September 01, 2015

Property Ladderに乗ってみた

最近職場の身の回りで流行っているのが不動産購入。

「流行っている」というのは恐らく正しい表現ではない。むしろ、英国に住んでいて、まあまあの仕事に就いていれば、不動産購入は普通の事のようである。最近不動産価格が高騰する以前、10年くらい前までは、20代で最初の一軒目を買えるような状況だったらしい。

私の昔からの英国人の友達は皆、1軒目はすでに支払いを終えて、2軒目を買っていたり、3軒も持っている人もいる。ああ、なぜ、もっと若い時に英国に来なかったのか!残念な限り。

最近の不動産価格高騰、何年か前のバブルで住宅ローンの審査が厳しくなったのを受けて、20代、30代で一人で家を買うのはかなり難しい。それでも、不動産市場にデビューし、所謂Property Ladderに乗る(階段を登る喩えになぞって、段階的に高い物件に買い替えていく事)のは英国に住んでいれば人生において重要な過程と捉えられているようである。政府が初回購入者に限り、援助、推進するフレームワークもあるくらいである。

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私と言えば、去年小さいフラット(マンションを英国ではフラットと呼ぶ)を購入してみた。ちょっと遅出であったが、人生で初の不動産購入。

先述のとおり、ロンドンの不動産価格は年々上がっていて、下手に借りても家賃はびっくりするような額である。一人暮らしの高い家賃と不動産ローンの月々の支払い額はそんなに変わらないのである。1年経った今、賃貸市場も上昇する中、家賃よりローンの方が月々のコストは安いかも知れない。

突発的に購入を決めたので、手持ちはあまり持っていなかったので、多少の不安は感じたが、「最悪売ればいいし...」という悪魔の囁きに負けた。

ローンを組むのはびっくりするほど簡単だった。不動産購入に至る最後の段階までほぼ口約束と最少の手数料で様々な事が進んでしまい大丈夫だろうか、と心配になるほど。

そうは言っても、契約社員の身で貯金もない私。ローンを申し込むにも普通に銀行の戸を叩いても貸してくれなそうだったので、貸手探しはMortgage Brokerという、ローンの紹介専門業者に依頼し、お金を手配。保証人を付ける必要もない。ローンを組むにあたり、必要なのは収入証明くらい。

法務関連は法務事務所にお願い。

後は待つだけ。

と思っていたら、あれよあれよ、と事が運び、ほんの2ヶ月後にはフラットの鍵をもらった。私の場合はかなり早かった模様。それと引き換えに、なけなしの銀行残高は空っぽになり、人生最大の借金を背負ったのである。

ファイナンシャルアドバイザーには「良かったね!Property Ladderに乗るのはとても大事な事なんだよ!」と激励を頂いたので、1年経った今でも、銀行残高は依然空っぽに近く、自転車操業状態でも、きっと良い決断だったのだ、と信じる事にしている。

次の段に登るのはまだまだかなーり先の模様。

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November 18, 2014

在英10年記念。この10年ロンドンで変わったこと

このロンドンという街のせいか、年を取ると時間が経つのが早く感じるからなのか、はっと気付いたら、今年で在英10年。

さて、2004年に来た頃はすごかったなー、と感慨深くこの10年で変わった事に思いを馳せてみた…いろいろ考えたのだが、ほとんど感覚的なものばかり。
客観的な大変化はたったの一つ。それは!

バスでアナウンスが導入されたこと。

今思うと、自分でもよく分からない中、よくもバスに乗る気になったなと思うが、まさに「無知は美学」("Ignorance is a virtue") 。10年前の自分をあたかも他人のように褒めてあげたいくらいだ。

当時、バスのアナウンスはなかった。

東京から来たばかりの私はしらーっと運行するバスの中で不安を抱えながら、周囲の人の動向を観察しつつ、ポケットサイズのAtoZ(ロンドンの地図本)を手に、通り過ぎるストリート名と今の位置を確認しながら目的地に近くなったところでブザーを鳴らし、次に止まった停留所で取り敢えず降りて、またAtoZとにらめっこしながら目的地に辿り着いていたのである。

おかげで、東京にいる頃は地図を手にしながら道に迷う程地図を読めなかったが、読めるようになった。

当時、バスの運転手に「どこそこに行きたいんだけど、このバスは行くか?」と不安になって聞いても平然と「知らない」などと言われたりもした。一体何を元にバスをルート通りに運行していたのだろう!?

そもそも、当時のバスの運転手はバス停の名前をそもそも把握してなかったのではないかと思う。必要に駆られてとは言え、運転手すらどこに止まるか把握していないようなバスをよく乗りこなしたものだ。

友達の家に初めて遊びに行く時は、「何番のバスに乗って、OOストリートを過ぎてスーパーがあるから、そこを通り過ぎたらブザーを押して次の停留所で降りて!」と言った感じで案内を頂いていたものだ。スマホの地図片手にの今とはエライ違い。

そもそも、2004年に来た頃、携帯なるものはあったが、日本ではi-modeで地下鉄の中でもインターネットで乗り換え案内など見れたのは覚えているが、私が来た頃の携帯はものすごい白黒でインターネットなんてまるで存在もせず、びっくりした。携帯でインターネットらしきものが使えるようになったのなんて、結構つい最近な気がする。

今では全てのバスでアナウンスがあり、あまり気に留めていなかったバス停の名前も覚えられるようになったが、昔、といっても10年前の適当な感じが懐かしく愛おしくも感じる。

行き先がよく分からない人が今より多かったので、隣同士でルートチェックし合ったり、運転手の訳の分からない返答に、別の乗客が変わって大声で行き先を教えてあげたり、なんていう今より微笑ましい光景はよく見られたかも。

最近は時たま行先を聞く人もいるにはいるが、随分少なくなった。2005年から2008年まで田舎に住んでいた頃の通勤電車では、私が「女」というだけで男性から席を譲ってもらったりなんていうのもあったが、最近は私の美貌が落ちただけでなく、というのはもちろんものすごい冗談だが、そんな光景はまず見られなくなった。

最近は人が増えてみんな余裕がないのかなー、なんて思う。

私の勝手な論理では、人が増えると人々が粗野になる一方で、群衆の中で混乱を抑制するようなある程度の秩序が生まれるのでは無いかと考えている。東京はロンドンよりかなり人が多い印象だが、公共のマナーは全体的にはかなり素晴らしい。

