● ひまわりが勝手に選んだ植物療法関係の記事一覧です(月別に並べてあります)
植物療法に関係のある記事のもくじ(2005.06.04 〜 現在まで)

朝早く東京へ着きました。天気はまずまず、ひまわりが移動したわりには、それほど天気が悪いわけではありませんでしたよ。でも暑いです。ベストを着込んでいきましたが、列車の中でもうカバンの底へ押し込んでしまいました。

戸外でも全く必要としないくらいです。東京では、電車や建物の中でもそうですが、移動時に歩きます。そこから作られるエネルギーはとても膨大なもの。確か東京駅の改札で、通勤時の混雑を利用して電気を起こすテストが行われたそうですが、それ以上にものすごい熱エネルギーが作られ、消費されます。

20061104日大理工学部前 20061104日大理工学部学園祭 20061104日大理工学部学園祭焼きそば

上の写真は、日大理工学部の学園祭の様子。なぜかというと、午前中のセミナー後、お昼を食べに外へでたのですが、喫茶店の横の小路が通行止めになっていて、それが何なのかを確かめに入ったら、学園祭だったのです。寄席も始まるようでした。結局、200円で購入した焼きそばが今日のお昼となりました。

20061104セミナー花束 20061104セミナー会場 20061104六義園紅葉

上の写真は、セミナーの様子。途中香りの花束が会場内をまわってきました。とてもフレッシュな香り、思わず写真に撮ってしまいました。右の写真は、地下鉄で見つけたポスター。東京にもとてもきれいな紅葉のスポットがあるのですね。「六義園」って書いてありました。

20061104地下鉄ポスター 20061104マンゴカクテル 20061104晩ご飯

上の写真、左も地下鉄のポスター。地下鉄一日乗車券のものですが、観光スポットをご覧の通りきれいにまとめ上げたもの。中央は、夜に飲んだカクテルマンゴ。右は、晩ご飯のビビンンパ。

さて、今日は、アロマテラピーセミナーが開催されました。内容は、これからの時代に求められるとてもカレントな内容でした。全てを伝えることはできませんが、少しでもセミナー会場の熱気が伝われば幸いです。

● 11月04日(土曜日)
・10:00 〜 精油を含む生薬とその薬効

おもしろかったのは、生薬の説明のところ。チンパンジーのお話の例えで、生薬の歴史と、その保存法、そして、それらを扱う場所、それらが、世界の歴史の中で独自の医薬品を発達させていったというところ。

「医薬品の中に生薬というのがあります。医薬品には、合成薬、植物からとられたものもあります。抗生物質もそうです。そういうものの中で、長い歴史を持っています。これを生薬といいます。生薬は、動物、植物、鉱物などの天然物に乾燥などの簡単な加工で、作ったもの、長い歴史を持っています。

アフリカに育つチンパンジーが薬を使います。文化人類学者が調べたもので、あるグループのチンパンジーは雨期になるとものが腐りやすくなると、森の中に住んでいますので、アスペリー??(聞き取れませんでした)、それを調べたら、抗生物質みたいなものだということが分かりました。

お腹を守るために使っています。おもしろいことに本能ではありません。そのチンパンジーのグループだけが知っている。自分が聞いたことを教えている。

医学の発達もまさにそうで、植物の形を見ても何に効くかわかりません。結局経験して見つけていったんです。生薬もそうです。そうやって見つけていったわけです。それぞれ独特の医薬品の知識を持っています。中国では漢方薬、最初の医薬品が生薬です。」

確か、チンパンジーのこの様な行動や、動物がある地域で、道具を使うことを伝えることなどは、「文化」と呼ばれる、といったのを聞いたことがあります。

乾燥をすること、これはハーブの利用法にも通ずるところですが、

「なぜ乾燥するのか、それは、いつ病気になるかわからないので、簡単な方法として乾燥、それを一ヶ所に集める、これが薬局です。」

という説明で、とてもわかりやすかったです。

また、現在の薬の取り扱いの違いについて、これもおもしろいお話でした。

「健康食品が入っていますが、厚生省はおもしろいんです。生薬の中で絶対医薬品以外に使ってはいけないといっています。こういうものが健康食品に入っています。コウネツ、・・・(もう早くてついて行けませんでした)・・・トウモロコシの毛など、こういう生薬は今まで食べた経験がなく、薬として使った経験しかないので、薬として以外は使ってはいけない。健康食品だったらだめです。桜の皮、医薬品にしか使われません。食品にしたことがないからです。驚いたのは、トウモロコシの毛ですが、民間薬では利尿作用ですが、食品には使われていませんのでだめです。」

