KG-ACARS HFDL VDL MCAに感謝 受信方法 受信記録のブログPlus RTL-SDR Ando Malachite/Malahit DSP

KGさんのソフトを使って航空無線の世界を満喫しましょう。
受信機、SDR(RTL-SDR)、アンテナ、CI-V、エアーバンド全般(ACARS,HFDL,ADS-B)などなど
航空無線に限らずマニアックな情報もお伝え出来ればと思っております。
ミリタリー(航空自衛隊)の情報も少しづつUPしています。
USBワンセグチューナーをSDR受信機化(RTL-SDR) する記事も満載です。
ロシア発のポータブルSDRレシーバーMalachite/Malahit DSPに関する情報も随時UPしています。

KGさんのソフトを使ってデーター通信や無線を受信してみませんか?
KG-HFDLを使ってACARS、HFDLの受信をしましょう。RTL-SDRに関する情報、ロシア発のポータブルSDRレシーバーMalachite/Malahit DSPの情報も随時公開!
(KGさんのソフトで一部ライセンス販売が中止になってしまいましたが、フリーソフトは健在です。KGさんへの感謝の意味を込めまして本ブログのタイトルは継続とさせていただきます。KGさんの復活をお祈り致します。)受信機(レシーバー)の解説、 アンテナの製作、運用、各種無線の受信方法、BCL DRM SDR VDL ADS-Bなどなど、改造、アンテナ製作、ケーブル等の製作も随時UPしたいと思います。(KG-ACARS -HFDL -APT -MCA HDSDR SDR# SDRConsole (V3) RTL1090 PlanePlotter adsbSCOPE Dreamその他)
USBワンセグチューナーをSDR化する方法は次のリンクを参照してください!
USBワンセグチューナーをSDR受信機化するためのドライバー簡単インストール
質問その他のコメントは、タイトルをクリックして再表示するとページの最後に記入欄が表示されますのでお気軽にどうぞ!右サイドのコメント欄からも投稿出来ます
RTL-SDR関連商品一覧へGo!

direct

RTL-SDR ダイレクトサンプリング マッチングトランスFT37-43トリファイラ並行10回巻で製作

RTL-SDR ダイレクトサンプリング(direct sampling mode)マッチングトランスFT37-43トリファイラ並行10回巻で製作してみました。
FT37-43トリファイラ平行10回巻これを製作します!
YU3MA氏のマッチングトランス一覧を見るとFT37-43の巻き方がトリファイラの平行巻に見えます。と言うことで早速作ってみましょう。
①フェライトコアはFT37-43 ポリウレタン線0.32㎜を1本は170㎜に切断 もう1本は340㎜を2つ折りにします。3本一度に巻く方法もありますが、巻きにくいので1次側と2次側を別々に巻きます。
FT37-43
②ポリウレタン線を約30㎜残し折り返しの方をコアに巻きつけます。しっかりと平行に巻いていきます。内側通過回数が10回です。これが1次側でチューナー側になります。
FT37-43 1次側巻
③きっちり10回巻き終わった1次側の左側に沿わせる様に1本のポリウレタン線を巻きます。この際に線の先を折り返しておくと目印になります。画像の様にAA BB CCのペアであることを一応テスターで確認しましょう。
AAが2次側でアンテナ側になります。BとCのメッキを紙やすりで取りよじって半田します。これで1次側の完成です。半田部分はチューブなどで絶縁しましょう。
FT37-43 2次側巻
④USBワンセグチューナーに搭載します。画像は、以前に5回巻のトランスを搭載したEzTV666を再度使用しました。PALコネクターから信号を取りますので、PALコネクター付近のカップリングコンデンサーを取り外します。
トランスの接続は画像の通りです。チューナー側はQ+とQ-に接続しています。I+のランドを浮かせてしまって半田がしにくくなってしまったので・・・Q側にしたまでです。SDR#の設定でQを選択すればOKです。
EzTV666 トランス搭載
実際の使用感は、ツイストのトリファイラ巻と同じ様に感じますが、若干弱い信号が受信できるように感じます。と言うのも自宅の劣悪な環境で弱いHFDLの信号が受信出来ました。ただRTL2832Uの個体差にもよりますのでまだまだ検証は足りません、今後も検証を進めて参ります。その他の使用方法などは、RTL-SDR ダイレクトサンプリング、USBワンセグチューナーHF受信化改造記事の総集編をご覧ください
ただ、気になる点が・・・やはり熱ダレが・・・受信開始から徐々に感度が低下します。RTL2832Uの最大の欠点です。ヒートシンク搭載と基板の裏面に放熱シート+放熱アルミ板を貼り付けました。しばらく使ってレポートします。
RTL-SDR ダイレクトサンプリング(Direct Sampling)マッチングトランス~カップリングコンデンサ(Coupling capacitor)使用で感度アップ確認!

