昨夜から冷え込んで、雪を降らせていた天気も、午前中には、晴れまが広がり、また雪のない風景となりました。今日の最低気温は、冷えたようで、マイナス 2.0度。日中の最高気温は 3.3度との事でした。北側にある容器に張っていた氷も結局は溶けなかったようです。

下の写真は、今日のお昼と夜のご飯。左は、お昼に食べたラーメン。中央と右は、夜食べた豆カレーです。

20070212ラーメン 20070212豆カレー 20070212豆カレーライス

今日は植物療法のセミナーでした。体質形態学の続きをしていたのですが、先日投稿した2007.01.13 細胞の分化と連想ゲームの事が気になっていました。

連想ゲームの中で、

・外胚葉である神経幹細胞から、中胚葉の造血細胞を作る事ができる
・骨髄の幹細胞から脳神経細胞の再生を促す「サイトカイン」の働きによって、血管や神経の再生を促す

という話でした。

体質形態学では、細胞分裂の段階で形成される「各胚葉」が基本とされています。受精卵が、細胞分裂を繰り返し、受精後 4日目にして桑実胚と呼ばれる桑の実の様な状態に分裂した細胞が形成され、6日目には、胚盤胞期を経て子宮内膜に着床し、8日目には、胚葉学の基本となる外胚葉と内胚葉の二層性の胚盤が形成されることになります。

そして、さらなる細胞分裂、細胞内部の形態変化を経て、中胚葉を含む三層性胚盤が形成され、それぞれの胚葉が、それぞれの組織や器官系を形成することになります。

各胚葉がどのような組織や器官系へと変化していくのかについては、
2005.11.01 体質を把握するということで投稿しました(参考2005.07.11 まず第一に体質の把握)。

ここで、先日の
2007.01.13 細胞の分化と連想ゲームに登場した「千島学説」を再びあてはめて見たいと思います。

先日は、すべての細胞は、「赤血球」からなるといわれている「
第 1 原理 赤血球分化説」のお話をしましたが、今回は、「第 4 原理 細胞新生説」から眺めてみたいと思います。

この「
細胞新生説」は、

・細胞は細胞構造をもたない有機物から自然発生的に新生(発生の条件がそろえば)
・すでに細胞構造をもっているものは、AFD現象によっても新生

という原理です。

この原理は、無核である赤血球(よって細胞とはいえない)から、核をもつ白血球を生じて、すべての細胞へと分化する、とする「
第 1 原理 赤血球分化説」の根底となる基本的な原理として、とても重要であることが説明されています。

胚葉学との観点から、この原則では、「
胚葉細胞とそれから生ずる器官の説は誤り」(血液と健康の知恵、千島喜久男、地湧社、p210)として、発生説の矛盾を指摘しています。

非常に興味のある指摘の中に、前成説と後成説との比較がなされ、

・前成説 〜 成分の形質は予めすでに決定されている
・後成説 〜 発生の進むにつれて生体の内外環境の変化に応じて次々と新しい形質が決定され、出現してくる

ということが述べられています。

物事の見方には、いろいろな見方があります。現在では、細胞が分裂する事で、組織や器官系が形成されるとしていますが、千島学説で眺めてみると、
細胞が集合、融合、分化発展(Aggregation、Fusion、Differentiation : AFD現象)することで、すべての体細胞や生殖細胞が形成される、としています。

どちらが正しいとか、間違っている、という議論をまず置いておき、千島学説の「
第 1 第 4 原理」から体質形態学の基本となる「胚葉学」や、先日の「外胚葉である神経幹細胞から、中胚葉の造血細胞を作る事ができる」ということを見てみると、

・細胞分裂によって胚葉細胞が形成され、その細胞の分裂よって、いろいろな組織や器官系を構成している外胚葉や中胚葉、内胚葉が形成されるのではない
・AFD 現象によって、すべての組織や器官へと分化する

ということが、見てとれるようです。

体質形態学では、三胚葉の形成により、体質がある程度決まる事を基本としています。そして、成長のピークである 22歳前後における三胚葉の条件を勘案して、それ以降に起こる見かけ上の変化、例えば、体重の増減、シルエットの変化などを考慮します。

その応用として、現在のシルエットから、22歳前後における三胚葉の状態を推測することで、例えば、中胚葉タイプという判断をすることがあります。この体質がある程度判断できると、そこから、気質特性や体調傾向、そして肌傾向などを導き出す事ができます。

ところが、千島学説で体質形態学を見た場合、
後成説第 4原理により、生体の内外環境の変化に応じて、新しい形質が決定され、細胞もその変化に応じて AFD現象により分化していく、ということがいえるかと思います。

このことは、体質は固定的にあるのではなく、また胚葉学を基本とする三胚葉も、その内外環境の変化に応じて変動するのではないのか、という方向性も考える事ができるかと思います。ある意味、三胚葉は、その変化に応じて分化したことにより形成される、とのいいかたもできるかと思います。

先日、テレビで胎児の様子をカメラにとらえた映像を放送していました。胎児の脳のネットワークが、一分間にものすごい勢いで形成されていく様子をみていると、内外の環境の変化に応じたネットワークの形成が行われているような、そんな感覚をもってしまいます。

千島学説に関して、ひまわりは、まだまだ理解が不十分ですので、なかなかその理論の全体をとらえて、今回の話題を説明することができませんが、非常に興味のもてる学説として、現代の最先端の考え方ともあわせて、もっと勉強していかないといけないと思っています。

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