジした事を日々の私の楽しみをお伝えします。 又学生時代から続けているレスリングの事や趣味の料理の事もお伝えします。

結露

 健康に毎日を楽しく暮らすことは、誰もが願っていること。 寒さ暑さ湿度によるストレス少なく 良質な空気 適度な太陽光の日射を取得する住まいに暮らす。そして毎日の健康になる食事 健康を助ける活動量の最低3つがそろって、健康で楽しい暮らしは実現します。 3つをそろえて健康で楽しいを生涯にわたり貫き、楽しく愉快にPPK(ピンピンコロリ)を実現したいものです。

超難航のシロアリ駆除


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鉄骨造であり、間柱が軽鉄の建物そして床下が25cm程度の狭さのシロアリ駆除工事を行っています。色々侵入経路を探って住宅ケンコウ社(広島市のシロアリ駆除会社)さんに3度もシロアリ駆除の保証内工事を行ってもらいました。今年は他にも鉄骨系の住宅のシロアリ駆除に困っています。


写真の外壁側のグラスウールの詰め方は正しくない施工方法でされています。広島ではこれが新築された当時の施工方法で正しくないのが当たり前の施工でした。

後で説明しますが、実はこのおしこめただけの正しくない断熱施工が案外家全体の耐久性を伸ばしていた可能性もあります。




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この建物のシロアリ侵入の経路は床下換気口付近からでした。建物には床下の換気を行う換気口が都合約10カ所造られていますが、その施工方法は独特で、上の写真のくぼんだ所がそれになります。その換気口の部分の防湿コンクリートと布基礎の継ぎ目から侵入し写真の束に蟻道を造り侵入していると思われます。この穴は2個連続して1か所の給気口になっています。その2個連続した給気口の間の万協フロアの際根太の受けの束が侵入経路です。






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外側の床下給気口です。防虫網付ではあります。
外側には蟻道はない事から、前述の侵入経路を特定しました。











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 都合4カ所 写真の束に蟻道を造り侵入している跡がありました。


 ←写真の蟻道は以前侵入していた跡だとは思います。今回被害のあったヵ所は1カ所ですが、建物内に侵入していて駆除出来てない可能性も否めません。


 私もこれまで幾度となく協力業者に依頼しシロアリの駆除をしましたが、床下に私が侵入できない狭さというのがつらい所です。かなり細身のシロアリ駆除の職人さんは床下に侵入してくれて薬剤処理で駆除してくれました。

 私の家造りの基本の一つは床下は配管も邪魔しないように施工して全ての場所を点検できるようにすることです。そうしなければ水漏れしてもカビが生えても今回のようにシロアリの被害にあわれても確実な対処が出来ない事になります。





IMG_1124 シロアリは水と木(食べ物)のある場所を探して食害をおこします。
今回水分の無い和室に巣までつくっていました。
 その巣は明らかに濡れていて、水分をシロアリが運んできたと考えられました。

 水漏れがあるのかと疑いグラスウールも剥がして雨降る日に水漏れの有無を確認しましたが、水漏れはありませんでした。この軽鉄の間柱の付け根は少し錆ていて、そこには水分の存在を示しているようです。私の見解は結露の水だと思います。





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 丁度梅雨であったことから雨降りに複数回その水漏れがない事を確認し、復旧工事を行っていました。万協フロアの床の構造用合板を剥がし、再びシロアリの侵入の有無を確認し、新たな根太にはホウ酸を施工してシロアリの侵入の予防をしました。


 こういう状況では、シロアリを餌とする虫や、ダニなども発生することもありますので要注意です。













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一番上の写真では、でたらめな断熱材の施工が伺えますが、あれと同じような施工をするのは私のプロとしての気持ちも収まらないので、土屋先生のセミナーで示された、繰り返し結露を防ぐ方法として、可変透湿気密シートを使いました。

冒頭に書きましたが、この建物は断熱の施工には問題があり、部屋内側の湿気は透湿抵抗の低いプラスターボードを通り、断熱材とプラスターボードの間に溜まると考えられますが、そこは床下からの空気は気流となり侵入するので、逆に気流によって乾燥して結露は適度には抑えられていたとも考えられます。

 私が土屋先生のセミナーを聞いていなければ、この部分はオーソドックスに耳付きのグラスウールか気密シートを正しく施工していたかもしれません。そうすると壁内に侵入した水分で夏型の繰り返し結露を起こしている可能性もあったかと思います。こういう通気層の無い外壁の改修工事をするとき、そこに侵入した水蒸気は部屋内側にしか逃がせません。湿気はは高いほうから低いほうに流れますので冬でも加湿器や燃焼系の暖房を使わないで、部屋内側に乾燥させる事を考えなければなりません。

このような時に可変透湿気密シート(タイベックスマート)は役にたつと思います。

 今回のような場合シロアリに毒入りの餌を食べさせ巣事全滅をさせるベイト工法(セントリコン等)というシロアリ駆除の方法もあります。それには再度シロアリが発生した時復旧工事を含めた500万円の保険も僅かな料金で契約することが可能です。しかしこれも現在家の中に侵入している白蟻がいた場合保険の保証対象になりません。

ここでくじけずシロアリ駆除に臨みますが、なかなか厄介な私のこの時期独特の課題です。


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水蒸気の話

土屋先生のセミナーで結露発生のメカニズムや水蒸気の性質の事を教えていただきました。


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 私は普段湿り空気線図を使ったり、定常計算で結露判定をしていますが、少し分かりにくい水蒸気の性質をわかりやすく説明していただきました。

空気中の水分は温度が下がると器(空気に含める量)が小さくなるとそれから溢れた水が結露だと なるほどわかりやすい表現です。







CIMG3411『水蒸気の移動』

1.水蒸気圧の差による移動→ 水蒸気は圧の高いほうから低いほうに移動する

2.空気移流(換気)に伴う移動→ 水蒸気は空気搬送で移動するのが早く大きい

3.多孔質内(木材等中)の移動→ イ) 温度勾配(高い方から低い方へ移動する  ロ)含水率(高い方から低い方へ移動する)




『水蒸気の性質』 (赤字は土屋先生の説明に私が実例で体験したこと等を当てはめてみました)

分子がある数以上凝集すると液化が始まる→露点温度 氷入りのグラスの水滴 結露現象

温度が低いほど凝集しやすい→露点温度 温度が低いと相対湿度が高くなり僅かな温度差で露点温度になる 冬は結露を起こしやすい 気候の良い時には結露を起こしにくい

狭い空間ほど凝集しやすい→壁体内結露や小屋裏結露やダクト内結露 狭い空間の方が結露の量が多くなる

分子の数が多い程凝集しやすい→相対湿度が高いと僅かな温度差で結露し易い梅雨から夏は結露し易い

より温度の低い所へ集まる→小屋裏など太陽光パネルを設置すると、北側の屋根裏と南側の屋根裏で北側の方が冷たくなり、北側のみ水蒸気があつまり結露を促進する! 水蒸気は冷たい所に集まる

個体表面に付着しやすい→外部の外装材や内部の内装材への結露 氷を入れたコップの結露 同左と同条件でもXPSの器の方が結露しにくい、木より鉄やガラスと固いもの方に結露する

分子は非常に小さく、たいていの隙間を透過する→冬季に室内の僅かなクラックを通り外部に通り抜け、外部で冷やされ水に代わり、凍結による爆裂を起こす どんな隙間でも水蒸気は通る

 
解りにくい所ですが、水蒸気には上記のような性質があり、結露を起こす条件が長く続くと家に腐朽菌が住み着き木材は腐ったり、白蟻を呼び寄せてしまいますので要注意です。


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土屋先生を招いてのセミナー開催しました

 6月19日は東洋大学名誉教授の土屋喬雄先生 屋根システム総合研究所の神谷さんを招き 『最近の結露をめぐる諸問題』というタイトルで講演いただきました。

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 まさに今回は今の梅雨時期最適なテーマになりました。先生の研究では高断熱化の夏型結露が増えていると説明をされ、その増えている夏型結露の壁の構成は部屋内側防湿フィルム→断熱材→外部側構造用合板+通気層の無い直貼りモルタルや直貼りサイディングの例で、実際に夏型結露被害を受けた事例で説明されました。

 前述の構成の壁は、両方向密閉の構造で夏型結露は壁内部にも外部にも排出されない水蒸気の移動が昼 夜逆転して壁体内で繰り返され被害が大きくなると説明されました。



CIMG3413←資料は夏型結露で壁の構造体がグダグダになった事象の枠組み壁工法のブリックタイル仕上げの例です。写真は控えますが壁体内で結露して腐朽菌が発生して大変なことになっていた事例でした。確か木材の含水率40%位と説明されたと思います。

