SDR受信ソフトの老舗であるHDSDRですが、機能が多くハードルが高かったのですが、使ってみるとこれがとても良いので再度紹介します。ダイレクトサンプリングにも対応できます。
この時点で、RTL-SDR化が完了しているものとして進めます。未完了の場合は次のリンクから進んでください!
・USBワンセグチューナーをSDR受信機化するためのドライバー簡単インストール方法

ダイレクトサンプリングモード(direct sampling modeへの改造記事は次のリンクから参照ください!
・RTL-SDR ダイレクトサンプリング(direct sampling mode)、USBワンセグチューナーHF受信化改造記事の総集編
・TV28T v2 DVB-T USB Stick (R820T)チューナー/ダイレクトサンプリング搭載でオールバンド受信機完成!+LNA追加+MCXバルクヘッドジャック情報
・RTL-SDR/TV28T v2 DVB-T USB Stick (R820T)を0~30MHz受信専用に改造する(direct sampling mode/既製品のマッチングトランス使用で改造作業を簡略化)
・RTL-SDR ダイレクトサンプリング用フィルター設計方法 (LPF、BPF、HPF)
①HDSDRのダウンロード
2013/11/01 HDSDR Version2.70リリース
使用感、新機能については、HDSDR Version2.70リリースされています。使用感最高です。[RTL-SDR]へどうぞ便利機能の紹介もあります。(本ブログにも記事追加しました)

http://www.hdsdr.de/のページからダウンロードします。
HDSDR DL

②ダウンロードしたHDSDR installアイコンをダブルクリックしてインストールします。
新規、アップグレードとも操作は同じです。
HDSDR install
指示に従い進めるとインストールが完了します。
特に難しいことはありませんが、インストールするフォルダーの場所をメモしてください後ほど必要になります。
C:\Program Files\HDSDR (32bit PC)
C
:\Program Files(X86)\HDSDR  (64bit PC)
になると思います。

2015/05/26
HDSDRの公式サイトのdllの使用をお勧めします。
RTLSDR(RTL2832とDVB-T / DAB)→ExtIO_RTL2832.dll
ダウンロードはこちら→https://app.box.com/s/7tpiy8r6qo2bbhdxtt4k
ExtIO_RTL2832.dllがそのままダウンロードできますので、HDSDRフォルダーへ格納してください!
HDSDR起動時にExtIO_RTL2832.dllを選択することで使用可能です。
ExtIO_RTL.dllよりも少し感度が上がっています。

③RTL-SDRに対応させるためExtIO_RTLをダウンロードします。
https://github.com/josemariaaraujo/ExtIO_RTLからダウンロードします。

ExtIO_RTL

④ExtIO_RTL-master.zipを解凍します。
ExtIO_RTL-master
解凍
ExtIO_RTL-master
開きます。
ExtIO_RTL-master②
Releaseを開きます。
ExtIO_RTL-master③
ExtIO_RTL.dllをコピーします。
先ほどメモしたHDSDRのフォルダーに入れてください、これでHDSDRのRTL-SDR対応は終了です。

⑤HDSDRを起動します。
HDSDR アイコン
ExtIO_RTL.dllのみの設定の場合は、HDSDRが起動します。⑥へ
ExtIO_USRP.dllもインストールしている場合は、dllが2つ出てきますので、どちらかを選択することになります。
今回は、ExtIO_RTL.dllを選択します。
(ExtIO_RTL2832.dllをフォルダーに格納した場合は、ExtIO_RTL2832.dllも表示されますのでExtIO_RTL2832.dllを選択します)
HDSDR dll

⑥ExtIOの設定
ExtIOを押すとRTL Settingsがポップアップします。
HDSDR 起動

⑦ダイレクトサンプリングモードのRTL Settingsは、このように設定します。設定後は×で閉じます。
I/Qの設定は、改造したチューナーのRTL2832U接続回路に合わせてIまたは、Qを選択してください!
(アクティブ型アンテナやプリアンプを使用する場合は、RTL AGCをOFFにする方が良い場合もありますので、状況に合わせて設定してください!)
direct sampling modeの場合、Tuner AGC/Tuner Gainは、操作できません!R820Tを飛ばしてRTL2832Uのみ動作させているのがdirect sampling modeのためです。ゲインは低めですので、パッシブ型のアンテナを使用する場合プリアンプでゲインを上げると見違える性能になります。

