2010年10月26日

毎日が新しい奇跡

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  マイアミは、ちょっと雲がかかっていましたが、それでもとても良い天気でした。









 最初はとももに教わったんだけど、アインシュタインの有名な言葉で「私たちの生き方には二通りしかない。奇跡など全く起こらないかのように生きるか、すべてが奇跡であるかのように生きるかである。」っていうのがあります。けっこー好き。
 子育てを始めると、人生10倍くらいままならなくなるけど、3倍くらい楽しくなりますよね。本当に、毎日が奇跡みたい。子供にも毎日が奇跡であるような人生を送って欲しい・・・っていうか、もう、自分は好きなように生きてきたので、子供にも細かいことはいいから思う存分生きて欲しいっす。これだけネットワークが発達して色々なところが近くなった現代でも行ってみたり暮らしてみたりしないとわからないことが沢山ある程度に世界は広いし、これだけ科学が発達して色々なことがわかってきたといっても、ようやく知るべき事がリストアップできた程度で真理からはほど遠い。人生って短すぎる。




04 マイアミ時間で25日の午後1時頃に第二子が生まれました。男の子です。3270gくらい。おかげさまで、母子共に健康です。






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2010年10月21日

アメリカで産科医療を受けています(奥さんが) その2

 お久しぶりです。予定日も近づいてまいりました。そんな中での再度の産科医療ネタです。

 うちの担当の先生はとにかくサバけているというか、温かい医療の対極というか(人当たりは柔らかいのですが)、物凄い合理的な感じです。医療従事者としては「これができれば楽なのになぁ・・・」って思いながらも皆がなかなか実現できずにいる事を体現しているという意味で尊敬に値すると思ってるんですが、その一方で「私はこの先生はどうしてもダメだから変えて欲しい」っていう人が実際にいるのも頷ける感じです。もう、生命の神秘とか自然の賛美とか、ゼロ(笑)。

 一般的な診察のパターンは診察して「問題ないですよー(ニコニコ)。何か質問は?」「ないですか?、じゃ(ニコニコ)。」みたいな感じ。質問しなければ何も教えてもらえません。日本だと、質問も教えてくれるっていうか、先回りして「こういうところが疑問でしょうが、こうですから」とか「こういう心配もしないといけないですけど、こうすれば・・・」みたいな説明も指導も丁寧な印象がありますけど(まぁ、第一子のときにそういう先生と看護師さんに当たった、という事ですけど)、もう事前に質問考えていかないと笑顔でバッサリです。

 っつーわけで、アメリカでも特に合理的な方だと思われる彼が面白すぎるので、それについて。

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2010年07月10日

ペンサコーラを偲ぶ旅 あるいはSoul Searchin’

 ほとんど、運命に導かれるようにしていった旅行の記録です。旅行というのは常にパーソナルなものだし、いくばくかの寂寥が伴うものですが(そして、自分は強く孤独を愛するタイプの人間なのですが)、今回の旅は格別でした。

 ペンサコーラはフロリダの北西端に位置する小さな町で、アパラチア山脈から産する石英を多く含んだ白くてサラサラの砂のビーチ・・・余りにも白すぎて、太陽光を反射してしまい夏でも熱くならないという砂・・・で有名な町です。

 が、びじうにとってはペンサコーラというのは、それとは別にとても思い入れがある名前なのです。
 神楽坂のペンサコーラというロックバーで奥さんに出会ったのが10年前。お店は今年でなくなってしまったんだけど、この10年、つまり、自分の30代はいつも奥さんを初めとした「ペンサコーラ」の仲間達と共にあったような気がします。ちなみに、marcoさんに教わったんだけど、ペンサコーラってネイティヴ・アメリカンの言葉で「人々」って意味らしいですよ。ほんと、ペンサコーラ(人々)に縁があったというか。

 西海岸に留学する話が上手くまとまらず、フロリダに来る事になったのも、実はこの旅行のためなんじゃなかろうか、とか思ってしまったりするくらいです。

 そんなわけで、以下の写真は自分にとっては感慨深いものなんですが、普通の人にどう見えるのかは良くわからないのです。ただ、本当に風景に感動するという稀有な体験があったので、順を追って記録しておきます。


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Posted by bijoux_iris at 13:53Comments(5)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

2010年06月02日

アメリカで産科医療を受けています(奥さんが)


