2005年10月22日

無痛文明論 森岡正博5

無痛文明論


■やぎっちょ評価コメント
なんというんでしょうか。非常に難しいです。著者は大学の教授です。
人の自己家畜化から痛みを避ける文明になっていくという、そのメカニズムをダイナミズムに、しかし理論は細分化して説明されているなかなかありえない切り口と分析の本です。現代の人の特性というか、集団としての人の流れというか、そういうものが緻密に説明されています。
自己啓発としても人間心理の本としても読んでいい本です。
ただ、本は厚みがあり理論も難しい。個人としてどうなのかを知るのには4章か5章まで読めば十分でしょう。それで人という生き物が何なのかはおおよそわかります。
愛が何なのかなどのシンプルな質問を追及する場面もあるし、難しいけども読みにくくはないでしょう。こうあるべきという理想論が苦手な人にはキツイ。

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とても素晴らしい良書です
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好みが分かれる良書です
★1
まあ、何といいますか・・・
[主観的な基準]
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個人的なバイブルです
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【やぎっちょバイブル】
やぎっちょの生き方に大きな影響を与えた、独断と偏見の★5です。

[小説](12冊)

スロウハイツの神様
辻村深月
(人間の形というもの)

ダンス・ダンス・ダンス
村上春樹
(「僕」をめぐるシリーズ4部作で)

エンジェル・エンジェル・エンジェル  梨木香歩
(少女と祖母のドラマ)

少女には向かない職業
桜庭一樹
(青空色のブラック)

天使の卵
天使の梯子
村山由佳(切ない恋愛小説)

そのときは彼によろしく
市川拓司
(切ない恋愛小説)

青空感傷ツアー
柴崎友香
(空気感のある友情モノ)

恋愛寫眞
市川拓司
(切ない恋愛小説)

容疑者Xの献身
東野圭吾
(ミステリー)

銀河英雄伝説
田中芳樹
(壮大なリアルファンタジー)

バナナフィッシュ
吉田秋生(マンガ)
(友情と戦いのストーリー)

■ケインとアベル
ジェフリー・アーチャー
(天才二人の壮大な人生ストーリー)


[ビジネス書、実用書、古典など](10冊)

シンクロニシティ 未来をつくるリーダーシップシンクロニシティ
ジョセフ・ジャウォースキー
(社会科学)


P.F.ドラッカー
エリザベス・ハース・イーダスハイム
(マネジメント)

ティッピング・ポイント
マルコム・グラッドウェル
(社会心理学)

ドラッカー 365の金言
ピーター・ドラッカー
(マネジメント)

無痛文明論
森岡正博
(社会生態学)

スターバックス成功物語
ハワード・シュルツ
(ビジネス回想録)

愛の論理
飯田史彦
(抽象概念の論理化と検証)

韓非子
西野広祥・市川宏 訳
(中国古典)

影響力の武器
ロバート・B・チャルディーニ
(行動心理学)

■貞観政要
呉兢 守屋洋訳
(中国古典)
Ciel Bleu