今思えば悪夢でしたけど。


さて、この週末を賑わせた例の件です。ポジティブな話ではないのでさらっと触れたいと思います。んで、名前を出すと胸糞悪いので仮名でお許しを。

1 事の経緯
情報が錯綜し、よく分からんことになってるのですが、この二つの記事をまとめるとおおよそこんな感じ。

① 現地火曜日にBUFからPITへ、選手Aについて問い合わせ。
②両チームの間で、木曜日までの間に話がとんとん拍子に進む。
③PITからBUFに、選手Aのエージェントとの交渉許可が出る。
④選手A側が、移籍に際し新たな契約を要求。その内容は不明だが、選手Aはポジションリーグ最高給&全額補償を希望している旨をメディアインタビューで話していたので、おそらくそれ、もしくはそれに近いものを要求した。

⑤BUF側が選手A側の上記要求を拒否(交渉決裂)。トレード話は消滅。

2 事の破談の理由
当初、選手AがBUFというチームへの移籍を拒否したグロンコ状態(和訳すると定岡正二状態)と思っていたのですが、どうやら実情は違う模様。
記事で指摘されてるように、仮に金銭交渉がまとまっていれば、選手Aは喜んでBUFに来てたはずとの感触をビーンGMにはあったようで、破談になったのは完全な金銭交渉の決裂によるのが理由のようです。
もちろん、選手AがBUFに来たくないので無理難題なオファーを要求してきたってのは否めないけど。

ちなみに、このプロセスにはペグラオーナー夫妻が終始関わっていた。一方でBUF側が選手Aと直接話をすることはなく、エージェントとの交渉時点で決裂したようです。

3 ”Trust The Process”
さて、以上が事の次第なわけですが、ここで登場するのが、今やチームのアイデンティティともなっているTrust The Processというフレーズ。つまり、チーム方針の基準となるもので、これが許容できるものであるか否か。

結論で言えば、流石にこりゃ無茶な要求ですわ。
キャップたんまりなんで、払おうと思えば払える。選手Aがリーグ最高給を狙っているという話は既に公然の事実であり、トレードの話を問い合わせた時点でBUF側はリーグ最高給も覚悟の上だったはず。
しかし、全額補償はアカン。31歳のWR、こらはギャンブルを超えて、もはや自殺行為。しかも、まだまだ成長曲線の左の方にあるチーム状態で短期間の完全補償をやって勝ちに行くような状況でもない。

とりわけ、マクビーン体制になってからはキャップ状況の健全化を図る為に無茶な人事と金満チームとは無縁のチーム運営をしてきました。
また、今の在籍選手の殆どは市場よりも割安なベテラン、新人契約下にあり今後大きな契約が待っている選手ばかり。
こういう大きく外れる例外を認めれば、これら選手へのメンタル面での影響、また今後のチーム作りに影響します。それこそ心血注いで2年間築いたブルーカラーなチーム文化、ひいてはチームのアイデンティティをも捨ててしまうことになるでしょう。

ある意味、今回の件はマクビーン体制の根幹であるTrust The Processへの踏み絵のようなもんだったと思いますね。

4 溜飲
これは随分と溜飲が下がります。




4 今回の件で見えたもの
さて、この件でいくつか見えたものがあります。

①チームの補強姿勢が予想以上にアグレッシブなこと
個人的には、BUFが示した今回のトレード対価は以前に予想していた「1巡スワップ+α」だったと思ってますが、必要があればトレード上位指名権の放出も厭わないという姿勢が見てとれます。
特に、オフェンスはOLだけでなくディフェレンスメイカークラスを欲しているのが明らかになりました。これからすると、新たなトレードの画策、手を出さないと予想されているRBのLe'veon Bellあたりに手を出すかも。

②必要があればBig Splashを狙っていること。
スーパースター不毛の地という巷の評価など知らん。「無理してんじゃねえw」と笑いたい輩は笑え。

③必ずしも問題児を排除しているわけではないということ。
これが今回の件で一番意外だったこと。ロッカールームでトラブルを起こしそうな選手は一番嫌うと思っていたのですが、そうではなかったですね。Trust The Processは意外と柔軟性があるようですw
これは、入団すればチーム、フランチャイズに居心地の良さを感じるはずというチームの現状に大きな自信があるからでしょう。あと、Josh Allenに対する絶対的な信頼(彼と組めば選手Aも満足するはず。)があると思います。

④やっぱり金庫は硬いこと
けど、使うときは使ってよね。

⑤やっぱりエースレシーバー欲しいんやん。
コンバインで言っていたのと全然違うなあw
メトカーフ、カモーン。

ところで、このトレード騒動、週末のクソ忙しいところから飲み会突入ということで」、リアルタイムでは全く気付きませんでした。気づいた頃には、「こりゃガセだ」みたいなツイートが溢れかえっていたので、私的にはメンタル的打撃は殆どなかったですねえ。

さて、いよいよFA解禁間近。どうもこの件でケチがついたようですが、マクビーンのコメントからは自信が感じられます。期待したいですねえ。