RTL-SDRでDRM(デジタル短波放送)が受信出来ます。前回のブログで受信できたことを報告しましたが、早速Dreamをダウンロードされた方もいらっしゃると思います。が、音が出ない!とお叱りの声が聞こえそうです・・・
今回受信に使用したDRMデコーダーは、DREAMの古いバージョンでした。Dreamは、最新版の方がデコード率が良いとのことですが、最新版のDream2.1.1/1.17は、このまま起動しても使えません・・・dllが2つ必要になります。
と言うのも、最新版のDream1.17で受信してSNRが15dBを超えても音がでません何で?と思い本家のページその他を見てみるとqt-mt230nc.dll faad2_drm.dllが必要だということが判明しました。

HDSDRは、使用できる状態として進めます。(ExtI/O RTLを使用しました)
RTL-SDR HDSDR 導入方法
PCは、X64 Windows7とします。
オーディオは、NETDUETTO 44100Hz設定です。
アンテナは、ΔLoop9です。
(チューナーは、ダイレクトサンプリングに改造するか、チューナーにHFUPコンバーターを接続してください)

①DREAMのダウンロード
2014/07/02 最新版は、Dream 2.1.1です。導入方法は、DREAM1.17と同じです。
Dream1.17は、http://sourceforge.net/projects/drm/files/dream/からDownload Dream-1.17-qt4.zip (12.8 MB)をダウンロードしてください、解凍しDream-1.17-qt4フォルダーが生成されればOKです。

②qt-mt230nc.dllのダウンロード
qt-mt230nc.dllは、以前より必要であることは知っていましたので、特に問題はありません、先のリンクからDLしてください、DLするとそのままqt-mt230nc.dllになります。Dream1.17のフォルダーに格納します。

③faad2_drm.dllのダウンロード
ここで問題が・・・faad2_drm.dllは、AACデコーダーでDRMのデジタル音声を再生するために必要になります。DRM放送はAACで送られてくるためにこのAACデコーダーが必要になります。ところが、Dreamには添付されていません?なぜなのかは不明ですが、海外のHPを見るとこのfaad2_drm.dllは自分でコンパイルしなさいと書かれています?ソースコードを何とかしてコンパイルしてちょうだい!ってことらしいんですが説明見るとえらくめんどう・・・参考までに次のリンク参照ください
Dream本家のAACデコーダーのページ日本語翻訳
AACデコーダーの構築方法日本語翻訳
やはりコンパイル済のfaad2_drm.dllがほしいです。有志がUPしてないかと思い探したけど出てこない・・・しかしありました。ロシアの方がUPしてました。感謝しながら頂きましょう。
Digital Radio Mondiale — Россияに感謝です。
2013/10/02現在が閉鎖されています。
faad2_drm.dllをダウンロードします。解凍してフォルダーの中のfaad2_drm.dllをDream1.17のフォルダーに格納します。
本ブログのリンクにUPしましたのでご利用くださいfaad2_drm.dll
ウイルスチェック済みですので、ウイルス対策ソフトで引っかかった場合は、解除してください!
圧縮していませんので、そのままフォルダーに入れてください!
以下Dream1.17で説明Dream2.1.1と同じです。

④Dream1.17のセッティング
Dreamを起動します。
Dream1.17
Settingsを押します。
Sound Card Signal Input Device マイクNETDUETTOを選択
Dream Settings①
Sound Card Signal Input Channel I/Q Posを選択
Dream Settings②
Sound Card Signal Input sample rate 48000Hzを選択
Dream Settings③
ViewのメニューからEvaluation Dialog
Dream View
Dream System Evaluationが開きます。設定はデフォルトで良いと思います。一応画像を見て違う場合はチェックを入れなおしてください!これでDream1.17の準備は出来ました。
Dream System Evaluation
⑥HDSDRのDRM受信設定
HDSDRを起動します。受信スタート!
モード:DRMをON
右下の受信フィルターの幅をマウスでつまんで広くします。11000Hzが目安です。
受信する周波数をセットします。台形のスペクトラムが見えたらDRM信号です。DRMのキャリア幅に収まるようにフィルターを合わせます。見やすい様にZoomで調整すると良いと思います。
HDSDR DRM設定
多少の誤差は問題ありませんのでご心配なく!Dreamには、自動で周波数を追跡する機能がありますので、DRM信号がカバー出来ていれば受信できます。
フィルター幅
Sound Card[F5]
RX OutputのみNETDUETTOを選択
HDSDR Sound Card
Bandwidth[F6]
Output 44100Hzを選択
Input 1440000~1800000が良いかもしれません、このあたりは受信レベルと他局の被り具合で調整します。 
HDSDR Sampling Rate[Hz]
⑦受信開始
Dream1.17のメイン画面のレベルメーターを見ながらHDSDRのGain AGC Volumeを調整します。受信レベルはメーターのゲージが赤にならない程度に出来るだけ上がるように調整します。緑のインジケーターが3つ点灯すると音声が出力されます。
受信レベル
Dream System Evaluationのインジケーターがオールグリーンになると音声が出力されます。一番の目安がNSRで12.5dB~14dBあたりからデコードするようになります。信号が弱いと下の3つのインジケーターが点いたり消えたりします。この場合はHDSDRのスペクトラムもあまり高くないと思います。
NSR
⑧実際の受信
RNZI 05:24の受信画像です。
RNZI
GOS IV(AIR India)06:30の受信画像です。
残念ながら音声は聞こえませんでした。
GOS IV
⑨まとめ
受信するために一番重要なのがGainです。データー信号なのでAGCも効果があります。自分の環境ではRTL-AGC ONが有効でした。また、Volumeはできるだけ絞るのが良いかもしれませんが、PC等の相性もありますので、実際にトライしてみてください!
昨晩から今朝まで受信できたのは、やはりRNZIでした。ただ、夕方から夜間は、他局が被って受信出来ません・・・深夜から早朝は受信可能です。
RNZI 受信できた周波数と時間
9870KHz 16:00~21:00頃
15720KHz 05:00頃
15720KHz 06:50頃
17675KHz 07:00~
GOS IV
9950KHz 06:30~(音声出力せず)
また、Dream1.17のView→Station Dialog→Stationsを開きUpdateを行うとアクティブな放送局が表示されます。勿論ネット環境が必要です。(掲載されない場合もありますが、参考になります)
放送局の出力も重要です。数十kWないと受信は厳しいでしょう。
それに、放送局のサンプルレートも重要で、レートが高いと信号強度が高くないと受信出来ない可能性があります。20.88kbpsのインドの局は受信し難い様な感じです。
Statons
若干煩雑ですが、RTL-SDRでもDRMが受信出来ました。クリヤーな短波放送を体験してみてください
お疲れさまでした。

HF受信のためには次のリンクへ
RTL-SDR ダイレクトサンプリング、USBワンセグチューナーHF受信化改造記事の総集編
HF UP Converter USA製とTT@北海道さん製の比較(RTL-SDR+HF UP Converter)

DRMその他記事のリンクへ
RTL-SDR DRM受信 SDR#(Sharp)+Dream1.17でも成功!
RTL-SDR HFDL+SDRRadio.com v2.0のData-Uを使用してみました。