みなみの香草屋 Blog

自然と共に共存し、植物の持つすばらしい力を借り、心身共に健康で過ごせるための、植物療法(フィトテラピー)について

2006年07月

2006年07月31日  顆粒球とヘイフリック限界
2006年07月30日  あぜ道にペニーロイヤル
2006年07月29日  大脳基底核とDA
2006年07月28日  畑仕事の合間に
2006年07月27日  サブスタンスPとDA

顆粒球とヘイフリック限界

今日の秋田市も青空が広がるいい天気。東北以外は、昨日梅雨が明けたのこと、ようやく「夏」が来たようです。ただ例年と違い、太平洋高気圧が梅雨前線を押し上げたのではなく、オホーツク海高気圧が梅雨前線を押し下げた形で消滅したとのこと。西日本は 30度を超す暑さのようですが、東京は 30度まで上がっていないとのことで、秋田より涼しかったようですね。今日の秋田市の最高気温は「30.2度」だそうです。

20060731スモモジャム1 20060731スモモジャム2 20060731スモモジャム3

上の写真左は、スモモのジャム。スモモ自体は結構甘い方なのですが、煮込んでジャムにすると酸味が増してほどよい酸っぱさです。

20060731ラベンダー早咲き3号 20060731ラベンダー早咲きナナ成沢 20060731ラベンダーおかむらさき

上の写真は、昨年秋に挿し木したラベンダーの苗。春先、ポットに移し替える時期を逃し、成長にかなりの遅れがでてましたが、随分大きくなりましたよ。どれも同じ苗のように見えますが、わずかに特徴がでています。左から、早咲き3号、ナナ成沢、おかむらさきです。

20060731ローズマリー 20060731ローズマリー 20060731ラベンダー早咲き3号

上の写真は、ローズマリーの苗木です。どうも、挿し木して育てたローズマリーが少ないよう。「トレー」ごと誰かに持って行かれたような感じ?。中央は、鉢に植え替えたローズマリー。右はラベンダー早咲き3号、今花が満開です(一度、花芽をすべて切り戻したため、今の時期に第一回目の花が開花)。

今日は、セミナーのための調べものをしていました。病気の本質を「福田安保理論」の考え方で、別の観点から見た場合に、その原因をどのように考えることができるのか、それによって植物素材をどのように選択し、どのような手当が可能なのか、などなど。

そうしたら、偶然にも「テロメア」という考え方が頭に浮かんできました。下記の図は、生体がストレスなどの条件下におかれた場合、自律神経がどのようにそのストレスに対抗するために作動するのか、その結果、自律神経の支配を受けている免疫細胞はどのような挙動をするのか、をあらわしたものです。

20060731福田安保理論とヘイフリック

いつもひまわりブログに登場する「福田安保理論」では、自律神経系が交感神経に傾くと、その末端から「アドレナリン」が分泌され、そのアドレナリンを受け取って活性化する免疫細胞の「顆粒球」が、

・化膿性の炎症を引き起こしたり、
・活性酸素の増加(顆粒球が利用する武器)が、組織の老化を促進させ、
・そして、今回のブログタイトルとも関わり合いのある「組織破壊による炎症」を引き起こしている、としまいます。

「活性酸素」は、顆粒球が、外から侵入してきた細菌などを攻撃するときに利用する武器でもありますが、過剰に働き過ぎると、体内に存在する「常在菌」を攻撃ターゲットとして結果的に、自分自身の組織を破壊、炎症を起こしてしまうもとになってしまいます。

もちろん、そのために、生体はその活性酸素を無毒化するシステムも備えています
2005.12.05 活性酸素とガンの関係2005.08.25 現在の肌を内面から考える 2。しかし、顆粒球の過剰な働きにそのシステムが追いつかないで、そのことにより、組織破壊が進んでしまうことになってしまいます。

この組織破壊は、

・胃潰瘍や潰瘍性大腸炎、クローン病、十二指腸潰瘍、甲状腺機能障害などを引き起こすだけでなく、
・破壊された組織が、細胞の分裂、増殖を繰り返すことで、「原型ガン遺伝子」が異常をきたして、ガン遺伝子となりガン化してしまいます。

当然、これに対しても、リンパ球がガン化した細胞を攻撃するシステムが備わっていますが、このリンパ球は「顆粒球」と拮抗しているため、その働きには限界があります。そこで、古い免疫システムが作動して「胸腺外T細胞」や「NK細胞」などのリンパ球が自分の体にできた異物を攻撃するために活躍します2005.08.01 新・古の免疫システム