 外部側壁は12mm合板とそれに密着されたベースサイディング 断熱材はグラスウール100mm 内部側は防湿シート プラスターボード12mmという構成で、ツーバイ構造だったので上棟時に構造材が雨で濡れ乾燥させず施工されていたのではないかとも想像しました。

 こういう事故例を見ると、外部側の構造用合板ではなく透湿抵抗の低いダイライトやモイスなどの材料を使う、通気層を確保する、内部側は可変防湿気密シートの施工と思われる実務者は多いと思いますが、私のこれまでの経験では、内部側は防湿気密シート(透湿抵抗452)の施工をある程度キッチリ施工→断熱材→構造用合板(透湿抵抗10.3)→透湿防水シート(透湿抵抗0.087)→通気層→外装材であれば可変性防湿シートは施工しなくても良いと判断はしましたが、工事中に濡れて木材が湿っていた場合は一度十分乾燥させそれから施工する必要はあります。基礎断熱も濡れた時は同様です。またワイドのかなり長い窓で壁通気が有効に空気の移動をしていない場合や、軒ゼロ等で壁通気の出口を覆っている場合可変防湿気密シートを使うのは有効と思いました。



IMG_0601 大胆な言い方をすればコンセント周りや僅かに防湿フィルム(透湿抵抗452)の施工が若干悪い場合でも、構造用合板(透湿抵抗10.3)であって壁体内に僅か夏型結露をしても通気層が有効で外部側に僅かでも透湿し木材や構造用合板の含水率が25%以内(結合水が満杯で自由水は動ける状態)に収まる程度の場合はカビは生えたとしても腐朽菌は生息しにくいとおもいます。我々実務者は木材の含水率の変化に敏感でなければいけないことを教えていただきました。



 ただし通気層の無い外部モルタル仕上げや通気層の無いサイディング直貼りの場合は可変防湿フィルムは必要になると判断しました。通気層の有効活用はこの夏型結露の概念が理解でき窓上等の通気しにくい場所では可変防湿フィルムを施工した方が良いという事だと分析しました。

 木材の場合平衡含水率(木材が収縮がすくなく安定して乾燥をしている状態で それ以上湿度が高いと木材が水分を吸いそれ以下に乾燥している場合木材が水分を出す状態)は室内で12%位だと言われています。


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 土屋先生も神谷さんも説明された、カラーベストの釘の表面温度の違いからの結露現象やカラーベストの漏れからの屋根野地合板の腐れの現象なども初めて聞く内容でしたが、腑に落ちるところが沢山ありました。

 当方も、防湿層の無いCF(セルロースファイバー)の天井断熱(外部に開放される扱い)はギリギリアウトで同じ現場で防湿層の無いCF屋根断熱のアスファルトルーフィング下地でもギリギリセーフも体験しています。




 概ね広島エリアでは、防湿フィルムの無い壁充填断熱 天井充填断熱のCFはギリギリセーフですが、金沢より寒い地域に行くとアウトになる可能性があると柔軟に説明されていました。
 我々建築を営む者には、ギリギリセーフ ギリギリアウトという境目で仕事を成就しているのではないかと思います。土屋先生のセミナーをお聞きして、まだまだ深める内容は沢山あると感じたところです。


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 リフォームの現場では夏型結露を起こしそうな現場は沢山あります。それを断熱改修する場合などその夏型結露のメカニズムを熟知している必要はあると思います。断熱改修をしたことがあだになる事も存在しています。部屋内側から内部の木材を乾燥させる可変透湿気密シートを使うという考え方や、外部側は透湿を妨げない塗装を使うなど実務では必要な事だと思いました。

先生のお話を聞きますと、強烈に夏型結露の印象が強いセミナーでしたが、最も大切なものは有効に働く通気層です構造用合板(透湿抵抗10.3)も透湿しますそして断熱施工を有効にするポイントは何といっても気流止めの正しい施工です。ただし当方が現在シロアリ被害の対策をしている所では、外部に通気層がありません。そのような構造ではむやみに断熱材を正しく施工して、内部側に気密シートの施工を真面目にすると逆に夏型結露を起こして家をだめにさせることもあります。新築よりリフォームの方が難しい所はこういうところです。

 通気は雨漏りの対策の上でも夏型結露の上でもそれを和らげる大切なものと私は判断しています。後は木材をいかにして乾燥状態にさせるかです。結露 雨漏りは木材の含水率をあげ、木材の不朽をさせるには十分な要素になります。木材の含水率28%以内を脳にインプットして木材を出来るだけ乾燥させ丈夫で長く使える家を提供したいと思います。

 また我々実務者はネットワークつくりをして、生かされる情報交換をこれからもしなければと感じたところです。6月18日の地震の中、先生方には広島に超・超大変な思いをされて移動いただき、長時間にわたり有意義なセミナーを開いていただきました。雨の中参加いただいた皆様 グリーン化の事務局の方 地震で広島入出来ませんでした荒川さん そして先生方に感謝です。

重ねてありがとうございます。

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土屋先生のカビ結露のセミナーを6月19日火曜日におこないます


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 東洋大学の土屋先生をお呼びして表題の日に広島市のYMCA にて結露やカビのセミナーを行います。

 建築を少し深く学びたい方は もう少し参加することが出来そうです。ご希望の方は早めに参加申込書をプリントして事務局までファックスまたメールにてお申し込み下さい。


今回のテーマーは我々蒸暑地の建設会社には登竜門といえるテーマではないかと思います。









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←申込用紙です。




















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 床下は油断してしまうとすぐにカビが生えます。カビはそんなに悪いものではありませんが、それにダニが生息してそのダニの死骸が喘息やアトピーなどの症状を発生させることになります。

建築実務者は、その辺りを確り理解して対策を講じることが出来るのは最も必要なスキルであると思います。



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換気と断熱の勉強をしてきました。

IMG_0453先週17(木) 18(金)は高松で新住協四国の設立総会で

今週21㈪ 22㈫は三次に泊まりこんで、気密測定士の西村さんが主催する、特に気密が良くなる断熱気密方と、換気のセミナーに参加して気ました。

もう20年以上も高気密・高断熱の家に取り組んできましたが、いまだに勉強することが沢山あります。
特に換気は熱交換換気を採用することも第3種換気を採用することもあります。どちらも換気の機械のメンテナンスや掃除は必要ですし、換気の能力は気密性能にも影響します。また外部の風に影響されたり、レンジフードやトイレや風呂の局所換気が給気口になったりもします。

ダクト式の排気は配管の中に埃が溜まることが少ない事と、パイプファン形式は、モーターの力が弱く、外部の風に負けてしまう事があり3種の場合でもダクト排気式が安定した排気風量を確保するという考えがあることを改めて認識しました。

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今回の換気のセミナーは日本住環境の大野さんがお話になりましたが、大手ハウスメーカーの事例で換気の給気口が埃で塞がれその外部フードにスズメ蜂が巣をつくっていて全くの換気不足が原因で、室内がカビだらけになっていた事例は衝撃でした。

換気の大野さんは換気のメーカーさんですが、他社の不出来を言うのでは無く、自社商品での事例をもとに話されていたのが、私には心地良かったです。

又シックハウスは終わらないというタイトルで、子供の使う大きな家の玩具やベットマットが元でシックハウスを発症した例なども話されました。人が住んでいるだけで、二酸化炭素は増え、そのように有害な物質が室内に蔓延します。換気は高気密・高断熱と切り離すことはできない重要なものです。

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←帰る途中に昨年完成されたお住まいにも伺って換気の話もしてきました。

先週も三入に訪問した時も24換気の掃除とレクチャーをしてきました。

私のブログを見ていただいたお客様には改めて掃除・メンテナンスをお願いします。



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結露防止

結露防止剤を検索していて塗って結露がある程度防止できる材料がありました。

菊水のケツロナイン他にもガイナのノン結露等がありました。

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遮熱塗料のガイナのノン結露の場合は、結露面の表面温度を確保して結露水を室内に返す原理のようです。ある面断熱側のLow-e膜のような機能で結露を防いでいるような感じだとおもいます。

 菊水のケツロナインの場合は単純に結露している面に結露水を貯めこめる機能をもち放出性でそれを室内に放出させることのできる材料のようです。1ミリ程度塗るものだと思いますが、結露水を乾燥させ抑える効果はありそうだと思いました。今度試してみたいと思います。

