1. 子供や若者への影響
松居一代氏がこのほどYouTube上にあげた映像、並びに最近話題となっている女性国会議員の暴言を録音した音声が何度となく繰り返しテレビで流れることに対して、大変心を痛めております。
特に子供や若者への悪影響を、音声を専門とするものとして、非常に懸念をしているのです。
というのも、子供はどのような言葉を使用する人が、どのような話し方をする人が周りにいるかで、その子供の人生を左右すると言っても過言ではないことを、大人はもっと深く理解し、意識する必要があるのです。
というのも、がなり立てる親のいる環境で育った子供は精神的に不安定になる場合があることは、研究でも証明されていますし、現場にいらっしゃる幼稚園の先生や保母さんもそのようにおっしゃることが多いのです。
また、わたくしの経験では、知的かつ人間として一目を置かれる人物の親御さん(特にお母様)は、穏やかでやさしい声であったり、明確ですが柔らかい声であったりすることが多いですし、言葉の選択も慎重であるのです。当たり前と言えば当たり前なのですが、これは非常に興味深いことです。(今後、こういったことに関して、研究をしたいと思っておりますが)
もちろん、子供が悪いことをした場合には、メリハリをつけて怒ることは重要です。なぜなら、子供は音声に対して、大人が思っている以上に敏感に反応するため、「真剣に怒っていない」と音声から受信した場合には、大人をなめてかかるのです。このことからも、子供は音声に大いに影響を受けていることがわかります。
2. メディアの役割
そういった意味で、今回のような音声をメディアで取り上げ、なんどもなんども流すことに、いささか問題があるのではないかと思うのです。もちろん、メディアでは「インパクトのある話題」を取り上げることは視聴率を上げる上で重要であることには、一定の理解はできます。
しかしながら、好ましくない音声を繰り返し流すことが、子供や若者に良い影響を与えないということも、メディアの責任として理解する必要があるのではないでしょうか。特に子供が見る時間帯には配慮する必要があると思っています。
3. 今後への要望
本来、メディアにおいて、もっともっと美しく話す人、正しい日本語を話す人、模範となるような話し方をする人を重用することが促進されてしかるべきではないかと考えております。
わたくしは、幼少の頃、兼高かおるさんの「世界の旅」や原節子さんの映画を見て育ちました。そしてその結果、自分の話す言葉や音声を意識するようになりました。今、なかなかそういった美しい日本語を話す方をメディアで見なくなりましたが、これは大変残念なことです。
なぜなら、「美しい日本語」が変容している、少し大げさに言えば「日本文化が崩壊している」ことを示しているからです。
上記で述べたような配慮が必要ではないかと思っておりますが、皆様はいかがお考えですか?

松居一代氏がこのほどYouTube上にあげた映像、並びに最近話題となっている女性国会議員の暴言を録音した音声が何度となく繰り返しテレビで流れることに対して、大変心を痛めております。
特に子供や若者への悪影響を、音声を専門とするものとして、非常に懸念をしているのです。
というのも、子供はどのような言葉を使用する人が、どのような話し方をする人が周りにいるかで、その子供の人生を左右すると言っても過言ではないことを、大人はもっと深く理解し、意識する必要があるのです。
というのも、がなり立てる親のいる環境で育った子供は精神的に不安定になる場合があることは、研究でも証明されていますし、現場にいらっしゃる幼稚園の先生や保母さんもそのようにおっしゃることが多いのです。
また、わたくしの経験では、知的かつ人間として一目を置かれる人物の親御さん(特にお母様)は、穏やかでやさしい声であったり、明確ですが柔らかい声であったりすることが多いですし、言葉の選択も慎重であるのです。当たり前と言えば当たり前なのですが、これは非常に興味深いことです。(今後、こういったことに関して、研究をしたいと思っておりますが)
もちろん、子供が悪いことをした場合には、メリハリをつけて怒ることは重要です。なぜなら、子供は音声に対して、大人が思っている以上に敏感に反応するため、「真剣に怒っていない」と音声から受信した場合には、大人をなめてかかるのです。このことからも、子供は音声に大いに影響を受けていることがわかります。
2. メディアの役割
そういった意味で、今回のような音声をメディアで取り上げ、なんどもなんども流すことに、いささか問題があるのではないかと思うのです。もちろん、メディアでは「インパクトのある話題」を取り上げることは視聴率を上げる上で重要であることには、一定の理解はできます。
しかしながら、好ましくない音声を繰り返し流すことが、子供や若者に良い影響を与えないということも、メディアの責任として理解する必要があるのではないでしょうか。特に子供が見る時間帯には配慮する必要があると思っています。
3. 今後への要望
本来、メディアにおいて、もっともっと美しく話す人、正しい日本語を話す人、模範となるような話し方をする人を重用することが促進されてしかるべきではないかと考えております。
わたくしは、幼少の頃、兼高かおるさんの「世界の旅」や原節子さんの映画を見て育ちました。そしてその結果、自分の話す言葉や音声を意識するようになりました。今、なかなかそういった美しい日本語を話す方をメディアで見なくなりましたが、これは大変残念なことです。
なぜなら、「美しい日本語」が変容している、少し大げさに言えば「日本文化が崩壊している」ことを示しているからです。
上記で述べたような配慮が必要ではないかと思っておりますが、皆様はいかがお考えですか?
