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  最近は、写真のような床の間・仏間を造ることは少なくなりました。以前はこの床の間が普通にできて一人前の大工と言われていたものです。廻り縁 鴨居 落し掛け 長押 床柱 柱 床材 床框 寄せ 襖 畳寄席など繊細なバランスと施工法で構成され、高さのルールも色々あり私もその納まりを勉強したのもです。又書院や雪見障子なども造っていましたが最近は随分減ってきたと感じています。悲しいことですが、若い大工さんは床の間を造ったことがない人も多いのではないかと思います。


 私自身も過去に習った方法ではなく、柱の廻り縁欠きは柱を傷め、構造に影響を及ぼすので、同様の床の間を造る時も廻り縁の納まりは、柱を欠きこまない施工法で行っています。工法もルールも私の中では独自に変えています。そして欲しいものは、ネットで注文、家は本当に一気に余ってきています。
写真のような床の間だけではなく建具の引戸もアウトセット引き戸やハイドア、バリヤフリーの床の納め、階段の長さなども過去設計していたものとは違いは大きくなりました。





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 そのよう今までと異なる時代背景ですが、若い方が買われた上の写真の床の間を、この写真の収納にさせていただきました。一寸残念な気もしますが、床の間というものが必要にされなくなったという事なのでしょう。襖は思い切って黒にしてみました。4枚引き違いの襖の縁と壁の白い所は施主さんが白色の珪藻土をDIYで塗られたものです。その出来は我々からすれば少し残念なところもありますが、雰囲気は随分素敵になりました。若い方の感性のそれよりは素敵だと思います。




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千本格子の欄間と黒色の4枚引き違いの襖をあけたところです。思い切って黒塗りの襖にしてみましたが襖とは思えない面白い設えになりました。

この黒い襖に何かデコレーションを施したい衝動にかられます。(笑)ペット用や黒板用の固いクロスにも挑戦したいと思いますが、そういう透湿抵抗の高いクロスが糊が確り接着するかも少し試してみたいです。




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 ←この写真は耐震+断熱改修した現場ですが 工事前この場所は床の間と仏間の所でした。お仏壇はマンションサイズの小さなものを求められて、エアコンやテレビをセットできる場所になりました。引き出しもワゴンも取り付けて収納を充実させました。工事後に何度も訪問しましたが、素敵に暮らしておられます。






DSC01165←この写真は上の写真の工事前の写真です。思い切り違う雰囲気にさせていただきました。今あらためて写真を比べると今のお客様のニーズは床の間を求めないのだろうと感じています。

現在の住まいでは、テレビを観たり、収納を充実させ、お仏壇も小さくしたいと思われている方が多くなりました。お花や人形は飾りたいと思っておられますが、それは床の間に求めない人は多いです。






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 以前はこの写真のような床の間を沢山造らせていただいていました。この仏間 床の間のある和室は、冒頭の廻縁の柱欠きしない施工法のもので数年前に施工したものです。冒頭に書きましたが、柱欠きは構造上大きな欠損になると考えてそれをしない施工法のものです。この床の間は掛け軸をかけ、花等を飾り、大切な方をもてなす役目を果たしています。お寺さんもお参りされています。

床の間・仏間そして和室の価値を少し掘り下げよりよく暮らすという原点に返って考えてみる事にしようと思います。皆様にもいろいろな意見を頂戴したいと思います。


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