さて、昨日の「僕は何を切ったでしょう?」の解説です。
もう一度戦況譜を見ていただきましょう↓
東2局2本場の南家で、8巡目に[二筒]を引いてきました。
牌姿だけを見ればツモ切りの一手。
しかし僕は[二筒]を切りませんでした。
梶本琢程さんの解説
「たとえば[二筒]を切り、藤崎に鳴かれた後でも十分戦える形ならピンズを勝負する価値はある。しかし[二万]も[一索][四索]も薄いとなれば、一歩控えるのが正解だろう」
概ね梶本さんの指摘されるとおりです。
ドラ2のイーシャンテンとはいえ、[一索][四索]が各々3枚、[二万]はドラ表示牌を含めて2枚見えている。
これでは[二筒]チーされた場合、藤崎さんにとても勝てる気がしません。
そこで[二筒]を止めました。
では、その代りに、ここから何を切るか。
僕が選択したのは[二索]でした。
梶本琢程さんの解説
「ここでババが切ったのは[二索]だ。切りにくいピンズがあるので、ソーズでのメンツ作りを半ば断念し、[七索]を雀頭にマンズ・ピンズで2メンツずつ作る算段だ。ただ、ソーズの上([六索]〜[九索])はねまだ伸びる可能性がある。[二索]から切ったのは、ソーズの上の牌を引いたときに対応できるようにするためだ」
これもまた、概ね梶本さんの指摘されるとおり。
ちょっと違うのは、「マンズ・ピンズで2メンツずつ」よりは「マンズ雀頭+ソーズ2メンツ」の構想を描いていたことです。
改めて戦況譜をご覧ください。
ピンズのホンイチを狙っている藤崎さんの手にはソーズがない。
4巡目に[八索]を切って7巡目に[四索]のトイツ落としに出ている綾辻さんにの手もソーズはない(注・3巡目に[西]を切って、これを藤崎さんにポンされている)。
白川さんの捨て牌だけソーズの形が読みにくいのですが、よく見ると第一打が[九万]で次が[九筒]。
もし手の内に[78]とか[79]または[789]といったソーズがあったら、これらの牌をとりあえず残すのが白川さんの雀風です。
つまり、ここにも[七索]〜[九索]がない可能性が高い。
余談ですが、白川さんのような捨て牌で警戒すべき三色は345〜567と思ってください(実際は456の三色含みの手でした)。
以上のことから僕は、山にはソーズの上([六索]〜[九索])がごっそり寝ている、と読みました。
そう読んだ上での、この時点での僕の理想形は↓
こういう手牌だったのです。
また、この形に仕上がれば[二筒]を勝負できると思っていました。
次巡、読み通り[九索]を引いて打[三索]。
そして次にまた[九索]を引いて下図の手牌↓
ツモ
ここから先は近代麻雀オリジナルには書かれていない局面。
僕は新たな打牌選択に悩まされることになるのです。
ちなみに、この段階での捨て牌状況は次のとおり↓
東家・白川
南家・僕
西家・藤崎
北家・綾辻
さて、あなたなら何を切りますか?
ちょっと長くなっちゃったので、今日はここまでにしましょう。
この続きと結末は、また後日にアップいたしま〜す。
もう一度戦況譜を見ていただきましょう↓
東2局2本場の南家で、8巡目に[二筒]を引いてきました。
牌姿だけを見ればツモ切りの一手。
しかし僕は[二筒]を切りませんでした。
梶本琢程さんの解説
「たとえば[二筒]を切り、藤崎に鳴かれた後でも十分戦える形ならピンズを勝負する価値はある。しかし[二万]も[一索][四索]も薄いとなれば、一歩控えるのが正解だろう」
概ね梶本さんの指摘されるとおりです。
ドラ2のイーシャンテンとはいえ、[一索][四索]が各々3枚、[二万]はドラ表示牌を含めて2枚見えている。
これでは[二筒]チーされた場合、藤崎さんにとても勝てる気がしません。
そこで[二筒]を止めました。
では、その代りに、ここから何を切るか。
僕が選択したのは[二索]でした。
梶本琢程さんの解説
「ここでババが切ったのは[二索]だ。切りにくいピンズがあるので、ソーズでのメンツ作りを半ば断念し、[七索]を雀頭にマンズ・ピンズで2メンツずつ作る算段だ。ただ、ソーズの上([六索]〜[九索])はねまだ伸びる可能性がある。[二索]から切ったのは、ソーズの上の牌を引いたときに対応できるようにするためだ」
これもまた、概ね梶本さんの指摘されるとおり。
ちょっと違うのは、「マンズ・ピンズで2メンツずつ」よりは「マンズ雀頭+ソーズ2メンツ」の構想を描いていたことです。
改めて戦況譜をご覧ください。
ピンズのホンイチを狙っている藤崎さんの手にはソーズがない。
4巡目に[八索]を切って7巡目に[四索]のトイツ落としに出ている綾辻さんにの手もソーズはない(注・3巡目に[西]を切って、これを藤崎さんにポンされている)。
白川さんの捨て牌だけソーズの形が読みにくいのですが、よく見ると第一打が[九万]で次が[九筒]。
もし手の内に[78]とか[79]または[789]といったソーズがあったら、これらの牌をとりあえず残すのが白川さんの雀風です。
つまり、ここにも[七索]〜[九索]がない可能性が高い。
余談ですが、白川さんのような捨て牌で警戒すべき三色は345〜567と思ってください(実際は456の三色含みの手でした)。
以上のことから僕は、山にはソーズの上([六索]〜[九索])がごっそり寝ている、と読みました。
そう読んだ上での、この時点での僕の理想形は↓
こういう手牌だったのです。
また、この形に仕上がれば[二筒]を勝負できると思っていました。
次巡、読み通り[九索]を引いて打[三索]。
そして次にまた[九索]を引いて下図の手牌↓
ツモ
ここから先は近代麻雀オリジナルには書かれていない局面。
僕は新たな打牌選択に悩まされることになるのです。
ちなみに、この段階での捨て牌状況は次のとおり↓
東家・白川
南家・僕
西家・藤崎
北家・綾辻
さて、あなたなら何を切りますか?
ちょっと長くなっちゃったので、今日はここまでにしましょう。
この続きと結末は、また後日にアップいたしま〜す。
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