当時、結構びっくりする場面に出くわしたのだが、例えば、バスの車内でラジカセで音楽をかける人がいたり(イヤフォン持ってないのか!?)、地下鉄の車内で本気で持ち帰りピザを食べて、箱はそのまま座席に置きっ放しとか、なんなんだ!?この街は?この人は!と思う事が時折あった。

最近は私が見慣れたのか、このような一般人の反社会的行動はあまり見なくなった。

地下鉄に乗る時も以前は人々がダダー、と降りる人を待たずに乗ってくるのが普通だったが、最近は待っていることが多い。

さて、私の勝手な論理の正当化のため、人口推移をチェックしてみた。

Office for National Statisticsという英国で公式統計を出す機関のデータによると、2004年のロンドンの推定人口(住民票などの登録システムが無いので「推定」なのか???)は743万人。2013年は841万人で、この10年ほどの間に約100万人もの人口が増えている。

あと10年もしたらロンドンの地下鉄でも、乗客がドアの近くで固まらず、奥まで詰めてくれるようになるかな?



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August 12, 2014

イングランドも日本も去り、ワールドカップも終わったけど

今年のワールドカップ、個人的には期待がかなり大きかっただけに、日本もイングランドもあっけなく敗退でイマイチやる気が出ないというか、なかなか気分が盛り上がれなかった。

かろうじて、ワールドカップに関心を寄せられたのは、社内「賭け」のおかげとも言える。

ワールドカップ開催まで2週間という頃、社内メールで、一人5ポンド(約850円)で社内ギャンブルに参加しませんか?とのお誘い。

注意書きがいろいろあり、家族の参加も参加費用を支払えばエントリー可能。年齢制限はなし。
場合によっては4歳児が優勝することもあるけど、勝負は勝負だから、などとつらつらと結構長いルール説明が付いている。

子供まで駆り出して賭けなんかしていいのか?と心配にはなるものの、英国は私営ギャンブルは全然OKなのである。実際に子供のエントリーもあった。親も拒否反応無し。

一応、日本人の私は、遠い昔、賭け事はなんとなく悪い事と育てられた。ましてや私営ギャンブルなんてとんでもない。その手前、多少の抵抗は毎回感じるものの、ここは英国。

郷に入りては郷に従い、長いものには巻かれるのである。

一番最初に体験した公認社内ギャンブルは最初に就職した英国企業での競馬の賭け。毎年4月恒例のThe Grand Nationalという何十頭もの競馬の障害競走でその勝ち馬を当てるもの。上司からも「どの馬にかけるの?」と普通に聞かれ面食らった。

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さて、今回のワールドカップの賭け。

各試合のスコアを予想し、スコアがばっちり合った場合は何点、勝ち負けが当たれば何点、などとかなりシンプルだが、ギャンブル責任者は各参加者の予想の当たり外れと点数をはじき出さないといけない。

考えただけでも面倒だが、毎回、ヨーロッパ選手権など、なんらかのサッカーのトーナメントの時には恒例の行事となっている。

純粋な意味でワールドカップにイマイチ乗れなかったが、別の社員も別のワールドカップ「賭け」を開催してくれたおかげで、私の持ち券は2つ。準決勝くらいまでは結構楽しめた。

ちなみに、私の成績も毎年恒例の全滅。

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と、今は8月。

例のギャンブル責任者からまた、サッカー関連のメールが来た。

はて?時期的にプレミアリーグかいな。

と、やはり、8月半ばから始まるイングランドプレミアリーグ関連の賭けのご案内だった。

内容は各チームの勝ち負けだけでなく、チームに関係なく何人かの選手を選出して得点を競い、来年5月終了時に勝者が賞金を貰うというもの。途中で選手を交換しても良い。しかし、結構ハイレベルというか、プロの技が要求されそうである。

プレミアリーグは5月の終了時期まで、インターナショナルの試合時期などを除き、ほぼ毎週開催。数あるチームの中からこれぞ!と思う選手を選出するにはほぼ全ての試合を注意して観ないといけないか。

一度賭けて放っておくという手もあるにはあるが、そうはいかないだろうな。すると、1年近くも毎週毎週各試合と賭けに注ぐエネルギーと、万が一、勝ってしまった場合(かなり低い可能性)、飲み会を開かないといけないのか!?英語で話すの面倒だ〜!などと考えただけで疲れてきたので、今回は私は不参加。

しかしながら、ギャンブル好きな英国人。
陰から皆さんの健闘を祈ってますよん。

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January 07, 2014

案外、適当な時間感覚

早いもので、今年で渡英10年経つのだ。

年を取ると時間の経過がより早く感じるからなのか、ロンドンがそうさせているのか、気分的にはまだ渡英5年くらいである。そのうち、働いたのは賞味6年くらいなのだが、よく生きながらえたものだ。

この10年を振り返り、成長した点は特に思いつかない。どちらかと言うと同年代の友達がいろいろな達成を遂げている中、悲しいかな、10年前の私と今の私、あまり変わりはない。仕事関連についてはむしろ後退しているかもしれない。

しかし!数少ないが前進した分野もある。一つは料理。オーブンを使えるようになった。渡英当時は使い方が分からず、最初の2年くらいはオーブンは遠巻きに見ていた。日本料理については後退しているかも知れない。

二つ目は、やはり(住んでいるだけに)英語。ネイティブに比べたら微々たる進歩であるが、進歩は進歩。そうは言っても、最近になり、私が偉そうに友達に教えていた英語の使い方が間違えていたり、などの失態が判明したりもあったりして。

でも、スコットランド訛りもアイルランド訛りも分かるようになった。それ以外の田舎部はまだよく分からなかったりもする。まあ、そのうちに。

さて、失態事件のうちの一つが、「next +曜日」の使い方で、例えば、"are you free on next Friday?" (次の金曜日暇?)と使う。私なりの当初の解釈では、「next +曜日」の時は、next week(来週)のxx曜日と思っていて、next Fridayとは来週の金曜日と思っていた。ちなみに、今週のFridayは"this Friday"だと。

偉そうにそれを友人に説明したのである。後で、その友人はイギリス人に聞いて確認したところ、それは場合による、との事で、月曜日に "next Friday" を発令した場合は今週かもしれないし来週かも知れないので要確認、との事。

