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LNA

RTL-SDR ダイレクトサンプリング+LNAの効能!

RTL-SDR ダイレクトサンプリングでの中波受信でLNA(Low Noise Amplifier)の効能を見てみましょう。
以前より申し上げておりますが、RTL-SDR でのダイレクトサンプリング受信の場合感度が低いと申し上げておりましたが、高感度アンテナを使用すれば特に問題なく使用できます。しかし、ベランダ等でマグネチックループアンテナなどを使用して受信する場合どうしても感度不足を感じます。そこで、LNA等を使用してゲインを上げることを推奨してきた訳ですが、このたびLNAのリリースができましたので、実際に使用してみました。
LNA+LPF+中波/短波、受信対応(感度改良型トランス搭載)-温特±10PPM実装-TV28Tv2DVB-Tカスタムチューナーの画像です。(アンテナはマグネチックループアンテナ、チューナーのAGC/ON)
IMG_0711
・ダイレクトサンプリング+LPFでの中波受信画像です。
中波の主要な放送局は受信できています。なおこのチューナーはVerⅡ型で1:16のトランスを搭載していますので、従来よりは感度が上がっています。普通のラジオと言った感じでしょうか?
ダイレクトサンプリング+LPF
・ダイレクトサンプリング+LPF+LNA
LNAを履かせると・・・こうなります。文化放送を受信していますが、LevelMeterの針が振り切っています。びっくりです!また、今まで見えなかった信号が見えています。効果絶大です。勿論短波にも有効です。これならAGC OFFでも良さそうです。
ダイレクトサンプリング+LPF+LNA
・ちなみに短波放送、12.065MHzのR.AUSTRALIAもこのように受信できています。
文句なしの感度です。
AUSTRALIA
・いかがでしょうか?ダイレクトサンプリングの場合、フィルターもアンプも通していないためどうしてもアンテナのみの感度に依存することになります。高所にダイポールなどを設置したりアクティブ型のアンテナを使用する場合はLNAは必要がないと思いますが、パッシブ型のアンテナを使用する場合は、LNAでゲインを稼ぐことにより固定機に負けない性能にUPすると思われます。このLNAは、40KHz~1.8GHZまで対応しますので、いろいろな周波数で活躍できると思います。



 

LNA L(Low Noise Amplifier)&SAW Filter(1090MHz/ADS-B)販売開始のお知らせ

以前案内させていただいきましたLNA&SAW Filter販売開始のお知らせです。
お待たせしました!Amazonに商品掲載されました。

LNA L(Low Noise Amplifier)
LNA-3
・周波数範囲
 40KHz~1.8GHz
・基本ゲイン
 30MHz 約30dB(実測値)
 100MHz 27dB(カタログ値)
 1GHz 22dB(カタログ値)
・NF
 2.2dB
・接続コネクター
 SMA-J/SMA-P実装
・電源
 DC5V
 Micro USB Powered(スマホ、タブレット等の充電器使用可能)
 電源直接接続用ランド(半田付け用) 
・保護ダイオード
 ESD保護用ダイオード実装
・パイロットランプ
 ブルーLED実装、電源供給で点灯
・全長:52㎜
・MADE IN JAPAN(日本製)
・商品掲載のページはこちらへLNA(Low Noise Amplifier)40KHz~1.8GHz/30~22dB

・中波、短波は、非常に良く増幅します。特にダイレクトサンプリングモードの受信用に最適です。
・HF UP CONVERTER(SC-HFCONV-100)で使用される場合は、RTL-SDRチューナーのゲインをある程度絞って使用してください、マグネチックループアンテナとの相性も抜群です。
・ADS-B/1090MHz受信に最適ですが、SAWフィルターとの併用をお勧めします。
・DC5V電源は、直接基板に半田付けすることができます。また1.5mmピッチのコネクターを実装できます。
(JST ZHコネクターを推奨)

SAW Filter(1090MHz/ADS-B)
SAW-2
・ADS-B 1090MHz受信専用フィルター 
 TA1090EC SMD型搭載
・接続コネクター
 SMA-J/SMA-P実装
・全長:49㎜
・MADE IN JAPAN(日本製)
・商品掲載のページはこちらへSAW Filter/1090MHz/ADS-B受信用