 給放出性の出来にくい環境下や壁内結露では、結露を防止することが出来ない場合もあるとおもいますが塗るだけである程度の結露を防ぐ効果があるのは面白い材料です。

カビやコケを防ぐには薬品の力を利用されている所は少し気になります。

 根本は結露しない環境にすることが大切だと思いますが、結露水をため込んで、室内に放出する事でも結露は抑えることができるということでしょう。そしてカビやコケは科学の力で抑えるというメカニズムだと思います。


ガイナの場合は熱を反射することで、結露水は室内に返す効果で結露を防いでいるようです。どちらも面白い商品だと思いますが試してみないと実際の所はわかりません。試してみようと思います。


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GL工法 NDパネルの変化と結露対策 


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 ビル内装工事の結露防止材料を検索していて、結露の代名詞だったアキレスさんのNDボード(現在はNDパネルといいます)私は最近は使った記憶もなく もう造られてないかと思ったら、施工方法が変わって造られていました。

←以前のそれとは全く異なる施工方法が書かれていました。
結露の代名詞時代だった工法はGLボンドを使ってGL工法という工法でNDボードを貼っていました。私も過去にはビル建築の多くをこの工法を採用していました。広島のマンションなどの現場でも多くの建物がこの工法で下地が造られていました。


接着剤施工法
 以前のNDボードのGL工法というものはNDボードとコンクリートの間に空気の層がありましたが、今はボンドでの圧着張りに変化していました。空気の層はなくなるという工法です。


 私も押入れの結露対策には、押出成形版の断熱材を接着張りして結露を抑えているので この工法なら結露を抑える事が出来るのにも腑に落ちます。


なおその説明書を但し書きまでよく読むと、NDパネルには以前のカビを呼んだGL工法も 下地組工法も可能だと書かれています。え・・・・と思いましたがそこには小さな字で↓注意書きが書かれていました。

※1 内部の結露を防止するために、躯体とNDパネル間の中空部に室内の湿気が回り込まないよう、パネル4周を密閉する配慮が必要です。






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ポリエチレンフィルム防湿層付炭酸カルシュウム紙が硬質ウレタンフォームの外側にあります。

確かにこの方法だと、部屋内で発生した湿気は断熱材側で抑えられるので結露を抑えることが理論上はできると私も思います。ただし実際の現場では電線も配管もあるのでそれからの湿気や冷気の侵入を防ぐことは必要です。



 私のこれまでの経験からこのNDパネルの商品とその施工法を分析すれば、一般的なプラスターボードをGL工法でコンクリートの外壁の内側に貼ったとしても、部屋内側に透湿抵抗の高い仕上げ材を使うか、部屋内側に防湿フィルムを張って木材など透湿抵抗の低いものを施工しても ※1の注意書きの通りに電気屋さんのコンセント等や床・壁・天井の接点からの冷気・湿気侵入を防ぐ工事を行えば、静止空気が多少の断熱性能を高め部屋内側の温度がコンクリートの内側表面に伝わり結露を抑えることになると思います。もう一つのポイントは出来るだけ室温がコンクリート表面に伝わるように空気層は少ないほうが良いと思います。

 当方の監督の佐々木のNDボードより普通のプラスターボードのGL工法のほうが結露しにくいという経験 アキレスさんの新しい施工法 私のこれまでの経験から腑に落ちた結露対策が生まれました。原点は気流止めと防湿層です。マンションの結露対策は私にとっても重要課題です。自分の思いを試してみたいと思います。

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広島の寒さが厳しいです。(寒さと湿度)

 今年の寒さ広島市でも厳しいです。高断熱の勉強を共にしている友人から各地の様子をFBで送っていただき気が付きましたが、広島市は全国でも有数の湿度の高い地域です。そういえば雪が降ってもパウダースノーというのはとても少なく市内に降る雪の時は温度も高いのもありますが、殆どべたべたした雪です。

 先週フェイスブックで建築関係の全国の友人と温湿度計を投稿してもらったり各地の気象データーを比較して。その地方のこの時期の湿度と温度をキャッチボールしました。広島市は6本の川が流れていることも含めて他の地域より湿度が高いと実感しました。

 冬の夜は川の水のほうが温度が高くなり、水蒸気が発生します。その水蒸気が上がることで次の日の湿度が高くなりやすいのではないかと思います。そういう意味では広島市は潤いのある美人が多いことになりますが、広島市よりはるかに乾燥している北開道でも美人が多いのは私の解釈が違うのかもしれません(笑)


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1月15日の雪の降る朝に安芸高田に行った時 ☜(その時のFBをリンクしておきます) 外の温度・湿度を計測していました。外の温度0.0℃と湿度90.7%から絶対湿度をわりだすと0.0034/圓氾濔譴任老觜十鼎ぜ湘戮魎泙鵑清気でした。広島市よりも高い湿度で
雪が降ってそれが消えた跡ということも高湿度になっていると考えられますが全国的に見てもまれな湿度の高さだとおもいます。


その時に各地の絶対湿度を比較してみました。(数字が多いほど湿度がおおきいことです。夏の広島市は0.012〜0.016/坩未な0の単位が一桁ちがいます)

【1月26日】

札幌   0.0008/圈 2時)
八戸  0.0015/圈 2時) 
熊谷  0.0012/圈(2時)
東京  0.0017/圈(2時)
広島市 0.0025/圈(2時)

安芸高田市 0.0034/圈9時)

やはり群を抜いて絶対湿度は安芸高田市が一番高くその次が広島市でした。広島市でも札幌の3倍近い水蒸気を含んだ空気です。朝方は特に川の影響もあって湿度が高くなるのではないかと想像していますが、各地の水蒸気の差は相当あることがわかりました。

冬の湿度は安芸高田が高いと述べましたが、夏の湿度から比べればまだ相当低い湿度なので加湿器は必要ということにもなりますが、札幌と比較すればはるかに高い湿度をもっていることがわかりました。
この湿度と温度の差が地域の気候の差だと思います。他の地域より間違いなく結露を生じやすい気候だといえるでしょう。

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防湿フィルムの必要性(CF+GW)

 当方は約20年以上前から、広島でも寒さの無い家を造りたいと高断熱住宅に取り組んできました。
始めた当時は、広島ではまだ55mmぐらいのグラスーウールによる断熱材の施工が主流でその施工方法も防湿フィルムや気密性に対する意識も低いというより殆ど意識されないような時代でした。

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その約20年前、当方はCF(セルロースファイバー)の断熱に出会い、寒さの無い家がこれならできそうだと思ってそれを使い始めました。

 なぜ寒さの無い家が出来ると思ったのかは、CFは新聞紙が原料で、私の若いころは、店舗の突貫工事の現場では監督や作業員は徹夜で働くこともあり、冬の夜新聞紙を体に巻いて仕事したり、夜中ちょっとした仮眠をとるのに新聞紙にくるまって暖を取っていました。そういう経験から家全部を新聞紙でくるむと暖かいと思ったのがその始まりです。

上の写真は昨年バルコニーからの雨漏りの調査で訪問した建物でその当時20年位前の新築されたもので、点検口を新たに取付して外部バルコニーの下側のCF断熱を写した写真です。CF断熱の上はFRP防水ですが結露の後もなく新築当時のままです。写真のように防湿シートの施工はありません。

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又今回太陽光パネルを接地された事が引き金になり、小屋裏の北面の針葉樹合板が結露で濡れてカビも発生していた現場です。この現場でも天井に防湿シートはありません。






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 この小屋裏の写真は棟を境に右側が太陽光パネルの設置している南面で、左側が太陽光パネルの設置の無い北面の屋根です。左だけカビが生えて、以前その対策工事をしました。右左くっきりそのあとが湧かれました。

 20年位前は広島では、CFは防湿シート不要な断熱材として私は認識していました。現在でも一番上の写真のように、屋根断熱やバルコニーの下側の合板に直接施工する断熱、また壁充填断熱の場合 耐力面材が合板でも広島市では結露を起こさないと認識していますが、長期優良住宅で結露の計算をするソフトではNG(結露の判定)がでます。

 しかし合板の透湿抵抗は審査機関の認める基準が異なり入力によっては結露の判定が出ない場合もあります。審査機関に提出する場合どちらの根拠を示しても審査は通ります。そして私の経験上は一番上の写真のようにバルコニー外部側がFRPであっても実際結露は起こしていません。この様な事はCFは水蒸気をためることが出来るので外部側に密着している場合 結露にならない現象になると理解しています。夏に氷の入ったグラスに数枚紙をまくだけで結露を抑えることにも似ていると思っています。