悔しいので、私も周囲方々に確認したところ、同様の返事が。

仮に、水曜や木曜に "next Friday"と言った場合は大方、来週の金曜らしいのだが、それでも、不安な場合は 「来週だよね?」と確認するらしい。

なんて曖昧。日本語ではどうだろう?次の金曜、と言ったら今日から数えて次の金曜か。
今日が月曜であれば、今週の金曜日だろうか。いやいや、曖昧さを責めている手前、そうあって欲しい。

という訳で、私もかつての自信はなく、月曜、火曜に "next Friday" と言われた時は確認している。また、今では自分でも、"next Friday"を使った時は「来週のね♡」と付け足す始末である。(ごめんね、友達)

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もう一つ。

untilの使い方。皆さんはとっくの昔にご存知かも知れないが、私はよく知らなかった。

日本語的には「〜まで」と解釈していた。会社を休む時に設定する自動応答メッセージでよく、"I am out of office until xx" (xxまで会社を留守にしています(直訳))と設定されていて、このxxを会社に復帰する日を入れるのは以前から知っていたが、違和感が払拭できずにいる。

日本語でxxまで休暇を頂いております、と言った場合は、xxは休暇の最後の日を入れるだろう。

仮に、休暇で1月14日までお休みで、15日から職場復帰の場合、untilを日本語の「〜まで」と思っていると、"I am out of office until 14th Jan"と打ちたいところ、"I am out of office until 15th Jan" と設定しないといけない。

で、自己完結型の理解方法で、なーんとなく、15日には"out of office" (会社の外)状態が開けるのだ、と感覚的に覚えたと思っていた。

そこで、別の問題が生じた。"He is off until xx" (彼はxxまでお休みです)という状況が生じて、彼がxxに戻るのか、xxの次の日に戻るのか訳が分からなくなってきた。勢い余ってイギリス人同僚にもついチャレンジしてしまったのだが、私が間違えているのは火を見るより明らかで、彼はxxにオフィスに戻ってくるのであった。

現契約先の日系企業では日本人が多いからか、休暇メッセージの後に"inclusive"(含む)や "Exclusive"(含まない)などの念のため注意書きが付いている事が多い。

と思いきや、外部の非日系企業の取引先の休暇メッセージにもinclusiveやexclusiveが付いていたり、"I am back in the office on xx." と会社に戻る日を明記している場合もあり、ひょっとしてユニバーサルに "until"は物議を醸し出しているのではないか?と淡い期待をするばかりである。

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曖昧ついでの余談だが、先日、友人に教えてもらった The Settlers of Catanというボードゲームで、持ち札の資産カードを別プレーヤーのカードとトレードできる。

この時、"Anyone want to trade Ore for Wood?" (誰か鉄鋼を木と交換しない?)と声をかけるのだが、ほぼ毎回、"Do you want Ore or Wood?" " I want Ore!" と言った会話が必ず繰り返される。にも関わらず、出したカードが双方で同じだったり、と、「あれ?英語って曖昧さがない、って教わってたんだけどー」と毎回にやりとしながら、"Anyone want to trade Sheep for Brick? I want Sheep!"などと確認しながら楽しくプレイする。

元々持ち来んだ友達がアメリカ人なので、アメリカ人同士ではこういった混乱は無いのか聞いたが、アメリカでアメリカ人同士でも同じ、との事。

日本語ではどうかと言ったら、やっぱり同じか。「鉄鋼と木、交換したいんだけど。私は鉄鋼が欲しい!」みたいな感じか。

この曖昧な感じも楽しいゲームの一部とも言えるかな。


October 23, 2013

失われてゆく清潔感の中で...

さて、この写真。

Inside Desk Drawer


職場の机の引き出しの一番上の写真である。

ある日、おやっ!と気付いたのだが、かつては職場の周りの皆さんがよくやっていて「汚いのに嫌だわー。」と思っていた事をいつの間にか知らずのうちに自分でもやっていたのである。

普通の日本人の感覚をお持ちであれば、既にお気付きとは思うが、プラスチックのスプーンやフォークがペンなどの文房具に混じって机の中にそのまましまってあったのに自分でも驚いた。

一体どうしてこの形態が始まったのかまるで記憶にないのだが、慣れてしまった今、別段汚いという感覚も無い。

少なくとも、1年半前頃、別の職場に居たとき、隣のデスクの女性がペン立てに20本ほどのスプーンやフォークを差していて、プラスチックが埃を呼ぶのかフォークの筋が煤けていた。

同僚の「誰かフォーク持ってない?」という呼びかけにニコニコしながらフォークを渡し、もらった人も何の抵抗も無くそのフォークを使ってモリモリ食事しているのを見て、「おお、なんて汚れに対して抵抗感がないのだ!」とびっくりした事を確かに記憶している。


が、今!

私もほぼ同じ船に乗ってしまった。

しかし、実際には、フォークやスプーンは緊急用としてキープしているので、使用する機会はほとんどない。

でも、使う時もある。拭いて使った覚えは... ない。うーむ。

更に説明させて頂くと、中トレイの下に見え隠れする白い物体は、キッチンに行く手間を省くためにキープしている紙コップ。私は水はミネラルウォーターをボトルで買って、机で飲んでいるのだが、日々、この紙コップを一つずつ使っている。拭いていない。

そして、手前は日本に帰った時に買って来たキシリトール。ランチの後はガムで健康な歯を維持。のはずだが、今では食べてしまったので、現地のガムを入れている。こちらのガムは一つ一つ包装されていないので、一度口を開けたら、全部素のガムになるのだが、この入れ物に入れておけば、埃よけになる。

そして右上にあるのはコーヒーやお茶を入れるタンブラー。貰ったのだが使わないので入れっ放し。やっぱり紙コップのほうが楽だし。埃にまみれていても。

真ん中下の中トレイの中は別のガム。これは一つ一つ包装されているので、このまま。その下には弁当を頼んで余ったインスタントみそ汁のもと。この間見たら、賞味期限が切れていたので、この写真を撮った後、捨てた。

そうは言っても、こうして書いている今も反省している訳でもなく、これからもこの形態を続けるであろう。そうしてだんだん日本人らしい清潔感が抜けていくのかな。

そのうち、会社バッグにハイヒールとウォーキングの靴を素で入れるのも平気になるんだろうか。

時々見かけるのだが、会社訪問後や飲みに出かけた後の女性がハイヒールを履き替える場面に出くわす。多くの場合は当然かかとの低い靴に履き替えるのだが、よく見かけるのは、会社バッグの中から靴底がすり減って更に平べったくなった、くたびれた様の靴をポーンと地面に放り投げて履き替え、さっきまで履いていたハイヒールを会社バッグにそのまましまい、ペタペタと歩き去るのである。

