昨日の投稿、嗅覚に関して、人工の香りに軍配があがるとすると、精油の三つの特性のうち二つの特性は発揮できないことになります。

しかし、人工の香りでも「心地がよい」と感じることは、自律神経を介して免疫細胞の方にも変化を起こすことが分かってきています。自律神経による免疫の法則がそうです。これは、ひらたくいうと「病は気から」となるでしょうが、その理論、臨床的なデータは、病気の成り立ちと治癒反応を明らかにしています。

06月11日、「植物療法の基本は体質学というけれど」で、血液型と人間の性格について投稿しましたが、自律神経による免疫の法則によって、おもしろい事がわかりますので、参照になれば幸いです。

以下、「免疫を高めると病気は必ず治る 」(マキノ出版ムック 安心協力企画: 2004年01月01日発行、監修:安保徹、福田稔)参照

「血液型は、なんのためにあるのだろうか。この疑問に、明確な答えを出した人は、ほとんどいないと思われる。しかし、竹内久美子氏の著書「小さな悪魔の背中の窪み」には、示唆に富んだ内容が詰まっていた。

そのなかに、血液型が何種類もあるのは、多様な病気から生き残るための1つの方法だというものがある。たとえば、東洋にA型が多いのは、コレラによる人間の淘汰の結果で、アメリカ大陸にO型が多いのは、梅毒による淘汰の結果であるとのこと。

「 うむ! 頭のいい人はいいことをいうな」と感心し、新しい免疫学(福田-安保理論)の観点で、血液型について、300人の健康診断のデータを引っ張り出し、調べてみた。

表をごらんいただきたい。これを見ただけですべて読み切れれば、私どもの理論を卒業したといえる。

血液型免疫細胞

竹内氏は、寿命を血液型から調べると、O型の人がいちばん長生きをするといっている。私の調査でも、O型の人のリンパ球比率が、いちばん高いとわかったのである。

この結果から、血液型を自律神経の面から分類すると、

・O型、B型は副交感神経系(白血球数、リンパ球ともに多め)
・A型、AB型は交感神経系(白血球数、リンパ球ともに少なめ)になるといえる。

すなわち、副交感神経系はリンパ球が多く、免疫力も高めで病気にも強い。交感神経系は顆粒球が多く、免疫力は低めで、病気にも弱いとなる。

ちなみに日本では、O型に総理大臣経験者が多いのは、O型がいちばん長生きをするからだというのである。激務のストレスにさらされる総理大臣が長生きできるのも、免疫力のおかげだったのか。

もちろん、これは平均値から見た傾向なので、各個人にはあてはまらないこともある。また、いくらリンパ球が多い人でも、強いストレスを受け続ければ病気になるし、リンパ球が少ない人でも、ストレスとうまくつきあえば元気に長生きできることも、つけ加えておきたい。」

血液型と白血球数、顆粒球、リンパ球の相関関係は、血液型と病気の関係を統計学的にも興味のあるデータとして言い表しています。結局は、自律神経と免疫の法則を用いることで、血液型と気質のと関係が裏付けられる結果となります。

また、人工の香りでも「心地がよい」と感じることで、精油の持っている二つの特性を犠牲にしたとしても、自律神経系によい影響を及ぼすことで、二つの特性を補うだけの効果も期待できそうです。

これが、天然の香りを有する精油を利用すれば、もっとそれらの特性が活かされるはずです。「アロマテラピー」は、まさにこの理論にぴったり当てはまる概念ですね。そして、本当に奥の深い学問だと思います。

そして、これらの考え方が、体質学の気質特性へと結びつくのです。

血液型が何のためにあるのか、それが進化の過程の中で、種の保存にあるのであれば、体質もまた、種の保存のために三胚葉がそれぞれの組み合わせによって、しかも血液型との複合的な組み合わせによって・・・そう考えるともっと複雑になってきます。

一番難しく非科学的な事は、「体質を見極める」ということでしょうか。これは非常に主観的です。この分野を科学的に突き詰めると、これはもうロボットの世界です。先ほどテレビで鉄腕アトムの話をしていましたけど。

やはり、科学的に説明できるところは科学的に、しかしながら、プロとしての熟練の技も必要な概念なのではないでしょうか。