先日来より、内面の状態が、現在の肌に及ぼす影響を見てきました。そのなかに活性酸素がありましたが、この活性酸素を引き起こす要因の一つに「シトクロームP-450(チトクロームP-450)」がでてくることに気がつきました。

これは、肝臓の薬物代謝に関与している「酵素」でもあり、「ステロイドホルモン」の合成にも関係しています。また、この酵素の作用を増幅(量と活性)する作用を持っている芳香分子もあります。とても意外なところで関与している「シトクロームP-450」にちょっと興味を持ちました。

20050828月餅 台湾のお友達から「月餅(げっぺい)」が届きました。

もともと、バッパは台湾の留学生と交流があり、その留学生つながりで、さる昔、パリーグのセーブ王となった「台湾選手」から「月餅」が届きました。この季節、台湾の人たちにとって、「月餅」は三大節のひとつ「中秋節」を祝うために欠かせない食べ物なんです。台湾は旧暦を使っていますから、毎年中秋節が違います。誕生日も違うんですよ。今年は9月11日が中秋節にあたるのかな(ちょっとあやふや)。それがとてもおいしいんです。日本のお菓子にはない味が。

何でも、光の波長が450nm付近で特異的な吸収帯を示すということで、それにちなんだものなんだそうです。そして、この酵素は、鉄酵素の総称で、鉄がなければ働きません。また、ビタミンCやビタミンEも協同で作用しないと酵素として働くことはできないようです。

シトクロームP-450は、一般に細胞内のミトコンドリア内膜やミクロソームに局在していて、

1. コレステロール、ステロイドホルモン、胆汁酸、活性型ビタミンDの生合成
2. 薬物などの化学物質の代謝(肝臓)など、とても重要な酵素だそうです。その他にもいろいろな働きを持っているらしいです。

とても興味を引くのは、

続きです

1. では、
例えば、副腎皮質ホルモンなどの生合成にも関与しているわけですが、このホルモンは、生体が「ストレス」を受けたときに作られるホルモンで、ストレスはこの他に、交感神経興奮 → 顆粒球増大 →
「活性酸素」もまた発生させてしまいます。

2. では、
ベンツピレン(物が燃えるとできる物質)や、残留農薬、食品添加物など、生体に有害な物質が侵入してくると、それを処理する化学変化(これは薬物代謝と呼ばれます)が起こります。このとき、「ベンツピレン」とこのシトクロームP-450が働くと、DNA に対して障害性の強い物質が出来て
「発ガン物質」の副産物を作ることが分かってきました。

ところが、この酵素は、アルコールなどを解毒する場合には
「解毒(無毒化)」する方向に働きます。さらに、「薬物代謝」として、下記のことととても関連しています。

・西洋オトギリ草との関係
西洋オトギリ草に含まれているハイパフォリンとヒペレリンなど(といわれています)が、このシトクロームP-450を誘導することで、薬物代謝を促進させ、ある種の薬物の量を体の中で減少させるため、その結果として「薬物の効果を下げる」おそれがでてきます。

・グレープフルーツジュースとの関係
ところが、グレープフルーツジュースに含まれるフラノクマリン類が「シトクロームP-450」の薬物代謝を阻害する事が知られています。今度は、逆に、「薬物の効果を期待以上に発現させる」こととなり、副作用の現れる場合が起こってきます。

「薬物代謝」という意味で、あるときは、生体にとても有害な「発ガン性物質」を、生体を防御しようとした結果発生させ、ある時は、「解毒」に働きかけ生体を防御し、あるときは、「薬の効果を低下」させ、あるときは、「薬の効果を上げる」、それらを引き起こしているのが、「シトクロームP-450」なんですね。

このシトクロームP-450の含有量と活性を増大する作用を持っているのが、「セドレン」という精油に含まれる芳香分子です。

セドレンには、α-セドレン、β-セドレンとして精油中に存在しますが、その固有作用は、リンパ強壮、静脈強壮、うっ滞除去の各作用があります。また、このセドレンは、セスキテルペン炭化水素類 + という芳香成分類に属しており、これには、強壮刺激作用があります。

そのセドレンは、アトラスシダー Cedrus atlantica、オポポナックス Opoponax chironium、サイプレス Cupressus sempervirens、シダー Juniperus virginiana などの精油に含まれています。

シトクロームP-450と、活性酸素、薬物代謝、そして、その酵素の活性や阻害にハーブや精油、そして栄養素が働いている、何か植物療法をそのままこの酵素との関係で説明できそうな「モノ」ですね。