TENNIS LOVERS

ATPを中心に色んなテニス情報を伝えていくブログです。 2014.8 - 2015.9 スポーツナビ+にて連載 2017.12.29 livedoorさんに引越

スポーツナビ+より記事引っ越しました。画像,表は順次移していきます。

 さあいよいよ今日から3日間は国別対抗戦・デビスカップ(以下デ杯)が行われ、そして日本対イタリア戦が始まります。日本は錦織も西岡も欠く布陣ではありますが、昨年から代表メンバーとなったマクラクランの存在は非常に大きい。ダブルス取れるかもしれないという希望があるとないとでは試合を見る目がかなり変わります。
 初日はシングルス2試合が実施。デ杯は3日目のラバー4がエース対決になるようにカードが組まれます。つまり初日はお互いのエースが1つづつ取り合うのが既定路線。今回エースを務める杉田も世界ランク41位と順位では大きくセッピを上回ります。しかしセッピは現在ランキングを落としているもののキャリアハイはトップ20の実力者…というのがこれ以上なく厄介です。デ杯の舞台も何度も経験しており十分場慣れしています。杉田の奮闘がまず初日の鍵を握ることでしょう。

 頑張れ日本!! 

 以下の記事では残りの7カードを公式ツイッターの対戦カード発表順でさらっとチェックしておきたいと思います。今年はどんな国がデ杯WGを戦うのか?チェック代わりに使ってください。
 いきなりの強豪対決となりました。デ杯にかけるモチベーションが高いのはヒューイットが監督を務めるオーストラリア。エースのキリオスを中心に今年こそ悲願の優勝を目指します。鍵となるのは二番手に抜擢された18歳デミノーの存在か。
 カザフスタンほど普段のツアーと比較してデ杯での存在感がある国はないかもしれません。一昨年久しぶりにWGから陥落してしまったものの、昨年の入れ替え戦では強豪アルゼンチンを下し1年で世界の舞台に戻ってきました。今年もホームでフェデラー・ワウリンカが不参加のスイスを破り、その力を改めて示すことでしょう。
 セルビア対アメリカ戦はアウェーのアメリカがイズナー、クエリー、ジョンソン、ハリソンとベストに近い人選を揃えてきました。対してホームのセルビアはちょっと寂しい…。
 昨年準優勝のベルギーはエースのゴファンを中心に今年こそ優勝を狙います。一方のハンガリーは今年が史上3度目となるWGでの戦いとなります。全豪で4回戦まで進みフェデラーと戦ったフクソビッチがエースを務めていますね。
 カナダにとって1年前のデ杯は苦い思い出が残る試合となりました。シャポバロフが審判を負傷させ失格となってしまった、あの事件からちょうど1年が経つのです。1年後大きく成長して、今度はエースとして帰ってきたシャポバロフが果たしてどんなプレーを見せてくれるのか。しっかり見守りたいと思います。対するホームのクロアチアは全豪の疲労を考慮してエースのチリッチを温存。この切り札をどう使うかが鍵を握るでしょう。 
 昨年優勝のフランスが連覇への第一歩を踏み出します。エースのツォンガを欠く事態となったもののそれでもこのメンバーを揃えてくるのは流石フランスといったところでしょうか。ホームでのオランダ戦は彼らの層の厚さを改めて思い知る試合となるでしょう。
 かつてナダルを擁しデ杯優勝していた頃とはスペインのメンバーも大きく変わりました。その世代で残っているのは今回ダブルスで参加するF・ロペスのみ。世代交代後にチームを担うことになったアグートは当初かなり苦しむことになりましたが、ここ2年は4勝0敗としっかりエースの仕事をしています。
 