・ADS-B 1090MHz受信専用のフィルターです。RTL-SDRで使用する場合は、LNAとの併用をお勧めします。
 SAWフィルターのみで使用することも可能ですが、挿入損失があるため単独で使用されますと逆効果になります。しかし、LNA+SAWフィルターの使用によりまして受信性能が向上します。
(アンテナによっては、劇的に受信性能が向上します。チューナーはR820T2をお勧めします。)
・LNA+SAWフィルターの使用による受信性能UPの理由は、RTL-SDRで使用するADS-B受信ソフトは、基本的にサンプリングレートが2MHzです。つまり2MHzのスパンを全部受信してしまいます。ADS-B受信ソフトは、チューナーの周波数偏差を50PPMにしても100PPMにしても受信してくれます。つまり2MHzの範囲内で周波数がずれていても受信します。しかし、隣接する周波数に電波が出ていればそれも同時に受信することとなりADS-Bの周波数である1090MHzに被ってしまう可能性があります。直接電波が出ていないとしても高調波等の妨害の可能性も否定できません・・・そこでSAWフィルターを使用し1090MHzのみを通過させるのが受信性能をUPさせる最善の方法となります。
・大変失礼致しました。上記内容に誤りがございました。SAWフィルターの通過帯域は30MHzになります。のでADS-B受信ソフトによる影響はありません、訂正してお詫び申し上げます。
・ただし先にも申しましたが、挿入損失があるため一度LNAでゲインを上げてSAWフィルターを通すのが基本となります。
LNA SAW

・RTL-SDR対応とはしておりますが、一般の受信機、BCLラジオ、アマチュア無線機にも勿論ご使用いただけます。ご利用お待ちしております。
 

 

RTL-SDR対応、LNA(40KHz-1.8GHz)&SAWフィルター(1090MHz)のリリース準備中!

以前より計画しておりましたLNA&SAWフィルターのリリース準備を進めております。
回路設計は、いつもお世話になっている技術顧問のY氏です。仕上がりも良いと自負しております。
・Amazonにて販売開始しました。くわしくは次のリンクへどうぞ!
LNA L(Low Noise Amplifier)&SAW Filter(1090MHz/ADS-B)販売開始のお知らせ

LNA L(Low Noise Amplifier)
・周波数範囲
 40KHz~1.8GHz
・基本ゲイン
 30MHz 約30dB(実測値)
 100MHz 27dB(カタログ値)
 1GHz 22dB(カタログ値)
・NF
 2.2dB
・接続コネクター
 SMA-J/SMA-P実装
・電源
 DC5V
 Micro USB Powered(スマホ、タブレット等の充電器使用可能)
 電源直接接続用ランド(半田付け用) 
・MADE IN JAPAN

・中波、短波は、非常に良く増幅します。特にダイレクトサンプリングモードの受信用に最適です。
・ADS-Bに最適ですが、SAWフィルターとの併用をお勧めします。

SAWフィルター(1090MHz)
・ADS-B 1090MHz専用フィルター 
 TA1090EC SMD型搭載
・接続コネクター
 SMA-J/SMA-P実装
・MADE IN JAPAN

・ADS-B 1090MHz受信専用のフィルターです。RTL-SDRで使用する場合は、LNAとの併用をお勧めします。
 SAWフィルターのみで使用することも可能ですが、挿入損失があるため単独で使用されますと逆効果になります。しかし、LNA+SAWフィルターの使用によりまして受信性能が向上します。
(アンテナによっては、劇的に受信性能が向上します。チューナーはR820T2をお勧めします。)
・LNA+SAWフィルターの使用による受信性能UPの理由は、RTL-SDRで使用するADS-B受信ソフトは、基本的にサンプリングレートが2MHzです。つまり2MHzのスパンを全部受信してしまいます。ADS-B受信ソフトは、チューナーの周波数偏差を50PPMにしても100PPMにしても受信してくれます。つまり2MHzの範囲内で周波数がずれていても受信します。しかし、隣接する周波数に電波が出ていればそれも同時に受信することとなりADS-Bの周波数である1090MHzに被ってしまう可能性があります。直接電波が出ていないとしても高調波等の妨害の可能性も否定できません・・・そこでSAWフィルターを使用し1090MHzのみを通過させるのが受信性能をUPさせる最善の方法となります。ただし先にも申しましたが、挿入損失があるため一度LNAでゲインを上げてSAWフィルターを通すのが基本となります。
・販売はamazonです。現在生産中です。今しばらくお待ち願います。
LNA SAW

