● ひまわりが勝手に選んだ植物療法関係の記事一覧です(月別に並べてあります)
植物療法に関係のある記事のもくじ(2005.06.04 〜 現在まで)

今日の秋田は、昨日に続き青空がまぶしく広がる秋晴れの天気でした。最高気温も 20.6度と暖かな一日でした。午後から、ひまわりも久しぶりの山へ。秋田市内の山でも、昨日からの寒さなのか、何となく紅葉がはじまっているような感じ。

20061015さんまの梅酒煮 20061015ミョウガ 20061015ミョウガの赤ジソ漬け

上の写真は、さんまの梅酒漬け。中央はミョウガ。右はミョウガの赤ジソ漬けですが、先日のザルに入っていた「あのミョウガ」です(2006.10.13 偽薬と二重盲験法)。

20061015あけび1 20061015あけび2 20061015あけび3

上の写真は、自然になっているアケビ。もう野鳥に食べられ、なくなっているかなぁと思っていましたが、まだありました。中央は、実が半分くらい食べられていました。

20061015柿の葉1 20061015柿の葉2 20061015柿の木

上の写真は、山の柿。もうすぐ柿の収穫になりますが、一部ご覧のようにとてもきれいに紅葉していました。葉の紅葉の色と晴れわたるスカイブルーの空、そのコントラストがとてもきれい。

20061015ラベンダーおかむらさき1 20061015ラベンダーおかむらさき2 20061015ラベンダーおかむらさき3

上の写真は、ラベンダー畑。草に隠れていますが、何とか無事に育っています。写真はおかむらさきです。

20061015栗岸根 20061015栗晩赤 20061015ウルシの葉

上の写真は、今が旬の栗の実。左がまだ栗の木になっている岸根(がんね)という種類の栗。中央は、晩赤(ばんせき)という品種の栗。右は、塗り物に使われるウルシの木の葉です。この季節、他の木よりも早く紅葉しています。とても鮮明な色で紅葉しています。

下の写真は、ラベンダーのおかむらさき。本当に大きな株に育ってくれました。早咲き 3号は、結構草に負けている様子。挿し木もしないといけないな。

20061015ラベンダーおかむらさき

下の写真は、すでに収穫のすんだ栗の木のした。落ちたイガが、茶色になっています。秋の風物詩です。

20061015落ち栗

下の写真は、晩赤(ばんせき)という栗の実です。この栗の次は、正月という栗ですが、この栗の収穫が終わる頃には、霜も降り、本格的な冬の季節を迎えます。

20061015栗晩赤

ひまわりブログでは、よく福田安保理論の自律神経と免疫の法則が登場しますが、今回は、不思議で、そして、本当に生体を守るためによく働いているこの自律神経のシステムの一つをご紹介したいと思います。

下記の図は、生体がストレスを受けたときに、恒常性の維持のために、自律神経や内分泌系がどのように働くのかを図式化したものです(人体の構造と機能、医学書院 p247・p203 より)。

20061015ストレスと生体恒常性

生体がストレスを受けると、

● 視床下部 - 交感神経 - 平滑筋、心筋、分泌腺
○ 視床下部から、交感神経を介して、平滑筋や心筋、分泌腺に神経のインパルスが即座に伝わる
・このとき、途中の交感神経節、または、側副神経節では、神経伝達物質として 「アセチルコリン」が放出される
・それを受けて、交感神経の末端からは、神経伝達物質として
「ノルアドレナリン」が放出される

● 視床下部 - 交感神経 - 副腎髄質 - 平滑筋、心筋、分泌腺
○ 視床下部から、交感神経を介して、副腎髄質へ神経のインパルスが即座に伝わる
・このとき、交感神経からは、神経伝達物質として 「アセチルコリン」が放出される
○ その情報を受け取った副腎髄質は、血流へその情報を伝える
・それを受けて、副腎髄質からは、 「アドレナリン」 「ノルアドレナリン」 という二種類のカテコールアミン (2006.07.21 脳内神経伝達物質 DA)と呼ばれるホルモンが血中へ放出される

という複雑な反応により、心拍数の増加、血圧の上昇、血糖値維持、気管支拡張、消化器系の抑制といった、ストレスに対しての生体防御反応を即座に引き起こすことになります。

