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クロトーという遺伝子が、「老化を防いで寿命を延ばす働きのあるホルモン」ということで、新聞で報道されていました。もともと、このクロトー遺伝子は、骨粗鬆症などの老化現象を引き起こすマウスから発見され、この遺伝子が働かなくなると通常よりも早く全身に老化現象が現れるんだそうです。

そこで、このクロトーの働きを活性化したところ、マウスの寿命が延びることが分かりました。それが、どうも、インスリンの作用を抑制するホルモンとして働くことを、マウスの実験で確認したそうです。

20050917赤とんぼ 20050917手による稲刈り ハーブの葉に赤とんぼが、もう稲刈りが始まっています

ようやく収穫の秋、ハーブの葉には、赤とんぼがとまっていました。黄緑色の葉と赤がとてもきれい。
田んぼの中に大型の稲刈機が入り、稲刈りが始まってました。一方では、昔ながらの方法で収穫を行うところも。ちょうどこの風景は会津と同じ方法の収穫風景です。

ただ、とても興味を引くのは、インスリンは血液中のブドウ糖を細胞内にエネルギーとして取り込むためのホルモンとして働きますが、そのインスリンの働きを抑制するホルモンとして働くわけですから、「人為的に」その作用をクロトーに求めると、血糖値が上昇することになります。

生体には、恒常性を保つ「フィードバック機構」がありますが、血糖値が下がると、血糖値を上げるために、一般的には「グルカゴン」が働きます。また、アドレナリンや、成長ホルモン、副腎皮質ホルモンなども、複数が「血糖値を上げる」作用を示します。しかし、血糖値を下げるホルモンは「インスリン」しかありませんので、そのインスリンを抑制し過ぎると、糖尿病となる可能性もでてきます。

クロトーの働きを、インスリンの抑制ホルモンと位置づけると、細胞でのエネルギー活動を抑制することになるので、「活性酸素」を減らすことになるため、そのために細胞の老化が抑制されるのでしょうか。

ヒーラ細胞と呼ばれるガン細胞があるそうです。これは、1952年に、アメリカの女性のガン患者の名前からつけられた子宮頸ガンの細胞で、いまだに分裂を続けている「老化しない細胞」です。

以前
ヘイフリック限界のお話を投稿しましたが、分裂回数の限界を超えて分裂を続けていおり、まさに「ガン化」した細胞は、年をとらない、死なない細胞です。

老化する細胞には、このヘイフリック限界があり、テロメアを分裂するたびに減らしていくことで、最終的には「アポトーシス」、すなわち、細胞の死を迎えます。この回数券のような働きをするテロメアを「テロメラーゼ」により延ばすことで、分裂回数の限界を超えて分裂できるのが「ガン化」した細胞です。

そう考えると、何か不思議な循環の輪の中にいるような感じを受けます。というのも、分裂回数の限界の前に老化があり、その先にアポトーシスとしての死を迎えるということは、老化することによって、「ガン化」するのを防いでいるように生体が働いているような感じがします。細胞の老化は、結局は細胞の「ガン化」を回避することにその本質があるような気もします。

老化を抑制することは、誰しも望むことではありますが、やはり細胞の「ガン化」を回避して、有意義な人生を、細胞の老化とともに送ることが人間の生き方なのでしょうか。

クロトー遺伝子を操作することによる、インスリン抑制、それが「活性酸素」の発生を減少させ、老化抑制を期待する、そして、老化を抑制することは、細胞の分裂回数の限界を取り払うこと、すなわち、細胞の「ガン化」を意味し、その細胞の「ガン化」を実は「老化」することで回避させている、何か頭がぐるぐるしてきました。

でも、キーワードの中には、「活性酸素」、「ガン」、「老化抑制」など出てきましたが、これらを解く鍵は、やはり「病は気から」という福田安保理論が深く関わってきます。

その気持ちに働きかける「アロマテラピー」、老化をなるべく緩やかにする、そして抗酸化などの働きを「ハーブ」に、また、栄養素に求めると、トータルな考え方でそれらにアプローチできる「植物療法(フィトテラピー)」の有効性が見えてきます。

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