2009年11月13日

びじうID Theft という罠 その2

 そんなわけで、クレジットの保全とFTCのサイトでの申し立てが終わったら、警察に行きます。しかし、ここでも官僚主義の壁としばし格闘することに。

 まずは、家から一番近い警察署に出頭。っつーか、マイアミの警察署とかマジ怖いんですけど(笑)。なんか、生活レベル低そうな方々の列に混じってセキュリティ・ゲートをくぐると、目の前の受付で受け付けてくれそうな雰囲気。ああ、よかった・・・・と、思ったのもつかの間。





警察官「とりあえず、今は担当者がいないから俺ができる範囲で調書を取っておくよ。ID盗難ね。住所は?・・・名前は?・・・電話番号は?・・・じゃ、ちょっと待っててね。」

 ・・・・・って、おい、ちょっと待て。住所と名前と電話番号だけならお前もいらねぇっつーの。そこで一時停止って、どんだけできる範囲狭いんだよ・・・みたいな感じで待つこと15分。ようやく現れた担当者は黒人の女性。何か、凄く不機嫌そう・・・っつーか、大学のマックの店員じゃね?っていうくらい無愛想で、びじうの説明を途中でさえぎって

婦警「ああ、開かれたアカウントの住所がそこなら、マイアミ・シティ(市)・ポリスじゃなくてマイアミ・デイド(郡)・ポリスの管轄だから、そこへ行って。」

 と、一刀両断。

びじう「だけど、俺、ここに住んでるんだってば」

婦警「だけど、調査しないといけないのはそのアカウントの住所でしょ。だからその住所を調査する警察に行って。」

 バッサリ。

びじう「じゃぁ俺のアカウントがハリウッドで開かれていたら俺は西海岸まで行かなくちゃいけないのかよっ!!!そんなの嬉しいじゃないかっ!!!」   ← と、いう反論は脳内で完結

 いやいや、ヘタレなもんで引き下がりましたよ。しょうがない。確かに、「どうやら悪いことしている奴がいるみたいなんで、何とかしてください」ってお願いされても困りますよね。「この住所を調べてください」って具体的な依頼でなければ対応しようがないし、そういう具体的な依頼にはきちんと応える部署がある。病院に「何かモヤモヤするので何とかしてください」って行くようなもんだ。

 でも、別にびじうがデイド警察に行かなくても、ここで調書取ってくれて、デイド警察に調査を依頼してくれたりしても良さそうなモンじゃないかと思うんですけど、それは日本的な感覚なんですかねぇ。

 で、まぁ、朝だったんですけど、時間も遅くなってきたし、急いで職場へ向かいます。そうしたら、道路に警官が出てきて、路地に車を回せですとよ。


 ・・・・・・・検問です。


 良くみると、反対側にも電柱の陰に隠れてスピードガン構えている警官が見えたりして。どんだけ運が悪いんだ、俺。

 ** お前ら、ここで働くな。さっきの、あそこで働け。 **

 もう、絶対ブチ切れよう、と心に固い決意をして、助手席の上にカバンから書類を出しておきました

びじう「俺は今警察から出てきたばっかりだぞ!? お前らが無駄な時間使わせたから急いでるんだよ!!」  ←という英語を脳内で構築

 まぁ、それで待っていると

警察官「交通安全のためのチェックにご協力を。車両の登録証と免許証を見せて下さい。」

びじう「どうぞ」

警察官「どうもありがとう。問題ないようです。では、そこでUターンして戻ってください・・・ちなみに、30マイル制限のところ、38マイル出てたから以後気をつけてね。

 うわー、もう、何か気に食わないことがあったら切符切る気満々だよ、こいつ。こっちはこっちで切れる気満々だったし。何というか、刀に手をかけて睨み合い、そのままお互いに離れていくような図式でこの遭遇は終了。


===============
 さて、そういうわけで、デイド警察に行くわけですが、電話よりも出向く方が気分的に楽なので、ネットを見ながらどこに行けばいいのか調べて・・・デイド警察の「経済犯罪課」を発見。住所を調べて行きましたところ、なんか仕事ができそうな私服のお姉さんが出てきました。

刑事「あんた、何やってんの?最初はまず、制服警官のところに行くの!そこでレポートをファイルしてもらって!そうしたら、そのファイルがここに回ってきて私たちが捜査すんの!」

 なんか、病院でいきなりCT室のドアを叩いた感じ?しかし、ようやくここで警察の仕組みと自分が使っていた英語の意味を納得しました。はい、今日のワンポイント英会話。英語ではこういう状況で、「I want to file a police report.」といいます。で、びじうは意味もわからずにコレを繰り返していたわけですが「file a report」ってのを日本語に訳すと「レポートの表紙を作る」とか、「ファイルを作る」とか、要するに「カルテを作る」とか「アカウントを開く」みたいな意味なのね。いやいや。

 というわけで、またしても間違い。結局、「電話でレポートをファイルしましょうダイアル」的な電話番号を教えてもらって退散しました。

 ** 教訓 電話が苦手だと損することもある。っつーか、最初から電話しろ **


 でもまぁ、この途中で空港沿いの素晴らしい道路(NW12th ST)と飛行機ウォッチ・ポイントを発見したので、まぁいいとしよう。


photo(5)

