X-Adventureに出場!
メンバーはH1、SD、PON、TT、そしてサポートにY5、123.
Y5さんは昨年に続きサポートいただけるので非常に強い味方だ。
123も加わればこんな贅沢なサポートはない。
前日にTT、R7さんと現地入り。
すでに雪が降っている。
寒さとの戦いになるだろうと思い、酒を飲みながらTTと決意を誓う?
【レース概要】
15時に水紀行館を一斉スタート。
・セクション1(スタート〜CP2/TA1):ラフティング
・セクション2(TA1〜CP4/TA2):MTB
・セクション3(TA2〜CP6/TA3):トレッキング
・セクション4(TA3〜CP11/TA4)MTB
・セクション5(TA4〜CP14/TA5):トレッキング
・セクション6(TA5〜CP39/TA6):オリエンテーリング
・セクション7(TA6〜CP47/TA7):MTB
・セクション8(TA7〜CP48/TA8):トレッキング
・セクション9(TA8〜Goal):MTB
ブリーフィング
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【セクション1】
・種目:ラフティング
ダムから放流されず水無し川と化した利根川上流。
全艇、利根川に座礁。
これはラフティングなのか!
でも水上といえばラフティングと懸垂。
これはこれで新たな競技だと言い聞かせ、何度もボートを引っ張りながら約2km下る。
【セクション2】
・種目:MTB
このセクションが始まる頃にはミゾレ交じりの雨が。
前半は上りなので暑いぐらいだがオンロードを上りきって下りかかると、直ぐに体温は下がり寒さとの戦いが始まる。
いよいよ初冬の洗練を受ける。
ながーーいオンロードの下りで寒さに耐える。
いよいよCP3を目指しトレイルへ。
簡単に見つかると思っていたが大間違い。
なぜトップチームがすんなりクリアできたのか。
レースが終わってGPSトラッキングを見て納得。
トップチームは緑色のコースへ。
尾根に出るとCPに向かってトレイルが存在する。
我々は水色をチョイス。地図上のトレイルはなく大苦戦を強いられる。
尾根を目指し直登を試みるも落石・崩落がひどく危険すぎと判断。
高王山へ続くトレイルをCPとは反対方向だが、尾根に出るために遠回り。
やっとの思いでTA2に到着。
はじまったばかりなのにトップとの差は2時間弱。
「焦ってはダメ。はじまったばかり。」
カップ麺をいただき次セクションへ。
でも優勝チームも水色ラインらしい。。。
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寒いくだり
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右往左往
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【セクション3】
・種目:トレッキング
このセクションも大苦戦。
まずはCP5。綺麗な林道はCP5に延びておらず。
地図通りにCP5を目指すが、(正しいにも関わらず)戻って林道を上がる。
明らかに間違っていると判断し先ほどのトレイルに戻りCP5をゲット。
地図読みに冴えないH1。チームの足を引っ張りCP3に続き反省。
この時点でほぼ最下位。
気を取り直してCP6を目指す。
が、ここでもルートミス。
ずいぶんと手前で北上してしまい、「ここはどこ?」と彷徨うちゃりちぇり。
他のチームの姿もなく遭難してしまったか?