・RTL-SDR対応とはしておりますが、一般の受信機、BCLラジオ、アマチュア無線機にも勿論ご使用いただけます。
 

 

RTL-SDR TV28T v2 DVB-T USB Stick (R820T)チューナー/ダイレクトサンプリング搭載でオールバンド受信機完成!+LNA追加+MCXバルクヘッドジャック情報

以前よりTV28T v2 DVB-T USB Stick (R820T)チューナーをダイレクトサンプリング(direct sampling mode)改造をしたいと思っていましたが、RTL2832Uのピンに直接半田するのが大変なので、二の足を踏んでしました・・・が、今回気合いで作ってみましたので紹介します。
RTL2832U+R820T
TV28T v2 DVB-T USB Stick (R820T)チューナーは、I/Q信号のQ側を使用していません!これは、皆さんご存じの通りですが、このQ側を使用しI側を残すことで、両方使用することが出来ます。このQ側は、直接ピンに信号線を半田しなければなりませんので、かなり高度な半田技術が必要です。×20の拡大鏡を使ってなんとか半田しましたが、やはり手強いです。しっかりブリッジしてしまい修正が大変でした。
改造方法ですが、出来るかどうか何とも言えなかったので完成画像のみです。今後掲載予定です・・・
一押しの改造が、バルクヘッドのMCXコネクター取り付けにより完全内蔵型としました。めっちゃすっきりしました。これでオールバンド受信機が完成しました。コネクターを差し替えて、中波、短波とV,UHFの受信が出来ます。今までの改造は、既存のアンテナコネクターを使用していましたので完全に中波、短波専用になっていました。今回コネクターを1こ追加したことで、1つのチューナで簡易的にでも中波、短波も受信が出来るようになりました。
内部画像です。
カップリングコンデンサーの有無で感度の差はありませんでしたので、なしでも良いと思います。万全を期する場合は、ご使用いただくのが賢明です。

コア内蔵
RTL2832UのI/Q信号は、このピン配列になります。良く間違えるのが、No.3ピンで、これはGNDになります。No.3とNo.4ピンを接続するとGNDとQ+の接続になりますが、自分の実験では、一応動作します。ただ、マッチングトランスとの接続で、アンテナの信号と逆接続になりますので、本来の性能が発揮出来ない可能性がありますのでご注意ください!
画像を見ると判りますが、Q+/Q-へは、パターンが引かれていません!
RTL2832U
バルクヘッドMCXコネクターは、φ4の穴を少しリーマーで広げねじ込んでいます。内側が狭いのでナットが掛かりません・・・
また、コネクターを搭載するために赤外線受光器は撤去しています。ただし、この場合MCXコネクターが撤去した赤外線受光器のパターンに触れないように絶縁が必要です。
バルクヘッドMCXコネクター
2013/10/03追加情報
MCXバルクヘッドジャックですが、自分は海外から調達しましたが、PUPさんの情報で国内購入が可能です。
違いは、センターのピンの形状のみです。外形もほぼ同じでした。(せんごくネットさんで販売)
http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=8D3H-PCLVです。
2304 MCX-BR 商品の紹介に圧着タイプと記載されていたので、自分は見送っていましたが、PUPさんが日本橋で購入して送ってくれました。感謝感謝です。ダイレクトサンプリングなど、内蔵には使えるコネクターだと思います。また、RTL2832Uへの半田のコツを解説していらっしゃいますので、ご覧下さい!
MCXバルクヘッドジャック
BNCコネクターを変換アダプターでMCXコネクターにし接続しました。