 ただし今回のように天井裏=小屋裏吹きこぼし断熱の場合、小屋裏は日が落ちるとほぼ外気温になり、天井断熱のCFが室内の水蒸気を含み小屋裏に湿気を放出するような現象から、天井=小屋裏吹きこぼしの場合外気と温度差のほとんど無い小屋裏の野地板が小屋裏の高い湿度で結露しやすい状況になることが解かりました。温度が低い0℃付近ではそこの湿度にもよりますが僅か1〜3度の温度差でも露点になる場合があることもわかりました。

 今回の事があったので天井断熱の場合防湿シートの施工は必要だと当方は考えていますが。
天井=小屋裏CF吹きこぼしは外気に開放されているCFの扱いとなり審査機関に申請をした場合、広島市の地域では防湿シートは設置しなくても申請は受理されます。

 この現場では、換気口を増やし、吸気→換気の流れを考慮し昼間の温度差で小屋裏を乾燥させることで結露を抑えてカビの発生が見られないところまで改善していますが、日の落ちてから数時間 日の昇った後の数時間は野地合板の含水率は上がって結露しやすい状況になることが解りました。冬の0℃近辺の外気の場合毎日乾燥と湿潤を繰り返すような現象でギリギリ大丈夫な状態になっていると判断しています。木材の結露の場合は露点に達し含水率は上がってもすぐさま結露にならないことも教えていただきました。

換気量を増やしす工事や工事や調査の状況示した当方のブログリンクしておきます。

2016年 9月 26日に小屋裏の換気量を増やす工事を行った時のブログ

雪の降る寒い日 2018年 1月 17日 8:00ごろの訪問時のブログ


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 20年前から寒さの無い家を作ろと挑戦していて、その当時は本当の断熱施工が解らず10年位前に新住協のお世話になって基礎断熱や繊維系断熱の基本を教わり現在の考えがあります。

 最近は、袋入りのグラスウールでも、そうでない裸のグラスウールでもCFでも寒さの無い家を造れるようになっています。




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 我々の住む広島は蒸暑地と言われますが、そういう地域では案外写真の裸のグラスウールは袋入りよりコストが高く、上の写真の袋入りの断熱材がコスト的な利点はありますが、確実な施工をするには、裸のグラスウールのほうが楽だと感じています。赤い色の断熱材の写真を観ていただくと天井下地材と断熱気密層は別にしています。それはダクトや電線の配線と気密性の分離を考えての事です。また壁の気流止め施工として、天井下地より上の部分は壁より先にプラスターボードを貼って気流の流れを完全にシャットアウトすることと防火上(省令準耐火も含む)の対応を同時にする方法です。天井下地を2度組む手間はかかります。


DSC03459 又近年では、CFの天井断熱や壁断熱でも劣化対策と気密性を高める事を含め、長期優良住宅の基準からも新築ではCFでも防湿フィルムを設置することが多くなっています。何度も書きますが私が広島市の可部町までで検証する中では、外気に接する外壁や屋根断熱(天井=小屋裏吹きこぼし断熱以外)では構造用合板で防湿シートなしで結露の心配は無いと考えています。これまで壁・屋根を壊してCFの結露の有無を検証したことは何度もありますが、結露の後はありませんでした。含水率変化はあると思います。それはCFの吸湿放出性の利点としてとらえています。

 安藤忠雄さんの代名詞とされるコンクリート打ちはなし表しの部屋内側が結露しないのはその外気側は外気の温度でも
コンクリートの厚み内で温度変化していて 部屋側の表面温度が室温に近づき露点がコンクリート内で起きているために結露がおきない事象にもCFは似ていると思っています。

 コンクリート打ちはなしの部屋側の壁前にタンスなどの家具を置くとか、NDボードなどで内装仕上げを施すとコンクリートの部屋内側の表面温度が下がり結露を起こしやすくなる事になることを間違いのないように付け加えておきます。

 このことは少し厚みのあるガラスでも起きる現象で、エアコンの風をガラスに向けるとガラスの表面温度が上がり結露を防ぐ事にもとながります。付け加えておきます。


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 吹抜け部の気密をとりやすく簡単に施工するために、先張りの気密シートを張っている写真です。あくまでも吹き抜けに関連する部分だけでの施工で良いと考えていす。外周部は基本的に、桁下までボードを貼りますので、防湿気密シートはプラスターボードで押さえ気密をとる事ができます。先張りシートは吹き抜け部の梁周りの気密テープ処理がむつかしいので行っています。天井内の梁桁などの木部はあくまでも熱橋ですし防湿フィルムは施工しません。
 基礎断熱で気流止めの施工が確実な場合ではCD管の端部が外気に接していない場合は、コンセントスイッチボックスの後ろ側の防湿フィルムも必要ないと考えております。


DSC03379 外壁は予算が許せば付加断熱を採用してます。防風シートは施工します。それは断熱材の効き目をよくすることが目的です。断熱間の空気は動かさないことが、鉄則で、防風層 断熱層 防湿層=気密層 気流止めという4つは断熱合わせ技だと考えています。そして付加断熱の場合 木部の熱橋が大幅に防げ省エネ+暖かさは増します。ただし施工費は増えます。

 写真の付加断熱を施工する場合 広島市ではグラスウール充填断熱と合わせて結露の有無を材料の透湿抵抗を検討し防湿層は省くことは可能だと考えていますが気密性と劣化対策をより向上させるという観点から防湿フィルムは施工しています


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 屋根も壁も断熱材の外側の防風層は断熱材の厚み分の性能確保する上で必要と考えています。写真は屋根の防風層のために網パネル下に設置した3m幅の透湿防水シート タイベックです。この下側に屋根断熱のCF230mmを吹き込みしました。当方が防風層が必要と考えているのはあくまでも断熱材の厚み分の性能を担保するためです。




031
 断熱工事にはいろいろなポイントがあります。以前当方の事務所の鉄筋コンクリートの建物の外壁側の内部のPBの壁を壊した時新築時に施工した裸のグラウールがでてきましたがそれには防湿シートを張っていませんでした。コンクリートの建物である事で壁体内の空気は動かなく、またコンクリートが湿気を通さないことで全く新築時に施工したままの裸のグラスウールでした。水蒸気が移動しない状況にあったということだと判断しています。

 そういう経験も加味して、またせっかく入れた断熱材の効き目をよくするために、先に記述した、防風層 断熱層 防湿層=気密層 気流止めという4つのセットが断熱気密と考えています。実務者としては其の4つの中で 最も大切なのは気流止めの概念だと思っています。断熱改修時は気流止めの施工だけでも家の中の寒さは相当改善されます。写真はユニットバス回りの気流止めと防火を兼ねて行っているプラスターボード貼りですが、寒さの無いお風呂を造る基本中の基本の写真です。天井にもPBは貼りますが断熱はしません。


 約20年前に施工させていただいた、小屋裏結露を検証するとともに、私のこれまでの高断熱高気密に取り組んで2018年年頭に思うことを少しまとめて書いてみました。CFは防湿シートを施工しなくても広島のある程度寒い地域で透湿抵抗の高い合板にCFが接している場合には結露をしていません。外気に通じる小屋裏=天井断熱は、換気量を基準1/1600よりも大幅に増やすとか冬には機械換気を設けるとか防湿フィルムを施工するとか何らかの結露対策が必要だと私は判断しています。CF グラスウールは繊維系の断熱材ですが、その特性は異なるものですこの記事は私が広島市近郊地域で20年間断熱施工を行った経験からの所感です。断熱施工はそれぞれのメーカーさんにその特性や施工方法をお聞きになることが大切だということで締めくくります。


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小屋裏の自然換気


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 1/14日曜日に安芸高田に朝8:00ごろに訪問してきました。天気の様子はFBをリンクしておきます。屋根裏の換気量と小屋裏の結露の状況を調査してきました。

昨年末の12/27の夜にも訪問しています。その訪問時のブログをリンクしておきます。

今回早朝に訪問したのは、できるだけ太陽の影響を受けない時間帯の朝に訪問しようと考えて、夜の放射冷却を受けそうな天気をめがけていきました。



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 小屋裏は北面が写真の棟から左側で南面で右側になり太陽光パネルが設置されたいます。

昨年換気量を増やす工事をして、その後昼間では小屋裏の温度が太陽の熱で暖かくなる時は、各部の換気口から風が動いて換気される状況は確認しました。日の落ちた夜に訪問すると全く空気が動くことは感じられませんでした。そういうことがあり放射冷却を受けているときの朝に結露している可能性があるのではないかと訪問しました。

8:30ごろ小屋裏野地板合板や屋根垂木を触診したところ、若干含水率は上がっていることはわかりましたが、手が濡れるほど結露している所はありませんでした。

写真を観ると、結露して水が垂れているようなところがありますが、これは換気口を増やす前についたもので、アルコールによってカビの処理をして、換気口を増やし それからはその結露の後は増えていないことは確認しました。今回構造用合板の含水率は上がっているようですが、結露には至っていませんんでした。その含水率の上昇は南面も北面も同様にありました。