「一方では、西洋オトギリ草ですが、うつ病の薬です。ドイツでは医薬品、日本では野放しです。うつ病の薬飲んで、変になったり、他の医薬品の作用にも影響されますが、こういうものは野放しで、トウモロコシの毛はだめという法律です。」

化粧品の原材料の事も、同じ様な事を聞いたことがあります。食品として使われている実績がないと、輸入できなかったというお話です。

また、こんなお話もありましたよ。

「それから、ヒッソウ、オミナエシ科です。漢方ではおでき、排毒作用です。同じおなじオミナエシの仲間で西洋カノコ草があります。根っこ、変なにおいがしますが、ヒステリーに使います。鎮静作用です。西洋カノコソウの根には、我々には嫌なにおいですが、こういう人々はいいにおいと感じる。ある薬に対して有効だという人は、その人がいいと思うという漢方の考え方があります。」

アロマテラピーでもそうですが、いくら自分がよくても、その人、その人好き嫌いがあります。自分のよいと思った香りが一番作用するんですね。この事は、終末医療とアロマテラピーというセミナーの中で、繰り返しでてきました。

タイトルの「精油を含む生薬」について、147種類の生薬が日本薬局方に載っているそうですが、そのうち、精油の含む生薬は 35種類だそうです。これらは、芳香性健胃薬として、結構使われているようです。その他に精油の特性を利用した使い方もありました。

生薬を理解するために、経皮を例にあげて説明されました。また、体質の事に言及され、「漢方は人の体質によって薬を変えます。人の体質を実証と、虚証にわけます」として、漢方の臨床医がどんな割合で薬を使っているかのデータも示されました。このように、精油の入っている生薬を、アロマテラピーとは全然違う使い方をしています。

身近なハーブの医薬品としての応用として、いろいろな写真をご紹介され、最後に「パンダ、これは薬ではありませんが癒しの写真です」という結びで、セミナーが終了しました。

・11:00 〜 緩和ケアを知る - 「あきらめの医療」ではありません

緩和ケアの内容として、最初にお話する事を箇条書きにされ、実際に、臨床医として、そのケアに携わっている様子を写真を通して、お話を聞いておられる方々に強烈に、そしてほのぼのと伝わってきたと思います。

緩和ケアに対して、何となく漠然としたイメージがあり、それが、どのように変わってきているのか、どのようになっていくべきかということ、そして、緩和ケアを実際に行なわれているのかの実例を、お話と写真で説明していただきました。

最初に、カメラを取り出し、こんなに大勢の方の前でお話したことがないので、記念写真を一枚撮ります、といって、カメラを会場に向けて写真を撮られました。そしたら、会場がいっきに和み、緊張がほぐれたようです。

二番目の誤解をとく、といういことで、「あそこに行くと命がもう終わりとか、あそこに行くと積極的なことをしてくれない、うばすてやま的感がある」とか、これって、現実にそのように思われている方が多いのではないでしょうか。

緩和ケア定義について、昔の定義と現在の定義の違い、本当におそろしいくらいの違いです。

「誤解の元です。1990年、WHOの定義です。末期がんでないと緩和ケアにかかれないし、かかってはいけないといういことで、テリトリーが狭められてしまいます。新しい緩和ケアが2002年に変わっています。」ということで、「生命を脅かす疾患による問題に直面している患者さんとその家族に対して、残っている命の長さは考えない、治療を受けながら緩和ケアが受けられる」という考え方で、「この病気があることによって不都合が生じたら、それを取り除くとくことを緩和ケアということで行っています。」ということでした。

緩和ケアという分野の医療に関して、「精神面の問題解決の援助や魂の痛みに対する解決の援助、自分の存在そのおのに関わる痛みとか、悩みががんの患者さんにあります。解決するのはご本人ですが、その解決に至るまでのお手伝いをします。」という内容が、とても印象的でした。

また、「家族を含めた丸ごとのケアもします。命に関わることなので、ご家族もケアの対象となります。」と、がんの患者さんだけでなく、家族をも含めた緩和ケアの内容についても印象的でした。