● 視床下部 - 下垂体前葉 - 副腎皮質 - 標的細胞(受け取る細胞)
○ 視床下部から、下垂体前葉に情報が届けられる
・このとき、視床下部から「副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン」が、下垂体前葉に放出される
○ その情報を受け取った下垂体前葉は、血流へその情報を伝える
・放出ホルモンを受け取った下垂体前葉は「副腎皮質刺激ホルモン」を、血中へ放出する
○ その情報を受け取った副腎皮質は、血流へその情報を伝える
・刺激ホルモンを受け取った副腎皮質は 「鉱質コルチコイド」 「糖質コルチコイド」 などのコルチコステロイド(鉱質コルチコイド、糖質コルチコイド、性ホルモンの三種類の総称)を血中へ放出する

という複雑な反応により、血糖値の上昇、タンパク質の異化、炎症反応の抑制といった、より長期的な反応として、ストレスに対する抵抗力を高めるよう、生体の恒常性を維持する方向へ働きかけます。

ストレスに対抗するために、交感神経系や内分泌系が、それぞれの神経伝達物質やホルモンによって、どのように生体の恒常性を維持しているのか、その仕組みを見てきました。

自律神経系は、交感神経と副交感神経という、とてもシンプルなシステムで構成されています。副交感神経は、その末端から、神経伝達物質として
「アセチルコリン」を放出し、交感神経とお互いに拮抗する形で、平滑筋、心筋、分泌腺などいろいろな内臓や腺に働きかけ、生体の恒常性を維持しています。

交感神経は先ほど見たように、その末端から、神経伝達物質として
「ノルアドレナリン」を放出し、副腎髄質からは、 「アドレナリン」 「ノルアドレナリン」 という二種類のカテコールアミン (2006.07.21 脳内神経伝達物質 DA)と呼ばれるホルモンが血中へ放出されますが、

● カテコールアミンを受け取る受容体には、α 受容体と β 受容体の二種類があるそうです
○ α 受容体は、 「ノルアドレナリン」 を受け取る受容体
(2006.10.16 α 受容体についての追加情報です(ノルアドレナリンだけでなくアドレナリンの受容体でもありました)2006.10.16 アドレナリン受容体から思う事
・瞳孔拡散
・内蔵や皮膚の血管を収縮させ、血圧を上昇させる(心拍出量はあまり増えない)という作用を

○ β 受容体は、 「アドレナリン」 を受け取る受容体
・心悸亢進、心収縮力や心拍数を高める(心拍出量の増大)
・血管収縮作用があるが、骨格筋や肝臓の血管を拡張
・そのため、全末梢血管にかかる抵抗は低下して、血圧上昇はあまり目立たない、という作用を

示すのだそうです。交感神経の緊張が、

・一方では、その末端から神経伝達物質としてのノルアドレナリンを放出し、
・他方、副腎髄質を刺激することで、ホルモンとしての
アドレナリン ノルアドレナリンを放出し、

受け取る受容体の種類によって、

・α 受容体で受け止められたノルアドレナリン によって、内蔵や皮膚の血管を収縮させ、血圧を上昇させ
・β 受容体で受け止められる
アドレナリンによって、心悸亢進、心収縮力や心拍数を高め、血管収縮作用はあるものの、骨格筋や肝臓の血管を拡張
・そのため、全末梢血管にかかる抵抗は低下して、血圧上昇はそれほど上昇はしない

という、統制が自律神経系の交感神経系で起こっているのだそうです。おもしろいのは、副腎髄質から血液へ放出されるアドレナリンノルアドレナリンのうち、アドレナリンが 80%ということです。

交感神経の刺激によって、
ノルアドレナリンを α 受容体で受け取める平滑筋や心筋、分泌腺は緊張の状態を続けることになります。その状態を、同じ交感神経系の支配下で、アドレナリンを β 受容体で受け取めることで、平滑筋や心筋、分泌腺はその緊張をある程度緩和する方向へ働き、生体機能の調整に、副交感神経の作用に似たような働きをしているということになります。自律神経は、本当にすごい働きをしていますね。

それで、今日のブログタイトルとなったわけです。「交副感神経」という自律神経神経系はありませんから、ご注意下さいね。

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2010.01.31 交感神経における伝達物質と受容体 2
2010.01.09 交感神経と副腎髄質における伝達物質と受容体 1
2006.10.16 アドレナリン受容体から思う事