ポケットに入るオールバンドレシーバーになりました。
アンテナは、HF用のアンテナを準備してください、ロケーションが良ければマグネチックループアンテナでも十分受信できますが、アクティブ型のアンテナのご利用をお勧めします。
MCX BNCコネクター接続
受信画像
ΔLoop9+HDSDRで中波受信です。十分受信出来ました。中波の放送局がきれいに並んでいます。
本気で受信するためには、LPF、BPFが必要です。
RTL-SDR HDSDR 導入&ダイレクトサンプリングの設定方法 (2013/09/07情報追加)
HDSDR ダイレクトサンプリング
ダイレクトサンプリングの改造は、こちらをご覧下さい
ただし、E4000搭載チューナーの改造なので、コアの巻き方、LPF、BPF、などが参考になるかと思います。
参考記事は、次の通りです。
・RTL-SDR ダイレクトサンプリング、USBワンセグチューナーHF受信化改造記事の総集編
・RTL-SDR/TV28T v2 DVB-T USB Stick (R820T)を0~30MHz受信専用に改造する(direct sampling mode/既製品のマッチングトランス使用で改造作業を簡略化)
・RTL-SDR ダイレクトサンプリング用フィルター設計方法 (LPF、BPF、HPF)
・HF用マグネチックループアンテナを半田付けなしで製作しましょう。
既製品のマッチングトランスです。
ちなみに受信感度は、手巻きのマッチングトランスの方が高いです。
①~C33

2013/09/27追加記事 
ここまで仕上がったので、LNA搭載してみました。以前作ってもらった基板が残っていたので搭載です。ところが動かない・・・配線の引き回しは合ってる?うーん・・・再度拡大鏡でLNA基板をよく見るとぉ!チップコンの半田がほんの少しGNDに接触しています。これだな!と思い半田を除去!基板が小さすぎて裸眼で見えません・・・技術顧問のY氏の技術力は凄いです。ほんと見えません・・・RTL2832Uのピンほどではないですがね・・・これで、一応完全なオールバンドレシーバー化ができました。(0~1700MHzオールモードの完成です。)
R820T LNA
使用したLNAは、uPC2747TB 
Specは、Vcc:3V Icc:5mA GAIN:12dB NF:3.3 Fu:1.8GHz です。
下は5MHz 上は2.5GHz程度までのため中波は苦手です。ただ、専用のアンテナを使用すれば全くストレスなく使用出来ます。メインの短波は十分です。下から使えるLNA入れてみようかと思う今日この頃・・・製作は今後も掲載して参ります。
2013/09/28追加情報
お昼の中波受信の画像です。もしかするとHFコンバーターより感度がいいかもしれませんね!HFコンバーターの場合フィルターが複雑に搭載されていますので、中波は若干感度が低く感じます。この画像の受信でも14MHzのLPF(2段)を挿入してありますので若干ゲインは下がっていると思われますが、LNAが少し効いてくれて良い感じに受信出来ています。LNAなしに比べSメーター読みで、2.5高いです。
ちなみにΔLoop9+14MHzLPF(2段)で地元ラジオ受信 AGC OFFです。(アクティブアンテナの威力もあります)
LNAなし S6.5
LNAあり S9
でした。規格外の周波数でも若干増幅してくれます。ノイズが少ないので、LNAが効いているかどうかもわからないぐらいです。DXには、もう少しゲインがあってもいいかな?と思います。チューナー1個でオールバンド受信出来るのは非常に便利です。中波、短波はLPF BPFが必要ですが、被りがない周波数ならこのままでも受信出来ます。移動用のアンテナを考えればタブレットでも使えますから知恵を絞ってみましょう。
最後に中波、短波はHDSDRがいいですね、この画像でわかると思いますが、中波のおいしいところが全部見えます。周波数ステップを9KHzにすれば上から下まで簡単に受信出来ます。自分は例のVFO使っていますが、楽ちんですよ、お試しください!
ダイレクトサンプリング+LNA 中波
USB VFOダイヤル
VFOダイヤル