そういった二重、三重の防衛機能があるにもかかわらず「ガン化」する細胞を攻撃できない理由は、「過度のストレスや緊張」とそれにともなう「交感神経の一方的な緊張」の「継続的な習慣」だと思います。

活性酸素の組織破壊による炎症で、破壊された組織の細胞分裂、増殖が結果的にガン化につながる事を福田安保理論をもとにお話してきましたが、冒頭でも述べたように「細胞分裂」というキーワードで、「ヘイフリック限界」を思い出しました
2005.06.24 たばこの匂いと精油の香り

1961年、レナード・ヘイフリックというアメリカの細胞生物学者は、細胞分裂には限度があることを発表しました。30〜60回繰り返された時点で、いくら栄養を与えても分裂しなくなる「細胞分裂の回数の限界」が起こり、これは「ヘイフリック限界」といわれています。人間の成人の細胞数は60兆といわれており、このヘイフリック限界を考慮して計算してみると、1個の細胞が細胞分裂して2個になり、4個・・・「2の50乗」でほぼ60兆になるんだそうです。1個の細胞が50回の分裂を繰り返すことで、60兆の細胞となるということです。

この分裂回数の限界を裏付けるものとして「テロメア」という考え方がでてきました。細胞の核の中には染色体がありますが、その両端にある「テロメア」が、細胞分裂を繰り返すたびに短くなっていくことが1990年に発見されたそうです。テロメアが短くなった染色体どうしがくっつくとその細胞は変異するか、死んでしまう現象が起こるそうです。

細胞を「テロメア」というキーワードで区分すると、二つに分類されるようです。一つは「分裂細胞」、二つ目は「非分裂細胞」。

分裂細胞には「テロメア」があり、加齢を重ねるごとに、生まれたときに取得した「あと何回分裂すると分裂できなくなる(あと何回分裂できる)」という回数券を、その都度切り取られ、最終的にテロメアという回数券を使い切ると細胞はもう分裂できなくなり「アポトーシス」といって、「プログラムされた細胞の死」が訪れます。

アポトーシスをむかえる前に、テロメアがどんどん短縮してくると、細胞にある染色体が不安的になり、結果として「ガン化」や「遺伝病」などの不安定化につながります。

これに対して、非分裂細胞には、テロメアがないんだそうです。代表的な細胞に、脳の神経細胞や、心筋細胞などが掲げられます。

とても興味を引くのが、ガンが多発する臓器は、分裂細胞からなりたっていて、非分裂細胞ではほとんど見ることができないそうです。しかも、外界に接する表面の上皮(内膜)に発生するというのがガンの特性のようです(腫瘍のうち、上皮に由来する悪性のものがガンと呼ばれている)。この点においては、福田安保理論でも一致しているようです。

細胞がガン化しないように、ガン抑制因子が働くと、細胞は「ガン化」しませんが、ヘイフリック限界により細胞分裂の限界をむかえ、その先には、老化、アポトーシスという結果が待っています。ところが、ガン遺伝子が働くと、細胞は、ヘイフリック限界を、「テロメラーゼ」という酵素を使ってテロメアを再び複製して、あたかも回数券を不正使用しているかのようにふるまい、細胞分裂の限界を超えて分裂することが可能となります。

ひまわりは、顆粒球の攻撃を受けて破壊された組織の細胞が、このヘイフリック限界を超えて分裂、増殖が行われた結果、ガン化することで細胞が生きながらえることができるよう「生体の恒常性」ともうかがえる細胞増殖が起こる、ともいえるのかなぁと思いました。

2006.06.05 ガン細胞免疫細胞の死滅誘導では、ガン細胞が自らが放出する「TGFβ-1」という物質によって、ガン細胞の移転が達成される、という記事を投稿しましたが、結果的には、自分自身の死を持って、ヘイフリック限界を超えて分裂した細胞であるガン化した細胞も死に絶えるという、とても考えさせられる仕組みが働いているようにも思えます。

テロメラーゼによって、細胞分裂の限界を超えて分裂することで、修復に働く事が、

・結果的に「自己抗原」として自分の体に異物を作りだし、
・ヘイフリックの限界を超え、さらには、自己抗体として働く免疫細胞の攻撃をかわしてまで生きる

その結果が、自分自身の死、そして「ガン化した細胞」の死でもあるとは、何て皮肉な運命なのでしょうか。

最初のスタートラインに戻りますが、そのような最悪の状態を作りだしている基本的な原因は「交感神経の一方的な緊張」にあるようです。だからといって、副交感神経の一方的な緊張もまた、いろいろな病気の原因になるわけですから、結局は、交感神経の一方的な緊張の継続的な習慣をできるだけ避け、適度に緊張、適度にリラックスの世界が、人生を長く楽しく生きながらえる事のできる「生き方」というところに行き着きそうです。