また、「痛みを取るというのが一番大事なことです。まず、第一に痛みの解消を目指して治療を行う。モルヒネは、他の薬とは違うということで、使いにくいというイメージです。麻薬を上手に使った場合本当に痛みに使うことができます。」として、痛みに対する緩和ケアについても触れられていました。

こういったところに、精油を用いるアロマテラピーや、オーガニックハーブガーデン、これらを緩和ケアの一環に取り入れられているところが、実例でご紹介されました。

それにしても、このような緩和ケアを受けることのできる施設が、全国にもっと広がれば、どれほどの患者さんが生をまっとうできるであろうか、と思ってしまいました。

・13:00 〜 場を開き、続けること - 生命を支えられたら -

ハーブショップ、レストラン、オーガニックハーブガーデン、その経験が病院のお庭や、精神科でのボランティアにつながっていったことを、お話と写真でご紹介されました。

ご主人が四年前に脳腫瘍になり、亡くなられたことによって、緩和ケアに入っていく事がしばらくできず、四年目になってようやくその考え方に変化があらわれ、本を書く事までできるようになったそうです。その、今の心境を綴ったお話でした。

薬草、ダイズの作り方を子ども達に教えていた場所

店内の、ハーブティーなどを販売していた場所、ここでは、ドイツ系で生薬の力を持っているものを、続けて用いた事で効いてきた事を、多くのお客様に学び、経験してきたそうです。ハーブは美しいですし、美しいものを見るのは人間にとてもよい効果があるそうだとか。

伐採された木からつくられたもの。自然からもらったものを生かしたいと思ったという場所

二番目の部屋で、棚が桜の木から作った、セミナーをする場所

三千坪の庭を失うことになり、今度は、ボダイジュの花をいただく人がいて、現在、小さい庭になりましたが、たくさんのプレゼントをいただいた場所

カレンデュラの浸出液、美しい、太陽の娘のような花

バラ科の植物で聖母マリア様の植物で、女性のためのハブティー、毎年作っているのは、飲みたがる人、調子の良い人がいるから

全部、畑で採れたもの、リンデンはいただいたものですが、キンセンカ、タイム、・・・ローズヒップ、病院では、ティーに加工するとのこと

染色のためのハーブ、ハーブティーで飲むのが一番と思っていたのが、採れすぎたものは、どうすればいいのかと思ったとき、染色がいいと思ったとのこと

西洋タンポポの小さい小さいお庭

ウメの枝、きれいなグリーン、パステルカラーはサラダのような、風のような色、そのような色がスキだそうです

昔焼き物をしていた部屋で、現在はレクチャーなどに使ってい場所

庭を失ってしまいましたが、いろいろな方から植物をいただいているそうです

家の裏

お庭、まわりにあるのは苗木で、あまり利益はありませんが、種や苗を育てるのがスキだそうです

コンテナをうまく使って育てている場所

作業をしている場所

スタッフランチを、同じご飯を一緒に食べるということは、心に栄養を与えてくれるそうです

器も自分の自慢の器を持ってきているそうです

病院の写真、ガーデンは自分の思い通りにして、囲いを取り払い、お金はないけど、時間と愛情を使って作ったお庭

西洋ボダイジュ

野イチゴ。味のコイ香り高いイチゴ、これをたくさん集めて、取りきれないのはあげて、ジャムを作ったりしているそうです。ジャムの収穫をしたいという方のスタッフの方で、ボランティアの方だそうです

緩和病棟で、オーガニックガーデン、手前が座ったり、歩いたりでき、タイムを植えているそうです。タイムは勇気と誇りで、最初に作ったときにはリハビリのためのハーブガーデンだったそうです

手入れをしているところ、ラベンダーですが、ラベンダーの香りとしてディスプレーとして作ったそうです

毎日バザーの風景、車イス、目の不自由な方が心配しないで、触れるハーブで園芸療法

十角形の温室で、下には穴を掘って植物達を保護するための仕組みも。春になるとまわりのところに種を蒔き、この中でオカリナが演奏されたり、暖かなので、おしゃべりをしたり、ティータイムをしたりする場所

バザー、サラダ、庭で採れたもの何でも

花束、一番人気です。香りの花束。これが、五感を癒してくれる病院へ随時配られてるそうです。そして、写真にご紹介した「花束」が、ここでいってた花束です

病院のハーブティー

ご主人がお世話になった部屋、数年前の白黒写真では主人の身体があり、秋になって、お別れするときの一枚の写真

音楽が好きだったので、よくききながら最後の時間を過ごした場所、今は自分を鍛えてトリートメントする場所

現在の緩和ケア病棟でハーブティーを出しているもの、レモンバーム、ウスベニアオイなど

緩和病棟からでたところ

リンデンバームで、病院の中は時間が決まっていて、何時だかわからないけど、食事などでわかりますが、外は生き物として、言葉とか数字ではないものでわかることができる場所、自然の流れる時間は何よりも大切なお薬

