NewsPicksというニュースサイトで、モデレーターとして『米山明日香と学ぶ 今、話題の英語表現』を始めます。米山明日香と学ぶ、今、話題の英語表現 - NewsPicksCNNやBBCなど英語ニュースソースから、気になる単語をピックアップ。解説していきます。以下が、サイトの紹介で
英語教育
「ネイティブはこういわない」という言葉にはらむ危険性
巷には「ネイティブはこういわない」、逆に「ネイティブはこういう」という言葉が、「英語の世界」で踊っています。皆さんは、この言葉、どう受け止めますか?私も「英語の世界」で生きているので、こういった言葉に遭遇することはよくあるのです。(ただし、アカデミックな
「ネイティブの感覚、ネイティブの表現」という「危うい」言葉の真実
あるtweetが今、少しバズっている。12時間で3万インプレッションをゆうに超えている。英語の世界で働いて不思議なことがある「ネイティブの感覚では」「ネイティブの表現では」と誇らしげに言う英語母語話者NS。それを称賛する日本人JS。反対に考えると、この感覚が変なこと
技術の発達で英語力はどうなる?
つい最近、技術の発達で、日本人の英語力はどうなるのだろうと考える機会がありました。先日、原宿のあるパンケーキ屋さんに入ったところ、私以外の客はすべて外国人でした。入店すると、外国人だと思ったのか、無言で席に案内され、わたくしが「こちらでよいですか?」言う
スイス・ジュネ―ブでの経験を通してみる日本の英語教育(4)
スイス・ジュネーブから帰国して新学期が始まり、考えることがたくさんあります。1. 働く場は世界にあるが、日本人留学者は減少傾向にあるそれは、自分を含めた人々の仕事の場は、今や日本だけでなく、世界中が対象になるということをついつい忘れてしまうということです。し
スイス・ジュネ―ブでの経験を通してみる日本の英語教育(3)
今回のジュネーブ滞在は、英語教員である私にとって、非常に意義深いものでした。パレ・デ・ナシオン内1. 日本人にとっての「英語」とは?特に、日本人にとっての「英語」の存在について、考えさせられました。つまり、日本人の大半にとって、「英語」は外国語であり、多くの
スイス・ジュネ―ブでの経験を通してみる日本の英語教育(2)
先の記事において、国連職員の方々に国連ジュネーブ事務局(パレ・デ・ナシオン Palais des Nations)にご厚意で入れていただいたことを記しました。1. 国連見学ツアーから学んだことしかし、本来は国連の中に入ることができないと思っていたことから、国連に一般人が入るこ
スイス・ジュネ―ブでの経験を通してみる日本の英語教育(1)
しばらく忙しい毎日を送っており、ブログへの掲載が滞っておりました。8月は本の執筆に追われ、ここ1週間ほどはスイス・ジュネーブへ仕事で出張していたからです。ジュネーブの大噴水ジュネーブでは、日本政府代表部へ伺ったり、国連に行って日本人職員の方々に貴重なご意
学生の非英語圏への留学
留学している学生からメールがときどき届きます。教え子からのこうしたメールはいつでもうれしいこと。最近の傾向として、英語圏よりも非英語圏が増えてきたことを筆者はとても肯定的に受け取っています。本日もトルコに留学している学生から、現地の風景を写した美しい写真
電子辞書の弊害:今一度、紙の辞書を
新学期が始まり、今年も勤務先の大学はたくさんの新入生を迎えました。1. 辞書の使い方を知らない?英語の授業も始まり、忙しい毎日を送っていますが、ここのところ気になるのは、電子辞書の弊害から、辞書の使い方をわかっていない学生が非常に多くなったということです。先
英語力が変わってきている?
大学は授業が終わり、試験期間に入っているか、試験が終わった時期になってきました。もちろん大学によって、スケジュールは異なるでしょう。本校では無事(?)試験が終わりました。1. つづりが正しく書けない学生が急増中?さて、最近、とても気になることがあります。それ
日本人が目指すのは本庶佑先生の英語(2) どのように英語力をつけたか
先のブログに日本人が目指すのは本庶佑先生のような英語だと記しました。それにしても本庶先生は英語を自然にお使いになります。それはなぜなのでしょうか。1. 本庶先生と英語調べてみると、読売新聞のHPで以下の記事が出てきました。詳しくは以下のリンクをご覧ください。米
日本人が目指すのは本庶佑先生の英語(1)
現地時間の昨夜12月10日、本庶佑京都大学特別教授がノーベル賞を受賞なさいました。1. 和装姿に感動和装姿での授賞式出席ということで、本庶先生ご自身の日本人としての誇りと気高さ、心意気を感じ、日本人、日本文化のすばらしさを世界に示してくださいました。こうした行い
新しい出会いに感謝
ありがたい事に、素晴らしいメンター(恩師や助言者)に囲まれ、新しい出会いを与えてくださることがあります。本日も嬉しい事に、新しい出会いがありました。本当に心が浮き立つ貴重な経験でした。英語関係での出会いでしたが、どうしたら生徒が英語を楽しんで学習してもらえ
今後ますます英語ができない学生が増える?
1. 「コミュニケーション」重視の英語?今、日本はコミュニケーション重視の英語教育に傾いています。大学に入学してくる学生もコミュニケーション重視をうたった教育を基本的には受けている学生が入学してきます。しかし、この「コミュニケーション重視の英語教育」、本当に
日本の英語教育に足りないこと:発音指導
1. 英語発音の間違い英語音声学の授業などで、できる限り、学生の発音のチェックを行うようにしています。驚くことに「英語」ができても、「英語発音」ができないことが多々あるのです。それは筆者が大学教員になってから、往々にして見られる傾向です。しかし、自分の経験か
「日本人の英語は見苦しい?」
1. ネイティブが言うことが絶対なのか?相も変わらず、「日本人の英語はここが良くないからこうすればよい」と英語母語話者に言われるのを鵜呑みにする記事をよく見かけます。そのたびに心を痛めています。先ほども以下のような記事を見かけました。米山明日香 Dr Asuka Yone
英語ができるようになるために重要なこと
最近、いろいろな方から、「英語ができるようになる子供を育てるにはどうしたらよいですか」と相談を受けます。加えて「何歳から英語塾に通わせればいいですか」とも聞かれます。こうした質問はすなわち「なるべく幼少のころから英語に触れさせるべきである」という前提があ
早稲田大学での講演会御礼
昨日は早稲田大学において「Points which English teachers should know when they teach speeches: through the experiences of working as a news commentator (英語教員が英語スピーチを教えるときに知っているべきこと~ニュースコメンテーターとしての経験を踏まえて~
日本人が英語ができないのを「英語」のせいにしてはいけない
仕事で海外に行き、日本便が英語圏に到着すると必ず思うことがあります。それは日本の多くが英語ができないのことを「英語」のせいにしているということです。これはどういうことでしょうか。例えば、現地の空港職員が日本からの客にHello.、Welcome.、Good Morning.と笑顔を