RTL-SDR HFダイレクトサンプリング マッチングトランス10回巻でHFDL受信できました。

RTL-SDR HFダイレクトサンプリング(direct sampling mode) マッチングトランス10回巻 EzTV668に搭載 良好です!
アンテナを事務所のΔLoop9を使用して再度検証してみました。
HFダイレクトサンプリングには、SDR#(Sharp)、HDSDRのみ対応です。ご注意を!
①中波について、メチャクチャ感度がいいです。勿論アンテナの力もありますが、RTL AGC OFFにしないとゲインオーバーします。地元の中波局は信号が強すぎです。RTL AGCはOFFが良いと思います。ただ、信号が弱い場合はRTL AGCをONにすると明瞭度がUPします。勿論信号も強くなります。中波(AM)を受信する場合AFゲイン(ボリューム)は絞りぎみで受信すると聞きやすくなります。AFゲインを高くするとどうしても音が割れます・・・のでPCのボリュームと併用して調整すると良いと思います。
②HFDLですが、受信できました。日中17MHz 21MHzで信号確認!残念ながら時間の関係でHFDLのデコードは出来ませんでしたが、ハイバンドまで受信出来るようです。
さて、夕方からローバンドの受信にチャレンジです。一応自作の簡易LPF(ローパスフィルター)を通しての受信です。アンテナは同じです。
HFDLの場合SDR#の設定でちょっとしたコツがあります。
SDR#のRTL-SDR Controllerのセッティングは次の画像の通りです。
SDR# RTL-SDR Controller
SDR#のセッティングです。
USB
Filter Bandwidth:2800~3000程度
Filter order:10(最低に設定)
Correct IQ:チェック(ON)
RTL-SDR HFDL セッティング
受信周波数は、中心周波数から少し外すこと!最新のSDR#の場合は、中心周波数(Center)の設定はありません!旧バージョンの場合(今回の検証で使用したのはv1.0.0.1073)は2つの周波数を設定していました。このCenterの周波数部分には、ピークが出ます。簡単に言えばスペクトラムが立ったままになっています。と言う事は、この周波数に対しVFOも同じ周波数を設定してしまうとピークに被ってうまく受信できません、適当に周波数をシフトさせて受信することをお勧めします。最新版のSDR#の場合も出来るだけ中心の周波数を避けて受信しましょう。
実際の受信状況
ターゲットは11MHz Aganaが11306KHzで運用中だったのでこれを狙いました。
EzTV666 マッチングトランス5回巻での受信状況は・・・なかなかデコードまで至りません・・・信号は聞こえますが、デコードするほどの信号強度がないようです。デコードしない訳ではありませんが、強い信号が入ってはじめてデコードする感じです。
130212 11306 SDR 5巻
EzTV668 マッチングトランス10回巻での受信状況は、見ての通りです。しっかりとスペクトラムが出ています。いい感じです。5回巻の場合ほとんどスペクトラムが立ちません・・・しかし10回巻の場合しっかりとHFDLのデコードが出来ました。尚、周波数のズレは数百Hzでした。
130212 11306 SDR 10巻
と、言うことでもう少し低い6MHzを狙ってみましょう。Aganaの6652KHzを実際に受信した画像です。長時間受信していませんので実力はこれからの検証になりますが、十分使えるレベルと思われます。以前より検討しているプリアンプ内蔵が出来ればかなり良くなるのではないでしょうか?残念なのが1波しか受信できないことでしょうねSDR#の場合・・・BCL アマチュア無線の受信には十分かもしれませんね、マッチングトランスの巻き方も今回ツイスト巻でしたので、平巻で作り搭載してみたいと思います。乞うご期待!
130212 6652 SDR 10巻

RTL-SDR HFダイレクトサンプリング EzTV668にマッチングトランス10回巻搭載 感度良好!

