今日の秋田は、最高気温が9.7度と、10度を下回る寒い一日。例年よりも3.5度低いとのこと。また、太平山という秋田市内からも見渡せる山にも初冠雪を記録。それでも、例年より 9日遅く、昨年よりも13日遅かったそうです。

厚着を余儀なくされたひまわりも着ぶくれをして、普段でも気になるお腹がさらにじゃまになる始末。今日の新聞にはいつもながらの「・・・で大変身!」という広告が。そういえば、以前こんな質問を受けたことがありました。

20051107大根鶏手羽 20051107菊おひたし あいかわらずバッパはお料理に精を出しています

いろいろな料理をこしらえ、タッパーならぬ簡単な容器に盛りつけています。バッパの趣味はお料理もそうですが、作ったものをお友達にお裾分けすること。それで年がら年中お料理を楽しんでいます。もっといっぱいレパートリーがありましたが、今日は二つご紹介。一つは大根と鶏の手羽先を使った煮物。それに菊やササギなどの和え物。

体質学ではカウンセリングでその方の体質を分析します。例えば対象となる方が、「見た目」の判断でとてもふくよかな曲線で、全体のシルエットが形成されていれば、まだまだ細かな、いろいろなポイントはありますが、直感的に「内胚葉」と分析される方がほとんどです。

そこで、広告の話と質問の件をドッキング。こんなに太っておられる方は「内胚葉」タイプですよね。でも、ダイエットされた方のシルエットを見ると「外胚葉」に見えますが、これって本当は何胚葉なんですか、という質問なんです。そういえば、広告には必ず「使用前」と「使用後」の写真が載っていますよね。

さあ困ってしまいました。何故って、「見た目」の判断では、確かに太っている姿が、すごくスリムになっていますよ。前回
2005.11.01 体質を把握するということ でも投稿しましたが、見た目だけでは判断できない要素があるんです。

20050629チェリーセージパープル セージの仲間、チェリーセージ(パープル)
このセージは、2005.06.29 に撮影したものです。チェリーセージにはとてもたくさんの種類がありまが、パンダのすみちゃんがとても好きなお花なんだそうです。そんなわけで、リクエストされたわけではないのですが、私の独断でもう少しチェリーセージの花をご紹介したいと思います。このパープル本当に魅力的な色をしています。薬用にはあまり使わないようですが、緩衝用として楽しむのに最適ですね。
2005.06.08 いろいろなチェリーセージ(みなみの香草屋)

その要素を簡単にまとめると、

・遺伝的素因
・男女差と脂肪細胞
・食事の問題
・結局のところ体質学における「体質」
・遺伝的素因

まず、遺伝的な素因。この点は
2005.06.27 肥満関連遺伝子 でもご紹介しました。科学的な根拠は現在の所乏しい(というか、ひまわりの考え方)のですが、この肥満関連遺伝子というのは、生物の「種の保存」を前提とした進化の過程の中で、当然の結果として獲得したものではないでしょうか。

ある生物は、飢餓状態を長期間のり越えるために皮下脂肪を蓄えるようような遺伝子を引き継ぎ、ある生物は、目の前にいる獲物を獲得するのに好都合な筋肉や骨格を持ち合わせ、ある生物は、感覚神経や運動神経を働かせて、必要最低限のエネルギーを利用することで種の保存をはかってきた、ともいえるかも知れません。

体質学では、それぞれを、むりやりになるかもしれませんが、「内胚葉」、「中胚葉」、「外胚葉」という体質に割り当てています。ただし、そこには「発生学や胚葉学」という科学的な根拠も存在します。問題は、その胚葉のうち、どの胚葉が他の胚葉よりどれほど発達しているのか、というちょっと主観的な部分が介入するという点でしょうか。ところが、この主観的ともいえる発想を加えることで、とても広範囲に適用できる学問として考えることもできるかと思います。

それが「植物療法(フィトテラピー)」です。

・男女差と脂肪細胞

次の観点は、男女差。この点についても、種の保存が働いているのではないでしょうか。女性は子供を産み、育てるために、骨盤が大きく、乳房もあります。そのためにどうも脂肪を分解するよりも合成する方へ適用した酵素の働きがあるようです。

脂肪を合成する酵素は、リポプロテインリパーゼといわれますが、この酵素は女性の場合、皮下組織よりも内臓の組織に多く、また、腹部よりもヒップや大腿部に多いといわれています。また、脂肪細胞の大きさも下半身に多いことが分かっているそうです。

このように見ていくと、特に女性の場合は、イメージとして「下半身」がふくよかになる傾向があるようですね。

・食事の問題

脂肪細胞の中には、脂肪の代謝に関係する酵素があります。合成に関わっている酵素が「ジグリセリドアシルトランスフェラーゼ」、分解にかかわている酵素が「リパーゼ」です。脂肪細胞に過剰に脂肪が蓄積されると、分解のための酵素の活性よりも、合成のための酵素が働き、結果としてさらに脂肪を蓄積するようになるそうです。

脂肪の分解と合成に関係してとても興味深いのは、脂肪を形成している「グリセロールと脂肪酸」との関係です。脂肪は分解されると「グリセロール」と「脂肪酸」になりますが、脂肪細胞に取り込まれて、再度「グリセロール」と「脂肪酸」とが結合して脂肪が合成されます。このときに利用された「グリセロール」は、脂肪が分解してできたグリセロールではなく、食事として取り入れられた「糖」から作られたものだということです。

2005.09.13 植物油の消化吸収

考えてみると、同じ「グリセロール」を使って合成をするのであれば、わざわざ分解する必要がないのかもしれません。その組み替えに生命の不思議さを感じますね。

ということは、脂肪細胞で合成される「脂肪」は、食事から摂取される「脂肪」と「糖質」という二つの材料がないとつくられないということになります。ということは、その二つを兼ね備えた「おいしいおいしい食べ物」は、簡単に脂肪に作りやすい、そして太りやすい、という構図が生まれてきます。あ〜恐ろしや「おいしいケ○キ」さん。

また、小腸から栄養を吸収する場合、効率よくその吸収ができるように、小腸の表面の「絨毛(じゅうもう)」が約50%も拡大して、栄養の吸収を助ける役目を果たします。

・結局のところ体質学における「体質」

そういう仕組みが、とても荒削りですけれど理解できると、結局の所は、遺伝的素因、それが「体質」と結びついているわけですから、体質を考えた上で、「太ることがある程度予想される内胚葉」タイプの方は、食事のコントロールを考えて「健康管理」を実践しないと、将来とてもいろいろな危険因子が待ちかまえていることになります。

ただ、精神衛生面で、いっときは頑張るのですが、もとへ戻ってしまう傾向を示します。ですから、今まで実行してきた事を他の方から緩やかに再度指摘してもえられば、持続することができますから、自己の健康管理にも役立ちます。

そんな「体質」を考えた植物療法(フィトテラピー)がとても大切だと思います。当然そこには、ハーブや精油も使います。

そこで、質問の件ですが、全体的な「見た目」のプロポーションがちょっとかわっても、「かわらぬところがある」というのがそのこたえで、今日はそのうちの基本的な部分をご紹介しました。続きはまた今度。