小屋裏換気は、あくまでも温度差換気が主で、シーズンを通し昼にはかなりの風量で換気しますが、冬の夜は全く換気しない状態になることがわかりました。

野地板合板 垂木の以前の結露後を触診したところ、手に水分やカビが付くことはありませんでした。とりあえずこれで様子を見ることにしました。冬の雪の降る寒い朝に結露していないことが解かったのが収穫です。神谷さん土屋先生にも検証していただきたいと思っています。


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本当は危険な小屋裏自然換気(動力に頼らない小屋裏や基礎断熱内の自然換気)

 当方が2015年に太陽光パネルをあげたことで、太陽光パネルをあげていない方の北側の構造用合板の野地裏が結露していた現場に昨年暮れ12月27日に訪問してきました。以前換気量を増やす工事後のブログをリンクしておきます。

2016年9月26日小屋裏の換気工事後の温度湿度の調査をしてきました』のブログ

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今回訪問した時の時間は日の落ちた19:00頃でした。

 小屋裏の写真では、かなりな結露の跡が見られますが、実際21:00頃手で触ってみても、換気を増やす工事をした直後の写真と比べても新たに増えた結露の後は無いようなので、その後結露やカビが促進しているとは思えませんが、小屋裏は結露しやすい状況だと感じています。


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小屋裏は ほぼ外気温で外気より多少湿度が上がるような状況ですが、日の出ている昼には小屋裏の温度が上がり小屋裏は外気との温度差によってかなりの量の換気が行われています。毎日空気が動くことで天井のCFが昼に乾燥して夜に湿気を蓄えるそういう事を繰り返している状況だとおもいますが、昼換気量を増やすことでギリギリ結露は防止しているのだろうと考えられます。

CFであっても防湿シートを行った方が良いと私が考えるのはこのような経験からです。小屋裏の反射温度計の写真は1.3℃を示しています。外気とほぼ同じです。


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 小屋裏の軒先側の写真です。軒先側の方が結露は多くなります。この部分も一昨年の写真と比べても結露の後のシミの変化はありません。


最近は屋根断熱であっても 天井断熱であっても防湿フィルムが必要だとしているのはこのような経験からです。
  
かなりの結露の後がありますが、今回の訪問時には野地板や垂木には全く湿った後はありませんでした。

 このCFの小屋裏の換気量は1/1600以上確保していますが日が落ちてからは小屋裏の換気は全くなくなります。日中の日のある時はかなりの量の温度差による自然換気(動力のない温度差小屋裏換気)があります。温度差による小屋裏パッシブ換気は温度の高い方から温度の低い方に空気は動きやすくなり風向や排気口の取りつく位置(高さ+方位)形状にも影響されます。写真のような小屋裏では日の落ちたとたんに全く空気は動かなくなりました。昼は安全な状態になりますが夜は不安な状態になります。

 基礎断熱の場合に夏に床下を利用したパッシブ換気を行うと、床下の温度は外気より低いため湿っている暖かい空気が冷たい床下に流入する現象がおきることもあり床下が結露を促進させることもあります。パッシブはあくまでも温度差や高低差や風によって換気されるので、夜と昼の温度差 外部と内部の温度差と湿度差等を検証して行う必要があります。夏床下を暖かくすることは結露対策としては有効ですが床下に暖かく湿気の多い空気を入れる事にもなりえるパッシブ換気はかなりハードルは高いと思います。

 パッシブは冬と夏+日中と夜+風向と風速+内外の湿度差などの組み合わせを考慮してこそ成り立つ技という事を忘れないようにしようと当方は思います。今回の小屋裏に関しては、昼は温度差換気が有効で夜は機械換気が有効だという結論に達しています。

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窓の寒さ対策について

この寒い時期になると、私のブログの過去の記事から、窓からの寒さ対策の記事が良く観られています。


2010年12月14日 窓の寒さ対策


2011年10月12日 窓 寒さ対策



2014年12月28日 窓のガラスの温度の変化と結露を防ぐ方法



2009年 3月 4日 簡単にできる 窓の寒さ対策



上記のような当方の記事が良く読まれています。結構窓からの寒さ対策を考えられている方は多いようです。

 あまりお金をかけずにという観点で、これまでもブログを書いてきましたが、窓が寒ければ窓のガラスの温度を上げれば冷気は押し寄せなくなります。ちょっと乱暴ですが、ファンの付いた電機や灯油ファンヒーターの風を窓に向けるのも窓からの冷気を防ぐ有効な手段だと思います。石油ファンヒーターの場合、室内の湿度が上がり、その窓以外の場所の結露を促進する恐れもあるので要注意です。またカーテンの劣化や火災などにも十分注意されて、窓からの距離をしっかりとってください。僅かな微風速でもガラスの温度は上がります。カーテン越しでも効果はあると思います。ガラスの温度が上がれば冷気はなくなります。ただし部屋全体の温度が上がるものではありません。


効果のあった方も 無かった方もコメントいただければ嬉しいです。



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アスファルトシングル屋根のカバー工法の結露 2 (完結)

CIMG2335 今日は旭ファイバーグラスのシングル屋根材の担当者の方が現場に来てくれました。
 カバー工法の結露のことを相談して正しく施工されているかを確認をしたいと思われてこられたようです。

 コンクリートスラブ造+スカイモルタル+アスファルトシングルのカバー工法の場合、前回のブログのように、既存のアスファルトシングルのところには結露することがあるそうで、これから夏を迎えると、下地の粘着性改質アスファルトルーフィングもアスファルトシングルも熱で密着して、空気の層が少なくなるので、初年度よりも結露は少なくなると教えていただきました。特にゴルフ場の屋根改修などでも起きている現象のようです。心配していたのでその話をお聞きして安心しました。施主さんも疑問に思われることを熱心に聞いていただいて安心されたようです。

 空気の中には、目には見えませんが、水蒸気が含まれています。これが結露をすると水に代わり顕在化してきます。高断熱住宅を行う当方もいろいろな場面で厄介な結露現象です。

 このままで下地ルーフィングも、シングル屋根材も夏を迎えて少し溶け密着してきて次第に結露が少なくとのことを聞いたので安心しました。施主さんはシングル屋根の砂が落ちることで、この屋根材は好ましいと思われてなかったようですが、欠点といえばそれが欠点ですが、美観や屋根の機能が果たせないほど落ちるわけではなく、最初に施工されて30年を屋根としての機能を果たし、その上に今回それを施工してもう30年 もう一回これを貼ることができます。それをすれば都合90年間も屋根として機能を発揮します。やっぱりアスファルトシングル屋根は最も費用のかからない素晴らしい屋根材だと思います。

よかったよかった!!

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アスファルトシングル屋根のカバー工法の結露 1

現在進行中のリニューアルの現場でアスファルトシングル屋根の改修をカバー工法(シングル屋根の重ね貼り)で進めています。
東面軒先
先週の土曜日に、屋根工事を完了させて、その軒先から水滴があることに不思議だと思って、水漏れがあるのかと思い調査をしたところ、カバー工法で施工して新しいシングルの下地のルーフィングは全く濡れておらず、そのルーフィングの下の古いシングル屋根の所だけが濡れているのを発見しました。

私の直感的に結露かと思いました。



既存スターター
←この写真は既存のアスファルトシングルのスターターという、唐草といわれる水切りに取り付けられる屋根下地材ですが、確りとかなり濡れています。カバー工法を行う以前の屋根の下地になる部分です。







既存シングル1
←古いシングル屋根の仕上げの部分です。確り濡れています。
古いアスファルトシングルは、劣化はしていましたが穴が開いているわけではありませんでした。








新設自己粘着ルーフィング

←この写真の薄い材料が自己粘着のアスファルトルーフィングです。
今回のカバー工法はこの自己粘着のアスファルトルーフィングからの施工になります。このルーフィングの上は濡れていない、下は濡れているという現象です。結露によるものというのは間違いないと思います。僅かな層の空気が冷やされてその含みきれない水分が軒先に集まってくるという事象だと検証しました。


IMG_0308

この写真のアスファルトシングルを貼る下地材粘着改質アスファルトルーフィングがアスファルトシングルの下地になります。アスファルトルーフィングは水も水蒸気も通さない雨の侵入を防ぐ事と、粘着式なので釘を打たなくても下地材と密着するという商品です。

