[ジェイミーとベンの旅行記は、この前のエントリ、2人がメルボルンに着いたところで終了しています。ここから先は、スチル写真や映画本編の内容を手がかりに2人の旅の模様をご紹介していきます]

ジェイミーとベンは、旅の最中に色々なメディアから取材を受けています。ここでご紹介するのは、マレーシアの新聞に2人が取材された時の記事です。

malaysian article

イギリスの青年たちは自転車での世界一周旅行の真っ最中。イギリスを出発してアジア各国を経由、昨日までに累計8000キロを走破し、マレーシア・タイ間の境界を越えてきた


2人の青年はベン・ウィルソン(24歳)とジェイミー・マッケンジー(27歳)。彼らは国際ボーイスカウトを通じて、マレーシア各地を案内してもらえるよう依頼していた。今朝2人はスンガイペタニで、かつてイギリス王ジョージ5世がマレーシアを侵略した頃の古い建物を見学し、ボーイスカウト・リーダーの歓待を受けた。


このボーイスカウト・リーダー、戴維志さんは次のように語っている。

「私たちはクアラルンプール本部から指示を受け、2人に色々と支援やガイドをします。2人は、スンガイペタニにあるボーイスカウト寮に泊まり、自転車旅行の話を披露しながら、ボーイスカウトたちと国際交流を行うことになっています。私たちは、マレーシア内での2人の旅をサポートし、ペナンまで同行する予定です」


ベン・ウィルソン「僕たちは、去年の4月6日にイギリスのロンドンから船に乗ってフランスへ行き、そこから自転車でベルギー、オランダ、ドイツ、ポーランドを経てモスクワに着き、そこで鉄道に乗り換えて中国の北京まで到達しました。しばらく休憩してから、北京を出発して南へ向かい、東南アジア各国の国境を越え、マレーシアに着きました。ここの人たちはとても親切で、政府からの支援もいただけてとても助かっています。言葉が通じなくても、私たちにとってそれほど問題ではありません。この世界旅行の計画は、約3年間の予定で全10万キロ、そのうち3万キロを自転車で走ります。すでにここまで、約8000キロを走破しました」


ジェイミー・マッケンジー「今回、僕たちは自由なコースを進む世界旅行を計画しました。予算は毎年4000ポンド、もし旅が3年間続くとすれば、1万2000ポンドかかることになります」


食べ物について、アジア各国の食べ物の中では、2人ともマレーシアのナシカンダーが一番口に合うと語っている。この後、2人はボーイスカウトたちの同行を得て南下し、今月の26日にシンガーポールへ入国する予定。アジアの北から南まで縦断する長い旅が続く。