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  今日から2月。2月はMS以上の大きな大会はありませんが、500大会は逆に4つと10月と並びもっとも多くの中規模大会が開かれるため飽きることはありません。また2月はもっとも大会の選択肢が広い季節でもあり、選手たちはコートサーフェスや大会の開催地などの条件を検討して2~3大会の中から出場大会を選んで行きます。それらの条件が似た大会が連続して開かれることから、一般に次の3つに各大会を分けて考えるのが一般的です。

【欧州ルート】
 ヨーロッパで開かれるインドアハードの大会。
 モンペリエ、ソフィア、ロッテルダム、マルセイユ、ドバイ(アウトドアハード)の5大会。
【北中米ルート】
 北中米で開かれるインドアハードの大会。
 ニューヨーク、デルレイビーチ、アカプルコ(アウトドアハード)の3大会。
【南米クレールート】 
 南米で開かれるクレーの大会。
 キト、ブエノスアイレス、リオデジャネイロ、サンパウロの4大会。 

 選手たちは一般的にこのルートの通りに従って大会に出ると言われていたのですが、ここ2年ほどその傾向が崩れてきているように思えます。この後北米で開かれる2つのマスターズ(インディアンウェルズ、マイアミ)に備えて早めにアメリカ大陸入りしてアカプルコに出場する選手が多くいるのです。選手たちの細かい動向もチェックしながら、2月の計12大会を簡単に見て行くことにしましょう。

◎2月第1週:国別対抗戦デビスカップ
 出場トップ選手 :チリッチ、A・ズベレフ、ゴファン、カレーニョ、キリオスなど
 日本はイタリア戦を盛岡で開催!!
◎2月第2週
【欧州ルート】モンペリエ
 フランスのモンペリエで開かれるATP250のインドアハード大会です。毎年フランス勢が多く出場し今年もプイユ、ツォンガ、ガスケなどがエントリー。トップシードのゴファンや ベルディヒと優勝を争います。昨年優勝者のA・ズベレフは出場せず。
【欧州ルート】ソフィア
 ブルガリアのソフィアで開かれるATP250のインドアハード大会です。まだ3年目ながらトップ選手の招聘は地元の大スターであるディミトロフに頼りきりなのが現状とちょっと芳しくありません。しかもディミトロフは全豪で肩を痛めたとのことで出場が不透明。昨年準優勝のゴファンがそうであるようにモンペリエというライバルと選手を取り合わないといけないのは確かに不利なのですが…逆に下位選手にとってはポイントを稼ぐチャンスでもあります。
【南米クレールート】キト
 エクアドルの首都キトで行われるATP250の大会なのですが、なんと標高2850mの高地にあります。この特殊な環境のせいでトップ選手といえどもそう簡単には優勝できません。今年が開催4年目なのですが現在世界ランク86位のエストレラ=ブルゴスが第1回から3連覇中という現状からもその特殊性が窺えると思います。今年はカレーニョ、ラモス、モンフィスらが乗り込みブルゴスの牙城に挑みます。

◎2月第3週
【欧州ルート】ロッテルダム
 オランダのロッテルダムで行われるATP500の大会です。トップ選手が毎年数多く集う人気の大会です。今年もディミトロフ、 A・ズベレフ、ゴファン、キリオス、ベルディヒ、ツォンガら数多くのトップ選手の出場が決定しています。怪我の状態が心配ですが問題なければワウリンカも出場するはずです。日本勢では杉田が出場予定。一人として楽な相手はいない厳しいエントリー状況ですが良い戦いを期待したいですね。
【北中米ルート】ニューヨーク
 現在チャレンジャー大会で調整中の錦織がツアー大会への復帰戦として出場する、ニューヨークで開かれる ATP250の大会です。かつて錦織がもっとも得意としたメンフィスの大会は今はもうなく、その代わりに開催されるようになったのがこのニューヨーク大会。とは言っても出場メンツはメンフィスの時と同様で、アンダーソン、イズナー、クエリーらと優勝を争います。 