価格は一般的な粘着式でないものの2倍以上の価格になります。高額なため一般的な木造屋根の下地にはあまり使われません。









新設スターター1

新しく取り付けたアスファルトシングルのスターターです。まったくぬれていません。水漏れは何処にもありません。

新しく施工した部分では、結露は無いので、シングル屋根の間で多少空気の出入りがあり、湿気は抜けているということだと思います。





シングル全景今回この屋根のカバー工法が完成してからわかった事象ですがこれから解決策をプロの方にも相談しながら模索しようとおもいます。断熱材25ミリ+コンクリート130mm+スカイモルタル+アスファルトシングルという屋根構成で、既存の屋根が結露などの問題を起こした形跡がないことから既存と同じ仕様のカバー工法としましたが、思いもよらない事態が発生しました。


私が検証した結露によるものだとすれば暖かい季節になるとなくなります。又一度水分として排出されたものであれば、時間と共におさまる現象である可能性もあります。これから色々と検証してみようと思います。空気の中に含まれている水蒸気は冷やされると水になります。私はこの工事でヒヤリハットと冷やされました。


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日経ホームビルダーの記事

PB210657←日経ホームビルダーの荒川さんの2016年12月号の記事です。

記事のタイトルは『太陽光を後付した小屋裏で結露』というタイトルです。この記事の内容は、当方が17年前に高気密・高断熱を取組始めたころ設計・施工した建物で、7年ほど前に太陽光パネルを取り付けられていて、その太陽光パネルを設置された業者さんが小屋裏を点検された時、小屋裏にカビのようなものが生えているようだと施主さんに伝えられて、私が訪問して、その小屋裏が結露をしている状況が解り、その対策工事と結露の分析をされた記事です。

私が以前ブログに書いた記事を日経ホームビルダーの荒川さんが読まれて、広島まで来られ取材されたものです。現在私が設計・施工している建物は夏の暑さ対策を考慮して屋根断熱でも天井断熱でも屋根の最も高いところから換気をするように換気棟を取り付けていますが、当時は換気棟に意識はなく、それは取り付けていませんでした。

PB210658
日経ホームビルダーの荒川さんが広島の甲田町に取材された7月19日はとても暑い時でしたが、その時には名古屋の屋根屋さんの神清の神谷さんが同行されました。その時の私のブログリンクしておきます。

取材の後、小屋裏の換気量を増やす工法を検討しましたが、棟換気や機械換気よりも神清の神谷さんに薦めていただいた瓦の下から小屋裏換気のできるコンポ換気αが費用の面でも工事の容易さでもメリットがあると判断して、そのコンポ換気αを排気側とし給気の量を増やすために軒の面戸の所に給気用の穴を開口しました。換気量を増やす工事の事が解るその時の私のブログリンクしておきます。
PB210659
この荒川さんの記事は、東洋大学名誉教授の土屋喬雄先生と神清の神谷昭範さんが分析されています。私も神清の神谷さんの所で実験された実験棟のデーターをいただいて、私なりに分析をしましたが、冬場の夜に野地板の小屋裏側が露点温度より低くなって結露を起こしていそうだと分析しましたが、土屋先生の含水率から露点の温度を計算されているグラフでは、昼も夜も野地板の表面温度は露点温度より低くなって結露を起こしていました。

私は露点温度を計算する時はその場所の空気の温度と相対湿度から計算して、結露をおこす材料の表面温度から結露判定していましたが、土屋先生はその材料の含水率から露点温度を独自のプログラムで計算されているようです。今回は私の知識では、機械換気をする可能性が高く、神谷さんや土屋先生また日経ホームビルダーの荒川さんのおかげで、換気量を増やす工事のベストのチョイスができたように思います。機械換気をする場合、毎月400円〜500円程度の電気代をかけるか、小さな太陽光パネルとバッテリーを設けて、それを作動させることになります。前述の場合ランニングコスト、後述の場合イニシャルのコストがアップします。

建材の含水率から、露点温度が計算できるのは、理にあうと直感的に感じている所です。それは断熱材は露点温度になりにくい性質を持っていますが、例えば露点温度になっても結露を起こしていないことをこれまで体験しているのでそういう方法があったのかと思いました。
PB210663
太陽光パネルの設置を国は様々に補助金を出して促進していますが、今回の日経ホームビルダーの記事に太陽光パネル事故102件というタイトルで当方の事例の一つ前の記事がありました。私が知っていることでも、太陽光パネルからの火災事故、また今回のような小屋裏の結露、太陽光パネルの設置個所からの雨漏り、設置後10年以上で雨漏りしやすくなる等、多くの問題が潜んでいます。また古くなった太陽光発電パネルは現在の技術では、リサイクルできないのではないかと思います。

今大量に設置されている太陽光パネルが発電しなくなったとき、リサイクルできなければ、大量のごみとなって、捨て場に困る状況も考えられます。現在のエアコンやテレビや冷蔵庫の処分より困る状況になる可能性も秘めています。国の経済の安定は必要ですが、将来に困るごみを大量につくることに加担したくないとも思います。

高気密・高断熱に深く取り組むと、結露は様々な場所で起こる可能性はあります。昨日も基礎断熱の床下生じたカビを退治してきました。今回の太陽光パネルを乗せることで結露を促進した当方の事例で、これまで以上に小屋裏または屋根の通気の重要性、またその通気は昼も夜も必要であることを認識することができました。日経ホームビルダーの荒川さんそして神清の神谷さん、また一度もお会いしたことはありませんが、東洋大学の土屋先生に感謝します。ありがとうございました。

土屋先生にはぜひお会いしたいと思います。荒川さんよろしくお願いいたします。

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小屋裏の換気工事後の温度湿度の調査をしてきました

CIMG49929月25日日曜日に県北まで足を延ばしました。
太陽光パネルを設置したことが影響して小屋裏の換気不足をまねき、冬場に野地板に結露をおこしていると思われる現場の、その対策として換気量を増やす工事を1ヶ月前に行い、その工事後小屋裏の環境変化の調査のため、おんど取りを設置していたので、それを撤収に行ってきました。

現場の小屋裏は私がいつでも点検が出来るように足場板をビス止めしています。この足場を使って野地板のカビの処理をしました。大工さん苦労してセルロースファイバー天井断熱の上に足場を取り付けてくれました。
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改修後の小屋裏は、写真奥の150Φの給・排気口や今回設置した神清の神谷さんのコンポ換気αと軒の面戸に設置した給排気口設置の効果があって、湿度は一番高い温度の時,絶対湿度で約7g以上落ちていたことを、おんど取りのデーターで確認できました。7g以上の絶対湿度の差はとても大きなものだと思います。野地板も醸造用アルコールで2度処理したことで健康な色に変わりつつあるような状況だと思います。204の屋根だるきに冬に結露した跡がみられます。

結露は暖かい空気が冷たいものに触れた時生じます。この小屋裏は私の検証では、太陽光パネルを設置していない北側の野地板が冬場に外気より5℃以上暖かい小屋裏温度から露点温度を生じ結露したものと思われます。太陽光パネルを設置している南側は、5℃以上の温度差は生じていないので結露の現象を抑えているのだと思います。これは冬場に小屋裏の温度・湿度そして野地板の表面温度を調べてみないとハッキリとした結論は出ないとおもいます。

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太陽光パネルを設置してある南面の屋根の写真です。太陽光パネルの支配面積はあまり広くはありません。約50%という所でしょうか。一般的には太陽光パネルを設置しているほうの野地板の表面温度が下がると思いますが、この太陽光パネルの支配面積の大きさも影響してパネルを設置している南面のほうの野地板の温度が高くなっている可能性もありそうです。



CIMG5002今回当方が考えた事は、小屋裏の換気量を増やすために切妻屋根の面戸になるところに、小屋裏に空気を取り入れる給気の為の穴を北面と南面に取り付けました。風を受けやすい面戸部分に給気口を設けることは小屋裏の換気量を増やすには有効な手段です。

写真では解りにくいのですが、その穴と外壁モルタルの間に蜂や鳥やムカデなどの小さな生き物が小屋裏に侵入しないようにステンレス網をサンドイッチしています。



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空気の出入りを切妻屋根の高い位置で行うように神清の神谷さんに薦めていただいたコンポ換気αを取り付けるために所定の位置に屋根の上から野地板に縦長穴を開けます。

瓦の下に設置するため負圧・正圧と風むきに影響しやすいこのコンポ換気αの取り付け位置は北面・南面両方に取り付けておくことが大切だと思います。




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瓦を一列〜二列はがし、その下側に神清さんのコンポ換気αを取り付けます。外から瓦を剥がしただけで換気口が取り付け出来るのが嬉しいです。