そして、交感神経への一方的な偏りが起こった場合には、植物素材を、その原因に応じて利用すれば、軽減できるだろし、また、その逆も同じ事がいえるかと思います。

先日から投稿している「脳内神経伝達物質」も、これらのことに深く関係してきます。

あぜ道にペニーロイヤル

朝起きると、青空が広がるいい天気。何日かおきに天候が天と地の如く変動します。それでも、気温は低めに推移していた秋田市ですが、今日はわりあい暑い日でした。ただ、時々曇ってきて今にも雨が降りそうな天気だったりして、不安定。もうすぐ梅雨明けが期待できるのでしょうか。

20060729夕食メインディッシュ 2006072ジャガイモ 20060729厚揚げ

上の写真左は、昨夜の夕食。お肉とトマト。オリーブオイルをたっぷりかけ、そこに、中央のジャガイモを浸して食べるんですって。左はパンではありませんよ。パンは下の写真。これは厚揚げです。

20060730パン 20060730ゴーヤチャンプル 20060730冬瓜スープ

とっても新鮮なゴウヤが手に入りました。すぐにゴーヤチャンプルにして、お昼ご飯に。スープはトウガンスープ。ばっぱは、晩に料理の本を手にとって、トウガンは夏にこもりがちな体の熱を取るのに有効だとか、唐辛子は・・・・と声を出して読んでいました。

今日の新聞に、山形の上山という所の話題が載っていました。「あぜ道にミント植栽 カメムシからコメ守る」というタイトルでした。まさに、タイトル通り、農家の方々が苦労される一つに、丹誠込めて作っている米を病害虫から守ること。農薬を使えば簡単なのでしょうが、環境破壊、残留農薬と、結局は自分たちに跳ね返ってくることになります。

田の草取りをアヒルを利用することで、解決し、なおかつ有機肥料を田んぼに施してくれる、そんな自然循環型の農作物作りは、以前から話題になっていました。今日の記事は、ひまわりが日頃利用するハーブの代表格である「ミント」が、カメムシの被害からお米を守るために利用されている、ということでした。

ミントといっても、ミントにはいろいろな種類があります。その中で「ペニーロイヤル」というハーブを利用しているのがポイント。このハーブ、今日は山に行かなかったので、写真はありませんが、とてもきれいな花を咲かせます。そういえば、今の時期が満開だったはず。明日、ちょっと写真撮ってきますね。

植栽が楽、土壌浸食も防ぐ、美観にもつながる、そして一番の目的のカメムシよけ、そして、北海道や新潟県でもその導入が進んでおり、今後、カメムシと斑点米(カメムシによる被害)の発生状況を調査して、その効果のほどを確かめるそうです。

ただ、ひまわりが気になるのが、このペニーロイヤルが繁殖力が旺盛というところ。いわば、一般の草より強い性質を持っているので、「栽培が楽」が、繁殖を抑えるのに一苦労、ということにならなければよいのですけど。ただ、せっかくだから、開花した花をドライフラワーにすると、クラフト用のりっぱな商品となりますから、一石二鳥ならぬ、一石五鳥くらいになるのかな。

そうそう、ペニーロイヤル Mentha pulegium、ハーブティーや、このハーブから抽出された精油が販売されていますが、利用には注意が必要なハーブです(精油成分で、ケトン類のプレゴンを高濃度に含んでいます)。

大脳基底核とDA

朝からとどんより曇っていた天気でしたが、午後になるとお日様も顔をだしてきました。今まで、肌寒い秋田でしたが、ちょっと蒸し暑くなりました。これだけ梅雨空が続くと、気持ちの方もブルーになってしまいます。暑くて大変ですが、早くカラッとした真夏の天気が戻ってきて欲しいですね。

20060719不思議な花の植物 20060728スイカ 20060729ウメ氷砂糖漬け

上の左の写真、先日神戸で見かけた植物ですが、不思議な花をつけています。どなたかこの花の名前をご存じの方は、教えていただけないでしょうか。確か、マートルなどのギンバイ科の植物がこんな花の形状をしていたと思いますが。

昨夜、今年始めての「スイカ」食べました。とても甘いんです。このスイカは地元秋田県の羽後町産です。ばっぱに、だったらハウスで作ったの?とたずねると、何いってるの、もう露地ものが市場にでまわっているよ、と笑われてしまいました。長い梅雨のせいで頭が働かなかったんですね。上の写真右、余った梅を、氷砂糖漬けにして梅ジュースを作っていました。

