2010年06月02日

アメリカで産科医療を受けています(奥さんが)


 びじうのキャリアの中で一番辛かったのは、10年前くらいに救急車が行列を作ってるような野戦病院で働いていた頃で、多いときには一晩で4-5人くらい挿管(人工呼吸器に繋ぐために喉に管を入れること)したりとかして、ICUと救急外来の間をダッシュで往復している間に夜が明ける、みたいな仕事を続けていた頃です。

 一年間の平均でも一晩の当直で0.6本挿管してたので、それなりのレベルの忙しさ(というか運の悪さ)だったろうとは思うんですが、それでも「人生で一番辛かったのは?」と聞かれると、息子が生まれてからの一年間だったような気もします。

 夫婦揃って子育てに不慣れだった事もあるし、寝ない子だったので慢性的に寝不足になるし(奥さんが)、引越し・渡米の準備とかも大変だったし(奥さんが)、渡米してきて最初のうちはそもそも生活を成立させるのが大変だったし(奥さんが)、いやほんと、おかげで人間的に成長できたんじゃないかと(奥さんが)。。。

 もう、自分の好きな映画とか音楽とか読書とか、本当に「はぁ?」って感じでした。っていうか、今でも映画館行くだけでも一苦労ですし、コンサートとか「はぁ?」って感じです。
 子供手当てを自分のために使っちゃうお母さんの話しを聞いても「まぁ、それくらいいいんじゃん?大変なんだから。」とか思っちゃう。

===============
 もちろん、その分、素晴らしい経験がたくさんできるんですが、これはもう、一人の生活を十分に楽しんでから結婚し、二人の生活を十分に楽しんでから子育てするのが良いですよ。いやマジで。

 惜しむらくは、そうするには人生は短すぎる(っていうか、一人の生活を十分に楽しむだけでも死ぬまで飽きない人もいるんじゃないだろうかっていうくらい、現代社会には娯楽が溢れている)のでどれかを諦めざるを得ないのですが。
 んでもって、一人の楽しみ・二人の楽しみ・三人以上の楽しみ、の配分は自分で決められない場合も多いのですが。
 んでもって、一度シフトしてしまうと後戻りするコストは莫大であんまり現実的じゃないんですが。
 ということで、今までに出来た事、諦めてきた事を考えると、人生って本当に一瞬一瞬が大切で、かけがえのないモンだなぁと思えてみたりします。

 総合的にいうと、生きるのが上手くなってきたところでいい具合に難易度が上がる、みたいな感じなので面白いです。

===============

 で、まぁ、その一年間の負荷で鍛えられ、アメリカの生活にも慣れ、引越しも無事に終了し、息子が3歳の誕生日を迎え、色々と安定してきた今日この頃ですが、二人目の子供を授かりました。

 まずはご報告まで。

(奥さんのブログ経由でお祝いのメッセージを頂いたりもしてるのですが、改めまして、ありがとうございます。)




  続きを読む

Posted by bijoux_iris at 10:28Comments(11)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 健康相談 | from Miami