RTL-SDR ダイレクトサンプリング( direct sampling mode)EzTV668にマッチングトランス10回巻搭載してみました。
マッチングトランスの作り方、チューナー改造方法は、RTL-SDR ダイレクトサンプリング、USBワンセグチューナーHF受信化改造記事の総集編を参照してください!今回は、RTL-SDR HFダイレクトサンプリングでトランスの巻き数変更(10回巻)YU3MA氏の記事よりを元にマッチングトランス10回巻(トリファイラ巻)で製作します。画像少しピンボケです・・・すみません

①FT37#43(FT-37-43)コアに0.32mmポリウレタン線 180mm×3本をより合わせます。片側30mm程度の部分から内側通過10回で巻きます。巻き方のコツは、1度通す度に少し増し締めします。後の加工方法は、RTL-SDR ダイレクトサンプリング、USBワンセグチューナーHF受信化改造記事の総集編参照!
2013/05/17追加情報:0.26mmポリウレタン線使用の方が感度が上がります。特にハイバンドに効果有り!
マッチングトランス10回巻
②さて、どのチューナーを使うかですが、以前サージで壊れたEzTV668を使います。ただチップが小さいので半田がちょっとめんどうかもしれません・・・
image
③C1~C4のカップリングコンデンサーを取ります。チップが小さいので、外すのは簡単です。
EzTV668 E4000
④アンテナ側は、PALコネクターへ直接接続します。RTL2832U側へは、PIN No1 I+及びPIN No2 I-となります。ランドが非常に小さいので、半田のブリッジに注意しましょう。コアは、他の部品に触らない程度に浮かせるか絶縁テープでも貼れば良いと思います。
image
⑤さて、受信感度ですが、中波1Mhz近辺は、5回巻も10回巻もさほどかわりません!ただ10回巻の方がスペクトラムがシャープに感じます。では、周波数を上げてみると・・・
9MHzの受信画像です。ノイズフロアは-60dB程度で同じですが、受信感度が10dBほど10回巻が勝っています。実際に聞いてもはっきりと聞き取れます。HFの場合フェージングがありますので、参考まで!
EzTV666 マッチングトランス5回巻
SDR# 9MHz 5巻
EzTV668 マッチングトランス10回巻
SDR# 9MHz 10巻

12MHzでの受信結果です。
感度の違いがはっきりと出ました。10回巻の大勝利です。BCLなら十分に使えます。
EzTV666 マッチングトランス5回巻
SDR# 12MHz 5巻
EzTV668 マッチングトランス10回巻
ASR# 12MHz 10巻
⑥HFDL・・・さすがに、HFDLは受信できませんでした。信号音は聞こえます。が受信できるほどの信号強度がありません・・・ただ、自宅のΔLoop9アンテナですので、元々ゲインが高い訳ではありません・・・一応前回製作の簡易LPFも接続しての結果でした。
事務所のアンテナであれば受信できるかもしれませんねぇ、HFDL狙いの場合は、LNAなどが必要になると思います。現在超薄基板にパターン引いてもらっています。超小型LNAも乞うご期待!ダイレクトサンプリングでマッチングトランスは10回巻は正解です!検証終了です。ありがとうございました。
受信検証の記事へ
RTL-SDR HFダイレクトサンプリング マッチングトランス10回巻でHFDL受信できました。

RTL-SDR HFダイレクトサンプリングでトランスの巻き数変更(10回巻)YU3MA氏の記事より(中村さん情報提供)

YU3MA氏の記事にHFダイレクトサンプリング(direct sampling mode)のマッチングトランスの巻き数を10回にする記事が掲載されています。(中村さんより情報提供いただきました。感謝です。)
YU3MA氏のHFダイレクトサンプリングのメイン記事は、http://yu3ma.net/wp/?p=370です。
以前のものとさほど変更はありません!
ただこの記事の最後の方にFT37の10回巻きについて追加されています。
また、各種トランスについても掲載されていますので参照ください、http://yu3ma.net/wp/?p=445
一度チャレンジしてみたいと思います。
関連記事へ
RTL-SDR HFダイレクトサンプリング EzTV668にマッチングトランス10回巻搭載 感度良好!
RTL-SDR HFダイレクトサンプリング マッチングトランス10回巻でHFDL受信できました。