 びじうのキャリアの中で一番辛かったのは、10年前くらいに救急車が行列を作ってるような野戦病院で働いていた頃で、多いときには一晩で4-5人くらい挿管(人工呼吸器に繋ぐために喉に管を入れること)したりとかして、ICUと救急外来の間をダッシュで往復している間に夜が明ける、みたいな仕事を続けていた頃です。

 一年間の平均でも一晩の当直で0.6本挿管してたので、それなりのレベルの忙しさ(というか運の悪さ)だったろうとは思うんですが、それでも「人生で一番辛かったのは?」と聞かれると、息子が生まれてからの一年間だったような気もします。

 夫婦揃って子育てに不慣れだった事もあるし、寝ない子だったので慢性的に寝不足になるし(奥さんが)、引越し・渡米の準備とかも大変だったし(奥さんが)、渡米してきて最初のうちはそもそも生活を成立させるのが大変だったし(奥さんが)、いやほんと、おかげで人間的に成長できたんじゃないかと(奥さんが)。。。

 もう、自分の好きな映画とか音楽とか読書とか、本当に「はぁ?」って感じでした。っていうか、今でも映画館行くだけでも一苦労ですし、コンサートとか「はぁ?」って感じです。
 子供手当てを自分のために使っちゃうお母さんの話しを聞いても「まぁ、それくらいいいんじゃん?大変なんだから。」とか思っちゃう。

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 もちろん、その分、素晴らしい経験がたくさんできるんですが、これはもう、一人の生活を十分に楽しんでから結婚し、二人の生活を十分に楽しんでから子育てするのが良いですよ。いやマジで。

 惜しむらくは、そうするには人生は短すぎる(っていうか、一人の生活を十分に楽しむだけでも死ぬまで飽きない人もいるんじゃないだろうかっていうくらい、現代社会には娯楽が溢れている)のでどれかを諦めざるを得ないのですが。
 んでもって、一人の楽しみ・二人の楽しみ・三人以上の楽しみ、の配分は自分で決められない場合も多いのですが。
 んでもって、一度シフトしてしまうと後戻りするコストは莫大であんまり現実的じゃないんですが。
 ということで、今までに出来た事、諦めてきた事を考えると、人生って本当に一瞬一瞬が大切で、かけがえのないモンだなぁと思えてみたりします。

 総合的にいうと、生きるのが上手くなってきたところでいい具合に難易度が上がる、みたいな感じなので面白いです。

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 で、まぁ、その一年間の負荷で鍛えられ、アメリカの生活にも慣れ、引越しも無事に終了し、息子が3歳の誕生日を迎え、色々と安定してきた今日この頃ですが、二人目の子供を授かりました。

 まずはご報告まで。

(奥さんのブログ経由でお祝いのメッセージを頂いたりもしてるのですが、改めまして、ありがとうございます。)




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2010年05月26日

シリコンバレーが繁栄した理由

 友達が長期旅行に出かけるので、彼が購読している雑誌を読ませてもらう(郵便受けを片付けるのと引き換えに)というラッキーな事態。日経ビジネスのバックナンバーを大量に借りられて、色々と読んでます。面白いねぇ、これ。

 中でも、「シリコンバレーが繁栄した理由」みたいなのがとても面白かったので。

 以下、コピペではないんですが、大部分は2010.2.1号の日経ビジネスP72から始まるアナリー・サクセニアンさんの記事の受け売りです。ネットに記事があったらリンクしてリファレンス先にしているところですが見つからないのでこの程度の原典表記でよいかしらん。

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 シリコンバレーが繁栄した理由で、最も有名なのはベンチャーにお金が出るって環境でしょうか。政府(特に国防総省)からの助成とかエンジェル(ベンチャー・キャピタル)とか。。でもこれはなかなか難しい問題っていうか、その記事でも「日本人はもっと他者の失敗に対して寛容になるべき」とか書いてあって「そこからかよ!」って感じです。ベンチャーの成功率なんて高くない(のはどこでも同じだと思うんですが)ので、出資者がついて、多少失敗しても生きていける環境がないとねぇ・・・というわけで、別にシリコンバレーとは関係なしに、みんな、もっと他人の失敗に優しくなろうぜ。

