今日の秋田市は、雨降りかと思いきや、日もさすまずまずの天気。今日までの暖かさに誘われてか、ようやく「タラの芽」も収穫できました(下写真中央)。
上写真左は、昨日のばっぱの料理。右はゼラニウムのレディーマリーという品種です。梅や桜、山菜、ゼラニウムの花と、五月に入り、ますます植物の花に囲まれる季節になりました。
今日の新聞に、「傷の手当て 患部を洗い湿潤保とう」というタイトルの記事が載っていました。皆さんは、手を切った、擦りむいたなど、そういう場合どうされていますか。
通常は、消毒薬を塗布し、場合によっては止血し、患部を乾燥させて傷口をガーゼなどで覆うのが普通かと思います。ところが、この方法では、新しく再生する細胞の働きを弱めたり、傷の治りを遅らせ、せっかく治りかけた部分の皮膚を剥ぎ取ってしまう結果になるとのこと。
では、どのように対処したらよいのか、それが今日の湿潤療法です。昨日のお話にも出てきましたが、人間の体にはもともと、免疫機能が働き、傷をふさいで元の状態へ導く再生能を備えています。
その働きをじゃましない方法が、湿潤療法といわれるものです。ポイントは、
・傷口をどんどん洗う
・湿潤を保つ。そのために、包装用のサランラップを覆う
・その上から軽く包帯を巻く
傷口を洗うことは、感染症を防ぐため、
湿潤を保つことは、
・好中球(白血球で、よく福田安保理論ではリンパ球との比較で顆粒球と表現(もちろん顆粒球には好酸球(昨日のブログに登場)、好中球、好塩基球の三種類があり、その約 95%が好中球))の働きを促進
・好中球は、食細胞として多くの化膿性疾患や、活性酸素による組織障害を引き起こします(福田安保理論)が、生体防御として働く大切な白血球です
・繊維芽細胞や、上皮細胞など、傷口を修復するために働く
ということにつながります。
このような湿潤療法は、40年以上前にイギリスで提唱されたようですが、日本ではなかなか普及していないようです。
この方法により、床ずれによる傷口、これを修復治療させることが可能だということです。これらの事を踏まえ、植物療法(フィトテラピー)で用いる植物素材を併用することで、さらにその効果が期待できる側面を持っていると思います。
もちろん、動物に咬まれた傷や、大きな傷、深い傷など判断が難しいかと思いますが、迷ったら必ず医師の診察を受けていただくことも忘れてはなりません。
現在、午後一時、これから会津へ出発です。ゆっくり 13号線を南下し、沿線のサクラを楽しむことにしましょう。
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上写真左は、昨日のばっぱの料理。右はゼラニウムのレディーマリーという品種です。梅や桜、山菜、ゼラニウムの花と、五月に入り、ますます植物の花に囲まれる季節になりました。
今日の新聞に、「傷の手当て 患部を洗い湿潤保とう」というタイトルの記事が載っていました。皆さんは、手を切った、擦りむいたなど、そういう場合どうされていますか。
通常は、消毒薬を塗布し、場合によっては止血し、患部を乾燥させて傷口をガーゼなどで覆うのが普通かと思います。ところが、この方法では、新しく再生する細胞の働きを弱めたり、傷の治りを遅らせ、せっかく治りかけた部分の皮膚を剥ぎ取ってしまう結果になるとのこと。
では、どのように対処したらよいのか、それが今日の湿潤療法です。昨日のお話にも出てきましたが、人間の体にはもともと、免疫機能が働き、傷をふさいで元の状態へ導く再生能を備えています。
その働きをじゃましない方法が、湿潤療法といわれるものです。ポイントは、
・傷口をどんどん洗う
・湿潤を保つ。そのために、包装用のサランラップを覆う
・その上から軽く包帯を巻く
傷口を洗うことは、感染症を防ぐため、
湿潤を保つことは、
・好中球(白血球で、よく福田安保理論ではリンパ球との比較で顆粒球と表現(もちろん顆粒球には好酸球(昨日のブログに登場)、好中球、好塩基球の三種類があり、その約 95%が好中球))の働きを促進
・好中球は、食細胞として多くの化膿性疾患や、活性酸素による組織障害を引き起こします(福田安保理論)が、生体防御として働く大切な白血球です
・繊維芽細胞や、上皮細胞など、傷口を修復するために働く
ということにつながります。
このような湿潤療法は、40年以上前にイギリスで提唱されたようですが、日本ではなかなか普及していないようです。
この方法により、床ずれによる傷口、これを修復治療させることが可能だということです。これらの事を踏まえ、植物療法(フィトテラピー)で用いる植物素材を併用することで、さらにその効果が期待できる側面を持っていると思います。
もちろん、動物に咬まれた傷や、大きな傷、深い傷など判断が難しいかと思いますが、迷ったら必ず医師の診察を受けていただくことも忘れてはなりません。
現在、午後一時、これから会津へ出発です。ゆっくり 13号線を南下し、沿線のサクラを楽しむことにしましょう。
コツは、ラップで覆う範囲を、傷口ぎりぎりにする、ということ。
覆いすぎると、正常は皮膚がふやけた状態となり、逆に痒みなどの原因に
なる場合があるそうですよ。
これは、いってみれば、エステティックで応用している密封マスクに近い
ものではないでしょうか。
ひどいときには、この湿潤療法にたよらず、お医者さんにかかって下さいね。