通信機用VFOダイヤル搭載
VFOダイヤル

2015/03/31
ダイレクトサンプリング対応/ローパスフィルター(LPF 0~14MHz通過)MADE IN JAPAN
LPF001

ダイレクトサンプリング改造済みのカスタムチューナーがあります。

中波、短波、簡易受信対応/マッチングトランス搭載+日本製水晶振動子換装 
TV28Tv2DVB-T(R820T)カスタムチューナー
[RTL2832U+R820T][オールバンド、オールモード広帯域受信用] 


RTL-SDR関連商品へ(カスタムチューナー、変換アダプター/ケーブル、パーツ、アンテナ)
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LNAに関する記事はこちらです。 
RTL2832U HF化+プリアンプ内蔵計画!μPC2747TB広帯域アンプ
RTL2832U ダイレクトサンプリング+LNA(μPC2747TB広帯域アンプ)搭載総集編 2013/05/17追加情報記載

RTL2832U ダイレクトサンプリング+LNA(μPC2747TB広帯域アンプ)搭載総集編 2013/05/17追加情報記載 

RTL-SDR RTL2832U ダイレクトサンプリング(direct sampling mode)+LNA(μPC2747TB広帯域アンプ)搭載総集編 としてまとめたいと思います。また、今回の受信結果は、自宅のΔLoop9です。ロケーションが悪くΔLoop本来の性能が発揮できていない状態でのものです。パッシブアンテナより少し良い程度のゲインと考えてください、ですのでパッシブアンテナを使用する場合に参考になると思います。ロケーションの良い場所のアクティブアンテナの場合LNAを入れると過入力になる可能性がありますので、その点ご理解の上本記事を参照ください!よろしくお願いいたします。

↓マッチングトランスとLNA内蔵済みです。外観的には変更ありません!
LT-DT306+LNA内臓
USBワンセグチューナーをHF化するためのダイレクトサンプリングモード(High Frequency (0-30Mhz) Direct Sampling Mode)でHF受信が出来ることは検証済みです。昨日マッチングトランスにカップリングコンデンサを挟むことで感度が上がることをUPしましたが、中波、短波のハイバンドあたりはそこそこ受信出来るのですが、ローバンド、ミッドバンドが苦手な模様・・・感度不足を補うためにLNAを搭載してみたいと思います。
友人Y氏の協力でμPC2747TBを使用したLNA(Low-noise amplifier) 基板が完成しました。
LNA 10dB

チップコン小さすぎて見えません・・・基板はフレキの感光基板を使用!ちょっとピンぼけですが、10×5mmの大きさに収まっています。感謝感謝です。回路はRTL2832U HF化+プリアンプ内蔵計画!μPC2747TB広帯域アンプで紹介した公開されている回路を使用します。ここに紹介されている回路は、μPC2747TB×2段で20dBを狙っています。
一度このLNAを使用したことがあるのですが、さすがに20dB上げてしまうと空S振りっぱなしになってスッキリしません・・・確かに感度は良くなるのですがやはり静かな方がいいのと10dBあればかなり違ってくるだろうと思い今回はμPC2747TB×1段として約10dBとしています。
LNA基板
μPC2747TBは、コスモウエーブさんで購入出来ます。基板はサンハヤトのシール基板などでも組めると思います。実際にUSBチューナーEzTV668(LT-DT306)に搭載してみます。以前マッチングトランス10回巻きで改造したチューナーを利用します。
ダイレクトサンプリングの改造はRTL-SDR ダイレクトサンプリング、USBワンセグチューナーHF受信化改造記事の総集編を参照ください
EzTV668+LNA基板搭載
今回は、試験的に搭載するため製作手順の画像はUPしませんのでご了承願います。
①LNA基板は、水晶振動子の左に搭載します。(スティック糊で仮止め)
②水晶振動子のグランドベタがありましたので、基板のグランドと半田で接合します。
③基板の回り数カ所をグランドに落とすためチューナー基板のレジストをカッターなどで削りパターンを露出させます。
④LNA基板のグランドとUSBチューナーのグランドを半田盛りをして接続します。
⑤電源は3Vなので赤外線受光器の回路から出ている3.3Vを利用します。
⑥アンテナコネクターからLNAの入力側(左)に接続します。
⑦LNAの出力側(右)からマッチングトランスの2次側を接続しRTL2832UのI+ I-またはQ+ Q-にマッチングトランスの1次側を接続します。(今回はQ+ Q-に接続)
⑧部品が小さいのでブリッジに注意です!
⑨完成です。
注意:ダイレクトサンプリングモードで受信する際は、LPF(ローパスフィルター)を噛ませてください!LPF無しでも受信出来ますがFM放送が被って受信出来ない周波数帯が出てきます。
EzTV668にLNA搭載
EzTV668+LNA
LT-DT306にLNA搭載Topにマッチングトランス、BottomにLNAを設置
LT-DT306+LNA
さすがにこの基板小さいです。リード線を半田する部分はランドを大きくしないといけません・・・勿論チップコンも大きい物で搭載可能なので次回に向けて要検討と言ったところです。