20060727シカ肉炒め 20060728中華丼 20060729ハムとタマゴ焼き

上の写真は、先日届いたシカの肉を野菜炒めで炒めた物。上中央の写真は昨日の中華丼。右は今日のお昼のハムと卵焼き。

20060728スモモ 20060728スモモジャム1 20060728スモモジャム2

上の写真左は、スモモ。もちろん自家製です。こんなに赤く色づきました。これをスモモジャムにしたもの。あまり砂糖は入れていないということで、作りたてをペロリと味わってみました。ほんの少々ほろ苦く、酸味と甘さがほどよくミックスした深みのある味でした。パンに塗って食べることにしましょう。

さて、先日来から「ドーパミンに関係する話題」を取り上げてきました。特に
2006.07.27 サブスタンスPとDAで投稿した記事では、ペッパー Piper nigrum が、高齢者の方々に起こりがちな「誤嚥(ごえん)」の予防に期待できるということで、ひもといてみると、 上気道での嚥下反射を制御する物質の一つに「サブスタンスP」があり、これは、脳内にあるドーパミン作動性神経(ドーパミンを放出する神経細胞)と密接に関係していることがわかりました。

また、
2006.07.20 植物の二面性と状況に応じて作用する薬に興味を持ったことで 、2006.07.24 脳幹に配置された神経核や、2006.07.21 脳内神経伝達物質 DAでも、脳内の神経伝達物質「ドーパミン」を調べていたところでした。

今回の問題に関しては、脳内神経伝達物質であるドーパミンの働きと、「運動系の活動状態」や「あらゆる種類の感覚情報」をもとに、大脳皮質の機能調節にとても重要な影響を与える大脳基底核との相互関連性を明らかにしなければ、問題の本質が見えてこないと思い、調べてみました。調べれば調べるほど、頭が混乱してきましたが、何とか、まとめることができました。

ポイントは、

・ドーパミン作動性神経(ドーパミンを放出する神経細胞)のうち、A9神経核(黒質緻密部)から放出されるドーパミンの働き
・大脳基底核が、大脳皮質や視床から「運動系の活動状態」や「あらゆる種類の感覚情報」を受け入れて、それらの情報を、どのように処理して、大脳皮質の機能を調整する役割を果たしているのか
・ドーパミンと、大脳基底核の働きとの相互関連性
・難しい言葉では、大脳基底核への情報の入力と、大脳基底核内部での情報処理、大脳基底核からの出力、そして、その情報処理にドーパミンが「修飾」することで(そこに関係することで)、出力への調整を行っている

ということになるようです。

下の図をご覧下さい。大脳皮質や視床からの情報の入力が、大脳基底核内部でどのような連絡を取り合って、最終的に視床や、大脳皮質へ出力されているのかを、大脳基底核の神経細胞同士の連絡(これは投射といわれているようです)と、そこで使われている神経伝達物質との関係をあらわした図です(機能的神経科学、オズワルド・スチュワード著、伊藤博信/内山博之/山本直之訳、シュプリンガー・フェアラーク東京(株)発行、p285〜p291参照)。

20060729大脳基底核

上の図は、大脳基底核の神経細胞同士の連絡(投射)と神経伝達物質の種類をあらわしています。まとめると、

● 皮質 - 線条体の連絡(入力)
01. すべての大脳皮質領域より起こる
02. 神経伝達物質は、
興奮性を示す「グルタミン酸」を使う

● 視床 - 線条体の連絡(入力)
03. 神経伝達物質は、興奮性を示す「グルタミン酸」を使う

● 直接的な線条体 - 淡蒼球回路(大脳基底核内部で起こる直接的な回路)
04. 線条体の有棘性星状細胞は、黒質網様部・淡蒼球内節に直接連絡
05. このときの神経伝達物質は、
抑制性を示す「ギャバ」と、サブスタンスPあるいはダイノルフィンを使う

● 間接的な線条体 - 淡蒼球回路(大脳基底核内部で起こる間接的な回路)
06. 線条体から、黒質網様部・淡蒼球内節に間接的に連絡
07. 線条体から、淡蒼球外節への連絡、さらに視床下核を間接的に経由して黒質網様部・淡蒼球内節に連絡
08. 線条体から、淡蒼球外節への神経伝達物質は、
抑制性を示す「ギャバ」と、エンケファリンを使う
09. 淡蒼球外節から視床下核への神経伝達物質は、
抑制性を示す「ギャバ」を使う
10. 視床下核から黒質網様部・淡蒼球内節への神経伝達物質は、
興奮性を示す「グルタミン酸」を使う

