東京では連日真夏日の便りが届いておりますが、ここ秋田は肌寒い日が続いています。今日から六月。衣替えの季節なのに、今日のセミナーはストーブをつけていました。秋田市の最高気温が15.4度だったと思います。それでもラベンダーの花芽は伸び始め、今日初めて紫色の花穂を発見しました(下写真中央)。

20060601ラベンダー店の前 20060601ラベンダー紫色の花穂 20060601ローズマリーブルースピアーズ

上の写真右は、ローズマリー ブルースピアーズという品種。きれいな青紫の色の花。下写真左から、ゼラニウム パイン、マリーゴールド、コーンフラワーです。

20060601ゼラニウムパイン 20060601マリーゴールド 20060601コーンフラワー

今日のお昼はカレーチャーハン。大きなジャガイモの入った野菜スープも一緒。このところ少しお腹が締まったというのに、またぶくぶくになりそう。

20060601カレーチャーハン 20060601野菜スープ 20060601カツオのたたき

晩ご飯は、かつおのたたきやトマトサラダ、アスパラのベーコン巻きなどでしたが、昨日同級会から帰ったばっぱは、男鹿のホテルで食べたしいたけのお料理を、さっそく自分風にアレンジして「しいたけのみそからめ炒め」を作っていました(下写真中央)。

20060601トマトサラダ 20060601シイタケのみそからめいため 20060601アスパラのベーコン巻き

今日の九時過ぎ頃からライブドアブログにアクセスできず、困っています。いったいどうしたのでしょうか。これを契機によそのブログへ変更しようかと本気で考えているひまわりです。

昨日は「いろいろな皮膚のトラブル」というタイトルで「薬剤性光線過敏症」のお話をしました(
2006.05.31 いろいろな皮膚のトラブル)。今日はアロマテラピーとの関係でおなじみの「光毒性」に関係したお話を投稿したいと思います。なお、光毒性自体のお話はまた後日したいと考えています。

アロマテラピーでよく「光毒性」の問題が取り上げられるのが「フロクマリン類」です。このフロクマリン類、実はちょっとややこしい区分で分類されています。NARD ケモタイプ精油事典 Ver.4 によると、

ラクトン類 >> 芳香族ラクトン類 >> クマリン誘導体 >> フロクマリン類という順番で、大分類、中分類、小分類と分類されています。通常は、例えば、モノテルペンアルコール類のリナロールなどと分類されて、それでおしまいです。大きな分類である、モノテルペンアルコール類という芳香成分類に、芳香分子であるリナロールが分類されていることになります。

「ラクトン類 >> 芳香族ラクトン類」というのは、上の例でいえば「芳香成分類」となります。この場合のラクトン類という分類は、官能基を中心とした分類法でした。また、芳香族ラクトン類というのは、炭化水素のグループを中心とした分類法でしたよね。いずれも「芳香成分類」です。

20060601芳香族ラクトン類の分類表

上の図はラクトン類を分類した表です(芳香族ラクトン類のクマリン類とクマリン誘導体の二つのみ)。このように図であらわすとよくわかるかと思います。

2006.02.03 芳香成分類の名称
2006.01.22 炭化水素基と官能基
2006.01.20 精油の化学と基本骨格

大分類のラクトン類(芳香族ラクトン類)からようやく小分類のフロクマリン類まできましたが、この中に 20種類以上の芳香分子が存在していて、光毒性の作用に強弱はあるものの、禁忌事項にもなっています。

今日のブログは、光毒性の作用に強弱がある「フロクマリン類」について、その構造の違いから見ていきたいと思います。下記の図を参照下さい。

20060601芳香族ラクトン類の構造

左側に示してある構造式は、クマリンです。これは、芳香族ラクトン類のクマリン類というところに分類されるもので、左側に六角形のベンゼン環、右側に COO というエステル結合が環状構造の一部として取り込まれた形状の環(これはラクトン環と呼ばれています)があります。この構造式であらわされるものがクマリン(上の図の左)です。

このクマリンから導き出されて、誘導された「クマリン誘導体」というグループがあります。とてもわかりやすい構造で、よく比較されるのに「プソラレン」という芳香分子があります。先ほどのクマリンの構造式に、ベース型の五角形の形をした環がくっついています。このベース型の五角形はフラン環と呼ばれています(上の図の中央)。

クマリンから誘導されて、プソラレンが導き出されましたが、「光毒性」という観点からは、ベースとなった「クマリン」にはなくて、フラン環のついた「プソラレン」に「光毒性」の問題がでてきます。

上の図の右は、クマリンから誘導され、フラン環がくっついた「プソラレン」の構造に、中央のベンゼン環の上の方に、間を酸素が取り持って、CH3 がくっついています。これが有名が「ベルガプテン」です。このベルガプテンのように上や、又は、下へこのような構造式がくっついたものは「側鎖」と呼ばれています。

同じように、「光毒性」の観点からプソラレンとベルガプテンを比較してみると、ベルガプテンよりもプソラレンの方が、「強い」といわれています。

このように、クマリンには多くの誘導体が存在するため、クマリン類とは区別されています(でも、クマリン自体はクマリン類に分類されます)。

今までのことを整理すると、構造という観点から見てみると
・ラクトン類の基本は、ラクトン環を基本構造に持っている
・芳香族ラクトンのグループに属し、クマリン類に属する「クマリン」は、ベンゼン環とラクトン環の構造からなる
・このクマリンから誘導され、フラン環がっつくと「プソラレン」となる
・そこへ側鎖がくっつくと「ベルガプテン」となる

「光毒性」という観点から見てみると
・ベンゼン環とラクトン環で構成されているクマリンには「光毒性」の作用はない
・クマリンにフラン環がくっついた構造をしているクマリン誘導体のプソラレンには、「強い光毒性」の作用がある
・プソラレンに側鎖がついた構造をしているベルガプテンは、プソラレンほど「光毒性」の作用は強くない
・一般には側鎖がつくと「光毒性」の作用は弱くなるといわれている

このように見てみると、「光毒性」は、
・光毒性を示す芳香分子の量
・それら芳香分子の構造式

によって決まる、と考えるとわかりやすいかと思います。なお、クマリンから誘導された、クマリン誘導体に分類されるフロクマリン類は、フラノクマリン類とかプソラレン類などともいわれています。

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2006.06.02 光毒性とアレルギー反応
・「2006.06.01 光毒性とフロクマリン類」

2006.05.31 いろいろな皮膚のトラブル