窯辺日常 「井上達也の眼」

ガラスのお話などなど・・・。

2010年02月

ツイッター

「総理もすなるツイッターといふものを我もしてみむとて・・・・」



先週、数年ぶりに八日市のフレンチ「ぎんぎん」に遊びに行ったところ、同級生のオーナーシェフ恭ちゃんが「最近ツイッターやってんねん」「又見に来てや〜ぁ」ということであった。
相変わらずの遊び人健在に笑った!

ご指定のアドレスに入ってみたのだが、どうやって返したらいいのやら?
うぅ〜ん????


例えば、

「今朝のズームイン見たぁ?」
「西尾由佳理アナ、前髪パッツンやったな!(笑)」
と、つぶやけば、
「ホンマかっ!明日早起きしよ」とか、

「今日の井田ちゃんのグレーのスカートは、いつものお気に入りのとはタイプが違う感じがする・・・・」
と書けば、
「確かに!丈も長かったしなあ」
とか返してくれるのだろうか?

はっはっは、小欄の貧弱なボキャブラリーではムリです。



ちなみに井田ちゃんとは、毎朝6:55登場「NHKおはよう関西」のお天気キャスター井田寛子女史です。












もうすぐ雛まつり




我家のお雛さん。
娘の初節句に妻の実家からもらったものです。

ホントは5段飾りですが、長らく出していません。








「食」 連載スタート!

食事とは崇高な「宗教行為」であって、食べることは即ち「祈る」ことである。
その一口一口に祈りの心があれば、メタボになどなるはずがない。

料理研究家である辰巳芳子は「食べものを用意して食べさせるということは、ひとつの祝福である」という。
なんともクリスチャンらしい言い方が鼻に付くが、まあ同じ意味である。

(料理の世界で辰巳は誰も批判する者のいないアンタッチャブルな存在だが、ここにきてようやく名指しで批判する者が出てきた。
そのことは又別の機会に書く)



以下、敬愛するいまいひさのりさんの受売り。

「家族が揃ってみんなが同じ器で食卓を囲んで、その日の出来事などを会話できる時間というのはものすごく大切なもので、幸せなことです」

今井さんがラジオの中で何気なく言われたことだが、小欄は「同じ器で・・・」という処で「あぁ〜成る程ねぇ」と引っ掛かった。
食事において「同じ時間に」「同じ場所で」「同じものを」に加えて「同じ方法で」というのが、家族という共同体の形成に重要なファクターであると気が付いた。

器の世界には、わざと形の違う向付を組み合わせた「寄向」とか、同じ皿や椀に一枚づつ違う模様を描いた「絵替り」というものもあるが、本々の思想は同じである。




食の崩壊が叫ばれる昨今、お堅い話だけでなく飲食店評価・器にまつわること(専門はガラスですが)・グルメ情報なども含めて思いついた話しを書いていきたい。








バレンタインデー2010

きのう、中2の娘と友達のりさこちゃんが、朝8時45分から夕方5時過ぎまで我家のキッチンを占拠して作った手作りチョコ。

この間、レシピをこなすために、駅前のマイカルまで3往復、サンロードの丸善まで1往復した苦心作です。




途中経過。
袋を数えると、なんと40個以上!
メモによると、ほとんどが所謂「友チョコ」。
男は、おじいちゃん・お父さん・寅三・衛・・・。
寅三は弟で小5、衛は従弟で小1です。



出来上がりはこんな感じ





皿に並べてみました。





ちなみに、
最近、新年のことを「A HAPPY NEW YEAR」ではなく、「HAPPY NEW YEAR」と省略するのが多くなってきたと思っていたら、
バレンタインデーも「St.Valentine’S Day」を「Valentine Day」と簡略化する傾向がある。







瓶ビール

「ビールは小瓶が旨い」と言ったのは魯山人である。
その事は、平野雅章や辻義一など複数の者が証言しているので間違いない。
朝起き抜けに必ず1本、夕飯など機嫌がよい時にはゆっくり半ダースは飲んだ。
小瓶が旨いのには理由があるが、後に書く。


現在、ビールの小瓶は「絶滅危惧種」に指定されている。
会員数100万人、世界中の酒が集まると豪語するリカマンにも小瓶は置いていない。
(リカマンは、厚顔にも会員にならせていただくのに入会金500円を徴収される)
市内で小瓶を常備している酒店は一軒も無い。
あれば名乗り出てほしい。

昨年からキリン「FREE」用に多少は動いたようだが、あれはビールではない。
一般に、小瓶が飲みたければ、特注するかネットで買うしかない。

(念のために書いておくと、ビールの大瓶・中瓶などというけったいな飲み物が流通しているのは世界でも日本だけである)


ホテルや料理屋の格は、ビールを見ればわかる。
「下」の店は、缶で出す。
「中」の店は、中瓶とジョッキ、時にジョッキは発泡酒になる。
「上」の店は、中瓶のみ。
「上の上」は、今でも小瓶で出す。
「中」の店で気のきいた処は大瓶で出す。




絶滅危惧種発見!(笑)



ビールは小瓶がいい理由。

卓が映える。
中瓶・大瓶では、他の器などと比べて大き過ぎる。
飲み頃で呑める。
ビールの栓を抜いてしばらくすると、気が抜けて且つ温くなる。
音がいい。
コップに注ぐときに、トクトクといい音がする。
味がいい。
今笑った人は小瓶を飲んだことが無いに違いない。
この話は別の機会に書く。

あと意外に知られていないが、同じ容量なら瓶ビールは缶ビールより安いです。


ビールは高いという人には、サッポロ「麦とホップ」がお薦めです。



今朝のNHK新日曜美術館は、魯山人の特集であった。
林屋晴三が魯山人とビールの小瓶の話をしたので思い出した。
小欄は、今日の番組の批評だけで1冊の本が書けるが、長くなるので1点だけ取り上げてみた。















朝青龍

残念ながら小欄の中での大相撲は北の湖・輪島で終わっている。


共に全勝で迎えた千秋楽結びの一番。
立会いと同時に、まるで列車の連結器がかみ合うようながっぷりの左四つ。
ここでもう鳥肌が立ちます。

そのまま荒い呼吸に合わせてお腹が上下するだけで、両足は微動だにしません。

手を抜いているのではありません。
お互いが渾身の力で引き合って、そのパワーが頂点で釣り合っているために動けないのです!

水入りの後の組み直し。
行司の手が背中に触れた瞬間、輪島が「黄金の左」で強烈な下手投げ!
左足一本でなんとか残った北の湖が反撃の「がぶり寄り」!
輪島も徳俵でのけぞって押し返し、再び土俵の真ん中でがっぷり四つ。
でも最後はどちらかが力尽きて寄り切りという、まさに力相撲の死闘の時代でした。




可哀相ですが、朝青龍の悲劇は要するに相手がいなかったことに過ぎません。



以下余談ですが、

この平成22年1月の朝青龍騒動において、新聞・週刊誌はもちろんNHKのアナウンサー・相撲ジャーナリスト・やくみつるに至るまですべて、近年の新造語である「相撲界」という言葉で統一され、「角界」を使ったのは唯一内館牧子だけであったことを記録しておきたい。








QRコード
QRコード
最新コメント
  • ライブドアブログ