● 黒質網様部・淡蒼球内節 - 視床 - 皮質の連絡(出力)
11. 黒質網様部・淡蒼球内節から視床への連絡
12. 神経伝達物質は、
抑制性を示す「ギャバ」を使う
13. 視床から皮質への連絡
14. 神経伝達物質は、
興奮性を示す「グルタミン酸」を使う。

上の図では、情報の入力を受け止める「線条体」の受容体を詳しく書いておりません。ドーパミンとの関係でこの受容体がとても重要な意味を持っていますので、連絡の経路を単純化するために除きました。下記の図によって、その部分を詳しく見わたせるかと思います(機能的神経科学、オズワルド・スチュワード著、伊藤博信/内山博之/山本直之訳、シュプリンガー・フェアラーク東京(株)発行、p288 参照)。

2006072908有棘星状細胞

上の図は、大脳基底核の線条体にある「有棘性星状細胞」をあらわしています。一番最初の図では「線条体」として一つにまとめていましたが、ここでは、線条体にある各々の神経細胞がどのように連絡しあっているかがわかるかと思います。

● 種類
01. D1受容体を持つ神経細胞
・ドーパミンにより
促進性を示す
・連絡先(投射先)の神経細胞は、
黒質網様部・淡蒼球内節に直接連絡
・このときに使われる神経伝達物質は、抑制性を示す「
ギャバ」と、サブスタンスPあるいはダイノルフィン

02. D2受容体を持つ神経細胞
・ドーパミンにより
抑制性を示す
・連絡先(投射先)の神経細胞は、
黒質網様部・淡蒼球内節に間接的に連絡
・線条体から、淡蒼球外節への神経伝達物質は、抑制性を示す「
ギャバ」と、エンケファリンを使う

今までご覧いただいた事を、単純化して、下記の図に示してみました。一番わかりにくいのが、神経細胞とその神経細胞が放出する神経伝達物質と、その連絡(投射)先の神経細胞の関係かと思います。したがって、神経細胞の活性や抑制、その神経細胞が放出する神経伝達物質がそれにともなってどうなるのかを「+とー」で表現しました。

なお、下記の図には、ドーパミンの影響を考慮しない場合の各神経細胞の連絡をあらわしています。また、大脳基底核内部における「直接的な線条体 - 淡蒼球回路」と「間接的な線条体 - 淡蒼球回路」を区別しています。これによって、同じ情報の入力が、最終的な出力において、「視床」に与えている影響が、一方では(直接的)活性(脱抑制というのだそうです)、他方では(間接的)抑制という正反対の結果をもたらすことになります(図の中の丸印の番号と、説明分の番号は一致しています)。

2006072903直接図
01. 線条体活性
02. 線条体活性により、
抑制性が亢進
03. 視床に対して抑制性の
淡蒼球内節の働きが抑制<br> 04. 結果的に視床に対して抑制性を示していた淡蒼球内節の働きが抑えられ、視床は活性化(脱抑制)

2006072904間接図
01. 線条体活性
02. 線条体活性により、
抑制性が亢進
03. 視床下核に対して抑制性の
淡蒼球外皮の働きが抑制
04. 淡蒼球内接に対して
興奮性の視床下核の働きが亢進
05. 視床に対して抑制性の
淡蒼球内節の働きが亢進
06. 結果的に視床に対して抑制性を示していた淡蒼球内節の働きが亢進し、
視床は抑制

今までご覧いただいたのは、黒質緻密部から放出されるドーパミンの影響を考慮しないで、大脳皮質や、視床からの情報を線条体が受け入れた場合に、直接的な線条体 -淡蒼球回路と間接的な線条体 -淡蒼球回路では、どのように情報の伝達がなされ、最終的に、視床にどのような影響を与えたかでした。直接回路と間接回路の間には、視床に対して拮抗的な影響をもたらしています。

下記の図には、黒質緻密部からドーパミンが放出されたことによって、直接回路と間接回路の間にどのような影響を与えているのかをあらわした図です(機能的神経科学、オズワルド・スチュワード著、伊藤博信/内山博之/山本直之訳、シュプリンガー・フェアラーク東京(株)発行、p285〜p291参照)。

おもしろいのは、ドーパミンを受けとる線条体にある神経細胞は、受容体の種類によって、その働きを「促進性」として、あるいは「抑制性」として、ふるまうということです。これは、受容体の種類がいずれも「代謝型」といって、興奮か鎮静(スイッチをオン、オフ)かなどの単純なふるまい方ではなく、受容体の種類によって、受け取った情報をいろいろな情報へ変えてしまう性質を持っているからなんだそうです。