ここまで落ちないようにはしないと... な。

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July 21, 2013

ファイナンシャルアドバイザーを雇ってみた

かれこれ一年も前の事なのだけれども、今の職に転職した際、社員だった前職の時に給与天引きでちょこっと貯めていたつもりの年金資金が思ったよりも多額だったので、困って会計士に相談したところ、ファイナンシャルアドバイザーを紹介してもらい、雇ったのである。

「困った」のは、英国では年金資金として貯めているお金、と言っても多くの場合はファンド形式で、普通預金などとは異なるのだが、給与天引きの際、雇用主がマッチングと呼ばれる方式で、月々の個人の給与天引き率と同率で資金提供してくれていたのである。で、短期間だった割に思ったよりも資金が多かったのである。

資金を貯めている間は非課税で通常は年齢が65歳以上になり、年金を支払う形で引き出せるのだが、今引き出すと、税金も払わなければならないし、別の年金ファンドに資金を移さない限り雇用主がマッチングしてくれた分はなくなってしまう。

別の年金ファンドに資金を移さない限りーと言っても、新しく移った仕事は再び契約社員だし、年金ファンドを申し込むのなんてよく分からなければ、そんな事はできるのか? 

が、棚からぼたもちの資金を捨てるのは惜しい!という事で会計士に相談した所、ファイナンシャルアドバイザーは持ってるのか?と質問から始まり、結局雇うに至ったのである。

ファイナンシャルアドバイザーなんて、費用が高いんじゃないの?ともの凄く心配していたのだが、たなぼたには変えられず、渋々面会した。費用は運用した資金で得た利益の中から捻出するから心配しなくて良いとの事。なーんだ。

家族構成などの他、将来何歳まで働くつもりか、いくらの生活費が必要かとか、家を買いたいか、などの様々な質問をされ、かなり適当ではあるが、今から資金を貯め始めてそんな金額が手に入るのか?と半信半疑で希望を取りあえず言ってみた。かつ、月々の貯蓄額もかなりケチな額から始める事にした。

アドバイザーは「分かった、大丈夫、私に任せて。」とにっこり。

ま、大丈夫というのなら、ま、いっか。

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それから一年後。

アドバイザーが一年経ったのでレビューしましょう、と、面会の申し出があった。

で、気になっていた月々の貯蓄額、「増額しようかと。。」と言いかけた所、「そうそう、増額した方がいいよ、と言おうと思ってたんだよ!」と。

なーんだ、やっぱりちょっと少額すぎた模様。

元々、何年も前に契約社員生活始めた時から貯蓄していれば今はどんなに貯まっていたかと思うと、残念である。が、無職期間はそれで潤っていたので、まあ、良い事にしよう。




bicicletta at 22:49|PermalinkComments(2)clip!契約社員生活 

March 03, 2013

イギリス人がすごいと思える季節

英国の今年の冬は日本と同様、いつもより寒くて長い気がする。

私が暮らす英国南東部はそれでも比較的穏やか(?)な気候だそうで、雪が降るのは東京と同じくらいの頻度か少ないくらい。しかし、雨でジトジト。あまり気分的にもよくない。

以前、東京で働いていた頃、東京赴任された外国人の人が「東京の冬は美しいね!」と言っていて、「風は強いし、寒いし、え〜どこが?」と返答したところ、「だって、晴れてるじゃん!」と言われて、あ、そうかー。と逆輸入的に納得した事がある。

みんなが言うとおり、ロンドンの天気、かなりDepressing(気が滅入る)である。これも慣れるもんでもあるが...

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さて、この寒くて気の滅入る冬。

私は英国に来てからしばらく止めていたスキーを再開。一年に一度はスキーに行くようにしている。

なので、冬前半はかなり心ウキウキなのである。

当初英国に来たばかりの頃は、英国では雪も降らないし、山もないし、スキーはあり得ないなー、と思っていたのだが、結構皆さん、飛行機でアルプスのほうへスキーに出かけている事が判明。スイス、フランス、オーストリア、とアルプスの山々へ出かけていく。アルプスは長い長い。

当初は友達も少なかったので、会社の同僚がスキーに行く話を聞いて、へー、なんて思っていた程度。

時を経て、友達もできて、私もスキーに行けるようになった(涙)。

そして、個人旅行だけでなく、飛行機、移動、宿をセットにしたスキーパックなどもある事が分かった。しかも、冬はチャーター便も増発している模様。

空港に到着すると何台もの大型バスが待っていてくれて、私達ツアー参加者は、それぞれ目的地別に分かれてバスに乗り込んで行く。

泊まる宿によっては、フランスだろうが、スイスだろうが、イギリス人スタッフがお世話してくれて、食事もイギリス人が好きそうなものを用意してくれる所も数々ある。イギリス人のスキー需要はかなり高い。

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群馬のからっ風地域で育った私は冬山とは縁は遠いのだが、地域の一日スキー教室に参加したり、東京に住んでいたときも、電車や友人の車に乗り込んで、一日スキーやら、週末スキーなど、それこそ、固い決心無しに気軽にスキー・ボードに行ける環境にあった。

私は運動神経はかなり鈍いので、もし、「よし、飛行機に乗って、重い荷物もって、スキーに行くぞ。」と決心しなければスキーに行けない状況にあったとしたら、スキーを履くことは一生無かったかもしれない。

それを考えると、イギリス人、パスポート持って、飛行機に乗って外国へスキー。(車・電車でも行けない事はないが。)スキー宅配便もないので、すべての荷物は自分で運ばなければならない。この時点で、多少の決心をしてスキーに行っているはずなのである。

しかも、全員、運動能力に自信満々という訳でもないだろう。(「自分は平均かそれ以上」と思っている人はたくさんいると思うが)

それにもかかわらず、老若男女問わず、多くのイギリス人がスキーに出かけているよなー、と、毎年、空港のチェックインカウンターの長蛇の列に並んで、うんざりしながら感心するのである。しかも、これは一冬の1日だけで、他の日も考えると夥しい数のイギリス人が国外の冬山に向かっているのでる。

イギリス人、偉い。

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アルプスの山々







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こちらは同僚のスイススキー旅行のお土産。アルプスチョコレートだそう。ほぼ食べられてしまっているが、アルプスの山々の感じが出ている!? 日本にも富士山羊羹なんてありましたよね?