桜の木の葉、何てきれいなんだろうという風景のある場所

緩和病棟からみた畑

川沿いの場所

ハンドケアのシーン

などなど、いろいろな場所とシーンのご紹介が続きました。

言葉では表現できない、何とも言えない場の風景がとても見事に伝わってきました。

・14:00 〜 終末医療とアロマテラピー

最初は、このようなお話から始まりました。

「画面が立ち上がるまでお待たせしおりますが、今日のテーマは全く新しい、しかも話題に上るテーマにしました。数年前まで精油をターミナルケアに使うということは考えられていませんでした。この素晴らし植物の精油が治療者が手にしたとき、その効果に皆様が驚かれました。

このターミナルケアに使える精油が、幅広く、あまりにも効果が充実したものなので、一冊の本にまとめました。最近出版されたものですが、だいぶん好評を得ています。特に、看護師のボランティア、そして、ボランティアで介護の方々の参照になると思っています。

実際、現場では、病院のターミナルケアの分野で精油は使われ始めています。もちろん、この人生の大事なときに痛みは苦しいですが、その痛みの緩和に役立つ。ただ、精油は痛みだけを緩和するだけではなくて、さらに、心、精神、苦しいときを超える大きな助けになります。」

ということで、今日のセミナーの最後にふさわしい、そして、まとめのような内容の始まりでした。

具体的な内容についても、手と足のマッサージから、顔のマッサージ、心身と精神の安らぎなどに対する精油のブレンドと、そのブレンドを配した理由と、とても奥の深いセミナーでした。

また、室内に放つ室内拡散としてのディフューザーの使い方と精油のブレンド、おもしろかったのは、先ほども触れましたが、「患者の好む香りを選んでブレンドすること、香りが幸せのためには、ほとんど、私たちの自由にゆだねられているといってもいい」として、自分の好きな香りを選択することがとても有効なことを述べておられました。

また、嗅覚療法についても触れ、これが精油の力を一番発揮出来る分野で、人のもっとも奥深くにまで作用する精油の紹介もありました。

最後に、これからの終末医療におけるアロマテラピーの必要性と、そこに携わるセラピストの「心」というものを改めて感じる事ができるお話が続きました。

「死に先立つ辛いときには、おそらく他のどんな状況にもまして、心身ともに痛みを和らげるあらゆる努力が必要です。これは、死の前に体の面も、心の面でも同じ様な努力が成されるべきです。終末医療の実践、特に精油を使っての終末医療は自分自身と他人への問いかけでもあります。これを実行することによって、日常生活の窮屈な枠を越えることができるでしょう。終末医療の実践には広い心と、・・・、しっかりした・・・が必要です(・・・の部分は聞き取れない部分でした)。

それには、教育と科学、道徳上の厳選さが問われます。現在の健康関係の状況が非常に難しいことはいなめませんが、終末医療は社会的に大きな意味を呈しています。人生に成功するとよくいいます。ところが、人生の終わりに成功するという話はあまり出てきません。

万華鏡のようにたくさんの治療効果を有する精油は私たちを助けてくれると思います。そして、患者の介護に確かな質をもたらしてくれると思われます。それに必要なのは、暖かい人間の力と、終末医療に参加する介護士の方々です。

この人生の未知の最後を逝く人達によって、人生の意義を与えられるという非常に議論的な結果がもたらされると思います。これが、精油がもたらす、さらなる人生への贈りものといってもいいと思います。

人間の関係の中で一番深く、一番意義のある分野であると、決して忘れないでほしいと思います。この瞬間は、治療家にとっても一生忘れることのできない日々だと思います。体験した方は、ぜひ私にその体験を聞かせていただけたらと思います。

核家族化が進み、家族が離ればなれになることの多い現代社会において、この終末医療は非常に大きな未来と意義を持っていると思います。」

ということで、今日の最後の締めくくりをお話され、今日のセミナーが終了しました。今回は、日本人講師の方々の声が小さくて、パソコンに打ち込むことがいつもより難しく、大変でした。

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