これまでの調査や工事の事が解るように以前の記事をリンクしておきます。




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次に強風時にたとえ、瓦の間から水が侵入しても小屋裏に漏らないように防水テープにて止水処理をしていきます。

瓦を元に戻せば完了です。屋根全面で8個取り付けしました。このような太陽光パネルを設置したことで小屋裏の温度が下がり換気不足を起こした時などに換気量を増やすにはもっとも良い方法だと思います。神清の神谷さん多くの屋根面の結露対策をされた経験からの商品でしょう。素晴らしい発想だと感じました。


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小屋裏側から観た空気の取り入れ口になる給気口です。60Φの穴を南側4個北側4個ずつ開けました。
この結露対策を考えているときは換気扇での給排気も考えましたが電気を使わない自然換気の方法がコンポ換気αで可能になりました。瓦の下で換気できる方法は素晴らしいアイデアです。





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コンポ換気αを設置したところの、野路裏側の換気のスリット穴です。手を当てると空気が動いているのがわかります。
冒頭にも書きましが、この小屋裏は随所に風が流れていることが感じられるようになり、盛夏から秋には変わりましたが、絶対湿度で7グラムも落ちていました。




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プラットフォーム形式の基礎断熱内部の写真ですが、床を支える万協フロアーは結露もカビもありません。小屋裏換気量を増やし小屋裏の温度がさがることで床下への影響はないとは思いますが、そういう可能性も否定できないので安心しました。


今日は9か所設置していたおんど取りを、撤収してきましたが、事務所に帰ってそのデーターをパソコンで見てとても残念な状況になっていました。私がおんど取りの設定を20分ごとの測定にしていたつもりが20秒ごとの設定にしていたため、データーが上書きされて3日分しか取れていませんでした。野地裏とセルロースファイバーの中に設置したものは、なぜか1時間おきの設定にしていたので1か月間楽に取れていたのですが、今後私の頭の中をセットアップする必要があります(笑) 日経ホームビルダーの荒川さんに、その少し残念なデータをエクセルに変換して送りましたので、今後この太陽光パネル設置→小屋裏の温度低くなる→換気不足→結露を促進すると思われる課題も少しずつ明らかになるとおもいます。
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新築工事では、写真のように太陽光パネルを乗せる屋根面積を大きくするために、片流れ屋根を採用しても棟の高い位置にわざわざどの方向から風が吹いても通気垂木内又小屋裏が換気される様に棟をつくり換気を確実に出来るようにしていますが、手間もお金もかかる工事になります。今回はその必要性をまた深く感じたところでもあります。



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太陽光パネルと屋根結露

太陽光パネルを載せたことで、屋根の結露を発生させている現場に換気の工事を行ってきました。この現場は、当方が高断熱の施工を始めたころの約17年前に新築をさせていただいたところです。

これまで何度か小屋裏に侵入して調べていますが、月8日に専門家の方々と小屋裏の調査時の私のブログをリンクしておきます。
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←外部側から見た新しく取り付けた給気口の穴

この給気口の施工法を考えて、現場に臨んでいます。
換気の取り入れ口は、面戸には、50mmの穴を南面に4個北面に4個開けて、ステンレスの網を貼ったケイカル板を両面テープで取り付けてモルタル壁と挟み込み、虫の侵入を防ぐようにしました。





P8290425←小屋裏側から見た給気口

心配していましたが、木製転び止めにモルタルを貫通して、うまく穴がくあきました。新築のときにも採用できそうなディールでもあります。

写真では野地板が白くなっています。それは結露からカビの発生の後だということが解かっています。今回はパストリーゼ(醸造用アルコール)でそのカビの胞子の処理をします。



P8290422
小屋裏に入って噴霧器で施工ですが、パストリーゼ(醸造用アルコール)はカビの処理には弱いので、2回の施工を考えています。これは我々施工者と居住者の安全を兼ねて毒性の無いもので施工しています。

ただし私も 丸山さんも小屋裏の中でそのアルコールに酔いそうでした。
今日は先日の訪問時と異なり、台風の影響で曇りでしたので、小屋裏の温度はそれほどでもありませんでした。おんど取りの温度は29.7℃を示しています。給気口を取り付けたこともあると思いますが、前回の42℃とは大きく異なっていました。



P8290424

小屋裏のカビ処理の施工の前には、噴霧器での処理が可能なように天井つり木を利用して、そこに垂木を組んで足場板を取り付けています。
その足場は、今後の点検もかねて、ビス止めして、天井裏に設置しておきます。






P8290435今回排気の面積を増やすことで、名古屋の神清(株)の神谷さんから送付いただいた、瓦の間から換気が可能なコンポ換気αを北側4か所 南側4か所の都合8箇所取り付けます。野地板の光が見えるところの間が鋸で開口されるところです。

今日は3/8個を取り付けて明日又、丸山さんは野地板のカビ処理2回目、宮本大工さんと佐々木さんは、コンポ換気αを取り付けて工事は完了となります。
私の知識としては、これで小屋裏の換気は完全に行われると思っていますが、この工事の結果はこれからさまざまに分析されます。


P8290434
太陽光の設置してある南面 とその反対の北面の野地板に表面温度計を設置して、小屋裏の換気口付近、梁上、セルロースファイバーの中の温度や湿度を計測します。

私はそれをセットするだけで、相当の時間を要しました。
太陽光発電パネルを設置することで、小屋裏の温度が下がり、換気不足の状況を招いて結露を促進していると思います。一般的には温度の下がる太陽光パネルの下側が結露を促進すると考えますが、今回はその逆の北側の屋根が結露を生じています。その不思議なメカニズムが明らかになるのは嬉しいです。

又この事例は、小屋裏の換気の重要性を実証した例でもあります。家は大切な財産ですから、隠れたところから、劣化することは防ぐことが大切です。今回早く対処が出来て良かったと思うところです。


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小屋裏の温度・湿度の太陽光パネルの影響について

広島市内梅雨が明けて、夏本番を迎えています。
昨日は、安芸高田市まで、日経ホームビルダーの荒川さんと名古屋から雨漏り結露の専門家の神谷さんと当社佐々木と私の4名で小屋裏調査に出かけてきました。

文頭のように梅雨が明けてしまって、暑い小屋裏に入るのにはつらいなと思いながらの訪問になりました。当方の会社から広島駅で二人を迎えて1.5時間のドライブをしての到着です。
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日経ホームビルダーの荒川さんは、以前の私の太陽光発電パネルと小屋裏の結露・カビのブログを観ていただいて、太陽光パネルの設置個所と、その反対の北側の屋根の野地板の結露と、カビ発生の状況の違いの写真から貴重な事例だと訪問いただきました。

動向していただいた、名古屋の神谷さんも、荒川さんもセルロースファイバーを服に付け 汗だくになりながらの調査です。

神谷さんはKestrel4500と放射温度計を使われて調査されていました。
私はKestrel4200と放射温度計を使っています。同じような道具が必要であると再認識でです。

私は2日前にここに訪問しておんどとりを設置してからの今日の訪問となりました。

荒川さんは女性でありながら、軽快に小屋裏に昇り、大きな一眼レフカメラで写真を撮られていました。



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私のkestrel4200で小屋裏の温度湿度を計測しました。
今日の小屋裏の温度39.0℃ 相対湿度 60.6% 露点温度29.9℃を一度に示してくれます。

計算をしないで露点温度が直ぐに表示されるのはありがたいです。





P7190259
レンジを切り替え、湿度を相対湿度から絶対湿度に切り替えてそれを表示させてみると、27.12g/圓鯢充┐靴討い泙后A蠡仄湘戮良充┐任
60.6%であり少し湿度が高いだろうとの印象ですが小屋裏の温度が39度もあるので、その空気中に含めている水分は空気1圓涼罎忙笋体験したことがないほどの27.12gも水分を含んでいました。

今日の外気の中の空気は15gぐらいですから、この小屋裏は、12g以上に外気よりも水を含んでいる空気があることになります。それに外気は30度前後ですから、その小屋裏は、外気よりもはるかに過酷な温度と湿度を持っています。
本当に驚きの重い空気が小屋裏に存在していることのなります。
箕越邸統合




おんど取りによる、2日間の温度+湿度の分布をグラフに示したものです。早朝7時ごろに最低温度 温度24℃ 相対湿度55% 絶対湿度10.25/g

15時ごろ最高温度 温度44.2℃ 相対湿度42% 絶対湿度24.7g/圓鮗┐靴討い泙靴拭

この現象は冷たい早朝にセルロースにため込んだ水蒸気を暑くなると吐出している現象ではないかと思います。セルロースが吸放出するとは知っていましたが、一日のうちの温度の低いときに吸って温度が高くなると放出している現象に初めて気づきました。