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余談ではあるが、英国に来て一番最初に就職した銀行では行内にジムがあって、同僚達に誘われるまま、スピニングクラスに参加させられた。

要は自転車エクササイズで、群馬では自転車にガンガン乗ってたから、OK!などと気軽に参加してみたところ、クラスの半分も経つ前に撃沈。

周りはほとんどイギリス人だったのだが、ぴょんぴょん立ちこぎエクササイズもハーハーしながらも卒なくこなしているのを見ながら、私はただただサドルに座ってのろのろと自転車をこぎながら時間の経つのを待つばかり。

耐久力は日本人が優れているんじゃなかったっけ?と思いながら肩身の狭い思いをした日本人がひとり、サドルに座り続けながら時計と睨めっこしていたのである…

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January 06, 2013

Happy New Year

忙しいのなんのとかまけていたら、最後に投稿してから3ヶ月以上経ってしまった。それでもこのサイトに読みに来てくださる方、有難うございます。

今年も相変わらずのんびり更新ですが、宜しくお願い致します。


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さて、英国に来てからも毎年少なくとも年始だけは日本で過ごしていたのだが、今年から帰国サイクルをちょっと変えようと思い、年末年始は帰国しないことにしてみた。

大して期待していた訳でもないのだが、やはりこちらの年末年始はイマイチ風情にかけるというか、気分が盛り上がりにくい。年末は31日まで仕事。

会社の計らいで半ドンでも良かったので、私は半日で終業させて頂いた。それから家に戻り、夕飯は一応年越しそばを作り、頂いた。

その後、花火を観に行くかどうか検討したが、2万5千人が毎年出かけるらしいという数字に怯えて、花火はテレビで見た。この瞬間までまるで年末という感覚がなく、東京湾大花火大会もビックリな大量の花火に見とれて、15分。外では車がクラクションを鳴らしまくり、近所の家ではパーティーを催していた模様。

一応スパークリングワインなども空けてみたが、2日から仕事だと思うとあまり夜更かしもできず、さっさと就寝。

で、1日は神社に行くわけでもなく、あり合わせで作ったおせちもどきと雑煮を食べて終了。

おせちも材料もしくは出来あいのおせちが出回っているかと思いきや、ロンドン中心地の日本食料品店では、いつもとほとんど変わらない品揃えで、辛うじて黒豆煮が手に入っただけ。まあ、ニーズが低いんだろうな。

正月の風情はやはり日本とは違う。当たり前だけど。

クリスマスは英国、年末年始は日本がいいな、とふと思った今年の年末年始。

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さて、心も新たに(?)二日から張り切って(嘘)会社に戻った。

ちょっとしたショッキングな出来事があった。英国生活8年、その前外資系で10年近く働いていたにもかかわらず、ある事を知らなかった…。

外国人も新年は普通に「Happy New Year」と挨拶する事を。

勝手に新年は日本特有のものだから〜♪などと思っていたので、東京で仕事していた時、おそらく外国人達もHappy New Year!と言っていたに違いないと思うが、「彼らは日本の文化に慣れようとしていて、偉い!」くらいに思っていたに違いない。

つくづく、思い込みとは恐ろしいものだ、と実感した新年の始まりであった。


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October 01, 2012

「僕は倒れる訳にいかない」

はっとしたら既に10月。ジュビリーも去り、オリンピックもパラリンピックも終わり、夏は去って、外は既に冬模様。

しかし、今年は一応夏らしい夏が来たのでいいほうである。昨年は夏らしい気候は去年の今頃、1週間か2週間程暖かい日があっただけ。それ以外は寒ーい冷夏、若しくは冬模様。

ま、選んでこの国に住んでいるので文句は言えないのだけれど...


一応、私はブログ更新は最低1ヶ月に1度は行おうという心がけているのだが、仕事を変わってから、なんだか長いものに巻き込まれすぎというか、時間が経つのが速い。

特別仕事が忙しい訳ではないのだが、こういう時期なのかも知れない。

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で、朝も忙しく、以前は徒歩通勤を楽しんでいたのだが、今の職場ではちょっと真面目に働こうと思っているので、遅れそうになるとつい地下鉄を使ってしまう。

で、馬鹿みたいな話なのだが、毎回、毎日、地下鉄を使う度、「明日は徒歩で間に合う時間に出よう」と思うのである。今では、ほぼ毎日そう思いながら、ほぼ毎日地下鉄通勤である。

特にイライラするのが、狭い地下鉄、通勤ラッシュ時でも皆さん奥に詰めない。地下鉄の車両のデザインもかなり悪く、皆さん、倒れないように、ポールにつかまろうとするあまり、入り口の周辺がもたつき、通路も人一人分くらいの狭さなので、奥に詰めるに詰められない場合も多くある。

人によっては、人波を掻き分け、奥の位置を確保したりもするのだが、控えめ(?)なイギリス人、奥が空いていても、一度自分の持ち場を確保した後は、基本的には動かない。

駅に到着しても、自分が降りない駅では、外に一度降りて降りる人を通してあげて、なんて事もほぼない。あくまでも中に居座るのである。自分の体の前と後ろを大勢が通り過ぎても動かない。

と、私も郷に入りては郷に従っているので、よく知っているのである。

しかし、そうは言っても、自分が新聞を読むスペースを確保する為に動かない人や、あと一歩後ろに下がってくれれば、あと何人か乗れるのに動かない人、やはり毎回イライラするのである。

ど・お・し・て、一歩下がらないのだ!ちょっと思慮浅くないか!?

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この間、Covent Gardenで降りたのだが、Covent Gardenの駅ではプラットフォームから出口まではエレベーターしかない。もしかしたら、長い階段があるのかもしれないが、たいていは巨大な4台のエレベータが昇降して乗客を運んでいるのである。

電車を降りた後は、たいてい、ここも人が大勢並んでいて、4台のうちのどこに並ぶかはちょっとしたギャンプル気分でもある。

と、私の並んでいた列のエレベータが運よく一番最初に来た。

乗り込んだところ、50歳くらいのおじさんとおばさんが乗っていたのだが、おじさんの方は入り口から3分の1くらいのところに立ち塞がって動かない。

前にスペースがあるのに。

後ろには人だかりができている。

あーあ、あと一歩前につめてくれれば一人でも多くの人が乗れるのに、はーっと思ったところ、

「I can't fall」

とおじさんがニコニコしながら、かつ誇らしげにおばさんに話しかけた。

「僕は倒れるわけにはいかない」−おいおい、戦場でもなんでもないんだけど、ここは。ただの地下鉄から地上に上がるエレベータですよ。おっさん!と横に立っている私こそ倒れそうな気がしたが、そうか、動かない人はそんな事考えていたのか。

でも、一歩前に出ても倒れないと思うけど!