そのため、単純には、判断することはできませんが、D1という種類の受容体を持つ線条体の神経細胞は「促進性」を、D2という種類の受容体を持つ線条体の神経細胞は「抑制性」を持つことになります。このことが、最終的に、視床へどのような影響を与えているのか、とてもおもしろいです。

● 直接的な線条体 - 淡蒼球回路

2006072905ドーパ直接絵

01. ドーパミンが黒質緻密部から放出される
02. 線条体のD1受容体でドーパミンが受け取られる
03. このとき
D1受容体を介するドーパミンは促進性として働く
04. D1受容体を持つ線条体の神経細胞は神経伝達物質として、抑制性を示す「ギャバ」と「
サブスタンスPかダイノルフィン」を、淡蒼球内節の神経細胞へ放出
05. そのため、
淡蒼球内節の神経細胞に対して、抑制が促進される(やや太い青線)
06. したがって、淡蒼球内節の神経細胞が放出する抑制性の神経伝達物質も抑制性される(やや細い青線)
07. 結果として、視床を抑制していた淡蒼球内節の神経細胞の活動が抑制されることとなり、
視床に対する抑制が取り除かれることになる(脱抑制というのだそうです)
08. 視床の脱抑制による
大脳皮質の活性化(やや太い赤線)

● 間接的な線条体 - 淡蒼球回路

200607290606ドーパ間接絵

01. ドーパミンが黒質緻密部から放出される
02. 線条体のD2受容体でドーパミンが受け取られる
03. このとき
D2受容体を介するドーパミンは抑制性として働く
04. D2受容体を持つ線条体の神経細胞は神経伝達物質として、抑制性を示す「ギャバ」と「
エンケファリン」を淡蒼球外節の神経細胞へ放出。そのため、淡蒼球外節の神経細胞に対しての抑制性が抑制される(やや細い青線)
05. それを受けて、淡蒼球外節から視床下核への
抑制性の神経伝達物質は亢進する(やや太い青線)
06. その結果、視床下核から黒質網様部・淡蒼球内節への
興奮性を示す神経伝達物質は抑制される(やや細い赤線)
07. したがって、淡蒼球内節の神経細胞が放出する
抑制性の神経伝達物質も抑制性される(やや細い青線)
08. 結果として、視床を抑制していた淡蒼球内節の神経細胞の活動が抑制されることとなり、視床に対する抑制が取り除かれることになる(
脱抑制というのだそうです)
09. 視床の脱抑制による
大脳皮質の活性化(やや太い赤線)

どうですか、ドーパミンを受け取る受容体の違いによって、そして、その受容体で受け取った線条体の神経細胞が、次の神経細胞へ連絡(投射)する回路が「直接回路」か「間接回路」によって、おもしろい結果を「視床」に与えています。

下記の図は、先ほどと同じように、単純化して、下記の図に示してみました。神経細胞の活性や抑制、その神経細胞が放出する神経伝達物質がそれにともなってどうなるのかを「+とー」で表現しました。

2006072907ドーパ直接図
01. 線条体活性
02. 線条体活性により、
抑制性が亢進
03. 視床に対して抑制性の
淡蒼球内節の働きが抑制
04. 結果的に視床に対して抑制性を示していた淡蒼球内皮の働きが抑えられ、
視床は活性化(脱抑制)

2006072908ドーパ間接図
01. 線条体抑制
02. 線条体抑制により、
抑制性が抑制
03. 視床下核に対して抑制性の
淡蒼球外節の働きが亢進
04. 淡蒼球内接に対して興奮性の
視床下核の働きが抑制
05. 視床に対して抑制性の
淡蒼球内節の働きが抑制
06. 結果的に視床に対して抑制性を示していた淡蒼球内皮の働きが抑えられ、
視床は活性化(脱抑制)

いかがでしたか。ドーパミンが線条体の神経細胞に働きかけ、結果として、大脳基底核の「直接回路」と「間接回路」との間に働いていた「拮抗作用」(ドーパミンが関係しない先ほど見ていただいたケース)が、今度は、いずれの回路でも「視床」の脱抑制(活性)させているのがおわかりいただけたかと思います。

●「直接的な線条体 - 淡蒼球回路」は、
・興奮性のグルタミン酸という神経伝達物質を、D1受容体を持つ線条体の神経細胞が受け取り、最終的には「視床」に脱抑制、すなわち、活性化に作用。
・黒質緻密部から放出されるドーパミンという神経伝達物質を、D1受容体を持つ線条体の神経細胞が受け取り、活性化し、最終的には「視床」に脱抑制、すなわち、
活性化に作用。

