adsbSCOPEがRTL1090、ADSB#に対応
2014/11/24現在
Latest Version 2.7が最新です。本記事の説明は、V2.6 f3で進めております。
adsbSCOPE Regular Version 2.6がリリースされています。
←これを使える様に設定します。
ADS-B Decoder and Softwareのページです。
RTL1090とADSB#(Sharp)に対応した模様!
ライセンスフリーです。
記事はこんな感じでした。
・ダウンロードは、ADS-B Decoder and Softwareのページから下の方にこんなのがあるので、DLしてください
最新版 V2.7
旧バージョン V2.6(V2.6_f3)
の2つがあります。V2.6_f3は、問題なく動作しました。修正内容は、翻訳済HPをご覧ください
V2.6_f3の起動方法
adsb_fix.zipを解凍して、adsbScorpを起動すればOKです。
フォルダーadsb_fix→adsb_all→pc_software→adsbscope→26→adsbscope26f3_256.exeで起動です。
adsbScopeのアイコンが2つありますが、扱えるデーター量の違いみたいです。
・decoderの設定
Beastを選択(Beastにチェックをいれましょう)
・TCP接続の方法
①RTL1090かADSB#は起動してください
②メニューのother → Network → Network Setupの順に進むと下の画像です。
2つのボタンを押して終了!
③メニューからother → Network → RAW-data Client activeをポチッと押して完了!
または、メニューバーのアイコンを押します。
接続完了ならボタンが変わります。
④後は、TXT画面にパラパラとTXTが出ればOK
⑤地図を日本に移動します。
虫眼鏡で縮小・・・出来るだけ小さい方がいいですよ
マウスでぐりぐりして何とか日本を見つけます。
多少拡大して見やすくします。ここで、地球儀ボタンを押すと地図のバックが表示されます。
またまた、マウスで調整して、自分の受信地点を地図画面の中心に持って来ます。
中心は、黄緑色のマーカーが十字に引かれていますので、ここに合わせる様にしてくださいね
正確には、下のステータスバーにN,Eが表示されますので、おおよそこれに合わせるのもいいでしょう。
メニューのnavigation → Set Receiver Locationを押すか、メニュー右側の赤丸に十字(赤○の左です)を押すと小窓が開くのでOKで終了!自分のLocationは、メニューからFile → save as..で名前を付けて保存しましょう。
これをやらないと再起動で、地図をマウスでぐりぐりまたやらなくちゃいけなくなります。
次回起動時にFileから読み込めば同じ位置が表示されます。
⑤後は、適当に弄ってみてください、と言うより自分もこれから使ってみます。
ADSB#(Sharp)で受信している画像です。
ワイド画面対応みたいです。VGAだと地図画面が小さい・・・
全画面表示の切り替えは、ディスプレイのアイコンを押してください
航空機のアイコンをクリックすると詳細が表示されます。
航空機アイコン、□、○、の変更は、メニューからConfig → Aircraft track → Symbolで変更できます。
ワイド画面のディスプレイだとこんな感じです。RTL1090での受信です。
RTL1090との相性いいのかなぁ?なんとなくいい感じですよ!
地図が大きく見やすいです。
使った感触としては、PPよりいいんじゃないでしょうか?
特に感じるのは、機体のタイプを良く読むことですね、PPの場合機体のタイプがなかなか表示されませんでした。が、adsbScorpの場合ほとんど表示されます。デコードエンジンの差でしょうか?これはポイント高いです。
航空機のアイコンも機体の大きさに合わせて大小表示されますので楽しいです。
後は、使いながら上げていきます。
ADS-B adsbSCOPEのススメ①ライセンスフリー!
PlanePlotterの試用期間も過ぎてしまい使えなくなってしまいました。購入するのも・・・なので、adsbSCOPEをぼちぼち使っていたのですが、実際に使ってみると良く出来ています。SDR#やRTL1090との相性も良く順調に動いています。なかなか全てをレポートするには無理がありますので、少しづつではありますが、気がついたところを紹介してまいります。adsbSCOPEは、ライセンスフリーで使用できます。
簡単なところから気に入った点を上げてみます。
(はじめにPCのディスプレイはWXGAを推奨します。XGAですとMap部分が狭くなります。)
①受信メッセージがTXT表示される!