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July 31, 2012

ロンドンオリンピック記念 電車と日本人

さて、契約社員生活に戻って早3ヶ月が過ぎた。

久々の職種に戸惑いつつ、社内の規則やシステムなど覚えられないのは年のせいか、元々頭が悪かったっけ?などと惑いながらもなーんとなく軌道に乗ったかどうかという所である。

今回の目標は出来るだけ長居しようと心に決めている。

長く居ようと思っていると、私の態度も心なしか良いような気さえする。

とはいえ、比較的新しい組織編成に組み込まれているので、人の出入りが激しかったので、同僚が変わったり、上司が変わったり、と出来るだけ、ポジティブな態度で接しようと思っていても、元々、面倒くさがりな性格なので、人事の変化にややイライラしてもいるのである。

しかし、「長居」をスローガンにしているため、ムッとしないようには心がけている。

今の契約先に入ってから2ヶ月ほど経ったところで、新しく上司が出来た。いい人そうなのだが、何分よく分からないので、慎重に接していたところ、彼はかつてはRoyal Army(英国軍)で働いていたという事が判明。

英国に来てからというもの、意外と軍関連の人が多い事に気付いた。たまたま、周囲に軍関連が多いだけかも知れないが、なんとなく、物事の捉え方、アプローチが似通っているような気がする。

気のせいかも知れないが、サバサバしている方が多いような?というか、仕事には感情入れず、時間が経ったらさっさと帰る、というかサバサバ、サッパリな感じがするので、そういう点は学ぼうと常に思うのである。そう、時間はかなりきっかりしている。

あくまでも、気のせいかも知れないけれど...

という訳で、元軍出身の上司、サバサバ。仕事も出来るというか記憶力も良いし、パワフルだけど、時間になったらさっさと帰る。

ある日、彼に聞かれた。

「日本人とはかなり時間に几帳面なんだと思っていたけど、ミーティングには遅れてくるし、一体どうして!?」

私「さー、仕事第一なのは確かなので、前の会議が長引いたりした場合とかは仕方ないと思ってるんじゃないの?」(他人事)

「でも、電車の時間とか分刻み、秒刻みで走ってるんでしょ?なのになんで、会議に遅れるわけ?俺は時間に遅れるのも待たされるのも大嫌いなんだ!」

私「まー、5分くらいはいいんじゃない?大体、私だって、英国に来るまで、待ち合わせに遅れて文句言われたり、いじめられたりした事はないよ。日本にいる頃だったら15分位は遅れても許してもらえたよ。今はイギリス人がワーワーうるさいから、時間には遅れなくなったんだよ!」

軍関連の人でなくても、結構イギリス人、待ち合わせの時間に結構うるさい。

というか、日本人、優しいだけだったのかも。

なので、私は今は結構時間には正確になってきた。

この間、軍関連系の友達に会い、「新しく出来た上司が元軍人で、日本人が時間に遅れるのはなんで?と言われて...」と話しかけたところ、途中で遮って、「そうそう!だって、日本は電車の時間が分刻み、秒刻みなんでしょ、だから私も日本人は時間に正確だと思ってたのよ!」

ほら、やっぱり似てる、軍関連系。


さて、オリンピック記念なのだが、開催地と同じタイムゾーンで暮らしているのは思えば初めて?の経験なのである。これには重大な欠点があることが判明。

日中の試合が仕事中なので観れないのである。あー、柔道とか観たい〜!

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オリンピック第一日目、柔道観戦。ラッキー!

May 27, 2012

「運命の輪」か、波に乗ってみた

会社作り直す事が決まり、ぼーっとしていたところ、友達の紹介である会社の面接に行く事になった。

グローバル企業も良かったには良かったのだが、私のいたポジションは将来性があまりにも無く、藁にもすがった結果、思わず専門外の職種だったので、機会があれば、本来の職種に戻りたいな、とはおぼろげには思っていた。

とりあえず、履歴書上1年は続けて、その後は機会があったら動きたいけど、不景気だし、仕事的には結構おいしいし、と、社内募集を見つけてはちょこっと応募する程度で、積極的には仕事を探してはいなかったのである。

と、あれよあれよ、と新しい仕事が決まり、無事転職してしまった。よく、転職はコネで決まる、と言われるが、今回は正にその通りの展開である。

今回の職種は最早チャンスはないと思っていた契約のポジションだったので、会社設立も思わず役に立ち、新しい会社で新しい私〜♪と真っ白なページからまた始める感じである。

また、面倒な簿記もやらなくてはいけないが、正社員職を得た後でも結局残務の簿記をやらなければならなかったので、今までとあまり変わらない。

最初の会社設立では、あれやこれや間違えたりしていたが、今回は全部会計士に依頼したので、楽だった。VATの申請もすんなりと終わり、新しい会社で無事スタートできた。

とりあえず、元の職種に戻り、契約社員に戻って、気分新たに仕事というところで、張り切っていたのだが、何分久々なので、腕がなまった、というか、少々混乱気味でもある!

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また安い鰯を買った。(今日は45ペンス)梅煮にしようと思ったが、この安い鰯に貴重な梅干しはもったいない。と目の前にパックで買ったレモンがごっそり、で鰯のレモン煮。思わずとっても美味しかった。また作ってしまいそう!

May 02, 2012

会社つぶしつつ、新しい会社作りました。

何ヶ月か前のことだが、いつもの会計士から突然メールが来た。

内容は、今は会社をたたむのに絶好のチャンスなのでたたみましょう!

