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今日は大寒。昨日の秋田はその大寒にふさわしい極寒の天候でしたが、今日は昨日に比べるとましでした。午前中は、アロマのセミナーでしたが、午後から山へ。

セミナーに参加された方に横手(かまくらで有名)の方がおられますが、この道路すごいですね、と横手方面の道路状況との違いを説明してくれました。もう自然に雪が解けるのを待っているような道路や交差点の状況。

下(二段目)の写真左は、東大通と南大通へ通じる大きな交差点ですが、左右の雪の壁や道路の端にはいまだにかたづけられない氷の固まりが。こうなる前に、少しでも除雪しておけば、ゆったりと三車線が確保され、道路の混雑も緩和されるのでは、と思ってしまいます。でも除雪の予算がすでに 80% 使い果たしているとのこと、不足分が何十億円も発生するそうです。どうなっているのやら。

20060120鹿の肉 20060120納豆のみそ汁 20060120山ゴボウ

昨夜はとても貴重な肉をいただきました。岐阜のお友達から送られた鹿の肉。みそ汁も納豆入りのもの。これがとてもおいしい風味です。上の写真右は山ゴボウ。

20060120狭い交差点 20060120軒先の雪 20060120保存樹

山の建物、屋根が高く急勾配で雪下ろしができませんでした。そのため、軒にせり出している雪の固まりを下から細かく崩しながら固まりを落とします。上の写真右は、「ひのき科のいとひのき」だそうで、秋田市の保存樹に指定されている木。その木の枝に屋根の雪が届いていました。

20060120モミの木 20060120雪景色 20060120東大通バス停

上の写真左は、モミの木。先端の枝がフンワリと柔らかなやや白っぽい色の葉で包み込まれている様子がとてもきれい。上の写真右は、東大通のバス停の看板です。看板の先端まで雪があります。

さて、今日の「精油の化学と基本骨格」ですが、ブログアクセスを見てみると、精油の化学で表現されるキーワードが検索されているケース、多くなっています。「テルペン系」、「モノテルペン炭化水素類」、「酸化物類」、「構造式」などです。

以前、このブログにも簡単な精油の化学の基本骨格
2005.06.20 精油の芳香成分類の基準は何を基準にしてを掲載したことがありますが、もう一度簡単にまとめたらいいのかなぁと思って、今日は精油の化学の基本骨格ともいえる「有機化合物」を簡単にみてみたいと思います。

まず、「有機化学」って何かということですが、
・炭素を中心とした化学で、炭素を含む化合物の化学、ということになります。
・ということは、炭素以外の元素から構成される化合物は有機化合物ではなく、無機化合物ということになります。
・ただし、二酸化炭素(CO2)など、炭素を含む化合物ですが、習慣として無機化合物としてあつかわれているのもあります。

精油の化学も、その基本骨格は、有機化合物である「炭素を含む化合物」が基本となっています。ですから、精油の化学は、有機化学を勉強すれば理解できることになります。が、・・・

一般の有機化学の世界で分類されている「有機化合物」と、精油の化学で分類される「有機化合物」はちょっと違った分類方法を用いています。そのことが、ただでさえ難解なのに、もっと難しくしてい原因なのではないでしょうか。
以下続きです

まずは、両者の化学の分類から見てみます。
なお、用語の意味は、ある程度無視して概要のみを見ていただくとよいかと思います。くわしくは
精油成分、有機化学の分類法とアロマの分類法の比較(みなみの香草屋)を参照下さい。

● 一般の有機化学の世界
○ 炭素骨格による分類
・鎖式炭化水素 → 飽和炭化水素(脂肪族)と不飽和炭化水素(脂肪族)
・環式炭化水素 → 脂環式炭化水素と芳香族炭化水素

○ 官能基による分類
・ヒドロキシ基
・カルボニル基
・ケトン基
・アルデヒド基
・カルボキシル基
・エステル結合
・エーテル結合など

● 精油の化学
○ 炭素骨格による分類
・テルペン系
・脂肪族
・芳香族

○ 官能基による分類
・官能基による分類は同じ

どこが違うかというと、炭素骨格による分類が違っているのにお気づきでしょうか。

● 一般の有機化学の世界
・炭素骨格が、鎖状(炭素が鎖のようにつながった状態)〜 鎖式炭化水素か
・炭素骨格が、環状(炭素が環状につながった状態)〜 環式炭化水素で、
→ベンゼン環という特殊な構造をした炭化水素が含まれているか 〜 芳香族炭化水素
→それ以外 〜 脂環式炭化水素

● 精油の化学
・炭素骨格にイソプレンという分子を含んでいるか 〜 テルペン系
・炭素骨格が鎖状になっているか 〜 脂肪族
・炭素骨格にベンゼン環を含んでいるか 〜 芳香族

以上が大きい違いといえるかと思います。

もう一つ大切なのが、炭素骨格による分類と官能基による分類を混同して理解すると、頭の中が混乱するもととなります。

たとえば、よく、
・モノテルペンアルコール類、セスキテルペンアルコール類、ジテルペンアルコール類
という芳香成分類をみることができますが、これらは、炭素骨格を基本に分類された呼び名になります。

ところが、上記三つの芳香成分類(テルペン系のアルコール類といいます)は、
・アルコール類
とも表現できます。この場合は、官能基を基本として分類したことになります。アルコール類と呼ぶと、上記三つの芳香成分類以外にも、脂肪族アルコール類や、芳香族アルコール類も含めて「アルコール類」と表現されることになります。

基本的に、精油の化学の場合は、「炭素骨格」を基本骨格とした表現方法をとっています。いろいろ難しい言葉がでてきますが、以下シリーズでまとめていきたいと思っています。次は「炭化水素基と官能基」を考えてみたいと思います。

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