HDSDR dll 設定
またdirect sampling modeの場合、局発28.8MHzの影響でイメージ受信があります。14.4MHzを中心に上下の周波数がお互い被ってしまいます。LPF、BPFなどを使用することで解消できます。中波、7MHzなどの受信に0~14MHz用のLPFをご用意しております。ご利用くださいませ!
LPF

2013/09/07情報追加
・ノーマルチューナーで使用する場合は、I/Qの設定はDisabled、RTL AGCはOFF、Tuner Gainはお好みで調整しますが、メインウインドウで再調整出来ます。RTL SettingsのとTuner Gainを上げずに起動し、受信が出来ないとの声も多々ありますのでゲインの調整に注意してください!

⑧HDSDRのSTARTで受信開始です。
MODEと周波数を入力すれば受信出来ます。
2013/11/01 HDSDR Version2.70からAM FM対応のAFCが搭載されました。
中波の受信画像
HDSDR 中波受信
ゲインの調整をしましょう。(ダイレクトサンプリングの場合は、ゲイン調整不可)
ゲイン最大です。画像のチューナーはR820T+HFコンバーターでMaxゲイン約50dBです。このままですとノイズフロアが高すぎてキャリアがつぶれています。何を受信しているのかわかりません・・・特にアクティブアンテナの場合顕著に現れます。
ゲイン最大
ゲインを絞ってみましょう。スライダーを調整してキャリアが綺麗に見えるようにします。おおよそノイズフロアのレベルがー125~140dB程度を目安にすると良いのではないでしょうか?勿論受信環境で違ってきますので、参考としてくださいね、またDX受信などで、弱い信号を受信したい場合は、ノイズフロアを気にせず、モニターしながらゲインを上げてください!上げ過ぎると音割れします。後はお好みで!
ゲイン適正

⑨受信音を聞いて『ガサガサ、バリバリ』と言う感じの音が出る場合は、エラーの可能性があります。判断方法は、Sメーターです。受信していてSメーターの針が暴れる場合は、正常なセッティングになっていません!この暴れると言うのは、無信号時にSメーターの針が0~3あたりをバタバタと上下します。この状態で受信すると音が割れているような感じの受信音になります。一般のラジオ放送なら我慢出来ますが、HFDLになるとデコードしません・・・解決方法は、一度STOP、RTL Settingsを開きDirect Sampligの項目を別の設定に切り替えて元に戻してみてください、IならばQにしてIに戻すとかDisbledにしてIに戻すなどです。これでもだめなら一度チューナーを外して付け直すなどの操作をしてみると解決する場合があります。
また、MODEをUSBからAMに変更してUSBにするとこの現象が現れます。Sメーターが暴れだしたら一度LSBにしてUSBにすれば止まる場合があります。
2013/11/01 HDSDR Version2.70からSメーターが改善されメーターの暴れが止まりました。

⑩音が出ない?場合
SoundcardのRX Outputがスピーカーになっているのに音が出ない場合は、PCのボリュームを確認してください!これでもだめな場合スケルチが掛かっている可能性がありますので、次の点確認してください!Sメーターの振幅でスケルチが効きますので便利ですが、スケルチの設定に気づかないと音が出ませんので注意です。
HFDL スケルチ

⑪NR AGCは、お好みで設定してください

⑫Notch ノッチフィルターが便利です。
NotchをON(ボタンが青になります)
サブ画面で設定します。画像の流れで設定出来ます。見事にビートが消えます。受信していて『ピーィ』と聞こえるビートは耳障りです。Notchで消してしまいましょう。これがまた良く効きます。
2013/11/01 HDSDR Version2.70よりオートノッチが搭載されました。非常に効果があります。
HDSDR Notch
2013/05/09 追加情報
⑬ここでHDSDRの注意です。別のブログにも上げているのですが、HDSDRで受信する際に受信出来ないことがあります。ゲインが上がりすぎているような波形が出てしまいます。この場合の解決方法を説明します。
次の画像の様にスペクトラムが立っていません!つぶれています。勿論音も変です・・・
HDSDR ゲインオーバー?
このような症状が出た場合は、Bandwidthを開きSampling Rateを見てください!Inputがデフォルトの2400000になっていると思います。今までの経験からこの数値が一番感度が良いと思うのですが、このままでは受信出来ません!そこでInputの設定を▼で1028571に下げてみてくみることをお勧めします。CPUのパワーの問題もあるかもしれません・・・スペクトラムが異常に暴れている場合など一度レートを低く設定してみることをお勧めします。
Sampling Rate HDSDR
設定後の受信画像です。するとこのように落ち着いてくれます。勿論きれいに復調されています。使用する設備によると思いますので参考まで!
HDSDR Input Sampling Rate設定後

