今日は、田舎造りの家のインスペクションに伺ってきました。
写真の家は当社の近くですが、原爆にも耐えた築年数70年を超える古いお住まいです。
これまで何度かリフォームをされていますが、この度2階の断熱改修工事を行う事になりました。
今回は、大工さんに天井内に侵入できる点検口をつけていただいて、それから小屋裏の構造の確認に出かけてきました。
この当時は木材が貴重であった事もあり、丸太を組み合わせて小屋を組み立てています。
このようなお住まいの調査に行って思うのは、その小屋の組み方にルールがあるようで意外にまちまちで、その時の大工さんの考え方に左右された組み方をされています。
今回も小屋梁は１．５間おきに取付けられていて、母屋を支え、その母屋も１．５間おきに直行していました。
垂木が少し不足気味な感じではありましたが、重い屋根を一生懸命支えているような感じがしました。
このような小屋裏に入ると、私の設計の意欲がどんどん増してきます。
私にはこの空間は宝物のように思える空間です。
その様な空間ですが、７０年以上の間たまった埃は、私の顔や服を汚すには十分な量で、たちまち、ほこり高き男になりました。
暗い中で懐中電灯で調査をしましたが、入母屋の屋根から差し込む光に癒されながらの調査です。
小屋梁は、幾重にも重なって力強いです。
棟木をよく見ると継手の所がずれていて、ここは補強しなければ、地震が来た時にずれ落ちる可能性もあります。２か所その様に弱い継手を発見しました。
屋根が重い構造なので、棟木や母屋がずれてしまうと瓦が建物の中を直撃する可能性もあるので、少し心配な所です。
四角い材木を仕入れるのが大変な時代の木造住宅の木組みは、丸太が使われ大工さんの技量が発揮されて、見ているとその大工さんの考え方が伝わって来ます。
約２時間くらい小屋裏に入り調査をしましたが、前述したように、入母屋の換気の格子から吹きこむ光がとても綺麗で私の疲れた体と目を楽しくさせてくれました。
ここに差し込む西日をほど良い光に変換して、ここを魅力的な空間にする事が頭をよぎりました。
この暗い空間に光が差し込む明るい空間に そして断熱で、冬に暖かく暮らせ、夏に涼しく暮らせるように変化させ室内での活動量を多くなるようにしたいと私の意欲を大きくして、点検口から、明るい室内へ戻りました。
会社に帰ってからは、今日の調査をもとに小屋裏の構造の図面を書いて行きます。これからが楽しみです。
写真の家は当社の近くですが、原爆にも耐えた築年数70年を超える古いお住まいです。
これまで何度かリフォームをされていますが、この度2階の断熱改修工事を行う事になりました。
今回は、大工さんに天井内に侵入できる点検口をつけていただいて、それから小屋裏の構造の確認に出かけてきました。
この当時は木材が貴重であった事もあり、丸太を組み合わせて小屋を組み立てています。
このようなお住まいの調査に行って思うのは、その小屋の組み方にルールがあるようで意外にまちまちで、その時の大工さんの考え方に左右された組み方をされています。
今回も小屋梁は１．５間おきに取付けられていて、母屋を支え、その母屋も１．５間おきに直行していました。
垂木が少し不足気味な感じではありましたが、重い屋根を一生懸命支えているような感じがしました。
このような小屋裏に入ると、私の設計の意欲がどんどん増してきます。
私にはこの空間は宝物のように思える空間です。
その様な空間ですが、７０年以上の間たまった埃は、私の顔や服を汚すには十分な量で、たちまち、ほこり高き男になりました。
暗い中で懐中電灯で調査をしましたが、入母屋の屋根から差し込む光に癒されながらの調査です。
小屋梁は、幾重にも重なって力強いです。
棟木をよく見ると継手の所がずれていて、ここは補強しなければ、地震が来た時にずれ落ちる可能性もあります。２か所その様に弱い継手を発見しました。
屋根が重い構造なので、棟木や母屋がずれてしまうと瓦が建物の中を直撃する可能性もあるので、少し心配な所です。
四角い材木を仕入れるのが大変な時代の木造住宅の木組みは、丸太が使われ大工さんの技量が発揮されて、見ているとその大工さんの考え方が伝わって来ます。
約２時間くらい小屋裏に入り調査をしましたが、前述したように、入母屋の換気の格子から吹きこむ光がとても綺麗で私の疲れた体と目を楽しくさせてくれました。
ここに差し込む西日をほど良い光に変換して、ここを魅力的な空間にする事が頭をよぎりました。
この暗い空間に光が差し込む明るい空間に そして断熱で、冬に暖かく暮らせ、夏に涼しく暮らせるように変化させ室内での活動量を多くなるようにしたいと私の意欲を大きくして、点検口から、明るい室内へ戻りました。
会社に帰ってからは、今日の調査をもとに小屋裏の構造の図面を書いて行きます。これからが楽しみです。