【南米ルート】ブエノスアイレス 
 アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開かれるATP250のクレー大会で、南米ルートの中では歴史のある大会。過去の優勝者もナダルを始め豪華なメンバーがずらりと並んでいます。今年はチリッチが南米ルートを選択したのが特徴で、クレーはあまり得意ではない彼がどんな戦いをするか一つ大きな注目ポイントとなるでしょう。 他のトップ選手はティエム、カレーニョ、ラモス、シュワルツマンなど。

◎2月第4週
【欧州ルート】マルセイユ
 フランスのマルセイユで開かれるATP250の大会です。昨年の優勝者ツォンガは過去3度ここで優勝しており非常に相性の良い大会です。 今年もディフェンディング・チャンピオンとして優勝に挑みます。キリオスが2016年にツアー初優勝を果たした地でもありますが今年は参戦せず。ゴファン、ワウリンカ、ベルディヒ、プイユなどが参戦してツォンガとタイトルを争います。
【北米ルート】デルレイビーチ
 錦織がツアー初優勝を果たした思い出の地ですね。ニューヨークと出場メンバーはよく似ており多くの選手が連続参戦しますが錦織はもちろんパス。しかしこちらにはソックやデルポトロが参戦してきます。連続参戦メンバーにとってはこれ以上ない手強い相手となることでしょう。
【南米クレールート】リオデジャネイロ
 リオで開かれるATP500の大会。毎年リオのカーニバルの期間に開かれる大会としても知られており、スケジュールさえ許せば選手たちがリオのカーニバルを満喫する姿も見ることができます。参戦メンバーはブエノスアイレスとほぼ同じでこちらでもチリッチがトップシードとしてクレーの戦いに臨みます。

◎2月第5週
【欧州ルート】ドバイ
 欧州ではなく中東ではありますが欧州ルートの最後を飾るATP500大会です。毎年複数のBIG4を集めて豪華に開かれていた大会なのですが今年はエントリーにBIG4がいません。フェデラーは現在参戦を検討中とのことですが望みはあまり高くないように思えます。ツアー屈指の好待遇・高額賞金大会として知られておりディミトロフ 、プイユ、アグート、ガスケらにとっては絶好の優勝チャンス。また決してこのメンバーが盤石というわけではないので杉田らノーシードの選手達にとっても十分にチャンスはありそうです。
【北中米ルート】アカプルコ 
 北中米ルートだけでなく全ルートの最後を飾る大会としての地位を獲得したアカプルコ。最大の利点は翌週以降の戦いの場であるインディアンウェルズとの距離の近さで、調整するに当たってこれほど良い場所はそうはありません。数年前まではクレーコートのATP500だったのですが、グレードはそのままにハードコートに変わったことで前哨戦としての地位を確立。年を追うごとに多くのトップ選手が詰めかけるようになりました。
 参戦選手はなんといっても世界ナンバーワンのナダル。フェデラーに対してわずかのところまで差を詰められているナダルはここで世界ランク1位の防衛に挑むのですが、怪我からの復帰がどうなるかは心配です。 他のトップ選手は以下の通り。
北中米ルートから直接参戦:錦織、デルポトロ、アンダーソン、クエリー、イズナー
・欧州ルートから参戦:A・ズベレフ、キリオス
・南米クレールートから参戦:チリッチ、ティエム
 ルートを問わず多くの選手が集まっていることがわかります。これほどまでに多くの選手が来ようともシードの数は8人のみ。錦織らがノーシードとなることで初戦から激しい戦いが予想されます。絶対見逃せません。
【南米クレーシーズン】サンパウロ
 南米クレーシーズンの最後を飾るのはこのサンパウロ。ラモス、フォニーニ、前年優勝者のクエバスといった筋金入りのクレーコーター達は最後まで北米に向かうことなく、自分達のフィールドであるクレーで大会を戦います。ここに出る選手たちはまさにガッチガチのクレーコーターであると言えることでしょう。 出場選手をチェックして見るのも良いかもしれません。
 
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