RTL1090と合わせてみるとおもしろいと思います。RTL1090のTXT表示とadsbSCOPEのTXT表示はリンクしているように見えます。と言う事は、RTL1090にTXT表示されているものは、基本的に完全なデーターであるといえます。hide decoded dataのアイコンが表示されている状態でTXT表示になります。
←hide decoded data
②プロットされる航空機のシンボルが3種類!
大型機、中型機、小型機の3つ確認できました。次の画像をご覧ください!
JA5810は、航空大学校のビーチクラフト機です。FL66で飛んでいます。シンボルが小さいので何かなぁ・・・と思って確認したところビーチクラフト機(小型機)でした。このような機体にもADS-Bが搭載されているんですね!
またシンボルも○ □ 航空機の3つ準備されていますのでお好みで!設定方法は次の画像参照ください!
③データー受信が出来ないとAIRCRAFT TABLEの右端T-outのカウントが開始され300秒(デフォルト)を超えるとプロットが消去されます。
プロットしている機体の軌跡が点線になった場合信号が受信できなくなっています。が、シンボルの機体は動いていますよね、これは、次の画像の設定時間だけは表示されます。つまり、最後に受信した高度、速度、方向を元に300秒動かしているわけです。
本日のADS-B受信画像、SDR#v6+R820T+付属ホイップアンテナ(車載)で受信
建物の無い場所で受信するとホイップアンテナでもこれだけ受信できます。
ADS-B adsbSCOPEのススメ②Aircraft track-Label
adsbSCOPEのススメ②です。
Aircraft track-Labelの説明をしたいと思います。
GRAPHIC DISPLAYのプロット画面は、この様になりますが、シンボル(航空機のアイコン)の横に機体の情報が表示されます。これがAircraft track-Labelです。この表示の方法は、3つ選択することが出来ます。
Aircraft track-Labelの設定は、次の画像を参照してください
設定できるのは、3通りで、表示の内容を簡単に説明します。
①2-line
11 JA346J B738 航空機リストのNo./レジNo./機材名
F360+ 300 高度(フライトレベル360は、36000フィート)/+は上昇、-は下降/速度(ノット)
②3-line
11 JAL1156 航空機リストのNo./便名
JA346J B738 レジNo./機材名
F360+ 300 H203 高度(フライトレベル360は、36000フィート)/+は上昇、-は下降/速度(ノット)/ヘディング(方向)H203は、203度の方向に飛行中
③4-line
11 JAL1156 3lineまで②と同じ
JA346J B738
F360 300 H203
Sqk:2352 スクォーク(航空機の識別番号、レーダーで捕捉するために使用)
となります。これだけの情報を表示することが出来ます。すばらしい!
これに付随して便利な機能をもうひとつ紹介します。
View→Ground RADARにチェックを入れてください!プロットした航空機のAircraft track-Label表示の下に『INT=II-0』等の文字が出たり消えたりします。これは、INT→Interrgartor II-0→質問者つまりレーダーの名称かな?と思われます。簡単に言えばレーダーの質問に答えて信号を返している証拠です。これが出た場合航空機リストの右端『T-out』が一旦リセットされ0からスタートします。またシンボル(航空機のアイコン)に○が表示されます。
信号が受信出来ない状態が続くとプロットの軌跡が点線になりシンボル(航空機のアイコン)に×が付きます。同時に『T-out』の数値の右に『M』が表示されます。これは、×のマーキングと言う意味でしょう。
ADS-B adsbSCOPEのススメ③Table detected aircraftを見てみましょう。
なかなか優れもののadsbSCOPEですが、受信した機体の詳細を見ることが出来ます早速見てみましょう。Fileの下にあるボタン(big table)を押してください!
Table detected aircraftが開きます。
受信状態の詳細を見ることが出来ます。各項目の意味は、次の画像を参照ください!