RTL-SDR ダイレクトサンプリング(direct sampling mode)、USBワンセグチューナーHF受信化改造記事の総集編

RTL-SDR USBワンセグチューナーを使ったHF受信に関しまして、今までの記事をまとめてみました。
HFを受信するには、コンバーターを使う方法とRTL2832Uに搭載されているダイレクトサンプリングモード(direct sampling mode)を使う2つの手があります。
今回は、ダイレクトサンプリングモードを使用するためのUSBワンセグチューナーの改造方法をまとめてみます。
この改造は、インピーダンス50Ωの外部アンテナを使用するためのもので、ロングワイヤー等のHiインピーダンスアンテナを使用する場合は不要です。Hiインピーダンスアンテナを使用する場合は、I+またはQ+に接続してください、ノイズは覚悟です。

①回路図YU3MAさん公開の回路を使用します。
この回路図に間違いがあります。RTL2832UのQ+はピンNo4 Q-はピンNo5になります。ご注意ください!
ダイレクトサンプリング回路図
回路図を使用させていただきました。YU3MAさんに感謝申し上げます。
チューナーチップセットE4000 R820T FC1002 FC1003等は使用しません、壊れたドングル等を使用することで無駄なく使えます。

・ダイレクトサンプリングモードの最大の弱点は、感度です。チューナーチップを飛ばして直接電波を受信するのですからゲインなどありません・・・ですので、改造を行っても適当なアンテナでは受信できませんのでご注意ください、さっぱり受信しない・・・とおっしゃる方がいらっしゃいますが、ほとんどがHF用のアンテナを使用していないか、I branch/Q branchまたはI Input/Q Inputの設定に変更されていません・・・受信ソフトの設定を確認しましょう。次に、しっかりと受信するには、先に申し上げた通りHF用のアンテナが必要です。自作のマグネチックループアンテナ程度でも十分受信できます。欲を言えば本記事後半に出てくるLPF,BPFを使用することで受信性能が格段にUPします。これは極発の28.8MHzによるイメージ受信によるものを排除するものです。プリアンプ10~20dB程度を噛ませるとびっくりするほどの性能になります。お好みでどうぞ!では、本題へつづきます。

②準備するもの
USBワンセグチューナー(RTL2832U搭載のものに限る)
1μF 16Vタンタルコンデンサー(無しでも問題はありません)
FT37#43 フェライトコア
0.32ポリウレタン線(エナメル線)
2013/05/17追加情報:0.26mmポリウレタン線使用の方が感度が上がります。特にハイバンドに効果有り!
(小型のドングルに搭載する場合は、FT23#77でも感度は変わりません、最後に関連記事記載)
NEC_0420
③ポリウレタン線をよじります。
NEC_0421
④フェライトコアによじったポリウレタン線を巻き付けます。
5回巻き(5回巻きは、コアの内側を5回通すことです。外側は4回になります)
2013/02/12現在 コア10回巻を推奨!受信感度がUPします。
マッチングトランス10回巻FT37-43トリファイラ平行10回巻
RTL-SDR HFダイレクトサンプリング EzTV668にマッチングトランス10回巻搭載 感度良好!
RTL-SDR ダイレクトサンプリング マッチングトランスFT37-43トリファイラ並行10回巻で製作
を参照ください!
以降5回巻きで進めます。
NEC_0422
⑤よじった線をほぐします。
NEC_0423
⑥各線のペアを決めます。
NEC_0424
⑦ドングルに半田します。
左がチューナーチップ、右がRTL2832UとしてRTL2832Uの左上からC1 C2 C3 C4です。
C1がI+ C2がI- C3がQ+ C4がQ-となります。 (+がホット側 -がグランド側です。)
USBワンセグチューナー改造 C1~4
マッチングトランスの線の長さは、ドングルに合わせて調整しましょう。
各コンデンサーは、取り除いてください。後で元にもどすのであれば紛失に注意してください。
改造に使用したドングルはEzTV666です。改造内容は、EzTV666にマッチングトランスを内蔵することを前提にしています。ドングルに内蔵しない場合はポリウレタン線をしっかり固定してください、基板のパターンが弱いので、線が遊んでいると確実にパターンがはがれますのでご注意願います。
(今回自分のドングルで、何度も改造したためNo.1のランドを浮かせてしまいました。浮いたランドをカットしてパターンのレジストを削り半田しました・・・みなさんお気を付けください)

2013/05/03現在 カップリングコンデンサ接続で受信感度がUPします。
ダイレクトサンプリング感度UPの方法へおいでください!
Direct Sampling Coupling capacitor 詳細

