今日の秋田は、シトシトと雨降り。お昼頃一時上がりましたが、夕方には本格的な雨模様。これで、十五夜に引き続き、十三夜のお月様も見ることができず、残念。今日の十三夜は「栗名月」でもあるんですよ。

20051015キリタンポ 20051015イカめし キリタンポとイカめし

以前キリタンポのお話をしました。その時に食べたのは、実は、昨年のキリタンポを冷凍保存したものだったというお話でしたよね。今日のは、今年の新米のタンポです(でも昨日のもの、出汁が出てておいしい)。タンポを引き上げてみると、真ん中に穴があいてるでしょ。このイカめしもおいしかった。

2005.10.06 女性ホルモンと肺ガンの関係1 について、先日投稿しました。

ポイントになるのは、二点ですが、それらの関係を一つの考え方で何とか説明できないものかと考えていましたが、いろいろ面白いことがわかりました。

ただし、この考え方は、下記の URL でも取り上げられている通り、あくまでも「一つの考え方」としてとらえていだだければ幸いです。

女性ホルモンが肺ガンに関与との報道に関する本会の見解(日本産科婦人科学会 )

まず、
一つ目は、「女性ホルモンが肺ガンのリスクを高くしている」という点と
二つ目は、「植物エストロゲンを摂取している人は肺ガンを発症するリスクが低くなった」 という「女性ホルモンと肺ガンのリスク」の関係が一方では高く、一方では低くするという、一見すると矛盾するような感じを受けることです。

基本前提となるのが「福田安保理論」ですが、どのように考えているのか見てみたいと思います。

関連情報
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自律神経と免疫の法則では、交感神経が緊張した状態が続くと、
(1) 血管系は収縮し、
(2) 免疫細胞の顆粒球の働きが活発化する。
以下続きです

血管系が収縮し血流障害を引き起こし、顆粒球の活性化とともに、主に外胚葉由来の臓器(皮膚や神経など)の上皮や、内胚葉由来の臓器(消化管と肝臓など)の上皮、それらの上皮に混じって存在する腺組織などにダメージを与えます。

ダメージを受けた細胞は分裂して組織を修復する方向へ向かいますが、分裂を盛んにする所では、増殖遺伝子が過剰に働き、増殖の失敗や発ガンの可能性を高めてしまいます。

ところが、生体は、それらの可能性を、

・視床下部、下垂体経由で副腎皮質刺激ホルモンの放出
・それと同時に、エストロゲンの放出

などによって、免疫のシステムを古い免疫システムへ移行することで、回避しようとします。

これらは、生き延びるために必須の生体の反応としてとらえることができます。ところが、それでも、交感神経の緊張が続くと、発ガンの可能性を回避できなくなってしまいます。

ポイントとして、ガンは、皮膚や、腸上皮、腺上皮など常に組織が再生している所に発生しやすいことになります。また、副腎皮質ホルモンやエストロゲンには、ステロイド骨格をもつホルモンという共通項を見いだすことができます。

次に、女性ホルモンとガンについてですが、 女性ホルモンのエストロゲンは、月経周期や妊娠や出産のための生殖器の成熟などを促す働きを持っていますが、同時に、妊娠を成功させるため、免疫系のシステムは、先ほどの、交感神経緊張に見られるように、古い免疫システムへ移行する方向へと働いているそうです。

ただ、ここでは、とても複雑なメカニズムが働くようです。

1. 月経周期におけるエストロゲンの働き
・直接または、交感神経刺激を介して、顆粒球や NK 細胞を増加させ、2. の妊娠時に起こる免疫システムが弱い形で起こっていると考えられます。

2. 妊娠時におけるエストロゲンの働き
妊娠、胎児への母体への侵入などを未然に防ぐために、子宮粘膜にNK 細胞や胸腺外T細胞、顆粒球を誘導し、すなわち自己応答性の免疫システムである、古い免疫システムへ切り替えることを促していると考えられます。

ところが、さらなる交感神経を亢進させる要因、例えばストレスなどがあると、血流障害や顆粒球の増加をともない、粘膜の炎症を引き起こし、子宮内膜症や不妊症の原因となったり、自己応答性が強く作用することで、自己の腎臓に障害を引き起こしたり、胎児を攻撃したり、さらにはガンのリスクを高めることとなります。

以上の観点は「女性ホルモンとガン、特に子宮や卵巣などのガン」と免疫システムのメカニズムを見てきましたが、本題は「女性ホルモンと肺ガン」との関係です。

この点については、いまだに明確な考えを見つけることはできませが、前述のように、視床下部、下垂体経由で副腎皮質刺激ホルモンの放出、それと同時に、エストロゲンの放出などによって、免疫のシステムを古い免疫システムへ移行することで、ガンのリスクを回避するシステムがありますが、さらなるストレスなどによる交感神経緊張は、ガン(肺ガンも含め)や自己免疫疾患を引き起こす可能性もまた秘めています。

以下、次回へ続く