以上でHDSDRのダイレクトサンプリング化は終了です。その他の設定、使用方法は、ネットに沢山公開されていますでのここでは割愛させていただきます。SDR#(Sharp)に慣れてしまうとスペクトラムが小さく感じますが、実はとても見やすいと思います。拡大も出来ますので、お好みで設定しましょう。お疲れさまでした。

2013/11/11 便利機能の紹介
時刻表示をクリックするとJST/UTCの切り替えが出来ます。BCLには非常に便利な機能です。
JST UTC

便利機能
周波数ダイレクト入力
テンキーで一発入力できます。
Tuneをクリックするとテンキーが現れます。
HDSDR

ラジオ日経6115KHzを受信していて6055KHzに変更する方法になります。 

HDSDR 周波数ダイレクト入力
仮に6055KHzをMHzで入力する場合は、6.055と入力して、MHzボタンを押せば受信周波数(Tune)に反映されます。
 
便利機能
HDSDR Frequency Manager
FreqMgr
ボタンを押すとHDSDR Frequency Managerが開きます。
Frequency Manager
Ham Bandsでアマチュア無線のバンド区分をダイレクトに設定できます。
設定したいバンド上をダブルクリックすると周波数が反映されます。
HAM
Radio Bandsでラジオ放送バンド区分をダイレクトに設定できます。
設定したいバンド上をダブルクリックすると周波数が反映されます。
BCL
Userは、自分で周波数をメモリーすることができます。
Frequency Manager 
便利機能①
周波数ステップ
周波数ステップを設定することで、マウスホイールで周波数変更が楽になります。一番おすすめなのが、中波の受信で、中波放送は、9KHzステップで放送局の周波数が並んでいます。つまり1箇所受信できればマウスホイールで常に放送局の周波数上に止めることが出来ると言うことです。
設定方法です。
①Options
②→③→④とマウスで開きます。画像では、100KHzを選択しています。
④の数値が周波数ステップですので、お好みでセットしてください
⑤スペクトル表示エリア内にマウスを置き、マウスホイールを回すと、設定したステップで周波数がUP,DOWNします。移動する範囲は、スペクトル表示エリア内(Sample Rateの幅)です。
周波数ステップ

便利機能②
HF UP CONVERTER使用時の周波数直読設定方法
通常モードの場合、仮に6.055MHzを受信するには、106.055MHzの設定になります。(+100MHz)
しかし直読の方が何かと便利ですので、設定してみましょう。
HF UP CONVERTER UP100MHzの設定とします。(CONVERTERによってUPする周波数は変わります)
Options
RF Front-End+Calibration
HDSDR Options
RF Front-End+Calibrationウインドウが開きます。
次の画像の様にチェック、入力しApplyで設定が反映されますので×で終了します。受信をスタートすれば周波数直読になります。
HDSDR
TT@北海道さんのHF UP CONVERTERです。
image
ttrftech.tumblr.com HF UP CONVERTER(HFコンバーター0~30MHz受信用)
部品実装済、完成品販売開始のお知らせ

SC-HFCONV-100

注意
チューナーのUSB接続部の接触不良によってHDSDRが停止した場合は、チューナーを外し、HDSDRを終了させます。ところが × で終了できないことが多々あります。この場合Ctrl+Ait+Deleteキーを押してタスクマネージャーを起動し強制的に終了しHDSDRを再度起動すれば動作します。収拾がつかない場合は、PCの再起動となりますので、ご注意ください!受信中は、チューナーをさわらないようにしてください!接触でフリーズします。フリーズ防止には、USBコネクターの交換が必要です。
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