朝起きると昨日の暴風がうそのような天気。残っていた雪も午後からは春先の暖かさで、ほとんど解けてしまいました。昨日は、真冬日並の寒さでしたから、どこか違う場所に訪れたような感覚になってしまいます。

今日の最低気温は、プラス 0.4度。日中の最高気温は、8.5度まで上がったのですから、一夜にして真冬並から三月下旬並まで季節が進んだような感じになって当然です。

下の写真、左は、山の池の周りを走った足跡です。12周走り回りました。ゆっくりとね。中央は、昨日の豚汁。寒かったので温まりました。右は、お昼に食べたピーマンと豚肉の中華風炒め物。このときにも豚汁食べました。

20070205駆け足の跡 20070204豚汁 20070205ピーマンと豚肉の中華風炒めもの

山の帰りに、ホームセンターへ立ち寄りました。まだ品揃えはそれほどなかったようですが、入り口で、とてもきれいな花が目につきました。下の写真、左は、スイセンではないんですよ。「黄梅」と書いてありました。黄色い花の梅なのかな。中央と右、一株に咲いていたトロピカルなピンクと赤の花、グスマニアって書いてありました。

20070205黄梅 20070205グスマニア1 20070205グスマニア2

下の写真は、エリカの花です。名前を忘れちゃいました。植物療法で使う「エリカ」は、全く別のもの。このブログでも何回かご紹介しています。ナツザキエリカ(ギョリュウモドキ Calluna vulgaris)を使いますが(2005.07.21 ギョリュウモドキの花)、伊豆半島に野生のエリカ Calluna vulgaris があるのだそうです。

20070205エリカ1 20070205エリカ2 20070205エリカ3

下の写真、左は、午後の JR秋田駅東口から臨んだ太平山。中央は、アトリオンという建物。右は、夕焼けです。これほど今日はよいお天気でした。

20070205JR秋田駅東口 20070205アトリオン 20070205夕焼け

先日2007.02.02 がん細胞による免疫活性とがん化では、がん細胞が、免疫細胞を死滅させ「転移」させたり、活性化させたりする「遺伝子」を持っていることを投稿しました。摩訶不思議な挙動をするがん細胞、福田安保理論では、自律神経と連動している免疫細胞との関係で説明されています。

先日、慢性骨髄性白血病の事を調べていたら、とても興味のある事柄が目を引きました。そういえば、福田安保理論では、白血病、つまり血液のがんについてはあまり詳しく触れられていないような気がしていました(ひまわりが見つけていないだけかもしれません)。

どんな事かというと、

・慢性骨髄性白血病は、がんの仕組みを理解する上でとても大切
・その特性は、基本的にはすべてのがんに当てはまる
・細胞は、特定の機能を獲得することでさまざまな細胞へ分化し、身体の中で必要な役割を果たす
・がん細胞は、このような役割を果たす細胞として「
最終分化しない」細胞

ということです。

最終分化しない」という事の意味は、慢性骨髄性白血病の患者さんの「好中球」という白血球に見られるのだそうです。好中球といえば、福田安保理論では「顆粒球」の意味としてとらえられます(顆粒球のほとんどが好中球のため)。

この好中球を含め、全ての血球は、骨髄にある造血幹細胞から作られます。「作られる」ということを「分化」という言葉に置き換えると、好中球の場合は、

・幹細胞から、骨髄芽球(こつずいがきゅう)
・骨髄芽球から、前骨髄球(ぜんこつずいきゅう)
・前骨髄球から、骨髄球(こつずいきゅう)
・骨髄球から、後骨髄球(こうこつずいきゅう)
・後骨髄球から、好中球

という順に分化して、最終的な分化の段階である「好中球」に成熟するのだそうです。

白血病は、白血球が増える病気ですが、慢性骨髄性白血病の場合、その増える白血球というのは、骨髄芽球から後骨髄球までの白血球が増えて、最終分化の好中球へと分化しないのだそうです。

この性質が、がん細胞は、必要な役割を果たす細胞として「
最終分化しない」細胞、ということで、基本的にはすべてのがんに当てはまる、ということのようです。

福田安保理論では、交感神経の優位により、この好中球(顆粒球)が増加の傾向を示します。この事自体は、生体の合目的性を満たす機能として理解されますが、過度の交感神経の興奮は、好中球(顆粒球)が、組織の老化、組織破壊による炎症、化膿性の炎症を引き起こし、最終的には、がん細胞の増殖を許すことになる事を示しています。

ここで、不思議な関係が見えてきました。

・がん細胞は最終分化しない細胞
・好中球(顆粒球)を例にとると、最終分化としての好中球(顆粒球)ができない
・その前の分化の段階の白血球が増加
・福田安保理論では、好中球(顆粒球)が交感神経の影響で増加
・好中球(顆粒球)の増加が、がん細胞へと導く

これらの事を、順を追って見ていくと理解が深まるかもしれません。

・交感神経の過度な緊張状態が進むことで、好中球(顆粒球)が増加
・好中球(顆粒球)の増加は、がん細胞へと導く
・そのため、好中球(顆粒球)は、分化の過程で、好中球(顆粒球)に分化する事をやめる
・そのことによって、好中球(顆粒球)に分化する前の白血球以外の細胞は、好中球(顆粒球)によるがん化を回避
・ただし、慢性骨髄性白血病として、好中球(顆粒球)に分化する前の白血球ががん化

という順番は成り立たないでしょうか。もちろん、これは、ひまわりが「あれっ」と思ったことですけど。

ここで、またまた「
千島学説」が登場します。この学説の第 1原理に「赤血球分化説」があります。すべての細胞は、「赤血球」からなるという考え方ですが、この赤血球から、白血球へと分化することを述べています。また、病的な状態へと陥ったとき、この白血球は、がん細胞その他の腫瘍細胞へと導かれることも述べています。

この説の赤血球を、ちょっと「骨髄幹細胞」に変えてみます。骨髄幹細胞から、白血球である好中球(顆粒球)が、いろいろな分化の段階を経て産生されます。ところが、病的な状態では、最終分化の段階である好中球(顆粒球)にはならず、その前の段階の白血球ががん化されることになります。

また、先ほど、細胞は、特定の機能を獲得することでさまざまな細胞へ分化し、身体の中で必要な役割を果たすことを書きましたが、この事を再度「
千島学説」に沿ってみると、赤血球から分化した「白血球や各種器官及び組織の母細胞」は、いろいろな細胞へ分化していきます。この分化を「正常分化」といって、栄養状態が良好な条件にて起こっているようです。

第 2原理に「
組織の可逆的分化説」がありますが、栄養状態が不良な条件下で、可逆的に体細胞から赤血球へ逆戻るというものです。このような後戻りは、体細胞から白血球を経由して、赤血球の状態へと逆戻りすることをあらわしているようです。

千島理論によると、細胞のがん化は、この赤血球からがん細胞へと導かれることが書かれていますから、最初に述べた「
がん細胞は、役割を果たす細胞として「最終分化しない」細胞」というのは、「最終分化しない」のではなく、体細胞が可逆的に分化して赤血球へ逆戻りして、病的状態により「がん化」した、というような表現もできるかもしれません。

この病的な状態を「
福田安保理論」のいう、交感神経の過度な緊張状態、とすれば、すっきりするのですが、それでは、好中球(顆粒球)に分化する前の白血球の増加をうまく説明できません。

頭がこんがらがってきました。再度、図式にして、まとめてみたいと思います。

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