2008年05月27日

面倒やけど異音が気になる

仕事に釣りに、たまに自転車にと大活躍の
愛車レジアスバンですが、フロント廻りから異音が発生。

半年前の車検時にフロントハブのベアリングは交換。
交換後すぐは全く問題なかったのに、一ヶ月後くらいから
異音が復活。

勘弁して下さい。orz

騙し騙しで乗ってきたけれど、気になるので面倒だけど分解しました。

自分の経験上、ハブベアリングはインナーベアリングより
アウターベアリングの方が非常に破損率が高いです。

自分の経験上って言うけど、自分自身がどれだけトラックの
整備をしてきたか、先ほどちょっと計算してみました。
日に7台くらいは車検・修理をしていたので、延べ10000台ぐらい
は整備。そのうちトラックは6割の6000台くらい触ってた事に
なりそうです。

某ロータリーエンジン搭載車メーカーのディーラーだったので、
ロータリーから2st、商用車メーカーなので、取引先の4t車まで
何でもござれでしたね。

さてさて、ハブベアリングの話しに戻ります。

2tトラックに倍以上の積載でガンガン走ると結構やられます。
ベアリングを外すと粉吹いて、レースは虫食いでガビガビって
パターンなので、レジアスもそこまで逝っちゃうと又交換なんで
今回、バラしてみました。

ジャッキアップ







まずは左側から。
浮かして、タイヤを上下(ニュアンスが難しい)に揺すってガタを確認。
結構ガタが有る。


ハブキャップ取り外し後






ハブキャップを取って更に揺する。
微妙にハブナットの奥のワッシャーが揺れる。
はいビンゴ!アッパアームでは無くハブのガタです。

ベアリング







ベアリングを抜きます。
良かった!粉吹いて無い!
でも、グリス少ねぇ〜!
ちゃんとグリス注入器使ってんの?

ハブ側







レース側も大丈夫みたい。
ハブの中のグリスも少ねぇ〜!グリス古ぅ〜!
トラックとかのバリバリ酷使されてる商用車を
長年整備してきた経験から言うと、ここはタップリと
新鮮なグリスを入れておかないとダメ!!


グリスを注入しなおしてハブの締め込みです。
締め込み







これはなかなか経験値の必要な作業。
まぁ締めるだけなんですが。
締めてもダメ。締めなくてもダメ。
スーッ、クッ、グ、な感じで締める。
これは2t車でも同じ。
でも4t車以上のベアリングがケーシングに残るタイプは
結構締めます。タガネでカンカン行きます。

この車は積載1tなので、カンカンはしませんよ。

ガタを確認したら、ハブキャップとハブとの接合面を脱脂します。
シーラー塗り







そしてシーラー等の液体パッキンを塗りましょう。
新品のハブキャップなら要らないんですが、再使用なんで
塗ります。

でないと・・・

油汚れ







ハブキャップから染み出たグリスが、どえらい事をしよります。
因みにこれは右側。
ホイールどころか、ハブ・ローターまで油分が及んでいます。
(´・ω・`)ショボーン

右側も同様にハブベアリングのチェック、グリス注入。
そして組み付けを行います。
右側は油でギタギタだったので、ホイールを外して作業。

ホイールナット締め








あ、ホイールを脱着するときは、エアバルブを目印にホイールボルトに
ポンチ等で印を打っておきましょうね。

これは、ホイールバランスをオンザカーで取っている場合が有るからです。

普通のタイヤ(ホイール)はオフザカーでバランス取りしている場合が
ほとんどですが、もしオンザカーでバランスを取っていたのに
何も考えずにホイールを外してしまうと、復旧出来ないからなんですね。

軽い気持ちでホイールを脱着すると、後で原因不明の振動やジャダーが
出てしまったりするので、要注意ですよ!!

さて、これでレジアスバンも快適になりました。
気持ちよくアチコチに遠征出来そうです。

しかし、1年車検なのに半年で車検みたいな作業をせなイカンとは。
次の車検まであと6ヶ月。

もつかなぁ・・・。
biketrial555 at 02:44│Comments(0)くるま 

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