標高、地形、どう整地しようと明らかに異なる。
どう戻っていいかも判断できず、PONも生命の危機を感じたそうだ。
50mぐらい標高を落として、たぶんこの辺りだと判断し一旦本ルートの沢へ戻ることができた。
そこにはハイウエイのようなトレイルが。先を行ったであろうチームの足跡もいっぱい。
安堵感に浸る4人。
TAに到着する手前で2チーム見かける。
同様に苦戦しているようだ。
「俺たちだけじゃないんだー」
と励まされる。
CP6(TA3)にはボラスタのR7さんが心配してくれた。
本格的なナイトステージ
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彷徨うちゃりちぇり
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たぶん田代山手前までミスルート
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【セクション4】
・種目:MTB
このセクション、CP8には2時という関門がある。
既に日は変わって深夜1時前。
正直、関門に間に合うのは厳しいが諦めずにCP8へ。
1時40分ごろ、チーム全員猛ダッシュ。とても間に合う距離でなかった。
でも2時に間に合うことを信じ背中を押し、牽引でメンバーを引っ張る。
結果的にCP8に到着したのは関門から20分近く経過してから。
悔しかった。
本当に悔しかった。
優勝争いから程遠いと感じてはいたものの、どこかでチャンスがあるかもしれないと信じていた。
このレースに出るまでことを考えると自然と涙が出た。
サポートカーに乗ってCP9,10をショートカット。
TA4へ。
CP7。CP8諦めません!
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CP8に間に合わず、意気消沈のSD
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【セクション5】
・種目:トレッキング
TA4のある花見ケ原森林公園は標高1200m。
強風も重なり極寒。
涙なんて吹き飛ぶぜー。
こんな寒い経験なんて記憶にないぐらいだ。
ハイエースのトランポで着替えて、トレッキングの準備を整え標高1825m黒檜山へ。
山の中を強風が切り裂く音が凄まじい。
まだトップチームはセクション4を終了していないので、このセクションのスタートはちゃりちぇりがトップだ。
トップなんて経験したことがない。
プレッシャーのないトップ。
でも何気に優越感。
これを通称「エアートップ」という。
実現しないものの喩え「エアー」。
我がチームの流行語だ。
「俺たちトップだぜー」と暢気なことを言いながら先を急ぐ。
が、PON様がコントロールカードをTAに置き忘れたことに気付き、早々にリターン。
「早めに気付いて良かった。」
黒檜山への途中、いよいよ睡魔がチームを襲う。
2度ほど立ち寝し、山頂へ。
ナイスなタイミングでご来光にドンピシャ!
朝日で樹氷と化した木々はピンク色に染まり、疲れた選手の気持ちをぶっ飛ばしてくれた。
この時期だからこその景色。
なんて美しいんだ。
さー次の山頂、駒ケ岳へ行こう!
このセクションをエアートップで終了しセクション6へ。
気を取り直して極寒のセクション。睡魔との闘い。
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山頂にてめちゃ元気。エアー元気じゃありません。
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美しい。。。
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【セクション6】
・種目:オリエンテーリング
エアートップのおかげか異常に元気なH1。
8時前にスタートした。
13個のCPを17時までゲットしなければ後半のオリエンに突入できない。
が、この広範囲なオリエンは全チームが制限時間に間に合わなかった。
ゴールしたのは19時過ぎ。
こんなに長旅になるとはスタート時に想像できなかった。
このセクションでは冴えないH1も徐々に復活。
が、ここでTTがコントロールカードを紛失。
あそこまでガックリしているTTは見たことがない。
相当落ち込んでいる。
標高差にして150mもある凄まじい数の階段を再度戻ることに。
あの後ろ姿、カメラに収めればよかった。残念。。。
それにしても前半は特に楽しかったなぁー。
まるで雪尻のような崩落地帯。
吸い込まれるような滝。
地獄谷という名の大崩落地帯。
でも前半だけで午後になり17時には厳しいであろうと感じる。
その後に続く長いオンロードの下りは、ショートカットを繰り返し少しでも楽な道を選択。
CP23は24より先にあるのでまずはCP24の入り口を発見しCP23に向かう。
この選択のせいでうんざりするような藪漕ぎを繰り返す。
CP23をゲットし24へ向かうが、明らかに地図と場所が異なる。
この辺りからだろうか。腹痛が再燃。
用を足したいが我慢し続け、CP27の手前で頂点に達する。
(このセクションで3回放出しました。この話はこの後も相当続くけどやめときます。)
TAに戻る頃にはすっかり暗くなり気温もマイナス。
19時過ぎにTAに到着。
いよいよレースも後半へ。
何度か間違えはしたものの、リカバリーもそれなりだったし、良かったのでは。
標高差150m。鬼の階段。
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笑顔が戻る
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凍った崩落地帯
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雪尻?