USBコネクターの根本にタンタルコンデンサを適当な長さで半田します。このピンの基板部分は、スルーホールのため半田が基板の裏側に流れてしまう場合があります。短時間で半田しましょう。

画像には、RTL2832U用にヒートシンクが搭載されています。
LEDが眩しいので、半透明拡散キャップを被せています。(抵抗変えた方がいいかも、やっぱり眩しい)
NEC_0425
⑧お約束の放熱穴、放熱に貢献しています。
NEC_0426
⑨外したFT23#77のマッチングトランスを処分するにはもったいないので、実験用としてQ+、Q-につないでみました。
実際に受信してみましたが、FT37#43とFT23#77の受信感度はほとんど変化ありません、ドングル内部に搭載するのであればFT23-77の方が良いかもしれません、一応FT37#43を推奨しますが自己判断におまかせします。
Q+側をロングワイヤー用として使うのも有り!かもしれませんね、ノイズは覚悟ですが・・・
NEC_0427
⑩以前改造したFT23#77のマッチングトランスのみ搭載した時の画像です。
FT23#77のフェライトコアに0.18mmのポリウレタン線を巻いたもので、コアの巻き方は、トリファイラ巻きです。
中波、短波であればFT37#43と大差ありませんので、小型のドングルに搭載するのであればこちらをお勧めします。
NEC_0418

2013/10/14最新ダイレクトサンプリング改造の記事
TV28T v2 DVB-T USB Stick (R820T)チューナー/ダイレクトサンプリング搭載でオールバンド受信機完成!

コア内蔵

RTL-SDR/TV28T v2 DVB-T USB Stick (R820T)を0~30MHz受信専用に改造する(direct sampling mode/既製品のマッチングトランス使用で改造作業を簡略化)
IMG_0516

⑪受信してみましょう。
受信するためには、SDR#Sharp)を使用します。現時点でダイレクトサンプリングに対応しているのは、SDR#のみです。
(HDSDRも使用可能です。ExtIO_RTL.dllを組み込むことで使用可能になります)
SDR#は、最新版を使用してください。
以前のバージョンには、Direct samplingモードがありません!
通常の起動方法で起動させてください。(RTL-SDR/TCPは使用できません)
基本的に操作は同じですが、RTL-SDR Controllerの設定が変わります。
1,Sampling ModeをDirect sampling(I branch)を選択(Q側に回路を接続した場合は(Q branch)を選択します。
2,RTL AGCにチェック(高感度アンテナ、アクティブアンテナを使用している場合はチェックを外します)
3,Close
4,Startで受信開始!(出来るだけ高感度のアンテナが必要です)
RTL-SDR HF Controller
SDR#(Sharp)で中波放送を受信してみました。
アンテナは、ΔLoop9ですので、高感度です。(簡易LPF使用)
見ての通り9Hzステップでキャリアが並んでいます。大変良く聞こえます。ただ、1000KHz近辺でFMの不正受信がありますのでLPFは必須です。
ダイレクトサンプリング中波放送
⑫簡易ローパスフィルターを入れてみましょう。
実際に受信してみるとやはり混変調が・・・どうもFM局が被ってきます。
ちなみにFMの混変調ですが、1MHz近辺 4.6MHz近辺 24MHz近辺 27MHz近辺 29MHz近辺に出没します。特に困ったのが、1MHz近辺のもので、地元の中波局に完全に被ってしまって音声が出ません・・
(中波の周波数帯約2MHzが27MHz近辺と29MHz近辺に現れます。ラジオ日経も22MHz近辺 24MHz近辺に現れます。これは、イメージ受信のためで14.4MHzを中心に上下逆の周波数が受信できてしまうものです。残念ながらフィルターで対策する以外に改善する方法はありません・・・)

そして、被って来るFMの周波数は81MHzと85MHzです。中波に出現するのが85MHzで4.6と24MHzで出てくるのが81MHzです。(コメントに記載した内容と同じです
と、言うことで、個々ではこのFM局の被りを何とかしましょう。