 なんか、日曜日にはこんな風に(適当に路駐して勝手に線路に入って)飛行機鑑賞を楽しむ家族連れなんかがいたりします。ビビるくらいの音量で、けっこう目の前に、5分に1便以上くらいの割合で離着陸していきます。(違反切符切られなければ)お金もかからないし、良いかも。オススメ。




 で、翌日電話するわけですが、コレがもう予想通りのアレですよ。

びじう「ID盗難です。俺の住所は・・・・」
電話 「じゃぁ、シティの警察につなぎます」
びじう「アカウントの住所が・・・・」
電話 「じゃぁ、デイドの警察につなぎます」
びじう「そんで・・・」
電話 「じゃぁ、シティの警察につなぎます」
びじう「いや、今シティの警察から回されてきたばっかりなんだって。だから、自分の住所はコレで、アカウントの住所はコレで・・・」
電話 「では、今から警官を向かわせます。現在地を教えて下さい。そこに警官が行きます。」
びじう「マイアミ大学です」
電話 「・・・・そこは、管轄外なので警官が入れません。家に帰ってからまた電話して下さい。」
びじう「帰宅したんですが・・・」
電話 「昼間だったら電話でレポートがファイルできるので、また明日、通常の営業時間内に電話して下さい。
びじう「だから、通常の営業時間内に職場から電話したら警官が来れない場所だから帰宅後に電話しろって言われたから、今帰ってきてかけてんだよ!!」
電話 「今の時間帯では電話ではレポートのファイルができないので、明日、ステーションに来て下さい。」
びじう「住所教えて下さい・・・。」

 で、最初(警察署に行く)に戻る・・・・。

 翌日、警察署に行くと、実に何とも庶民的な場所で、これまた生活レベルの低そうな黒人とかラティーノの方々が「シャバできちんとやってます証明」を貰うために並んでいます。ガラスで仕切られたカウンターの向こうから、ガラス越しにお姉さんたちが無愛想に事務処理をしていきます。で、びじうの番が来ました。

婦警 「ID盗難? で、AT&Tは何て言ってんの?ああ、この書類?で?私はどこを埋めればいいの?」

びじう「この、地域の司法機関のところ・・・名前とレポート番号と・・・」

 って、これ、俺が説明するところなのか。知らなかった・・・。

婦警 「はい、これでいい?」
びじう「あと、これ。FTCのサイトからダウンロードした書類なんだけど」
婦警 「何それ??それはAT&Tと関係あるの!?」
びじう「そうじゃなくて、ほら、当局の・・・ID盗難にあった人全員が書く書類なんだよ。」
婦警 「ああ、みんな書くのね。ここにサインすればいいの?」
びじう「そうそう」

 って、これ、俺が説明するところなのか。知らなかった・・・。

 要するに、窓口の事務員のお姉さんたちとか、警察で働いてはいるけど派遣かバイトで、手続きのこととか良く知らないんだろうなぁ、と実感。

===============
 いやぁ、これだけの苦労の後で、ポリス・レポートのレポート番号が手に入った時は嬉しかったなぁ・・・・・。


Posted by bijoux_iris at 16:12│Comments(5)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote from Miami | 日々のネタ

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この記事へのコメント
そういえば、知り合いが、警察を家に呼んで、ファイルしてたわ。自分から出向くより、来てもらったほうがよかったりして。

すごくガラの悪いところにあるでしょ?前の住所のままにして、MBの警察に言った方が、数倍マシだったかもね。観光地だし、そういうリポートは手馴れてるだろうし。なんせ、新しいからきれいでガラも悪くないし・・・

Posted by る at 2009年11月13日 17:57
 >る

 管轄違いだから、シティの警察は来れるんだけどファイルできず、デイドの警察はファイルできるんだけど来れないという罠にはまりましたよ。

 ほんと、ビーチの警察で済ませばよかったかも。。。
Posted by びじう at 2009年11月14日 00:15
 こんな詳細にアメリカの警察事情を語った文章を初めて読みました。気の遠くなるようなたらい回しですね……。
Posted by 志臣 at 2009年11月14日 01:56
なんかアメリカンなドラマを見てる気になりましたよ。
特に最後の婦警さんとのやりとりは、脳内変換されて「吉田理保子」さんの吹き替えで再生されてました。

単に時差とか忙しかったりで、あまりアクセス出来ないのかなぁと思ってましたが....

もう復活したかな?まぁ、サン牧は適当にお世話しときますねー。
Posted by しろ at 2009年11月14日 21:27
 >志臣

 いやまぁ、基本的には尊敬しているっていうか、しょっちゅう信号機が故障して炎天下の交通整理に駆り出されているし、夜に近所の人がうるさいだけで呼ばれちゃうらしいし、ご苦労様と思うのですよ。仕事多くて大変そうね、と。こういうのも仕方ないなぁ、とは思うんですけどね・・・ネタとしては面白いですよね(笑)。

 >しろ

 いやぁ、ぜんぜん回線開通の目処が立たないんだよねぇ。職場のネットでは、MIXIには入れるんだけどサン牧は無理(多分、権限的にアプリのダウンロードとかが許可されていないんだと思う)なので、お世話になりっぱなしです。はい。いつもありがとう。
Posted by びじう at 2009年11月18日 00:21

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