メインウインドウでも確認できますが、メインウインドウで表示されているのはこのデーターの一部です。項目名をクリックする度に昇順、降順に並び替えが出来ます。これは、メインウインドウででも同じ操作が可能です。
また、表示されたデーターのセルをクリック(選択)してメインウインドウに戻ると選択した航空機のシンボルが○+で捕捉され、次の画像の様に詳細が左上に表示されます。このデーターの内容は、Table detected aircraftの内容と一致しますので説明は割愛させていただきます。
また、次の画像は、直接航空機のシンボルをクリックしたもので、捕捉○のみの表示になります。
ADS-B adsbSCOPEのススメ④Viewの簡単な説明、設定方法
ADS-B adsbSCOPEのススメ④です。今回は、Viewのメニューについて簡単に説明します。
把握できていない点は?にしています。あしからず!
Viewを押すとこのようにメニューが出ます。
順番に説明します。
①aircraft→航空機シンボルのON OFF
②Lat/Long-Grid→緯度経度の升目のON OFF
③Crosshair→GRAPHIC DISPLAYの中心を十字の線で表示ON OFF
④States→MapアウトラインのON OFF
⑤State Names→?
⑥Towns→都市部の○表示のON OFF
⑦Detailed maps only→?
⑧Airports→Configで詳細設定 空港名の表示を変更
normal→ローマ字表記になります。
ICAO→RJTT等の表示になります。
IATAはなじみがないので使いません、
none→非表示(Mapを拡大しないと見えません)
⑨Airport Altitude→空港の高度(Mapを拡大しないと見えません)
⑩Range Rings→中心からリング状の表示ON OFF Configで詳細設定できますが、デフォルトの50KmでOK
⑪Receiber→受信地点を赤○で表示ON OFF
⑫maximum Range→受信地点(Receiberの位置)から最大受信距離をレーダーチャートで表示ON OFF ただし、一度ONにしてしばらくしないと表示しない場合もあります。ON OFFを実際に行って実際に表示してみましょう。そのほかにもいろいろな表示が出来ます。Configで設定可能です。
show Maximum only→最大受信距離の表示をします。
show all altitudes→全ての高度の受信距離の結果を表示します。
<10000 ft→10000フィート以下を?色で表示します。
10000ft...20000ftを茶色で表示します。
20000ft...30000ftを緑色で表示します。
>30000ftを緑で表示します。
show Minimumは、最短受信距離で赤でします。
⑬ground RADAR→レーダーとのアクセスの確認です。
関連記事を参照くださいADS-B adsbSCOPEのススメ②Aircraft track-Label
⑭ATS-Routes→?
⑮GPX-overlay→?
⑯Background picture→Mapが表示されます。(あまりきれいではありません・・・)
⑰SRTM-Background→×
間違いに気づいた方はコメントください!お待ちしています。
ADS-B adsbSCOPEのススメ⑤Mapの設定
adsbSCOPEを起動して次の画像のような地図の場合Mapの設定をしましょう。
(Mapのアウトラインがガタガタまたは表示されない場合)
Asia centralで地図のアウトラインが変わると思います。3つにチェックを入れましょう。
変化がない場合は、PCをネット接続して次の操作をしてください!Mapデーターがダウンロードされます。
地図が変わったでしょうか?
次に日本地図にしてみましょう。この日本地図の表示は好みですので、あしからず!⑯のBackground pictureにチェックを入れます。
フルカラー表示の選択は、次のプルダウンメニューから選択
地球儀のアイコンを押すとフルカラーです。
戻すには⑯のBackground pictureにチェックを入れます。
以上でadsbSCOPEの導入~設定~使用方法のまとめを終了です。
ほぼ網羅されていると思います。その他の機能については自力でお願いします。また、今回の説明通りに動作しない場合も多々あります。その点はご了承願います。
お疲れさまでした。
最近ADS-Bに、はまってしまいました。
貴殿のブログを参考に導入させていただきました。
ありがとうございます。
私もHPやってますので、事後報告になりますが、記事中にリンクさせて頂いております。
受信用アンテナとして「コリニアアンテナ」にはまっておりまして、7段コリニアを製作し受信しています。
まだまだ奥が深いADS-Bと思います。
今後も貴殿ブログを参考にさせていただきます。
私の記事は
http://nonchansoft.my.coocan.jp/audio/adsbnew1.htm