との事。

ほんの一月前は私の会社をたたみたい希望を一切聞いてくれなかったのに突然、なんじゃこりゃ。

会計士によると、しばらく商活動のない小規模会社をたたむのにいいスキームが出てきたので、これは絶好のチャンス!との事。

要は、会社解散にかかる費用が通常の解散の場合よりかなり安上がりなんだそうである。

たたむのは大賛成。これで私の会社経営人生も終了、面倒くさい簿記もしなくていいし、会計士は結構面白いので、お別れするのは淋しいけど、お金もかからなくなるし、万々歳。

と思ったところ、

「で、次の会社の名前、何にする?」

と会計士。

「え!?」

会計士によると、会社持ってた方が節税にもなるし、会計事務所の方で会社作ってあげるから、大丈夫♪、との事。

また、節税か。魔法のような言葉にまた私の判断能力は弱くなる。

しかしながら、脳裏で、「確か、今の会社の規定では積極的に他会社の経営者になっちゃいけなかったような…。」と思ったが、節税なので、ま、いっか。会社は法律じゃないし、と。黙ってみる事にした。

一方で、私も現行の会社名をいつか変える日が来たら、あんなのや、こんなのや、と考えていたので、考える時間もほとんど必要なく、次の会社名はこれで!と即答してしまった。

というわけで、楽しい会計士との縁はなかなか切れなかったのであった。


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M&S(マークス&スペンサー)の 2 minced beef and onionというオーブンで焼くだけのお惣菜(?)
名前から、むむむ、これはメンチカツに近いかも!?と購入、栃木県は佐野の名水とんかつソースで食べてみた。メンチカツというよりは、ビーフコロッケのような風味で美味しかった!

bicicletta at 05:19|PermalinkComments(0)clip!会社設立編 | 運営編

March 28, 2012

優雅な健康診断

日本で会社勤めをしていた頃は毎年の健康診断は当たり前だが、こちら英国では全く当たり前ではない。というか、無いのが当たり前。

今働いているグローバル会社では、給料はそこそこ、税金がっぽり取られて、と踏んだり蹴ったりだが、グローバル企業だけあって、Benefitと呼ばれる福利厚生は結構いけてる。

プライベートの医療保険が事実上無料(他の会社と比べてもいい方)だったり、スポーツクラブの会員費が割引されたり、各種割引券を購入できたり(全く無料でないところがニクい!)などなど。

うちの会社の医療保険の一環として2年に一度だけ会社の費用で健康診断を受ける事ができるので、先日行ってみた。よくよく考えたら、最後に健康診断を受けたのはかなり前。

この健康診断の費用自体はかなり高い。人間ドック自腹並みの料金である。私が行った施設は民間の病院というよりは健康診断センターのような施設に、医者や看護士がいるようなところだった。建物はちょっと素敵なロンドンによくある古いもので、中は絨毯敷きで、階段を上るとギシギシ音がするような家のようなところである。

待合室で待っている人たちも、患者さんというよりはお客さん、という感じ。そこへお医者さんやコンサルタントの方が直々にお迎えに来てくれる。これはおそらく、プライベートの医療機関なんだろうなー、と美しい建物の中の美しい待合室内を見渡して呆けていた。

健康診断の内容はまあまあ。血液検査、尿検査のほか、姿勢診断や、食事診断など。最後に医者と面接する。ほかにいろいろ心配な事もあれば相談できる。日本から来た私は自己申告制の不安を訴えるのに慣れていないので、下手な質問をしてしまって、後悔した。再来年はぜひ効果的にやるようにしよう。胸のレントゲンや胃カメラなどはなかった。

血液検査の時、よくあるアルコールで消毒されずに直接針をブチュ。

「消毒しないんですか?」と聞いたところ、「あのアルコール消毒は実は期待するほど効果がないので、これでいいんですよ。」とのこと。

へー、本当?(心の中で叫んだ)しかし、今のところ特に腕に炎症が起きているわけでもなければ、病気にもなっていないので、正しいのだろう。

で、いいところは、血液検査などを控えていたので、朝から何も食べていなくて腹ペコのところ、血液を取った直後に「何か食べたくない?おなか空いてない?大丈夫?」などと言ってバナナやシリアルバーを持ってきてくれた。さすが、プライベート。結構いい気分。

さて、最後のお医者さん面接で、「日常のストレスレベルは高いですか?」の質問に、雰囲気につい飲まれて、「いいえ、低いです〜」と答えてしまった。

施設を出て、地下鉄に乗り、いつもの日常に戻って思い出した。あー、そういえばいろいろストレスあったのに、く〜っ。と気付いた間抜けな健康診断であった。

bicicletta at 05:18|PermalinkComments(0)clip!英国一般 

February 12, 2012

フルタイムだけど会社なぜか今も存続中、税金に悩む。

フルタイムで働いてから1年が過ぎたので、私が作った会社も、存在していても意味もないので、たたむか休眠したいなー、と会計士に相談したところ、会社を正式にクローズするにはHMR&C(国税局)の認可を得ないといけなくて、それには時間と労力がかかって面倒だし、節税対策として持っていたほうがいいし、それに、また、いつか契約社員に戻るときのためにとっておいたら?

とのこと。

いやいや、契約社員には当面戻る予定もないし(というか、戻ろうと思って戻れるのか!?)会社持っているだけで、稼ぎがまるでなくても、3ヶ月ごとのHMR&CへのVAT(消費税)の報告も面倒だし、なにより、会計事務所に支払う経費も削りたい。

しかも、会社への収入はないので、すでに少なくなった会社名義の口座も底をつく日が遅かれ早かれ来るのは明らか。でも、節税だって言ってるし…

「では、会社名義の口座の残高が底をつかない程度で継続していきます。」

と、訳のわからない返答でいまだうちの会社は存続中。

****

さて、今フルタイムで働いているグローバル企業では、先日ボーナスの支払いがあった。

私は東京時代も含めて、ボーナスには縁遠い。今まででまともな額を頂いたのは2度ほど。小遣い程度が2度ほど。

初めての会社は業績不振でボーナスどころではないばかりか、就職して1年もしないうちに倒産。次の就職先からは外資だったので、年収を12ヶ月に割り振って頂いていたパターンがほとんど。部署も派手に金を稼ぐところでもなかったので、パフォーマンスボーナスにも縁遠かった。

そして、時は2012年、リーマンショックを乗り越え、欧州危機に面した今、仕事があるだけ有難い時代。ボーナスなんて、出れば有難く頂いて、額は気にせず〜。と覚悟していたので、いただけただけで感謝である。予想通りの控えめな額だけど、英国では初めてのボーナス

