名古屋市熱田区の国道で3人が死亡したひき逃げ事件で、危険運転致死容疑などで逮捕されたブラジル人の男4人のうち、一部が「以前から4人で車上狙いや自動車盗などを繰り返していた」などと供述していることが16日、わかった。

 愛知県警特捜本部で、4人が関与したとみられる複数の窃盗被害を確認しており、裏付け捜査を進めている。一方、特捜本部は、同日夜、車を運転していた自称中古車販売業ロシェ・デ・フレイタス・ファブリシオ容疑者(26)を事件後、初めて現場に立ち会わせ、実況見分を行った。ロシェ容疑者が、事件当時の状況について、「赤信号だとの認識はあった」と供述していることもわかった。

 特捜本部によると、ひき逃げ事件を起こした車の中からは、バールなどの工具類が見つかったほか、男の1人は、「カーナビを盗みに行くところだった」などと供述しているという。

 実況見分は、同日午後10時から開始。捜査員約80人が同区六番の国道1号を通行止めにして実施した。車は時速100キロ超の速度が出ていたとみられ、特捜本部では、車の破損状態などから速度の鑑定を進めており、実況見分の結果と合わせ、事件の全容解明を急ぐ方針だ。

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