●「間接的な線条体 - 淡蒼球回路」は、
・興奮性のグルタミン酸という神経伝達物質を、D2受容体を持つ線条体の神経細胞が受け取り、最終的には「視床」を抑制する方向に作用。
・黒質緻密部から放出されるドーパミンという神経伝達物質を、D2受容体を持つ線条体の神経細胞が受け取り、抑制され、最終的には「視床」に脱抑制、すなわち、
活性化に作用。

ということになるため、

・「間接的な線条体 - 淡蒼球回路」に、ドーパミンが作用するかどうかで、「視床」への活性化か抑制という影響がでることになるようです。
・ドーパミンが作用することにより、D2受容体を持つ線条体の神経細胞は抑制されるということと、
・抑制されることで「間接的な線条体 - 淡蒼球回路」にある、興奮性の神経伝達物質を放出する「視床下核」が「抑制」され「視床」を脱抑制、すなわち活性化に働く、ということになるかと思います。

この作用によって、大脳皮質の機能が調整されていると思います。そして、これらのバランスの乱れと、病気や薬との関係、そして、ハーブや精油との関係も見えてくるような気がします。

● 関連情報
脳・神経関連の目次
薬と身体関連の目次
2006.08.03 パーシャルアゴニスト
2006.07.27 サブスタンスPとDA
2006.07.24 脳幹に配置された神経核
2006.07.21 脳内神経伝達物質 DA
2006.07.20 植物の二面性と状況に応じて作用する薬
2006.06.11 なまり言語切り替えと脳の働き

畑仕事の合間に

今日の秋田は、昨日とはうってかわり、いつ雨が降ってきてもおかしくない天気。そんな中、午前中、畑仕事に行ってきました。

20060728コクワの実 20060728キハダの実 20060728ほおずき

上の写真左は、コクワの実です。中央は、キハダの実。そして、右側の写真、ほおずきです。まだ緑色をしています。白い小さな花も残っていました。

20060728みそ 20060728栗 20060728ラベンダー畑1

先日来、雨降りの日が続き、なかなか仕込んだみそを杉林まで運ぶことができませんでした。上の写真左は、昨年仕込んだみそです。ばっぱが大きな樽から袋に小分けしていると、辺りはみその香りが漂い、みそをつけた焼きおにぎりが急に食べたくなりました。

今年仕込んだみそは、初冬の頃には食べることができるでしょう。それまで間に合うでしょうか。中央は、栗ですが、随分大きくなりましたよ。右は、ラベンダーの畑です。

20060728ラベンダー畑2 20060728ラベンダー植え込み 20060728親子丼

昨年から気になっていたラベンダー「ナナ成沢」、ようやく昨年挿し木した苗が少し大きくなりましたので、所々枯れてしまった部分に補植しました。暑くなるまでに、うねの土起こし、株のまわりの雑草取りをしなくてはなりません。

それでも、畑仕事の合間に、今年仕込んだみその移動やら、自然の中で元気に育っている植物などを写真に撮れてとてもゆったりとしたひまわりでした。

スモモを見て、グミの実を探してみたのですが、もうすっかり終わってしまったようです。グミとスモモ、ひまわりにとっては懐かしい植物です。昼近くに小雨がパラパラ降り出してきました。帰ってからの昼食は親子丼。体を動かした後の食事は本当においしですね。

先日から調べていた、ドーパミンがらみのお話、だいたい出来てきましたので、三回くらいに分割してブログにご紹介したいと思います。残念ながら今日のブログに間に合いませんでした。

サブスタンスPとDA

今日の秋田は爽やかな晴れの日でした。多分アオイの花だと思うのですが、空の青い色と白い色、夏を予感させる色でした。が、週間天気予報を見てみると、八月の第一週まで雨の天気が続いていました。いつになったら本当の夏が来るのでしょうか。もう八月になってしまいます。

20060726ラベンダーおかむらさきの花穂 20060726ラベンダーをこんな風に 20060726ミニひまわりの花

上の写真は、昨日訪ねたサロンでの写真です。左、中央の各写真は、ひまわりが送ったラベンダーおかむらさき(中央の花びんの中にあるのは、ナナ成沢)、収穫のタイミングが少し遅れてしまったため花穂がバラバラになってしまったとのこと。そこで、エステティックで使う素材として、ビンの中に保存したのだそうです。右は、ミニひまわりの花。本物のひまわりの花でした。