 次に、企業の特色。一芸に秀でた企業というか、もう本当に専門分野に特化した企業が水平分業的に働いている、というのが一つの特色だそうです。一つの製品を作るのに、いくつもの会社の部品が使われている、みたいな。これは自動車であるとか、他の地域のPC産業のような垂直統合型のモデルとは根本的に異なります。

 んでもって、それを支える人材に恵まれている、というのはカリフォルニア州が高等教育に対する助成を行って、スタンフォードやカルテック、サンノゼ州立大学といった教育機関から多くの有能な人材が供給されている上に、今やシリコンバレーの労働力の半数を占めるといわれている優秀な移民の存在がありました。昨今の不況で教育の助成が削減されているのは、実はけっこーシリコンバレーの危機なんだそうです。

 で、まぁ、この辺までは割と良くある話なんですが(いやだなぁ、それくらい知ってましたよ、勿論。はっはっは。)、ここから先が本題。




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2010年04月10日

一緒にいる時間仮説


 仲良しのイタリア人、ニノ・・・っていうのはあだ名で本名じゃないんだけど・・・うちのボスはいっつも「ニモ」って言っちゃうんだけど、それは魚です・・・それはともかく、そのニノが西海岸へ移ることになりました。
 ニノは超いい奴で、イタリア人らしい人懐こさというか、びじうが子連れでキャンパスを歩いていようものなら遠くの方から息切らせて走ってきて、「わぁお!何て可愛いんだ!!5歳??ええっ、まだ2歳なの!?大きいねぇ!!」とかそういう具合。しかも、そういうノリでありながら仕事は真面目で、遅くまで実験しているし、学会に行くときにナイトライフばっかり気にしている同僚(キューバ人。やっぱり南米の人は・・・)をたしなめたりして、文字通り少年の
ように科学を愛している。
 そんなニノがいなくなっちゃうのはちょっと寂しくて、色々と考えてしまったり。
 
 ・・・そんなわけで、昔からよく言われていることだけど、アメリカの人は職場に対する忠誠が薄いというか、一つのところに留まらないよね、という話です。特に研究者なんて不況に弱いですから、サブプライム危機が華やかなりし頃には毎週のように人が辞め(させられ)ていったもんです。ニノもあっさりしたもので、びじうが「皆カリフォルニアに行っちゃうんだよなぁ」というと、「少なくとも向こうの人たちの方がお金があるよね」ですと。お前、ここでの研究っていうか、この顕微鏡気に入ってたじゃんか。。。。





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Posted by bijoux_iris at 07:19Comments(5)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

2010年03月27日

ここで働いて良かったなぁと思ったこと

 もちろん、日本での仕事に比べたら、こんなに楽なことはもうないんじゃないかと思うわけですが、それ以外にも環境に恵まれてるなと思うのです。例えば、以前にも書きましたが、お調子モンのアレホってば、やたらと面白くて癒されます。

 ある時、皆で使っている顕微鏡が壊れた事があって、びじうの使い方に問題があったというか、びじうが悪いというよりはデフォルトの設定が悪かったんですけど、その設定だと使い方によっては負荷が高すぎる、ということが判明した(それまではそんな設定があることすらみんな知らなかった)ことがありまして。
 まぁ、仕方ないこととはいえみんなの実験が滞ったのも事実なので、いちおー「次から気をつけるよ」みたいなメールを送ったわけです。で、まずは顕微鏡オタクのジョージからは予想通りというか、理論的にびじうには非がないと諭してくれるようなメールが届きました。

 そして続いてアレホから、たった一行。

「 Don't worry. Bad microscope, bad. 」
( 心配するなって。悪い顕微鏡だ。悪い。)


 ・・・・小学生か、俺は。


 しばらく頭の中をアレホの声で「Bad microscope, bad.」がグルグル回ってました(笑)。
 いやぁ、ここで仕事やってて良かったなぁ。





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2010年02月10日

確かに奴らは良く喋る

 最近、大学関係の日本人の方々とお会いする機会が増えていて、医学・生物学以外の研究者とも話をするチャンスが色々とあって面白いです。そういう、まったく違う分野の研究の話って、なんだか、とてもワクワクする(いや、やってる方は大変なんだろうけど)。

