● ひまわりが勝手に選んだ植物療法関係の記事一覧です(月別に並べてあります)
植物療法に関係のある記事のもくじ(2005.06.04 〜 現在まで)

東京は、朝から曇り空。ほんの少し雨がパラつきましたが、日中は日もさす天気でした。この季節の東京は、外を歩くと暑くて少々汗ばんでしまいますが、あるところでは暖房が入ったり、電車では冷房が入っていたりと、身体にとても負担になります。

20061106新宿のお花屋さん1 20061106新宿のお花屋さん2 20061106新宿のお花屋さん3

上の写真、新宿のお花屋さんです。何ヶ所かのお花屋さんで目についたのですが、中央のようなリースがそろそろ出回っていました。ローズマリーかなぁと思ってよく見てみると、オリーブでした。目にとまった花屋さんすべてに、このオリーブのリース仕立てが置いてありましたよ。ハローウインが過ぎて、もうクリスマスの飾り付けです。

さて、昨日は、二日目のアロマテラピーセミナーでしたが、第一番目「皮膚電気抵抗(交感神経の緊張)を使った、目で見るアロマテラピーの評価」が、とても難解でした。午前中の時間を利用して、もう一度、パソコンにタイプした内容をチェックしてみました。

● 11月04日(土曜日)
・「2006.11.04 アロマテラピーセミナー2006 その1
・10:00 〜 精油を含む生薬とその薬効
・11:00 〜 緩和ケアを知る - 「あきらめの医療」ではありません
・13:00 〜 場を開き、続けること - 生命を支えられたら -
・14:00 〜 終末医療とアロマテラピー

● 11月05日(日曜日)
・10:00 〜 皮膚電気抵抗(交感神経の緊張)を使った、目で見るアロマテラピーの評価

昨日の「妊産婦とベビーのアロマテラピー」でもお話があったように、アロマテラピーの得意とする嗅覚療法、とりわけ、神経系に働きかける側面は、その有効性が認められています。ところが、その有効性の評価に関しては、実際に、データとして示された基礎研究がそれほど多くはないと思います。

例えば、脳波や、胸腺の変化、抗体産生能、副腎皮質刺激ホルモンの血中濃度などを計測することによって、精油がもたらすリラクゼーションの有効性を検証するデータなどは、よく目にします。今回の講演の内容は、精油を利用するアロマテラピーを「皮膚電気抵抗」を使うことによって、その有効性、あるいは、あまりその有効性が見られなかった、などの実際の評価が行える手法が紹介されました。

そこまでの道のりとして、20年もの試行錯誤の結果、この手法が考案されたようです。健康でも、いろいろな症状を訴えたりする患者さんを目の前にして、ほとんど、出された診断が自律神経失調症、心身症ということだったそうです。そこで、その訴えを、検査でどうしたらよいのか、ということが発端だったそうです。

アロマテラピーやお灸も、20年前に試されたそうですが、その当時は、それらは、あまり認められなかった分野のため、そして、お灸が線香臭いのは病院ではどういうものか、と即刻中止になったそうです。

通常、不定愁訴の検査には、血液学的検査、画像検査、電気生理学的検査を行うのだそうですが、ほとんどのケースで異常を見つける事ができないそうです。そのために、次のステップとして「自律神経検査」や「心理学的検査」を行なっていたそうですが、それでも、いろいろな不定愁訴の症状を訴える患者さんが多く、何かというと、疲労、ストレス、人間関係の心理的要因、心の病ということで、西洋医学での最終の診断となります。

ところが、心理的概念で治療はできないため、「証」を読み取る「東洋医学的概念」を取り入れてみたそうです。そこで、心理学的概念と東洋医学的概念とを一緒にする学問はないかということを考えられ、今回テーマの「皮膚電気抵抗」という概念を考えたそうです。

人間は、電気を通す仕組みがあるそうです。皮膚に弱い電気を通すと、よく流れる部分(電気抵抗が低い)と、そうでない部分(電気抵抗が高い)があり、自律神経の中枢が、交感神経が興奮したときに電気抵抗が低くなり電流が増大する、とする概念と深くかかわりがあり、その概念により「皮膚の電気抵抗を調べることで、交感神経の興奮度を間接的に見ることができる」事にいたったそうです。

