● ひまわりが勝手に選んだ植物療法関係の記事一覧です(月別に並べてあります)
植物療法に関係のある記事のもくじ(2005.06.04 〜 現在まで)

今日の秋田も、連日青空がまぶしく広がる秋晴れの天気でした。明日は少々崩れて、一時雨の予想です。このような暖かな、からっと晴れ渡る青空は、これから冬に向かって季節が移り変わる中、とても気持ちのよい状態を作りだしてくれます。

ひまわりは、昨日しか外で動き回りませんでしたが、天気を窓から眺めているだけでも心地よい暖かさと穏やかな気持ちになります。

20061015キムチ 20061015会津のブドウ 20061015栗の皮むき

上の写真は、昨日当日便で届いた会津の「キムチ」と「ブドウ」。キムチは、妹が漬けたもの。ブドウは昨日で出荷が最後となった会津のスチューベンという品種。おりしも、昨日、NHK のラジオで、会津若松市北会津町のブドウ(だったと思います)が盗難にあったとのニュースを伝えていました。右は、虫の食った栗の皮をむいたもの。缶詰めにするため、ばっぱが一つ一つむいていました。

20061015ギョウザ、シュウマイ 20061015キムチ 20061016夕暮れ

上の写真は、昨夜のおかず。シュウマイとギョウザ、それに届いたキムチ。妹が手作りしてくれたものです。左の写真は、今日の夕方、太陽が隠れていく様子。時間は、16:51 分。

昨日2006.10.15 交感副交感神経そして交副感神経の記事を投稿しましたが、あの後、福田安保理論の両先生がお酒を酌みあいながら、酒を飲んだときに起こる顔の変化についてお話されていた事を思い出しました。

未来免疫学(安保徹著、インターメディカル)の p181、182 にその事が載っていました。

安「彼女に会ったとき、顔、赤くなるのどうしてだろ?福田センセ、わかる? だって、胸がドキドキするのは交感神経の働きだし、顔、赤くなるのは血管拡張だから副交感神経みたいだし、なんかヘンだなあ」

福「それは、あれでないの? 交感神経の刺激を受け止めるアドレナリンレセプターに、α と β の二つあったでない。α は反応促進で、βは反応抑制だったから交感神経でないような反応がでる。酒飲んだとき、α で胸ドキがきて、β で顔が赤くなるのとおんなじ理屈でないの ?」

・・・酒を飲むと、・・・脈拍が増えてくる。これは明らかに交感神経伝達物質である
アドレナリンが α レセプターに働いた状態だが、そのあとそういえば顔が赤くなる。こちらがアドレナリンが β レセプターに働いた状態である。交感神経を緊張させるはずの刺激が加わって、反応が二通りにでるのがおもしろい。・・・

というお話でした。これを「ニセ副」という言葉でいいあらわしていました(酒のついでに思いついたものだそうです)。ここで、アドレナリンレセプター、すなわち、アドレナリンが、α、β の両受容体に働いた、という部分に目がとまりました。昨日の記事では、α 受容体にはノルアドレナリン、β 受容体にはアドレナリンと記述したからでした。

そこで、もう一度調べてみる事にしました。それらをまとめたのが下記の表です。
アドレナリンノルアドレナリンを受け止める受容体を、総称して「アドレナリン受容体」といっているようです。いつもながら、頭がこんがらがってしまいます。

そのアドレナリン受容体の種類には、α とβ という種類の受容体があって、各受容体が受けとめるカテコールアミンの種類(
アドレナリンノルアドレナリンか)、さらに、α には α1 と α2 が、β には β1 と β 2 という種類の受容体が、また、それらの受容体が伝達物質を受けとることで、主な細胞や組織などがどのような働きをするのか、などをあらわしています。

20061016アドレナリン受容体

アドレナリンノルアドレナリンを受けとめる受容体の種類によって、交感神経系の支配を受けているのに、副交感神経の働きをするような働きが加わり、その末端の心臓や、血管・気管支の平滑筋に対して、興奮性の働きと抑制性の働きを示していることがわかります。

おもしろいのは、
「アドレナリン」です。これは、どちらの受容体においても受けとめられますが、α(α1)受容体では、主に血管系や気管支の平滑筋を収縮させ、β(β2)受容体では、その逆の結果が起こるように働くようです。この働きは、何回もしつこいですが、交感神経型で起こっています。そのため、先ほどの本の中でご紹介しましたが、アドレナリンの β 受容体の反応を「ニセ副」と呼んでいました。

ただし、
アドレナリンが、β1 に作用すると、心臓の心拍数の増加を呈するように作用します。ですから、アドレナリンは、平滑筋の収縮、拡張と、心拍数の増加という、みごとなまでに二つの働きをこなしていることになります。組み合わせを変えると、平滑筋の収縮と心拍数の増加(これらは、興奮性)、そして、平滑筋の拡張(これは、抑制性)ということになるようです。

また、α2 受容体で受け止められると、負のフィードバックとして
アドレナリンを抑制し、特に消化管の平滑筋を弛緩させるということですから、これもびっくりしてしまいます。

もちろん、
ノルアドレナリンは、α 受容体で、アドレナリンと同じような作用をしてくれるようです。

このような、複雑な働きが受容体の種類によって作用することを理解して、いろいろな薬が作られているそうです。

● 作動薬
○ α、β 受容体に対して
・α1 に対して作動するよう働きかける薬は、血管平滑筋などを収縮させますから、昇圧剤として働く
・β1 に対して作動するよう働きかける薬は、収縮力の増強や心拍数の増加を促しますから、強心剤として働く
・β2 に対して作動するよう働きかける薬は、気管支平滑筋の弛緩を促しますから、喘息の薬として働く(この場合は、選択的に気管支の平滑筋に対して作用)

● 遮断薬
○ α、β 受容体に対して
・α1 に対して作動するよう働きかける薬は、血管平滑筋などの収縮を防ぎますから、降圧剤として働く
・β1 に対して作動するよう働きかける薬は、心拍数を減らし、心臓の負担を軽減しますから、狭心症の薬として働く

というかたちで、循環器系の疾患に応用されているようです。ただ、このような薬は、本当に必要な場合には、とても有効なものとして働きますが、基本的には、交感神経が優位(遮断薬として働かせる場合)となっているわけですから、そのことを無視して、交感神経の末端から放出されるノルアドレナリンアドレナリンの働きを遮断しているわけです。

しかし、交感神経が優位という状態は、同時に、免疫細胞の顆粒球の受容体にもそのシグナルを送っているわけですから、当然、顆粒球の働きが優位となって、化膿性の炎症を起こしたり、活性酸素の増加に伴い組織の老化や破壊による炎症を引き起こしますから、もぐらたたきと一緒のような気がします。交感神経を緊張させている「その理由」を取り去らないと、本当の意味での循環器系の疾患の改善にはならないような気もします。

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