実際に受信して比較してみます。
ラジオ日経をHDSDRを使用しています。
ダイレクトサンプリング(Direct Sampling)搭載のみのチューナーでラジオ日経受信
Sメーターで5程度、ノイズレベルでー100dBです。カップリングコンデンサーなしの場合-110db程度です。
その他の周波数については、中波、HFハイバンドは、高感度で受信できました。残念ながらHFのローバンド、ミッドバンドは短波放送は十分ですがHFDLの場合かなり苦しい感度でした。カップリングコンデンサなしの場合はHFハイバンドも受信出来ませんでしたので、感度はかなり改善されています。
Direct Sampling AM  Direct
ダイレクトサンプリング+LNA搭載チューナーでラジオ日経受信
Sメーターは7程度振っています。ノイズのレベルでー90dB、さすがにLNAの力が発揮されています。その分ノイズフロアも上がっていますが、音質に問題はありません!
その他の使用感としては、22MHzあたりに6MHzの短波放送が出てきます。そのために21MHzのHFDLが抑圧で受信が出来ません・・・これは残念!バンドパスフィルター(BPF)が必要かも知れません今後トライしてみます。他の周波数は、高感度に受信できました。チューナーの中にトランスとLNAを搭載しているので、超小型のHF受信機が完成しました。
Direct Sampling AM  LNA
HF UP Converter(USAMade)+TV28Tv2DVB-T(R820T)でラジオ日経受信
ゲイン調整が難しく中波向きではありません・・・ソフトの問題かも・・・他の周波数は全く問題なしの高感度です。
基本的にこのセットが一番良いのですが、UP Conveterの接続と電源接続が必要になります。
Direct Sampling AM  UP CON

さて、せっかくですのでDRMに受信比較をしてみます。
ダイレクトサンプリング(Direct Sampling)搭載のみのチューナーでDRM RNZIを受信SNR最大16.2dBで十分受信できました。
Direct Sampling SDR# DRM RNZI 0605 fc0012
HF UP Converter(USAMade)+TV28Tv2DVB-T(R820T)でDRM RNZIを受信SNR 18.3dBさすがにすごい感度です。文句なしといえます。
Direct Sampling SDR# DRM RNZI 0600 r820
ダイレクトサンプリングのみの場合SNRが12dBギリギリで行ったり来たりでうまく受信出来ませんでしたので、画像は割愛させていただきます。
さすがLNA(Low-noise amplifier)の威力と言うべきか、ここまで感度が有ればまずまずでしょう。ただ先に申しました通り6MHzの不正受信を消す必要があります。勿論最低でもローパスフィルター(LPF)は必須ですので、再度付け加えます。

