今日の秋田は、朝から快晴でとてもよい天気。今まで雨模様や不安定な気候だったため気分までも爽やか。日中に気温も例年より高めだったと思います。それでも、日が落ちると、結構冷え込みます。

20051124紅葉 20051124干し柿 見事に赤色に染まった植木、干し柿

この写真は、11月24日に撮したものですが、あいにくの雨にもかかわらず、見事に紅葉しており、鮮やかな赤色が目に飛び込んできました。隣の写真は、以前ご紹介した干し柿、これが完成しました。少しストーブの熱風にさらして、一つ一つていねいに袋に入れたもの。こんなに手がかかるんですね

今日は午後からアロマのセミナーでしたが、その中で、精油やハーブが如何に補完関係にあり、また、精油の利用方法として「沐浴」と「アロマトリートメント」の組み合わせががとても有効なんだ、という事を改めて実感しました。

下記の図は、1998年5月16日、福島県三春町の「芳香療法集中講座」で行われた(1998年3月、南フランスグラース市で行われた「第一回国際療法学会」の研究発表)のときの資料ですが、不眠症やストレスに対して、植物素材とその利用方法の違いによって、どの程度成功したのかを構成比(%)で示したものです。


20051126不眠ストレスと植物素材1 研究発表資料

一番左の列が、植物素材(偽薬も含む)、三列目以降がその利用方法の区分を表します。 

各利用方法は、「不眠」と「ストレス」に区別されていて、各列と植物素材の各々の交点は、どの程度成功したか、を示しています。
以下続きです

下の図は、「偽薬」対「それ以外の植物素材」との関係を強調していますが、偽薬であっても結構効果がでているようですね。このお薬はとてもよく作用するんですよ、というお医者さんのありがたいお言葉と同時に渡されたモノが本物の薬でなくても実際には、このような効果があったことを示しています。この場合に用いられた偽薬は、植物油と砂糖でした。


20051126不眠ストレスと植物素材2 偽薬対それ以外の植物素材との関係

このときに使われた偽薬は、植物油と砂糖でしたからおもしろいですね。 

お医者さんのお言葉が、このようによい結果をもたらしているようですが、逆に、本当の薬を渡され、「薬じゃないからあまり期待しないで使って下さい」などというありがたくないお言葉があったら、この構成比はどのように変化するのか見ものです。

いかにお医者さんのお言葉が、患者さんの心に対して作用し、そして、その心理作用によって精神衛生に微妙な影響を与えているかを知っておく必要がありますね。

同じ表ですが、今度は、「座薬」対「他の利用方法」との関係を強調しています。利用方法が、こと座薬となると、皆さん同じように少しストレスと感じるのでしょうか。ストレスを改善しようとして、その方法にストレスを感じる、当たり前ですが、その辺の事が結果として表れているようですね。


20051126不眠ストレスと植物素材3 座薬を利用方法とした場合の関係

座薬は誰でもいやですよね。その結果がストレートに現れていると思いませんか

最後に、一つは、「ハーブ(この場合はカプセルで経口)」対「精油(この場合は皮膚塗布)との関係、二つ目は、「ハーブと精油」を併用した場合を強調しています。若干の例外はあるものの、利用方法を限定はしているものの、ハーブよりも精油の効果がどちらの症状に対しても有用に作用していると思われます。

20051126不眠ストレスと植物素材4 ハーブと精油の補完関係

全体的にはハーブよりも精油の方が効果があるようですね。しかし、両者を併用するととても相乗効果が期待できるようです

このときのハーブは、パッションフラワー、西洋カノコ草、精油は、プチグレン、ラベンサラ、リトセア、マンダリン、ラベンダー アングスティフォリアでした。

ストレスに対しては、精油の皮膚塗布がとても効果があるようですね。ただ、全体で見た場合、はやりハーブと精油の併用がとても有効で、いかにして、ある目的を改善しようとするときに、ハーブや精油の特性をよく知って使い分けしたり、両者を併用するなど、ハーブや精油はお互い補完関係にあることがこのデータは示しています。

それで、ハーブや精油の補完関係として、
・ハーブは飲用や外用と、とても広範囲に利用することが可能
・精油は皮膚塗布を通して、嗅覚に作用する効果がとても期待できる
・この両者の特性をうまく利用することがとても大切

これを、具体的に表現すると、
・ハーブティーの飲用と、浴用、沐浴(精油の併用)
・場合によっては、手・足浴
その後、
・精油(マッサージオイル)によるアロマトリートメント
・マッサージを通して、嗅覚に働きかける作用

ということがいえるかと思います。なお、上記方法は、いろいろなハーブ、精油の利用方法の一例として見て頂ければ幸いです。

ただ、受講生の方から下記のような貴重なご意見がありました。
・このデータはヨーロッパで行われている(推定)ため、ハーブや精油を昔から使っているのに対して、日本では、特に高齢者の方々は、まだ使ったことがないか、あまり経験がない場合が多い。
・よって、特に高齢者の方々に対してハーブや精油を利用した場合、はたしてこれと同じデータが示されるかどうか。

本当にその通りだと思います。また、香りには好みがあります。この研究発表には、オチがあり、お医者さんのありがたいお言葉だけでなく、患者さんに、誰が施してくれたのか、または、他の治療方法を併用していたのか、また、体質に合わせた精油の選択がされているのか、によって、その成功の構成比は最高で「90%」を示しました。

いつもこのブログでお伝えしている事がそのまま示されている「とてもいい例」ですね。植物療法(フィトテラピー)では、体質を重要視します。そして、その体質から気質特性や、肌・体調傾向をつかみ、実際に起こっている精神的な歪みや、肌・身体のトラブルを引き起こしている原因と仕組みを理解して、最適なハーブや精油、栄養素などを、どのように適用するのかが大切です。

適用する場合、ハーブや精油の補完的な関係がとても大切ですね


なお、ひまわりは、今月30日までちょっと出張してまいりまする。残念ですが、ブログを更新できないかもしれませんので。そうそう、コメントも同じくできないかも。