JA5FNX田村OMよりご教授しただき、http://www17.plala.or.jp/i-lab/index.htmを紹介いただきました。
便利なページです。簡単に設計できます。
さて、手持ちのコンデンサーが150pFのチップだったので、周波数を30MHzして設計すると何とか150pFになりました。2段のLPFを作れそうです。
LPF 1段
上図は、http://www1.sphere.ne.jp/i-lab/ilab/tool/LPF_B.htmの画像を加工させていただきました。
さて、やっつけで空芯コイルを作ります。とりあえず出てきたLの値375nHを元に加工します。
手持ちの0.32ポリウレタン線を10回Φ4のドライバーにきっちり巻きます。(Φ3なら13回巻き)
始めに紙やすりで剥離しておかないと後々大変ですのでご注意を!(とにかく超簡易です。多少のことは気にしない・・・)
で、小さく切った基板に半田付けします。出来上がり!
NEC_0428
フィルターの設計は、http://www1.sphere.ne.jp/i-lab/ilab/tool/tool.htmのページでLPF、BPF、HPFを選択して指示に従い数値を入力すれば計算結果が表示されます。便利です。
フィルター設計
空芯コイルの設計は、http://shimaden.homelinux.net/~shimaden/software/CoilMaster/CoilMaster-006.zipをDLして解凍してください!CoilMasterを起動すればOK!直感的に使用できます。自分は、0.32mmのポリウレタン線を3mmまたは5mmのドライバーにまきつけて製作しています。ただし、5mmのコイルを作る場合は、巻いた後に戻ってしまい外形がかなり太くなります。外形6mmとして算出すると良いと思います。
注意:計算結果のインダクタンスの単位をnHにすることを忘れずに!
CoilMaste
実際にEzTV666 HF改に接続しSDR#で中波を受信してみるとぉ・・・
まずは、LPFなしです。センターに出ているのが、地元のAM局です。ここにFM局の電波が被っています。
受信すると完全に音割れして何がなんだかわかりません・・・
SDR# LPF前

LPF接続して同じ周波数を受信!見ての通り!ウォーターフォールを見れば一目瞭然ですね、余計なものをしっかり減衰させています。1段のLPFそれもやっつけで作ったのですが、効果があります。それに今まで占有していた部分が消えたためこの部分に存在した放送局も受信できるようになっています。
ただ、完全に消えたわけではありません、上の周波数に行くとやはり被っています。しかしかなり減衰しているので、今までよりも占有する幅が減少しています。特にこの画像の様に中波に関しましては、今まで放送内容が全く聞き取れなかったものが、しっかりと聞こえるように改善されました。ただ、中波の被りは、上の方に出てしまいます。短波中心ならBPFを使用しましょう。
LPFは、2段~3段程度使うと良い結果が出ると思いまので、時間を見つけて作ってみたいと思います。
SDR# LPF
以上が、USBワンセグチューナーのHF化改造のまとめです。
感度不足は、ご存じの通りですので、それなりのアンテナが必要になると思います。
2013/02/12現在 YU3MA氏よりマッチングトランス10回巻が有効との記事掲載されています。実際に検証してみましたが大変有効です。関連記事は次のリンク参照ください!

RTL-SDR/TV28T v2 DVB-T USB Stick (R820T)を0~30MHz受信専用に改造する(direct sampling mode/既製品のマッチングトランス使用で改造作業を簡略化)
TV28T v2 DVB-T USB Stick (R820T)チューナー/ダイレクトサンプリング搭載でオールバンド受信機完成!+LNA追加+MCXバルクヘッドジャック情報
RTL-SDR HFダイレクトサンプリングでトランスの巻き数変更(10回巻)YU3MA氏の記事より(中村さん情報提供)
RTL-SDR HFダイレクトサンプリング EzTV668にマッチングトランス10回巻搭載 感度良好!
RTL-SDR HFダイレクトサンプリング マッチングトランス10回巻でHFDL受信できました。
RTL-SDR ダイレクトサンプリング マッチングトランスFT37-43トリファイラ並行10回巻で製作

2015/03/31
ダイレクトサンプリング対応/ローパスフィルター(LPF 0~14MHz通過)MADE IN JAPAN
LPF001
RTL-SDR関連商品一覧へGo!

