今日もまた秋晴れの天気。森吉山(秋田市の北部に位置)からのパノラマビューがラジオで紹介されていましたが、360度見渡せるほどの天気だったとのこと。ただ、明日からは、今年最大の寒気団が南下してくるそうです。明日からは寒さが一段と増してくるのでしょうか。コタツやストーブの点検をしないといけませんね。

昨日、注文していた書籍が入荷しました。先日
2005.10.07 ハーブを使った自然派エステ をご紹介しましたが、その記事が掲載された「Herb Style」のバックナンバーです。

Herb Style バックナンバーが届きました

20051021HerbStyle3冊 20051021HerbStyle200401 ● 2004 NO.1
・特集「アロマテラピー&リンパマッサージ 癒しのダイエット」
・特集「究極の自然派になる! 手作り石けんの愉しみ」
● 2004 NO.2
・特集「ココロよろこぶハーブな、のみもの」
・特集「ハチさん、ありがとう はちみつのある豊かな暮らし」
● 2005 NO.3
・特集「ハーブの寄せ植え」
・特集「フレンチスタイルでお総菜 手作りテリーヌ」

2004 NO.1 の特集である「アロマテラピー&リンパマッサージ」が目にとまりました。というのも、先日届いた「Diet&Beauty」にも、「デトックスブーム本格化」というタイトルの記事があったばかりだからです。リンパマッサージのキーワードもデトックス(体内の浄化)、このテクニックと精油の持っている体内浄化作用を利用するとても相性のいい組み合わせですね。

ただ、デトックスという言葉は、非常に広い範囲でとらえられ、「体内に発生した活性酸素の除去」をも含むものと理解されています。「活性酸素」については何度もこのブログに登場しましたね。ですから、今回は、主に、精油のうっ滞除去、うっ血除去、静脈強壮、リンパ強壮、あるいは、免疫調整などの各作用を示す芳香成分類や芳香分子と、動脈、静脈、そして、毛細血管領域の構造と仕組みやリンパ系などをちょっと見てみたいと思います。

私がいつも不思議な仕組みだなぁと思っているのに、
・動脈と静脈の毛細血管領域での構造と仕組み
・全身に分布するリンパ系は右と左で違う分布で作動している
ということがあります。

20051021毛細血管領域 20051021リンパ系
二枚の画像は「からだの構造と機能 西村書店」から引用させていただきました。
以下続きです

・動脈と静脈の毛細血管領域での構造と仕組み

ひとことでいいあらわせば、血液循環はリンパ系と協力しあって、心臓からスタートして心臓に戻る仕組みになっているようです。左側の図ですが、動脈から運ばれてきた血液は、毛細血管やのその手前の細動脈部にて、液体成分がにじみ出し、それが再び細静脈部にて再吸収され、一部は毛細リンパ管へ導かれている様子を表しています。

にじみ出した液体成分は、組織間液といわれ、栄養と酸素を細胞へ受け渡し、老廃物と二酸化炭素を引き取り、一部は静脈へ、そして一部は毛細リンパ管へ集められます。毛細リンパ管へ吸収された組織間液は、リンパ液として、静脈とほぼ平行に走っているリンパ管を通って回収され、最終的には、鎖骨下の静脈に直接流入する仕組みになっています。

ですから、血液循環は、血管系だけで完結するのではなく、リンパ系のリンパ液の循環システムと協同で働くことで成り立っているシステムといえると思います。

ところが、静脈やリンパ管を流れている静脈血やリンパ液は、動脈を流れる動脈血とは違って心臓から押し出されるようなシステム(このことが、圧力を与えて毛細血管からしみ出す結果を作っている)にはなっておらず、体の動きや筋肉の収縮などによる力によって運ばれています。しかも逆流を防ぐ弁もついています。したがって、戻りが悪いと、循環のバランスが崩れて、うっ滞、うっ血、リンパ液の滞りの状態が起こりやすくなります。

当然、循環が悪くなるため、栄養の供給と老廃物の排泄、酸素と二酸化炭素のガス交換の効率が悪くなり、体調にも影響を及ぼすことになります。

・全身に分布するリンパ系は右と左で違う分布で作動している

また、毛細リンパ管から吸収されたリンパ液は、体のリンパ管の分布により、右上半身のリンパ本管、それ以外の左半身のリンパ管を経由して、鎖骨下静脈まで運ばれます。これらリンパ管の分布は上の右側の図が表しています。不思議な分布図だとは思われませんか?

右上半身は、上半身の右半分に分布する毛細リンパ管からリンパ液を集めて、右リンパ本管となって右鎖骨下静脈と合流して直接静脈へ流入します。下半身もまた、毛細リンパ管からリンパ液を集めて、乳糜槽(にゅうびそう)から胸管へ、そして、上半身の左半部もまた胸管へ集められて左鎖骨下静脈と合流して直接静脈へ流入します。


このようなリンパの流れは、途中にある非常に多くのリンパ節で異物や細菌類を濾過して、浄化や生体防御に関わっており、リンパ液の流れや腸管からの栄養素の運搬、免疫系と密接な関係にあり、加えて、体全体の循環器システムとして、循環器系と協力して働いています。

このようなシステムの中で、生体が自らの力で「デトックス」、体内浄化として働いている仕組みがおわかりいただけたかと思います。

そこに、精油やハーブの力と、リンパマッサージのテクニックが加わることで、体調や条件により衰えた生体の「デトックス」作用の低下を補完してくれる方向へ働きかけてくれます。

精油やハーブには「デトックス」作用を示すものが数多く存在しますが、体調や条件、そして何よりも生体自らが作動させている「デトックス」システムを理解することで、どういう条件にどんな精油やハーブを、どのように利用するのか、そして、リンパマッサージ(あるいは、リンパドレナージュ、フーラージュ、ポンパージ)をどのようなテクニックによって施すことが一番適切なのかを考えて行うことが重要になってきます。

体質によって、循環器系の力には差がでてきますし、リンパ系、免疫系にも条件による差がでてきます。そして、免疫系や循環器系は「自律神経と免疫の法則」に非常に関係してきます。したがって、これらの事がらもまた、当然のことながら、植物療法(フィトテラピー)の範疇に入ります。