と、かなりハッピーだったのだが、さて、額面は提示されたけど、手取りってい・く・ら?と思い、ネットの給与計算サイトなどで計算してみたところ、「え?これだけ?」

遠い記憶を辿り寄せると、日本では確かボーナスのときは税率が下がったような気がするんだけど、英国は月給と税率同じのようである。しかも、National Insurance(国民年金みたいなもの)もがっちり引かれている。

実際の計算書もネットの計算がほぼ正しい事を立証するに過ぎない程度の誤差で、すっかり幸せ気分はどこかへ行ってしまった。「仕事があるだけでも幸せ」なんていうのは、ただのキレイ事だったことも判明。

そこに来て、今の仕事に就職する前の税金の支払いがリアルタイムではなく、ほぼ1年後くらいに来るのだが、その事をすっかり忘れていたのがやってきた。

忘れていたので、ボーナスがこのタイミングで振り込まれて本気で助かった。さもなければ、どうなっていたことやら。おおお、考えただけでも恐ろしい。

結局、ボーナス、ほとんどHMR&Cに持っていかれて、ブレイクイーブン。ちょっとの残りは電気代を払っておしまい。なんと空しいかな。つくづく、全く働き甲斐のない国だ。

私はよほどこの国が好きに違いない。

一体どこがそんなにいいのか検証しないといけない気がする!

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1匹43ペンス(約53円)の鰯で家計節約中...!?

bicicletta at 21:53|PermalinkComments(2)clip!運営編 | 税金、税金!

January 10, 2012

おでぶちゃん、さようなら!

今年の年始も実家のある群馬へ帰郷した。

去年の年始のテレビでは「どうなる日本?」的な番組が多かったように思えたが、今年は地デジ化で寝室で見ていたテレビが無くなり、深夜の番組が見られなかったのと、去年の後半からダイエットに励んでいるので関心が高いせいか、ダイエット番組が多かったように思える。

私がもっとも興味があったのは、バレエエクササイズで、NHK Eテレ(教育テレビがこんな名前になっていて、最初は気づかなかった)でバー・オソルとか言うのを見ながら実際に試してみる。

翌日は別のチャンネルで芸能人がダイエットに励む番組(ビフォーアフターなんとかと言う番組だったような…)で、所謂xxxダイエットやエクササイズ特集を見ながら、また試してみた。結局、いろいろの種類が紹介されていたので、今では、ほとんどすべてを忘れた上、覚えている2〜3の運動がどのエクサササイズに属するのか分からなくなってしまった。できればクビレ運動を思い出したいところ!

この番組は、基本的には普段の食生活を変えずに、簡単なエクササイズを行う方法と、ある特定の食べ物をる方法の2通りが軸になっていたようだが、私のしがないダイエットの経験では、食生活を変えないと痩せないと思うんだけどなー。減食してからいかに普段、おなかも空いていないのに意味もなく食べ続けていたことがよーく分かったし。

しかし、ま、いいか。番組では結果は出てるし、日本の食べ物は美味しいし。食べるのを我慢するのは日本では難しいかもしれない。この点、イギリスは食事量を減らすのは簡単だ。

それから、この番組の中で、美乳を作るエクササイズというかマッサージで、貧乳の芸能人の胸を大きくするコーナーがあったのだが、びっくりした。あんなのをゴールデンタイムに放送してしまっていいのか!?と思った。若い女の子が自分の手を水着のブラの部分に入れて、無い胸を揺らしているのである。実際、1ヶ月後、彼女たちの胸は大きくなり、まっ平らだった胸が少しもりあがり、谷間らしきものも現れたのだが、若い娘が恥ずかしげもなく、カメラに向かい、胸を揺らしているのに、私はどっきりした。が、あーいうのは日本ではOKなのか。

さて、こちら英国にもダイエット番組はポピュラーである。思いつくだけでも、You are what you eat (あなたの体はあなたが食べたもの)、Fat Families(でぶ家族)などがある。

こちらのダイエット番組は基本的には食事コントロールと運動である。こちらのおでぶさん達のスケールは、日本人の太った芸能人達では足元にも及ばないほどなのでアプローチも異なる。

多く見られるのは、各おでぶさんが一日に食べている量を実際にテーブルに一同に集めて、いかに多くの食べ物を食べているかを見せたり(結構グロい)、現在の生活を続けたら何年後にはどうなる、と数年後の自分の写真をシミュレートしたり、数年後につけるであろう脂肪のおもりを体に装着して実際に動いてもらったりする。そして、さらに何年後には、心臓病を起こすとか、死に至る、などと厳しい現実を突きつけ、恐怖心をあおり、減食と運動を促すのである。

特に、Fat Familiesでは家族全員おでぶさんなので、家族によっては全員早死にになってしまう。で、家族によっては涙を流し、これまでの生活を反省して、減量に励むのである。

私のダイエット(依然ぼちぼちと継続中)は基本的には食事コントロールと運動なのだが、イメージトレーニングも取り入れている。やせた自分をイメージするため、街中でもできるだけ太った人を見ないようにしていて、痩せた人を見つけると、私もあんな細い足に、あんな平らな腹になるのだと言い聞かせている。(このように書いてみると馬鹿馬鹿しいが、お許しを)

なので、テレビでも太った人が主役の番組は見たくないのだが、つい、Fat Familiesは見てしまった。

太った人たちが家族全員で文句を言いつつ、挫折しそうになりながら、ダイエットに成功するのである。もずく酢ダイエットでも、塩ヨーグルトダイエットでもなく、運動(ダンスもやっていたかも)と減食と、本人もかつては太っていたという、Steve Millerさんの厳しく優しいお言葉で。

ダイエット成功後は、ダイエット中の運動が性に合い、ジムのインストラクターになる人や、太りすぎて運転席に座れなくなる恐れのあったバスの運転手が仕事をなくさずに済んだ、とか、Steve Millerさんにプレゼントしてもらった高価な靴が番組開始時には足が太すぎて入らなかったのが履けるようになった、など、ダイエット成功プラスαも報告される。

で、視聴者のひとりの私としては、こんなに太っている人たちでも頑張って痩せたのだから、私も頑張ろう、などと決意を新たにするのである。が、実際にはあと1kgが結構難しかったりもするのである。 冬は寒いし、暗いし、外を走るのもねぇ… と、言い訳もあちらこちらに転がっている今日この頃。

bicicletta at 18:50|PermalinkComments(0)clip!日本観察