2013/05/17追加情報
6MHz、7MHzの不正受信は、28.8MHz局発のイメージ受信であることが判明、この件は以前にTT@北海道さんも指摘していたことなのですが、すっかり忘れていました・・・
と言うことで、28.8MHzから受信周波数をマイナスすることによりイメージ受信の周波数が判ります。
21MHz、22MHzに現れる短波放送、アマチュア無線は、このイメージ受信です。
中波のFM放送は、30MHz以下を通すローパスフィルター(LPF)で何とかなりますが、イメージ受信は手に負えません・・・これを消すにはバンドパスフィルター(BPF)が必要になります。フィルターの設計はHF化の記事に紹介してありますので、参照ください。
極端な話14MHzを中心にハイパスフィルター(HPF)とローパスフィルター(LPF)を組むのが一番良いと思います。

ただ、この現象は、高感度のアンテナ(アクティブ型)ほど顕著に現れます。自分の場合HFDLの使用周波数ではない周波数に信号が出ていてびっくりした経験があります。カップリングコンデンサ+LNAでゲインを上げアンテナをΔLoop9で受信すればイメージも相当なものです・・・しっかり対策しましょう。
現在14MHz以下を通すローパスフィルター(LPF)を通して11312KHzと13312KHzを受信していましたが、非常に良い状態です。
高い周波数が低い周波数に現れるよりも高い周波数を受信していて低い周波数が出現する方が多いのは事実です。ハイパス、バンドパスで対策しましょう。


RTL2832U HF化(ダイレクトサンプリング)+プリアンプ内蔵計画!μPC2747TB広帯域アンプその③基板完成、チューナーに搭載の回路に誤りがありましたので取り下げます。

RTL2832U HF化(ダイレクトサンプリング)+プリアンプ内蔵計画!μPC2747TB広帯域アンプその③基板完成、チューナーに搭載の記事に回路の誤りがありました。
LNAは、アンテナ側直下に挿入し、出力側にマッチングトランスを入れるべきところ逆になっていました。現在まとめていますので、前回の記事は削除しました。正確な記事を掲載するように努力いたしますので今後ともよろしくお願いいたします。

RTL-SDR マッチングトランスFT23#77トリファイラ10回巻をLT-DT309に搭載、13MHz帯強力に入感!

RTL-SDR USBワンセグチューナーでHF受信を行うダイレクトサンプリングモード(Direct Sampling Mod)でYU3MAさん推奨のコアはFT37#43です。今までダイレクトサンプリングの改造をいろいろとして参りましたが、いまひとつ感度が悪い・・・LNAで増幅することにもチャレンジしました。これはこれでいい感じなのですが、どうもマッチングトランスでのロスが大きすぎる気がします。
そこでコア材の特性をもう一度確認してみましょう。
#43材 30~200MHz 透磁率850
#77材 30MHz以下  透磁率2500
となります。
お気づきですね!FT37#43は、30~200MHz用のコアです。がしかしこれを使うとどうも巻き方でHFに適したコアに変身するらしいです。ただ気になるのが透磁率です。#43材は、透磁率850です。#77は透磁率2500です。明らかに通し易いです。試しに#77材のコアは、FT23#77を持っていたので試しに作ってみました。本来はいろいろな計算が必要なのでしょうが、そのあたりは無視して1:4のトランスとして働く様に今までの作り方で製作です。
RTL-SDR ダイレクトサンプリング、USBワンセグチューナーHF受信化改造記事の総集編参照!
コアにポリウレタン線をツイストして10回巻き、3回路に分けるためテスターで当たっていたときです。AA BB CCの3回路をテスターで当たるとAA BB CCで導通すのは当たり前ですが、AB BC ACで抵抗が出ます。そうですテスターの電流で誘導が起きています。FT37#43ではこの現象は起こりませんでした。透磁率2500は伊達ではなさそうです。
さて、せっかく小型のマッチングトランスが出来上がったので、以前基板のパターンを浮かせてしまったLT-DT309を利用して搭載してみました。さすがにRTL2832Uの足への半田は緊張しました!
image
実際に受信してみると、13MHzにマッチングしている様子!LNAを入れたチューナーより高感度です。使用しているアンテナはΔLoop9ですので、今までも13MHzの感度は高めでした。しかしながらFT37#43+LNAのチューナーよりも感度が高いのは事実です。周波数特性が13MHz帯(11MHz帯)あたりに特にマッチングしているようです。その他の周波数も特に悪いわけではないですが、FT37#43より若干高い程度です。今回の受信は深夜であることを付け加えます。
まだ検証作業中です。コアの巻き数を変えて搭載してみます。
ダイレクトサンプリングモードでの気になる点・・・使用する時間が長くなると若干なりとも感度が低下するようです。これは、ノーマルのUSBワンセグチューナーを使用したRTL-SDRの場合以前より熱によるゲインダインがあることが判っていますが、どうもダイレクトサンプリングでも起こるようです。数dBのダウンですがHFではかなり違ってします。これももう少し検証してみたいと思います。