20060727アオイの白い花? 20060727トマト 20060727ブドウ

上の写真は、今日の午前中、ご近所で写した写真です。冒頭にも書きましたが、とても爽やかな天気の秋田市でした。アオイ?の白い花、そして、赤い実をつけだしたトマト、それにブドウ。

20060727トマトサラダ 20060727マンゴ入りトルティア 20060727マンゴ

上の写真、トマト、赤タマネギ、バジリコ、ニンニクなどをミックスしたサラダ。オリーブオイルがたっぷりついていました。バジルが大きく育ったため、収穫して利用したもの。中央は、マンゴ入りトルティアだったと思います。右が、とても大きな本物の完熟マンゴ。佐賀の方からいただいた品物。何でも 5,000円以上するのだそうですが、完熟を待って収穫したマンゴだそうですから、それだけ手間がかかっているので、それを考えたら安いのでしょうね。

さて、今日のブログタイトル「サブスタンスPとDA」。DAは前回のブログ
2006.07.21 脳内神経伝達物質 DAでもご紹介した「ドーパミン」のこと。昨日深夜に秋田へ戻りましたが、出張中、ペッパー Piper nigrum についてのお問い合わせがあったとのメモが残してありました。何でも、このブラックペッパーが、高齢者の方々に起こりがちな「誤嚥(ごえん)」の予防に期待されているとのことでした。

通常食べ物を食べたときには、その内容物は、気管に行かず、食道へ運ばれますが、これは、上気道での迷走神経をはじめとする副交感神経系(自律神経)の働きによる嚥下(えんげ)反射によって、無意識のうちになされています。この嚥下は、いろいろな器官(舌、軟口蓋、咽頭、食道)の働きを同調させる複雑な働きをいうそうですが、高齢になるにしたがい、それらの機能が低下するなどして、誤って食べ物を気管や肺に吸い込んでしまうのが「誤嚥」というのだそうです。

しかも、上気道での嚥下反射を制御する物質の一つに「サブスタンスP」という名前がでてきたので、ひまわりの興味も、以前からブログで投稿していたドーパミン(DA)との関連で、調べてみることにしました。

サブスタンスPは、以前神経伝達物質のところで、勉強したことがありました。脳内神経伝達物質には、

・アミノ酸
・アミン
・ペプチド

というように、どのような構造でその伝達物質ができているかによって、大きく三つに区別されているようです。この区分の「アミン」の中の「カテコールアミン」、先日2006.07.21 脳内神経伝達物質 DAで、投稿しましたよね。代表的なものが「ドーパミン」でした。そして、今回問題になっている「サブスタンスP」は、「ペプチド」の区分にはいる伝達物質で、11個のアミノ酸がペプチド結合(アミノ酸分子とアミノ酸分子が結合するときに、水一分子を作って(取れて)結合(これを縮合というそうです)してできる形の結合)によってできあがった化合物です。

気道系のサブスタンスPは、迷走神経の刺激で分泌されますが、その制御には、先ほどの脳内にあるドーパミン作動性神経(ドーパミンを放出する神経細胞)と密接に関係しているのだそうです。

いろいろ調べてみたら、この問題は、

2006.08.03 パーシャルアゴニスト
2006.07.24 脳幹に配置された神経核
2006.07.21 脳内神経伝達物質 DA
2006.07.20 植物の二面性と状況に応じて作用する薬
2006.06.11 なまり言語切り替えと脳の働き

でご紹介した記事ととても関連性がありました。だいたい、概要がまとまりましたので、改めてご紹介したいと考えております。

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プロフィール

ひまわり

○ 佐藤 喜仁(さとうよしひと)
・1955年(昭和30)年
 12月生まれ
・福島県会津高田町出身
○ 1974年(昭和49年)3月
・福島県立大沼高等学校
・普通科卒業
○ 1978年(昭和53年)3月
・京都産業大学
・経営学部 経営学科
(会計学専攻) 卒業
○ 1980年(昭和55年)3月
・京都産業大学
・大学院 経済学研究科修了
○ 1981年(昭和56年)〜
  1987年(昭和62年)
・税理士事務所勤務
○ 1987年(昭和62年)12月
・ハーブ専門店
 みなみの香草屋開業
・自社農場でハーブの生産、
 出荷
・ショップでハーブやアロマ
 関連商品の販売
・サロンでのトリートメント
・ショップやサロンへ商品供給
 とアドバイス
○ 1997年(平成9年)6月
・秋田アロマテラピースクール
 開講
○ 現在、秋田市で
・アロマテラピーと
 フィトテラピー(植物療法)
 を学びながら、ショップや
 サロンを営み、スクールも
 開講しています

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