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滝(CP18付近)
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地獄谷
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オリエンも中盤へ
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CP23へ藪漕ぐ
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CP29への尾根
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【セクション7】
・種目:MTB
スタートは20時までの制限付き。
メンバーの一人が体調不良となり、無理して行くか、やめとくか協議。
無理して先に進めば途中リタイヤのリスクもある。
第一の目標は6名全員でゴールすること。
ということでキャンセルし、休養して3時スタートできるセクション8に挑むことにした。
【セクション8】
再度、エアートップ?
が、ほぼ同時スタートの東龍門を様子見しながら後を行く。
正直感動しました。
あのルートを選択するとは。
スタート直後の神社に入ると山頂までトレイルがある。
この神社と目指すCPは同じ名前。
子持神社からCPのある子持山頂。
これから判断したのか?
もしそうなら我々には全くない発想だ。
少々疲れ気味のH1だが、PONとSDがチームをひっぱり山頂へ。
そしていよいよ100mの懸垂下降。
さすがにびびるよ。100mは。
会場となった会場はクライミングで有名らしく多くのチームが懸垂できず。
残念です。
なんとも緊張感のある懸垂を終え、次のTAの途中でダブルトイレへ。
子持山(CP45)へ。
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山頂。いよいよ夜明け
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2回目のご来光
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懸垂のSD
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100m
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【セクション9】
・種目:MTB
ついにラストステージ。
3日間のレースもこれで終わりだ。
実は我がチームには悪い癖がある。
ぺちゃくちゃ話をしていると話に夢中になりトレイルを間違えたりCPを見落とす。
久しぶりのMTB。
バイクを軽量化したSDを見て写真撮影&歌。
♪SDのちょっと担ぐところ見てみたいぃ〜。
右肩に担いで〜、左肩に担いで〜
おまけにもう一台、
そーれ、それそれ♪
ここで気付く。
「俺たち間違っていない?」
慌てて行くべきルートに戻りゴールへ。
ゴール手前では長野放送が撮影。
意味なく迷っているようにカメラ目線を繰り返す。
そして遂にそのときが来た。
ゴール手前でサポート二人の名前を叫び6名でゴール。
スタートしたとき、途中彷徨ったとき、寒さで体が固まったとき、本音をいうとゴールのイメージが全くなかった。
他のレースでは感じることのない気持ちが込みあがる。
「お疲れさま!」「ありがとう」という言葉が飛び交う。
ラストセクション
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神秘的な景色
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まだ紅葉がきれい
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PONとTT
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両肩で担ぐ、、、このあとミスる
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最後のCP
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【レースを終えて】
伊豆アドを知った2001年に王滝にデビュー。
いつかは伊豆アドに参加することを目標にこの10年間活動してきた。
はじめの5年ぐらいはメンバーも集まらず、女性もいない、おまけに遅い。
でもいつかはと思い、ようやく出場することができた。
昨年のコースは里アドのカスタマイズレースという感は否めなかったが今回のレースはコースもスタッフも最高だった。
レースに集中できたのは本当に事務局、スタッフ皆さんのおかげだと感じる。
CP、TAで迎えてくれるスタッフの皆さんの笑顔で何度も力がわいた。
結果は伊豆アドに参戦していたチームとの力の差を感じた。
でもどこかのチームと競うというよりコースディレクターとの戦いだったような気がする。
2年後はヨーキをがっつり完食できるように力をつけて2,3チームで参戦したいな。
この10年をかみ締める思いでレースできたことにSueさん、田中さん、EWの皆さん、多くのスタッフに感謝いたします。
そして何よりもチームメイトに、
「ありがとう」。
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