RTL2832U HF化(ダイレクトサンプリング)+プリアンプ内蔵計画!μPC2747TB広帯域アンプその②パターン案完成

RTL2832U HF化+プリアンプ内蔵計画!μPC2747TB広帯域アンプの記事の続編その②です。HFダイレクトサンプリングでの感度不足を補うためのものです。超小型広帯域アンプμPC2747TBを使用し超小型のLNAを作る計画の進捗状況です。友人にお願いしていたパターン案が出来ました。小さいです。10×8mmの基板になります。案なので若干修正が入ります。抵抗をコンデンサーと同じチップの大きさにしたいと思います。
基板は、フレキを使用しチューナーに内蔵することを前提に検討中です。
どのような結果になるか楽しみです。基板が上がったら早速チップ搭載になりますが、時間を見つけて!と言うことになりますので気長にチャレンジしてみます。
LNA 10dB
2013/4/20掲載記事
RTL2832U HF化(ダイレクトサンプリング)+プリアンプ内蔵計画!μPC2747TB広帯域アンプその③基板完成、チューナーに搭載
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AIRSPY HF+Discovery専用アルミケースキット(アルミエンクロージャー)
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「Malachite DSP SDR Receiver HQ」完成品
どこでもアースくんmicroーB
Hi-Z 50Ω「マッチングトランスアダプター」
Hi-Z 50Ω+ロッドアンテナセット
Hi-Z Ant-J SMA-P接続ケーブル
ALPS インクリメンタルタイプエンコーダ EC11シリーズ
RTL-SDR.COMチューナー[アルミダイキャストケース][SAM-P]
HF UP CONVERTER/回路自動切換リレー搭載型
RTL-SDR対応HF UP CONVERTER (HFコンバーター0~30MHz受信用)SC-HFCONV-100[部品実装済、完成、完動品]
HF UP CONVERTER (HFコンバーター)SC-HFCONV-100専用収納アルミケースキット/SC-HFCONV-CSS
受信専用・アンテナ分配/混合器(Splitter/Combiner)
R820T2 & SDR/TV28Tv2DVB-T/DVB-T-FM+DAB Tuner Cooling Fan Bracket/冷却ファン-ブラケット)
R820T2 & SDR+TCXO(0.5PPM)
R820T2 & SDR [RTL2832U+R820T2][DVB-T+FM+DAB][High quality USB-CN][Xtal±10PPM]
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超小型ガルバニック・アイソレーター
LNA 40KHz~1.8GHz/30~22dB[ローノイズプリアンプ]
ダイレクトサンプリング用ローパスフィルター(0~14MHz)
MCX-P/SMA-P変換ケーブル[RG174][300㎜][RTL-SDR対応][コンバーターとの接続に最適]
SMA-P/SMA-P中継ケーブル[RG174][300mm][RTL-SDR.COM+HF UP CONVERTER対応]
MCX-P/BNC-J変換ケーブルVer2[RG174][300㎜][RTL-SDR対応][TV28Tv2DVB-T(R820T) DS-DT*** LT-DT***その他に対応]
MCX-P/SMA-J変換ケーブル[RG174][300㎜][RTL-SDR対応]
RTL-SDR対応 ADS-B 1090MHz受信用簡易マグネットアンテナVerⅡ
Remote Control for CI-V対応CI-V/AUDIO分岐ケーブル
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