RTL2832U HF化(0-30MHz受信改造) FT37-43フェライトコア使用のマッチングトランス製作~搭載(direct sampling mode)

改造に使用したドングルはEzTV666です。改造内容は、EzTV666にマッチングトランスを内蔵することを前提にしています。ドングルに内蔵しない場合はポリウレタン線をしっかり固定してください、基板のパターンが弱いので、線が遊んでいると確実にパターンがはがれますのでご注意願います。
本改造は、HF化に特化しています。元に戻すことを考えていませんのであしからず・・・
ダイレクトサンプリングモード(direct sampling mode)
ネタ元のURLです。回路図がありますので参考にしてください!
回路図に間違いがあります。
ピンNo.1/I+ No.2/I- No.3/GND No.4/Q+ No.5/Q-となります。
http://mikikg.wordpress.com/2012/08/22/prepravka-dvb-t-usb-prijemnika-sa-rtl2832u-za-hf-0-28mhz/
または、
http://yu3ma.net/wp/?p=370
①パーツの準備
(小型のドングルに搭載する場合は、FT23-77でも感度は変わりません、最後に関連記事記載)
2013/05/17追加情報:0.26mmポリウレタン線使用の方が感度が上がります。特にハイバンドに効果有り!
NEC_0420
②ポリウレタン線をよじります。
NEC_0421
③フェライトコアによじったポリウレタン線を巻き付けます。
5回巻き(5回巻きは、コアの内側を5回通すことです。外側は4回になります)
2013/02/12現在 コア10回巻を推奨!受信感度がUPします。
マッチングトランス10回巻FT37-43トリファイラ平行10回巻
次の記事を参照してください!
RTL-SDR HFダイレクトサンプリング EzTV668にマッチングトランス10回巻搭載 感度良好!
RTL-SDR ダイレクトサンプリング マッチングトランスFT37-43トリファイラ並行10回巻で製作
NEC_0422
④よじった線をほぐします。
NEC_0423
⑤各線のペアを決めます。
NEC_0424
⑥ドングルに半田します。
マッチングトランスの線の長さは、ドングルに合わせて調整しましょう。
各コンデンサーは、取り除いてください。後で元にもどすのであれば紛失に注意してください。
(今回自分のドングルで、何度も改造したためNo.1のランドを浮かせてしまいました。浮いたランドをカットしてパターンのレジストを削り半田しました・・・みなさんお気を付けください)

USBコネクターの根本にタンタルコンデンサを適当な長さで半田します。このピンの基板部分は、スルーホールのため半田が基板の裏側に流れてしまう場合があります。短時間で半田しましょう。

画像には、RTL2832U用にヒートシンクが搭載されています。
LEDが眩しいので、半透明拡散キャップを被せています。(抵抗変えた方がいいかも、やっぱり眩しい)
NEC_0425
2013/05/03現在 カップリングコンデンサ接続で受信感度がUPします。
ダイレクトサンプリング感度UPの方法へおいでください!
Direct Sampling Coupling capacitor 詳細
⑦お約束の放熱穴、放熱に貢献しています。
NEC_0426
⑧外したFT23-77のマッチングトランスを処分するにはもったいないので、実験用としてQ+、Q-につないでみました。
SDR#で設定出来ます。SDR#の設定はRTL-SDR/RTL2832U HF受信改造④SDR#でHF受信できました。を参照ください
実際に受信してみましたが、FT37-43とFT23-77の受信感度はほとんど変化ありません、ドングル内部に搭載するのであればFT23-77の方が良いかもしれません、一応FT37-43を推奨しますが自己判断におまかせします。
Q+側をロングワイヤー用として使うのも有り!かもしれませんね、ノイズは覚悟ですが・・・
NEC_0427
⑨以前改造したFT23-77のマッチングトランスのみ搭載した時の画像です。
FT23-77のフェライトコアに0.18mmのポリウレタン線を巻いたもので、コアの巻き方は、トリファイラ巻きです。
中波、短波であればFT37-43と大差ありませんので、小型のドングルに搭載するのであればこちらをお勧めします。
NEC_0418

2013/10/14最新ダイレクトサンプリング改造の記事
TV28T v2 DVB-T USB Stick (R820T)チューナー/ダイレクトサンプリング搭載でオールバンド受信機完成!

