● ひまわりが勝手に選んだ植物療法関係の記事一覧です(月別に並べてあります)
植物療法に関係のある記事のもくじ(2005.06.04 〜 現在まで)

今日も寒い一日でした。朝から晩まで曇り空、午前中ときおり日もさしましたが、夕方には低く垂れ込めた雲が辺りを覆って、今にも雨が降り出しそうです。本当に日が短くなりましたね。

朝起きると、ばっぱは、台所で何やら作っていました。左は、ナメコ。中央は、ひき肉をタマゴやハムで巻いたものなんだそうですが、何の料理とたずねても、すぐに名前がでなかった洋風料理です。右は、お昼に食べたナメコ丼。

20061124ナメコ 20061124ひき肉の料理 20061124ナメコ丼

下の写真は、タマゴや野菜のたっぷり入ったみそ汁。ひまわりは、あまったナメコを、このみそ汁に入れてナメコ汁を作っちゃいました。中央がふかしたてのサツマイモ。ホッカホカのあま〜いイモ。甘いといえば、右がシンコモチ。このモチは、うるち米の粉で作るんだそうです。

20061124みそ汁 20061124ホンワカサツマイモ 20061124シンコモチ

二日前の新聞に、「殺菌しても消えない体臭 皮膚の常在菌が関与」という記事が載っていました。以前、2006.03.24 体臭あれこれでは、体から放たれる臭いを消すというのではなく、よい香りを発散させるためにどうすればよいのか、ということで、バラの花とバニラの実から得られた香りの成分を使うお話を投稿しました。

また、
2006.09.22 おやじ達の憂いでは、2006.09.19 ちょいワルおやじ御用達ガム(外部リンク:ときめきアロマのジャスミンさん)で取り上げられていた「体臭がバラの香りになるガムの話題」と、その香りの正体がバラの中に含まれているゲラニオールという成分のお話を投稿しました。

今回は、体臭の元になる臭いが、皮膚の常在菌によって、皮脂やあか、汗が分解される際に関わる酵素にあり、そこにハーブがとても効果的に作用するというお話です。

体臭は、皮膚に住み着く常在菌が、皮脂や角質細胞からはがれ落ちるふけやあか、汗などを分解することで発生することがいわれていました。通常よくある消臭剤は、主に殺菌作用を利用しているそうです。ところが、その効果への不満や臭いがどうしても改善できない、ということで、研究が行われた結果、常在菌の出す「酵素」がキーワードになっていたようです。

皮膚にいる常在菌には、表皮ブドウ球菌やプロピオニバクテリウムなどで、これらは、通常生体防御のために有益な働きを示しています。ところが、皮脂やあか、汗など、体臭のもとになる原因物質と常在菌が分解の際に出す酵素とが反応して、いろいろなにおいが作られることがわかったそうです。

酸っぱいにおい、おしっこのようなにおい、男性特有の臭いなどなど、これらの常在菌と酵素が関係しているのだそうです。(
2006.10.25 タバコとネコのおしっこのにおいでは、ネコの尿特有の臭いについてお話しました)

実験の結果、

・皮脂の成分であるトリグリセリド(2005.08.06 キャリアオイルの化学)と、常在菌の一種とを混ぜた後で
・一般的な殺菌剤を加えて調べた結果
・菌は全て死滅したそうですが
・臭いの発生量は、殺菌剤を加えない場合と比較しても 50%程度しか抑制されず
・殺菌だけでは不十分
・酵素が残って働いているため

ということがわかたそうです。

それを検証するために使われたのが「植物」。その中でも、ローズマリーという食用のハーブが利用されました。

・殺菌後にローズマリーを加えた場合には、臭い成分を 80%押さえる効果が得られる
・このことから、脂質の分解を促進する酵素の働きに注目
・ローズマリーは、分解酵素の働きを弱める力があり
・抗菌剤の約 4倍あることがわかり
・常在菌の酵素の働きを弱めて、臭いの成分を抑制している

ことが、わかったそうです。

また、皮脂だけではなく、「あか」が分解されてできる臭いに関しても、西洋オトギリ草が殺菌剤と併用すると、抑制効果が倍増するということもわかったそうです。

おもしろいのは、酵素の働きを促進するのではなく、阻止することで、臭いの発生を抑制する、ということ。その酵素の働きを弱めるのに関わる植物がローズマリー。ローズマリーの抗酸化作用について、デトックスとからめて、
2005.11.30 デトックスとローズマリーでご紹介しました。

抗酸化とは、皮脂の酸化も防いでくれる大切な作用ですが、その皮脂を分解する酵素の働きを弱める作用をローズマリーが持っているとは。何か関係があるのでしょうか。これらについては、植物油の「経皮吸収」という観点から、ローズマリーが加わることによる植物油の分解の問題という事について、興味がでてきましたので、後日また投稿したいと考えています。

植物油は、トリグリセリドでしたよね(
2005.08.06 キャリアオイルの化学)。皮脂やあかが分解する際に関わる常在菌の酵素との関係で、それらが、ローズマリーや西洋オトギリ草というハーブととても関係があるということで、汗はどうなのでしょうか。

ハーブには、汗の分解とは違いますが、制汗作用(発汗を抑制する作用)を持つものがあります。その代表にサルビア(セージ)がありますが、パセリ、セージ、ローズマリー、タイムという歌詞の登場する歌にもあるように、お料理によく使われるハーブたちです。

このように考えてくると、フローラルウォーター、使えそうですね。おやじ臭と、体臭はちょっと違うかもしれませんが、利用できそうですね。とすると、おやじ達の憂いが、多少緩和できそうな気がします。ひまわりも含めて。

なお、新聞に記載さていたハーブは、ローズマリーエキス、オトギリソウエキスという具合に、「エキス」が使われていました。厳密には、ハーブの抽出液とエキス、フローラルウォーター、精油は違いますけどね。

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・「2006.11.24 おやじ臭や体臭に強い味方のローズマリー」

2006.09.22 おやじ達の憂い
2006.03.24 体臭あれこれ