具体的には、良導絡(りょうどうらく)といって、電気抵抗が低い(電気が流れやすい)所を計測して「良導絡測チャート」を完成させ、そのチャートに基づいて、精油が実際に自律神経にどのように影響を与えるのか「評価」することが可能となりました。これが、タイトルの「皮膚電気抵抗を使った、目で見るアロマテラピーの評価」ということになります。

いろいろな患者さんの良導絡測チャートにより、精油を使う前、直後、10分後、30分後という時系列的な比較検討データによって、精油の評価を見せていただくことができました。

興味深かったのは、「感情を動かす力」に一番敏感に反応するのが、嗅覚でした。ですから、アロマテラピーを使うことで、感情を動かしやすくするということです。また、良導絡を利用して、ツボが分からなくても反応良導点を使って、マッサージと精油を使うアロママッサージは、非常に効率的に働くという事も「評価」されました。

非常に興味を持ったテーマでした。そうそう、もう一つ印象的だったのが、ある学会で、2004年に出されたものだそうですが、医師は、西洋医学だけではなく、中医学も必須科目となるという記事でした。今後、ツボ、経絡は鍼灸師のような特殊な学問でなく、誰でも学ばないといけない理論であるし、アロマテラピーを学ぶものもまた、西洋医学や中医学を学ぶことで、同じ土俵に立つ事ができるという内容のことも話されていました。

・11:00 〜 「母と子によりそい感じること、考えること、そしてできること」- 精油に期待されることとその危険性について -

ご自身の自己紹介から始まり、お子様を出産され、アトピー性皮膚炎の事での悩み苦しまれ、最終的にはステロイド剤の適用、そのことがきっかけで、この状態をキープしながら、ひどくならないようにと悪戦苦闘される中、子育て中に、母親学級やベビーマッサージ教室を担当された中で、感じること、考えること、そしてできること、をお話してきただきました。

住んでいるところが田舎であるということで、ベビーマッサージは大きな反応だったそうです。激怒された付き添いのお母様もおられ、子どもは静かにおいて育っていくもの、健やかに育つもの、それをマッサージするなんて、とんでもないことであるとまでいわれたそうです。田舎は、本人のお母さんはしたくても、周りがそうさせてくれないという状況があるということを、改めて感じました。

時間的には、30分から40分くらいなのだそうですが、回を重ねるごとにマッサージだけではなく、それよりも違うことを求めてくる、という印象を持ち始めたそうです。そのため、お母さん達の共通の話題、皆さんに通じるようにお話するよう心がけ、場を持てるようにお話しているそうです。

そうすると、お母さん同士向かい合わせだったりするので、だんだん顔が柔らかくなっていくそうです。また、このようなセミナーにこられるお母さん達は、何か学ぼうといういことで顔が強張っていますので、ハーブティーを出す事で、一杯の暖かいお茶の力がすごいなぁと感じる場面もあったそうです。

そういったお母さんたちの表情は、赤ちゃんを晴れやかな気持ちにさせるのだそうです。お母さんの気持ちが赤ちゃんに伝わりますから、子どもと向き合う時間を大切にしてもらっているのだそうです。

そしてまた、子どもさんを育てていく中で、アロマが大切なんだということを伝えていく努力をしつつも、病気やケガは、病院で治すということ、何でもアロマではなく、病院に行くことがダメというのではなく、この病気は、病院に行くべきなのか、どうすべきかなど、お母さんが判断をする、そういう事も学んでもらいたいとのことでした。

そういう中で、ハーブや精油を利用することの大切さと、母親としての自信を持ってもらえたらと思っているそうです。また、助産師として、命の大切さに関わり、自分は望まれて生まれてきたということを、伝えたいそうです。

ただ、お母さんが、子どもになかなか伝えられない、そういう方と出会ったときに、一般的な処方のお薬ではなくて、心に響く、その人が受け入れてくれる心の効果を大切にしているのだそうです。

これから、アロマテラピーで生きること、様々なことがありますが、そこには必ず心があるということ、必要であるということ、必要とされることなのではないかと思って、強制的に、このオイルとか精油とかではなくて、このようなプロセスを大切にしているということでした。

助産師、そして、地域で母親学級やベビーマッサージを担当することを通して、感じ、考え、いったい自分がそれに対して何ができるのかということ、とても素晴らしいお話で、アロマテラピーを学ぶものにとって、とても大切なことだと思いました。

・13:00 〜 妊産婦とベビーのアロマテラピー
・「2006.11.05 アロマテラピーセミナー2006 その2

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2007.10.07 アロマテラピーセミナー2007
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