先日ヨーガをされている方から相談を受けました。教室でヨーガを指導しているが、そこにアロマを使えないでしょうか。

アロマテラピーにはいろんな側面があります。特にケモタイプアロマテラピーでは、内容成分の成分分析を条件としたメディカルな側面の使い方が主流ですが、東洋医学の考え方を取り入れた取り組みがされています。

以前このブログでも投稿しましたが、精油には、生化学的な効果が期待できると同時に、エネルギー的な側面からも、そして嗅覚を通した効果も期待できるという大きな特徴を持ち合わせています。この三つの面の効果が期待できるというのは、世界で精油以外にはないそうです。

2005.09.02 精油のケモタイプとハーブ
2005.06.16 お菓子の香りが好きな子供さんは

この特性を利用して、ガブリエル・モージェイは「スピリットとアロマテラピー」という書籍を出版しています。東洋医学の観点から、感情と精神のバランスを取り戻すのに、アロマテラピーの果たす役割は今後いろんな方面に応用されてくると思います。また、アーユルヴェーダとの観点からも、ケモタイプアロマテラピーが考察されています(アーユルヴェーダとアロマテラピー:フレグランスジャーナル社)。

以上の観点から、「ヨーガ」にもアロマを利用していただくことを提案しました。

そうしたら、今日、ご本人がこられ、興奮気味にこうお話されていました。

「初めて受講される方は、だいたい入り口から入ると固まってじっとしているのですが、入ってくるなり「あ〜いい香り」と顔の緊張がとれているんです。そして、香りを焚いている方向へ歩み寄り、この香りっていったい何なんですか。また、ヨーガの最後に、リラックスのポーズをとるんですが、それは仰向けになって瞑想します。そのとき、初めての方は不安な気持ちなのか、どのくらいこのポーズを取ったらいいのか辺りを見回す方がほとんどなんです。ところが、そういう雰囲気が全くなく、本当にリラックスしている様子がわかりました」と。

そして、「今までこんな事ってありませんでした」とも付け加えておられました。

実は、ヨーガをされる部屋全体に「アロマ」を焚きました(芳香浴)。そして、ヨーガを行う前に好みのマッサージオイルを下肢、腕、胸に塗って(マッサージ)いただいておりました。

喜んでいただいて、こちらまで嬉しくなりました。

昨年、アロマテラピーのセミナーで下記のような内容の講演がありましたので、あわせて参照していただければ幸いです。
以下は続きです

「一日目は「家庭でつくる精油救急箱」と題して、10種類の精油が持つ生化学的な側面から勉強しました。
二日目は、「ストレス・うつ症状・神経疲労(神経系障害)に対するアロマテラピー」というタイトルで、今度は精油の持つエネルギー作用、嗅覚療法を中心に勉強しました。

アロマテラピーを学んでいて思うことは、精油の知識だけではなく、精油の持っているいろいろな側面を理解すると同時に、その精油の恩恵を受けられる方々の生体の条件を理解して、どのような原因で現在の体調があり、その原因に精油のどのような特性を利用したらよいのかを理解することが大切だと思います。

このことができなければ、いかに精油の生化学的な勉強をしても、対処することは不可能です。」

また、二日目のセミナーの冒頭にて下記のような内容のお話がありましたが、今後のアロマテラピーの方向性を示唆しているようです。

「こんにちは、今日の内容は昨日とは違った内容です。昨日の話は生化学の面からいろいろな病気に対応する芳香医学でした。今日はいくつかの特殊な力を借りて、体の底にある神経の症状を見ていきます。

去年、参加された方、精油のすばらしい皮膚に対する効果でした。皮膚を通して、奥深くに対して精油は働いていきます。そして、人のもっとも奥深くに働きます。感情だったりしますが、精油を使っての中枢神経の疾患について見ていきたいと思います。

嗅覚からの投与です。嗅覚、そして、神経系に非常によい投与用法として舌、舌下です。芳香療法は同時にエネルギー療法でもあります。魂の療法といっても過言ではないかと思います。良心の医学といってもかまいません。これはただ体に療法するのではなくて体を構成しているすべての層に治療していく方法です。

人間は三つの体から構成されています。肉体、精神、そして、霊です。この三つの面から治療していくことが大切です。この人間を構成しているいろいろな部分を一緒にして治療してくいのが理想的です。

現代の医学の問題は、今、目に見えていることしか取り扱わないことです。これが現代医学の根本的問題で、全人をみて治療することが大切です。

漸進的な繊細な治療をしていくためには各自の心を聴くことが大切です。この理性を除いて、本能を聴く姿勢がないと本来の治療はできません。全体、漸進的な大きな敵は見えるものしか見ないということです。自分の体の細胞がいっていること、いいたいことをつかんで聴いてやることです。

フランス語ではマルラディ(フランス語で言われていましたが、間違っているかもしれません)、マルは痛みで病気の裏には感情が隠されています。人間だれしも感じる喜び、怒り、悲しみなどを体の中に蓄積していくと必ず病気になります。こういったような感情に効くのが精油です。」

(2004年 東京 ナード・アロマテラピーセミナーより)

そして、今日 2005年10月8日、これから最終の新幹線で、明日から始まる「2005年 東京 ナード・アロマテラピーセミナー」の受講に出かけてきま〜す。