今日は、小春日和ならぬ、とても穏やかで暖かな秋の一日でした。本来ならば、毎年10月10日前後に、あっ「アケビ」だ、と胸がわくわくするのですが、何の気なしにアケビの茂みを見てみると、もう口を開けていました。

20050924あけび1 20050924あけび2 なんとアケビの実が

おいしそうでしょう。あけび。あけびって知っていますか。いつも小鳥に先越されますが、今日は本当に食べ頃の実。それが甘くておいしいんです。でも、ほとんど種だらけという感じ。全部口にふくんで機関銃のように種を口から吹きだして食べます(ひまわりは)。

この種類のアケビは、紫色の皮をつけて中に甘い種だらけのバナナのような実をつけます。食べることもおいしくていいのですが、数個がバナナの房のように固まって口を開けてるその姿が実に感動的。秋色を感じます。明日にはもう小鳥がめざとくそれを見つけて中身がなくなっているかもしれません。今度は、この皮のお料理をご紹介しますね。

さて、昨日の SOME 健康ボランティアセミナーで、「ユズの産地とアロマセラピストのドッキング企画」というのがありましたが、これは、以下のような趣旨のようでしたよ。

・高知県の馬路村(うまじむら)では、その昔林業で栄えた所だったそうですが、過疎化が進み、地域の活性化として特産のゆずを生産するようになりました
ゆずのあゆみ(紙芝居風の物語)

・特産のゆずから精油をとる「ゆず精油搾乳工場」を見学された際、アロマセラピストと精油は切っても切れない縁があるため、さっそく「コラボレーション」を提案
馬路村のゆず精油(浅井氏ブログ)

・アロマセラピストが精油を利用したトリートメントをすると「馬路村での民家宿泊が無料」(確か一回で一泊だったかな?)
ゆずの村 馬路村
ようこそ馬路村

・なお、私は、同じ四国でも「愛媛・鬼北(きほく)地方」のゆずを昔から利用しています
ゆずの里

何とも面白い企画。そういう企画がとても大切ですよね。理論、技術、人格、それに交流、そして企画力、これだけそろわないと、「ビジネス」できないのかな。そうそう、昨日のセミナーで一番笑えたのは、迷惑自転車をどうするか、ということで、金沢の商店街で実際に行われた「ある事」(答えは最後にね)。

その前に、まず「小わらい」。
・あるラーメンやが「日本で一番おいしいラーメン」の看板を立てた
・隣のラーメンやも「世界で一番おいしいラーメン」の看板を建てた
・真ん中にあるラーメンやはどんな看板を立てたか

同じく答えは、最後にね。

以前アロマテラピーのセミナーで「精油の抗発ガン性」を中心としたお話を聞いてきました。そこでは、「柑橘系精油を主とした抗ガン(抗変異原性)作用」ということで、下記のような資料がありました。

「柑橘精油は、d-リモネン(これが柑橘系の主要な成分です)をはじめ、多くの物質が含まれていますが、中でもユズ精油が一番その効果があると報告されています。

一般にニトロソジメチルアミン(NDMA)の生成抑制効果があり、そして、主なものはβ-ミルセンを初めとするモノテルペン化合物に起因することが高知大「沢村氏」らにより明らかにされています。

また、柑橘精油は、現在の研究でラジカル消去活性能が強く、これによる抗ガン作用との関連性も研究されています。2004年03月末、日本農芸化学会広島大会で、沢村氏らのグループにより植物性食品と唾液での共存下で、ユズ精油のNDMA生成抑制効果について学会報告が行われ、野菜単独よりもユズ精油を添加した方が抑制率が大幅に上昇したことが明らかになっています。」という内容でした。

ニトロソジメチルアミンは、海産物や魚などに含まれている「ジメチルアミン」という物質が、「亜硝酸」と反応してできる発ガン物質です。この反応は、pHが酸性側(胃の環境)、唾液中に含まれるチオシアン酸(抗菌作用)などにより生成が促進され、アスコルビン酸(ビタミンC)などで抑制されるそうです。

亜硝酸塩は、ハムやソーセージなどの食肉加工品に、発色剤などを目的として利用されています。ビタミンCがニトロソジメチルアミンの生成を抑制するためなどに結構含まれていますね。

また、これは、発ガン性を示すだけでなく、肝臓の機能障害、肝硬変などにも関与していることがわかっています。

ゆずの精油について、同じ四国、高知大の先生が研究成果をまとめられているって、ほんとすごいですね。なお、下記にその内容の概要がありますので、興味のあるかたはどうぞ。

財団法人 日本食品化学研究振興財団 研究成果報告書 8-06

N-ニトロソジメチルアミンの生成反応系におけるカンキツ精油およびテルペン化合物による抑制効果に関する研究(高知大学農学部 沢村 正義)

20050924夕焼け 秋の夕暮れが影絵のように美しい

六時ちょっとすぎにもう真っ暗。帰り道、西へ向かっていると小高い丘に建つ団地の建物が、西の地平線に沈んだ夕日の中にそのシルエットを映し出してなんともいえない美しさ。通りすぎてしまったので、またまた横山金足線の所でパチリ。

・「小わらい」の答え
それは、「入り口はこちらです」という看板でした。

・「迷惑自転車」の答え
それは、「所有者を失った自転車がおかれています。どうぞご自由にお持ち帰り下さい」だったか、こんな内容だったです。

お粗末様でした。