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今回の小屋裏の現象は、写真のように太陽光パネルの設置されている、南面は何の問題も生じていませんが、太陽光パネルの設置されていない北面は、冬場に野地板全面に結露をしてカビを発生させた現象がみられます。





P6290079
又今回の事例は、小屋裏換気の流入側が少なく排出側の150Φの換気口が殆ど排気していない状況もみられました。

これから、もう少し検討をして、今回の太陽光パネルを設置して、結露を促進した状況を分析して対象しようと思います。

目に見えない空気中の水分の移動がもたらす様々な問題は、床下でも小屋裏でもあります。我々建築を営むものにとっては克服する最重要課題でしょう。



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太陽光発電パネルと小屋裏の結露.カビ

昨日の日曜日に、平成11年今から15年前に新築させていただいた甲田町のお住まいに訪問させていただきまいた。太陽光発電を取り付けられた業者さんが、天窓の不備と天井裏の小屋裏に白いものがあるので建設業者に観てもらってとの事で伺ってきました。
P6260072

この写真の天窓は、2011年今から5年ぐらい前に改築工事で施工させていただいたものです。以前の施工時のブログをリンクしておきます。

ベルックスの電動開閉型の天窓と、フィックス型を1台ずつ取り付けました。




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屋根に登って調査しましたが特に問題は無く水漏れもおこした形跡もありませんでした。
私は天窓の点検に伺ったときは、ガラスの掃除もさせていただいています。天窓は直接雨で洗い流されますが、汚れは付いています。
こういう機会でなければ綺麗にされることは無いですね。
私の役割は大きいというところです。



P6260074

写真は、太陽光発電のパネルが取り付けられている、南側の屋根面です。この太陽光発電は施主さんが地元の業者さんに依頼されて取り付けされたものです。

瓦屋根も天窓も太陽光パネルも特に異常というものは
ありませんでした。瓦は広島の県北の屋根に多い石州瓦という屋根材です。

屋根には特に異常はありませんと報告させていただきました。

IMG_1971
次に室内の天井点検口から、屋根裏を点検すると、その北側の屋根の下地板に、白い埃のようなものがついていました。


これはおかしいと、直感的に感じた私は、すぐに小屋裏に侵入して、調査しました。この家は天井断熱で、棟換気はありません。




IMG_1966
垂木にも結露をおこした後もあり、構造用合板には、カビのようなものがついていました。梁の一部には断熱材のCFが白く付いているところもありましたが、それとは違うようで目を凝らすとカビのようでした。







IMG_1969
この白いカビのようなものは、屋根の北側だけにビッチリ付いていました。濡れた雑巾でふき取るとやはりカビのようでした。

カビが生えるのは、高湿度な状態で温度差があり、小屋裏側の温度が高いと結露をしてカビが生えるということだと思いました。





IMG_1970
建築をさせてもらった当時は、何度も訪問してこの小屋裏も点検しているので、当時は何も問題はありませんでした。

太陽光発電パネルの施工されている、南面の屋根は何の異常もない状況です。先に記述したように小屋裏のカビ発生の場合は、屋根面の外気の温度と小屋裏の温度の差によって発生します。

少し冷静にこの状況を考えてみて、太陽光パネルの下側は直接日が当たらないので、温度は低くなりやすく外気との温度差がすくなので結露の現象を起こしていないのではと考えました。

次の日に当社のシロアリ、虫害の対策をお願いしている、住宅健康社の平田君に状況をみせたところ、カビで間違いありませんとのことでした。又ネットで太陽光パネル 小屋裏 結露と検索すれば色々な記事が出てきましたが、日経ホームビルダーの荒川さんの書かれた記事をリンクしておきます。

その記事の中で下記のような興味深い内容のものが書かれていました。

『実大の住宅ではどうなるかもシミュレーションした。天井面積70m2の天井断熱の切妻屋根に小屋裏換気を取り、南側全面に太陽光パネルを載せた場合と載せない場合を、12月上旬の宇都宮市の標準気象データで比較した。日中の小屋裏の温度はパネルを載せた方が6〜7℃低く、相対湿度は20〜30%高くなった。

パネルがあると外気温と小屋裏の温度差が小さくなるため、小屋裏換気を設けていても温度差で生じる換気の量は減る恐れがある。温度差換気量を試算したところ、パネルありは1時間当たり23.8m3、パネルなしは38.9m3と、予想通りになった。』

太陽光発電パネルを乗せる事によって、小屋裏の温度が下がり、相対湿度が高くなったありました。太陽光パネルを乗せると、その分小屋裏の換気量を増やさなくてはならないという事が解ります。
今回のこの対策は、小屋裏に換気扇を1台入れて換気量を増やすように考えています。一般的に思うと、太陽光パネルを屋根にのせると、小屋裏の温度が下がるので、結露を抑制するように考えますが、その分換気量が減り湿度が上昇して結露をおこしやすい環境になるとは思っていませんでした。高気密 高断熱 太陽光発電はゼッチの条件ですが、ここは注意しなければならない所です。

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土壁を残した改修工事の壁体内結露について

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以前のブログに書いた、耐震・断熱改修工事を行っている現場の、壁の内部結露計算を、私が少し忙しかったのでデコスの石松さんに行ってもらいました。

過去に同じような構成の壁を計算したことがあり広島市内では結露しない事は経験していましたが、確認のためにお願いしました。忙しい中手伝ってもらって感謝です。

現在は壁体内の見えない所が結露するかしないかはエクセルの結露計算で確認することができます。これは長期優良住宅で認められているソフトです。この計算の結果は少し安全側になるように表示されるように思います。



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←土壁の構成は、図のようになります。今回は、既存の柱の内部側に、防湿フィルムのB種透湿抵抗0.144を使っています。

土壁の室内側にプラスターボードを貼ると、それだけで結露を起こしやすくなります。土壁表しの場合は広島市では結露は殆どおこしませんがそれは、土壁の表面の温度が室内側の室温近くなるので結露をおこしにくい現象になります。

その土壁の前にプラスターボードを貼ると、土壁は外気の影響を受けやすく冷たくなり、空気層の間に温度差が生じ結露を起こしやすい現象がおきます。これは、コンクリート造りの建物でもよくある現象で、コンクリートの打放しの状態だと結露しなくてもNDボードを団子で貼るとその空気層で結露が発生します。





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←写真は内部結露計算のシートですが、内部結露をする場合は、写真の表の一番右側に結露と表示されます。
又この計算表では境界面の温度と飽和水蒸気圧、実存水蒸気圧が表示されてこの実存水蒸気圧が飽和水蒸気圧より大きいと結露をおこす事になります。

今回の場合、防湿フィルムを外すと結露の判定が出る所がありました。この計算式への入力は、デコスの石松さんに行ってもらいましたが、土壁の結露計算はあまり行ったことがなかったそうです。断熱の計算を行っている実務者では、このような土壁だけの結露計算は実務ではあまり行う事がないパターンだと思います。
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昨日私は、3つの密閉空気層を加味した外壁の熱貫流率の計算をエクセルで行ってみましたが、計算される部位が多いので、性能表示協会の外皮平均熱貫流率を計算するソフトやQペックスではこの熱貫流率の計算は行が不足してできません。

実務ではこのように単独で熱貫流率を計算して平均値としてそれぞれのソフトに入力するようになります。今回の壁の熱貫流率は1.42でした。

土壁の場合厚みがあることもプラスに働き透湿性のある断熱材を外側に用いると防湿フィルムなしでも結露をおこしません。
透湿抵抗を考えた断熱設計をすると、土壁の吸放湿性が発揮されて夏には涼しく心地よいと感じ、冬には程よい湿度をもたらし暖かく感じる空気環境をつくります。これが土壁の家が心地良いと言われるゆえんです。

この様に土壁の場合それを残し断熱・耐震改修を行う事も出来ますが、今回のようにその壁の構成による結露計算は行ったほうが良いです。
又この壁の熱貫流率を使い、天井CF200mm 床SF150mm外皮平均熱貫流率を計算した場合1.2位になりますが、それでも広島市の場合冬に十分暖かな家にすることはできます。ただしそれに即した暖房の計画は必要です。私はACでそれを行いますが、設置高さを工夫します。

土壁を残して行う断熱改修の気密化は少し複雑な要素が絡みますが、広島市の場合壁無断熱でも熱貫流率1.42になり、それでも効果的な断熱改修工事が出来る事がおわかりになると思います。断熱の性能を競うのではなく、あくまでも無駄な費用を抑えて、冬に暖かく、夏に涼しく 長く快適な暮らしを提供することが我々建設会社の役目ではないかと思うところです。

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