コア内蔵

RTL-SDR/TV28T v2 DVB-T USB Stick (R820T)を0~30MHz受信専用に改造する(direct sampling mode/既製品のマッチングトランス使用で改造作業を簡略化)
IMG_0516

受信にはフィルターが必要です。
フィルターの設計は、http://www1.sphere.ne.jp/i-lab/ilab/tool/tool.htmのページでLPF、BPF、HPFを選択して指示に従い数値を入力すれば計算結果が表示されます。便利です。
フィルター設計
空芯コイルの設計は、http://shimaden.homelinux.net/~shimaden/software/CoilMaster/CoilMaster-006.zipをDLして解凍してください!CoilMasterを起動すればOK!直感的に使用できます。自分は、0.32mmのポリウレタン線を3mmまたは5mmのドライバーにまきつけて製作しています。ただし、5mmのコイルを作る場合は、巻いた後に戻ってしまい外形がかなり太くなります。外形6mmとして算出すると良いと思います。
注意:計算結果のインダクタンスの単位をnHにすることを忘れずに!
CoilMaste
他の技術情報等は、過去ブログブログindexへお越し下さい。記事タイトルのインデックスを掲載しています。
RTL-SDR ダイレクトサンプリング、USBワンセグチューナーHF受信化改造記事の総集編
RTL-SDR/TV28T v2 DVB-T USB Stick (R820T)を0~30MHz受信専用に改造する(direct sampling mode/既製品のマッチングトランス使用で改造作業を簡略化)
TV28T v2 DVB-T USB Stick (R820T)チューナー/ダイレクトサンプリング搭載でオールバンド受信機完成!+LNA追加+MCXバルクヘッドジャック情報
RTL-SDR HFダイレクトサンプリングでトランスの巻き数変更(10回巻)YU3MA氏の記事より(中村さん情報提供)
RTL-SDR HFダイレクトサンプリング EzTV668にマッチングトランス10回巻搭載 感度良好!
RTL-SDR HFダイレクトサンプリング マッチングトランス10回巻でHFDL受信できました。
RTL-SDR ダイレクトサンプリング マッチングトランスFT37-43トリファイラ並行10回巻で製作
最新記事(画像付)
QRコード
QRコード
月別アーカイブ
プロフィール

ゆうちゃんのパパ

記事検索
メッセージ

メッセージには、返信用のメールアドレスを忘れずに記載してください、よろしくお願いします。

名前
メール
本文
AIRSPY HF+Discovery専用アルミケースキット(アルミエンクロージャー)
「Malachite DSP SDR Receiver HQ」完成品    ネットショップのご案内
「Malachite DSP SDR Receiver HQ」完成品
どこでもアースくんmicroーB
Hi-Z 50Ω「マッチングトランスアダプター」
Hi-Z 50Ω+ロッドアンテナセット
Hi-Z Ant-J SMA-P接続ケーブル
ALPS インクリメンタルタイプエンコーダ EC11シリーズ
RTL-SDR.COMチューナー[アルミダイキャストケース][SAM-P]
HF UP CONVERTER/回路自動切換リレー搭載型
RTL-SDR対応HF UP CONVERTER (HFコンバーター0~30MHz受信用)SC-HFCONV-100[部品実装済、完成、完動品]
HF UP CONVERTER (HFコンバーター)SC-HFCONV-100専用収納アルミケースキット/SC-HFCONV-CSS
受信専用・アンテナ分配/混合器(Splitter/Combiner)
R820T2 & SDR/TV28Tv2DVB-T/DVB-T-FM+DAB Tuner Cooling Fan Bracket/冷却ファン-ブラケット)
R820T2 & SDR+TCXO(0.5PPM)
R820T2 & SDR [RTL2832U+R820T2][DVB-T+FM+DAB][High quality USB-CN][Xtal±10PPM]
最新コメント
Mail order agency to overseas
超小型ガルバニック・アイソレーター
LNA 40KHz~1.8GHz/30~22dB[ローノイズプリアンプ]
ダイレクトサンプリング用ローパスフィルター(0~14MHz)
MCX-P/SMA-P変換ケーブル[RG174][300㎜][RTL-SDR対応][コンバーターとの接続に最適]
SMA-P/SMA-P中継ケーブル[RG174][300mm][RTL-SDR.COM+HF UP CONVERTER対応]
MCX-P/BNC-J変換ケーブルVer2[RG174][300㎜][RTL-SDR対応][TV28Tv2DVB-T(R820T) DS-DT*** LT-DT***その他に対応]
MCX-P/SMA-J変換ケーブル[RG174][300㎜][RTL-SDR対応]
RTL-SDR対応 ADS-B 1090MHz受信用簡易マグネットアンテナVerⅡ
Remote Control for CI-V対応CI-V/AUDIO分岐ケーブル
風向
  • ライブドアブログ