 今日はそんな話をご紹介。

1.ハリケーンの研究

 マイアミ大学には実は”海と空の学部”みたいなのがあって、けっこー有名みたいです。宇宙大帝ゴッドシグマじゃないんだから、とか思うわけですが・・・。

 ** 思わねーよ。何だそのマニアック過ぎるボケは・・・ **

 で、そこでは普通に魚の研究とか空の研究とかしている人がいるわけですが、わざわざマイアミで空の研究やるって言ったらあれですよ、あれ。ハリケーン。嵐が発生すると飛行機で飛んで行って観測機器を積んだパラシュートだか気球だかを落とすんだそうです。すげぇ。海の研究もそうだけど、空の研究する人もまずは乗り物酔いとの戦い、ってどんな科学者だよ、と。リンク先のトップページも、科学者というよりはモロ漁師です。でっかいジェット旅客機で、ちょっと乱気流があるだけで嫌なのに、小さい飛行機で嵐に向かって飛ぶのって凄いですよね。科学はこうして発展するんだなぁ、と感慨深いです。

 昔読んだ科学ムックによれば、もちろん気象はカオス理論に従う複雑系で、バタフライ効果で予測不能で、フラクタルな感じにストレインジ・アトラクターを構成していると思われるので(←実はよく理解していない)、何となく人体に似てるよね、と思ったり。



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2009年12月15日

キレキレメール合戦

 優しいだけがとりえのびじうとしては、普段から怒ることなんかほとんどなくて、もうちょっとしっかり怒らないと真面目に相手をしていないと思われるんじゃないかと心配になったりするわけですが、どーも普段から怒りなれていないせいかダメなんですよね。いやほんと。

 さて、とある日曜日のこと。顕微鏡を覗いて細胞を探しているんだけど、ぜんぜん見つからない。いや、細胞がないんじゃなくて、あるはずなんだけどレーザーの出力が安定しなくて見れない。足元には無停電電源装置が転がっている。プラグが特殊でコンセントに合わないんですと・・・いやまぁ、家庭用のコンセントに差し込めるレーザーってのもどうかと思うけど、1.5億円の顕微鏡が高々2-30万円の電源の不備のために使えないってのはどうよ、と。この電源をつなぐつなぐと言われ続けて早2ヶ月くらい。

 もう1年以上も顕微鏡を覗いていて、今日も日曜日だっつーのにこんなことやってて、しかも全然いい結果出ないし、いい加減、腹が立ってきて、半分八つ当たりで顕微鏡担当のジョージにメールしました。

「レーザーのパワー不足。とっととこの電源をつなげ!」

 しかも、ここにちょっと憎まれ口を追加。この電源装置は英語ではUPS(Uninterruptible Power supply;干渉を受けない電源装置、みたいな意味)っていうんですけど、これをあえて、Unplugged Power Supply(繋がれてない電源装置)とかスペルしてみた。「このUnplugged Power Supplyとかいうやつをつないでくれ!」みたいな感じで。

 一応、びじうも言っていることはそんなに間違ってないんですよ。ジョージはレーザーの出力を安定させるべく手を打つべき立場の人だし、こっちはもう随分と催促して来たわけです。ただ、ここでレーザーが安定した出力を出したからといって細胞が見えるようになる保証はないというか、サンプルの条件があまりに悪いので見えない確率が高くて、そういう意味では、まぁ、八つ当たりの域を出ないわけですが。


 月曜の朝、ジョージから怒涛の反論メール。



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Posted by bijoux_iris at 15:55Comments(6)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

2009年12月04日

ラボで拾った小ネタ集

 この前、「国際妻の会」の集まりで家族でビーチ遊びに行ったときのこと。普段、ターバンを巻いているインド人の男性が、なんか、四角っぽい形をした黒いスイミング・キャップをかぶっていて、しかも材質が何かゴムというよりは布っぽかったりして、あまりにも日本の「もろゴム+丸い」スイミング・キャップと違うので、けっこー気になりました。

 アレはひょっとしたら、スイミング・ターバンだったんだろうか・・・・。

 物凄い失礼にあたったら困るので聞けなかったんですが、こういうのって、質問して良かったのかなぁ?
 っていうか、ターバンって位置付け的にはどんなんですかね。宗教的にかぶらなきゃいけないものなの(お坊さんの坊主頭みたいな)?それとも、かぶるとフォーマルなものなの(サラリーマンのネクタイみたいな)?


 っつー感じで色々と国際色豊かな、アメリカン(?)ジョークなども含めまして。






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Posted by bijoux_iris at 02:36Comments(5)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote